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聖女がやって来るみたいです
聖女がやって来るみたいです
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それからしばらくは、いつもとほぼ変わらない毎日が続いていた。
授業は毎日新鮮な気持ちで取り組めていたんだけど、彼の授業は休講になっていた。
ディからは、城からの呼び出しで、しばらく来れないとは言われていたけど、いないと寂しい。
そして、ついに長期休暇。そう、夏休みだ。
寮に残るのは僅かな生徒。
研究とかで動植物を取り扱っている学生達は、交代で世話する為現在残っている生徒もいる。他には家庭の事情とか色々。単位が厳しくて補習や追試の生徒もいた。
僕と友人達は皆実家に帰るという事で、今はお別れ中。
久しぶりに帰った実家では父や兄達。一部の屋敷の者達が忙しそうにしていた。
「忙しそうだね。僕の事は良いから、向こうを手伝ってあげて」
今は自室。ソファーに座りくつろぐ僕の世話をしようと待機している侍従や侍女達にそう言って、ディアブロが入れてくれたお茶を美味しくいただいていた。ジャスはセバスチャンと父親でもあるベスターに呼び出されて仕事を手伝わされているようだ。
手伝わせながら教えているのだろう。
セバスチャンは、アステード家に仕える家令兼筆頭執事だ。何で我が家に?と思ったけれど、我が家の執事長兼父の護衛であるベスターのお師匠様なんだって。それもあってか、ディのお世話をしながら我が家にも来たりしていた。いつもはディの領地を守るために領内に残っているらしいんだけどね。今回はディがお城で仕事をしている間、領地はセバスチャンの息子ベルガンが頑張っているらしい。もうすぐ引き継ぎ予定の次期筆頭執事なんだって。僕は会った事ないけどね。
そうそう、話が脱線してたけど、『もう直ぐ隠居だ』と言っていた父も城に呼ばれて用事を言い渡されたみたいで、屋敷の中が大忙しなんだ。セバスチャンはディと父の仕事の橋渡し的な仕事を任され、我が家に訪れたついでに弟子を叱咤激励。弟子の息子に指導中って感じだった。
うん。頑張って!!
皆んなが出て行って、教えてもらったいくつかの結界を張っていく。
と言っても、ディとか程の強力なのは張れないけれどね。それでも、屋敷の者達には聴こえないし、気配は感じにくいと思う。
「出て来て良いよ」
そう言うと、大賢者のアルストはじめ、英霊メンバーが姿を現した。
「マスター、お久しぶりです」
「お久しぶりです。ご実家はどうですか?」
「うん。ここは良いよね。落ち着く」
アルストとアカリ、サヤカと声をかけてきた。
各々好きな場所に座り、ディアブロが入れてくれたお茶を美味しくいただいている。
「他の者達は?」
「現在、別の場所で調査中です」
「調査?この前の?それとも別?」
また要らぬ厄介ごとでもあるのだろうか?
何かフラグあったっけ?えっと??
目を閉じて足を組み直して思案する。
ん?そういえば、このぐらいの時期ではなかったっけ??
急いで昔から自分の勉強用に使っている机の引き出し。そう、鍵が掛かっている右上の引き出しを開ける。
この引き出しは小さな魔石が嵌め込まれた物だ。使用者の魔力や怖いけど血液などの体液で触れると開く仕組みだ。
体液にはその人の魔力が込められているからね…
血液とかで開けるのは、想像するだけで痛いし怖い…
そっと触れて魔力を流す。ほんの少しだけで大丈夫。
カチャっと鍵が開く音を確認して、引き出しを開けた。
奥の方にしまっているノート。
記憶を思い出した時に書き出しておいたものだ。
日本語で書いているから、この世界の人達には読めない。
でも、そうだ、二人には読めちゃうんだ。
覗かれないようにしよう…
授業は毎日新鮮な気持ちで取り組めていたんだけど、彼の授業は休講になっていた。
ディからは、城からの呼び出しで、しばらく来れないとは言われていたけど、いないと寂しい。
そして、ついに長期休暇。そう、夏休みだ。
寮に残るのは僅かな生徒。
研究とかで動植物を取り扱っている学生達は、交代で世話する為現在残っている生徒もいる。他には家庭の事情とか色々。単位が厳しくて補習や追試の生徒もいた。
僕と友人達は皆実家に帰るという事で、今はお別れ中。
久しぶりに帰った実家では父や兄達。一部の屋敷の者達が忙しそうにしていた。
「忙しそうだね。僕の事は良いから、向こうを手伝ってあげて」
今は自室。ソファーに座りくつろぐ僕の世話をしようと待機している侍従や侍女達にそう言って、ディアブロが入れてくれたお茶を美味しくいただいていた。ジャスはセバスチャンと父親でもあるベスターに呼び出されて仕事を手伝わされているようだ。
手伝わせながら教えているのだろう。
セバスチャンは、アステード家に仕える家令兼筆頭執事だ。何で我が家に?と思ったけれど、我が家の執事長兼父の護衛であるベスターのお師匠様なんだって。それもあってか、ディのお世話をしながら我が家にも来たりしていた。いつもはディの領地を守るために領内に残っているらしいんだけどね。今回はディがお城で仕事をしている間、領地はセバスチャンの息子ベルガンが頑張っているらしい。もうすぐ引き継ぎ予定の次期筆頭執事なんだって。僕は会った事ないけどね。
そうそう、話が脱線してたけど、『もう直ぐ隠居だ』と言っていた父も城に呼ばれて用事を言い渡されたみたいで、屋敷の中が大忙しなんだ。セバスチャンはディと父の仕事の橋渡し的な仕事を任され、我が家に訪れたついでに弟子を叱咤激励。弟子の息子に指導中って感じだった。
うん。頑張って!!
皆んなが出て行って、教えてもらったいくつかの結界を張っていく。
と言っても、ディとか程の強力なのは張れないけれどね。それでも、屋敷の者達には聴こえないし、気配は感じにくいと思う。
「出て来て良いよ」
そう言うと、大賢者のアルストはじめ、英霊メンバーが姿を現した。
「マスター、お久しぶりです」
「お久しぶりです。ご実家はどうですか?」
「うん。ここは良いよね。落ち着く」
アルストとアカリ、サヤカと声をかけてきた。
各々好きな場所に座り、ディアブロが入れてくれたお茶を美味しくいただいている。
「他の者達は?」
「現在、別の場所で調査中です」
「調査?この前の?それとも別?」
また要らぬ厄介ごとでもあるのだろうか?
何かフラグあったっけ?えっと??
目を閉じて足を組み直して思案する。
ん?そういえば、このぐらいの時期ではなかったっけ??
急いで昔から自分の勉強用に使っている机の引き出し。そう、鍵が掛かっている右上の引き出しを開ける。
この引き出しは小さな魔石が嵌め込まれた物だ。使用者の魔力や怖いけど血液などの体液で触れると開く仕組みだ。
体液にはその人の魔力が込められているからね…
血液とかで開けるのは、想像するだけで痛いし怖い…
そっと触れて魔力を流す。ほんの少しだけで大丈夫。
カチャっと鍵が開く音を確認して、引き出しを開けた。
奥の方にしまっているノート。
記憶を思い出した時に書き出しておいたものだ。
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でも、そうだ、二人には読めちゃうんだ。
覗かれないようにしよう…
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