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学園生活
そんな事が(雅貴)
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「確かに、この件に関してのモノは禁呪とされています。そして、それを行使出来そうな者は…私が知る限り、私以外では2人ですね」
スッと手を上げ、側についている者に合図をおこなっている。
あの側近の者もかなりの実力者であろう…
「この呪法を行うほどの実力者は、そこの祭司長と妹であり聖女美沙緒のみです。そうでしたよね?高槻祭司長?」
「はい、その通りでございます…」
高槻祭司長と呼ばれた聖職者が首を垂れる。
多分この男ではないが…妹の聖女、美沙緒とか言ったか?確か…
そう、神殿に赴いた時、幾度かお会いした事がある。
国の大切な行事や祭典の時、皇帝陛下のお側でだったか…
「高槻、この部屋には結界が張っていますから、外部に漏れる事はありませんよ。例え兄妹の視線を通して他を見通す魔眼を持っている者であってもね」
「はい。しかし…」
「例えどのような理由があってしても、人を異空間に閉じ込める事はしてはいけない事です。ですので、真意を確かめた上で、我ら及びこの国を良い方向に導く神のご意志を尊重しなければいけません。今回のこの時点での発覚は神御意志と見受けられます。よって…」
「教皇一雅様。申し訳ありませんが、そちらでその者を隠匿しようとされていませんか?もしくは自分達の良いように…今回の件は背後の者達も炙り出したいのもありますので、引き渡しを要求します。いゃ、命じます!!」
スッと手を上げ、側についている者に合図をおこなっている。
あの側近の者もかなりの実力者であろう…
「この呪法を行うほどの実力者は、そこの祭司長と妹であり聖女美沙緒のみです。そうでしたよね?高槻祭司長?」
「はい、その通りでございます…」
高槻祭司長と呼ばれた聖職者が首を垂れる。
多分この男ではないが…妹の聖女、美沙緒とか言ったか?確か…
そう、神殿に赴いた時、幾度かお会いした事がある。
国の大切な行事や祭典の時、皇帝陛下のお側でだったか…
「高槻、この部屋には結界が張っていますから、外部に漏れる事はありませんよ。例え兄妹の視線を通して他を見通す魔眼を持っている者であってもね」
「はい。しかし…」
「例えどのような理由があってしても、人を異空間に閉じ込める事はしてはいけない事です。ですので、真意を確かめた上で、我ら及びこの国を良い方向に導く神のご意志を尊重しなければいけません。今回のこの時点での発覚は神御意志と見受けられます。よって…」
「教皇一雅様。申し訳ありませんが、そちらでその者を隠匿しようとされていませんか?もしくは自分達の良いように…今回の件は背後の者達も炙り出したいのもありますので、引き渡しを要求します。いゃ、命じます!!」
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