転生した女性騎士は隣国の王太子に愛される！？

新たな門出

夜勤に向けて

自分なりに納得できるまで、頑張ってみるのだが、気がつけば終業時間となった。
女性用の騎士専用浴場に行き汗を流す。

明日は、夜の警護だから、日中はゆっくりと体を休めておこう。
夜勤は17時から翌朝の9時までの予定だ。引継ぎなどがあるから、17時から引き継ごを聞き、昼間の者は17時30頃には帰宅する。まぁ、残業が無いわけではないから、残って仕事をする者もいるが……
夜中は交代で休憩を取る。仮眠を取る者もいるが、何かあった場合にすぐに動けるようにと起きている者もいる。

私の場合は後者だ。要領が悪いと言われるかも知れないが、心配で寝れないというのが本音だ。
皇女殿下の部屋には特別な防御魔法が設置されているし、勿論、他の皇族の方々の部屋も勿論だ。
執務での重要な場所もしっかりと……
だからといって、絶対安全とは言い切れないから、護衛は気を使う。
もし、他国からの暗殺者などが相当の術者であり、武術にも精通していたら………という事だ。

だから、眠らず、本などを読んで休憩している。


明日に向けて準備しておこう。
そう思って、女性騎士寮で、ゆっくりとしよう……