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聖女がやって来るみたいです
聖女がやって来るみたいです♡
しおりを挟むだからと言って、超初心者の僕が『はいどうぞ』と出来るはずがない。
でも…逃げ切れるかと言えば…無理だ。
恥ずかしいのが勝っていて…嫌なのでは…うん、ない。
でもでもでもだ…
「ふふふ…余裕だな…」
そう耳元で呟かれればゾクゾクする…
ぶるっと身体を震わせる。
唇に優しい温もりを感じて、思わずホッとした。
こんな時にホッとしてしまう自分はって思う…
「うん~~~~」
ホッとした時に口が少しだけ開いてしまったようだ。
すかさず忍び込まれたのは肉厚のもの。
口の中を暴れ回り、逃げ惑う僕に舌を捕えられた。
包み込まれ、吸い込むようにされると、背中や腰まで電気が流れるようだ。
「はぁはぁ」
一瞬離され、空気を求めるように呼吸する。
「ん…ンァ~~~ん」
直ぐ様噛み付くように塞がれ、両頬を捉えていた手は片方だけ添えられたまま首筋から鎖骨にと滑らせるように撫でられ、胸元に落ちていく。
胸の頂を掠めたかと思うと今度は背中を撫でられていく。
何だか焦らされている?反応見られてる??
上に覆い被さっている男を見上げると、楽しそうに微笑んでいる。
「んあっ…」
キュッと胸の頂をつねられ弾かれる。
身体をのけぞらせようにも、ベットで上手くいかず、足だけがシーツをかく。
「ふふふ、可愛い…」
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