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聖女と巡礼
聖女巡礼メンバーにされてしまったみたいです。
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体調も戻り、慌てて来てくれた父や兄達。ディや診察で見てくれた医師の許可も降りて、浄化巡礼メンバーとして合流することになった。
合流前夜、ディは準備があるからと、当日に迎えに来てくれることになった。
もちろん、同時期メンバー達から離れていたスレインも一緒にだ。
彼にも、ものすごく心配をかけてしまい、申し訳ない。
明日、しっかり謝罪とお礼を言おうと心に決めている。
父や兄達は、国から呼び戻されて、昨日帰国した。
国の方も色々とあるようで、まぁ仕方ないと思うよ。
僕は今、リハビリも兼ねて城の近くを散策中だ。
城から護衛をと言われたが、僕の侍従がいるから大丈夫だと告げて置いた。
もちろん、侍従はディアブロだ。
そして、ディ個人が僕に護衛をつけてくれた事にして、シェリルとガラの二人が背後に控えていた。
いつもと違う服装のガラに違和感を感じるが、騎士の格好も素敵に見えた。
うん、似合ってるよ。
ガラは厳つい筋肉ではなく、柔軟な筋肉の付け方をしているのか、騎士団独特のマッチョな感じがしなかった。
忍者マスターであったからかも知れない。
顔も厳つい感じではなくて、柔和な感じで、そこは意外だった。
「この向こうが、少しどんよりしてる気がする。」
そう言って、覗くと、小さな窪みに澱みが見えた。
うん、つい最近できた感じだ。そして、向こうに……
「血の跡?それも、ごく最近…」
澱みの方は、アカリを呼んで浄化を頼み、僕は血の跡を追った。
何故だか気になって仕方がない。
「アカリの側にはガラが付いているから大丈夫なはず。だから…」
ガサッと草を掻き分けて見つけたのは、小さくうずくまっている子供。
そっと近づいて、しゃがみ込んで声をかけた。
足や腕から血が滲み出ていて痛そうだ。
自分よりも大きい人に、ケガした子供が声をかけられたら、怖いよね。
そう考えての行動だった。
「どうしたの?痛くない?」
「…!!」
そっと手を伸ばしたら、うん、怖かったか…
威嚇されて、噛みつかれた。
フーフーっと鼻息荒く噛みつかれ、尖った爪が腕に食い込んで痛いけど、うん、我慢だ。
魔人族かな?黒髪をそっと撫でた。
「ごめんね。驚かせて。怖くないよ。足と腕怪我してるね。手当てして良い?」
ブルっと身体を震わせながら、恐々と僕を見る瞳は、ディアブロに似てると思った。
「ディアブロに似てる。小さなディアブロって感じだ。おっとごめんごめん。」
そう言って、今度は背中をそっと撫でてみた。
僕の背後に控える二人に威圧されたのか、噛み締めていた口を開けて、離してくれた。
「マスターに怪我させるなんて。」
そう言って怒っているのは、シェリルの方だ。ディアブロでなくて?
いつもなら、ディアブロの方が怒り狂いそうであるのに??
チラッと背後を振り返ると、シェリルの綺麗なお顔に青筋がたち、ディアブロは何とも言えない表情だ。
「シェリル。大丈夫だから。ディアブロも」
それだけ言って、子供の方に視線を戻す。
「ぼく、ディアブロ…」
「君もディアブロなの?背後の大きいお兄ちゃんと同じ名前なんだ。二人ディアブロだと間違えそうだね。そうだ。君のことディアって呼んでもいい?僕はカルストだよ。」
「カルスト?」
「そう、カルスト。カルって呼ばせてあげたいけど、僕の大切な人が嫌がるかなぁ…」
「カル兄ちゃん」
「うん、それで良いよ。ケガどうしたの?どうしてここに?」
そう言うと、傷が少しずつ塞がって行くようだ。
どういう事だ?
「マスター、そいつはやばい。殺すべきだ。」
そう言って、シェリルが弓を構え出した。
すると、ディアが僕の影に隠れる。もちろん、僕は庇うけど…
「そいつは魔人族でも魔族でもなさそうだ。何と言うか…」
シェリルがそう言いながらも、ジリジリと狙いを定める。
「ん~、大丈夫だと思いますよ。マスター。確かにその子供はこの世界のモノとは異質に感じますが、主従関係が結ばれたみたいですね。いわゆる従魔契約みたいなものですね。流石です。」
ディアブロがパチパチと拍手を送ってくる。
シェリルは目が落ちそうなぐらいに見開き、僕も顎が外れるぐらいに大きく口をぽかんと開けてしまっていた。
合流前夜、ディは準備があるからと、当日に迎えに来てくれることになった。
もちろん、同時期メンバー達から離れていたスレインも一緒にだ。
彼にも、ものすごく心配をかけてしまい、申し訳ない。
明日、しっかり謝罪とお礼を言おうと心に決めている。
父や兄達は、国から呼び戻されて、昨日帰国した。
国の方も色々とあるようで、まぁ仕方ないと思うよ。
僕は今、リハビリも兼ねて城の近くを散策中だ。
城から護衛をと言われたが、僕の侍従がいるから大丈夫だと告げて置いた。
もちろん、侍従はディアブロだ。
そして、ディ個人が僕に護衛をつけてくれた事にして、シェリルとガラの二人が背後に控えていた。
いつもと違う服装のガラに違和感を感じるが、騎士の格好も素敵に見えた。
うん、似合ってるよ。
ガラは厳つい筋肉ではなく、柔軟な筋肉の付け方をしているのか、騎士団独特のマッチョな感じがしなかった。
忍者マスターであったからかも知れない。
顔も厳つい感じではなくて、柔和な感じで、そこは意外だった。
「この向こうが、少しどんよりしてる気がする。」
そう言って、覗くと、小さな窪みに澱みが見えた。
うん、つい最近できた感じだ。そして、向こうに……
「血の跡?それも、ごく最近…」
澱みの方は、アカリを呼んで浄化を頼み、僕は血の跡を追った。
何故だか気になって仕方がない。
「アカリの側にはガラが付いているから大丈夫なはず。だから…」
ガサッと草を掻き分けて見つけたのは、小さくうずくまっている子供。
そっと近づいて、しゃがみ込んで声をかけた。
足や腕から血が滲み出ていて痛そうだ。
自分よりも大きい人に、ケガした子供が声をかけられたら、怖いよね。
そう考えての行動だった。
「どうしたの?痛くない?」
「…!!」
そっと手を伸ばしたら、うん、怖かったか…
威嚇されて、噛みつかれた。
フーフーっと鼻息荒く噛みつかれ、尖った爪が腕に食い込んで痛いけど、うん、我慢だ。
魔人族かな?黒髪をそっと撫でた。
「ごめんね。驚かせて。怖くないよ。足と腕怪我してるね。手当てして良い?」
ブルっと身体を震わせながら、恐々と僕を見る瞳は、ディアブロに似てると思った。
「ディアブロに似てる。小さなディアブロって感じだ。おっとごめんごめん。」
そう言って、今度は背中をそっと撫でてみた。
僕の背後に控える二人に威圧されたのか、噛み締めていた口を開けて、離してくれた。
「マスターに怪我させるなんて。」
そう言って怒っているのは、シェリルの方だ。ディアブロでなくて?
いつもなら、ディアブロの方が怒り狂いそうであるのに??
チラッと背後を振り返ると、シェリルの綺麗なお顔に青筋がたち、ディアブロは何とも言えない表情だ。
「シェリル。大丈夫だから。ディアブロも」
それだけ言って、子供の方に視線を戻す。
「ぼく、ディアブロ…」
「君もディアブロなの?背後の大きいお兄ちゃんと同じ名前なんだ。二人ディアブロだと間違えそうだね。そうだ。君のことディアって呼んでもいい?僕はカルストだよ。」
「カルスト?」
「そう、カルスト。カルって呼ばせてあげたいけど、僕の大切な人が嫌がるかなぁ…」
「カル兄ちゃん」
「うん、それで良いよ。ケガどうしたの?どうしてここに?」
そう言うと、傷が少しずつ塞がって行くようだ。
どういう事だ?
「マスター、そいつはやばい。殺すべきだ。」
そう言って、シェリルが弓を構え出した。
すると、ディアが僕の影に隠れる。もちろん、僕は庇うけど…
「そいつは魔人族でも魔族でもなさそうだ。何と言うか…」
シェリルがそう言いながらも、ジリジリと狙いを定める。
「ん~、大丈夫だと思いますよ。マスター。確かにその子供はこの世界のモノとは異質に感じますが、主従関係が結ばれたみたいですね。いわゆる従魔契約みたいなものですね。流石です。」
ディアブロがパチパチと拍手を送ってくる。
シェリルは目が落ちそうなぐらいに見開き、僕も顎が外れるぐらいに大きく口をぽかんと開けてしまっていた。
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