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未来に向けて
友人とのちょっとした旅
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その温もりは、自分が最も安心できる場所であり、信頼できる者。そして…
そっと身じろぎして体の向きを変える。ゆっくりと手を伸ばしその体に触れようと…
意図を理解してくれるその者がそっと僕の腰を抱きしめ、少し抱えられる。
その者の方が僕より身長差があるから仕方ない。爪先立ちしても、届きかねるからね…
「ディ…。」
「遅くなってすまない。さっきすれ違った集団が例の?」
そう問われて、声を出さずただ頷いてみた。
そっと唇を合わせてからおろされる。
離す気はないようで、腰に手が回されたままの状態で…
「ジャディール先生。我が家にいて頂き有難うございます。出迎えできず申し訳ありません。」
さっきと打って変わって、いつものシルビィに戻っている。
アカデミーで、先生に対しての対応に…
ここはあえて王弟陛下対応でなく、教師であり、僕の婚約者対応設定だ。その方が仰々しくて良いからね。あくまで一個人対応という事で。
「シルビヌクス、この度誘ってくれてありがとう。そして、シルビヌクスのご両親には初めてお会いする。このたびご子息のお招きに応じさせて頂きました。彼らの教師であるジャディールと申します。よろしくお願いします。」
ディもあえて家名は名乗らなかったようだ。あくまで教師。そして僕に婚約者として対応。
「いえいえ、いつも我が愚息がお世話になっております。また、せっかくお越しいただいたのに、お迎えの対応が出来ず申し訳ありません。」
「いつも息子がお世話になっております。」
気を取り直したご両親がディに挨拶し、ソファーに座るよう促していた。
執事がサッとお茶をみんなの分置いて行く。
うん、さすがだ…
みんなもそれぞれ座って一旦落ち着く。
このお茶…緑茶だ。カップは紅茶用の陶器ではあるけれど…
「美味しい…何だかホッとします。向こうの世界…そう、この世界で言う異世界…私のいた世界のお茶にそっくり。飲む時のコップは少し形状が違うんですが…」
「あぁ、聖女様は『日本』という所から私達のためにお越しいただいたのですよね。これは我が領での特産品の一つなんです。過去の聖女様が訪れた時にお教え頂きましたものです。気に入っていただいて幸いです。」
「えぇ、聖女様が『緑茶』と名付けられて、『緑茶』『グリーンティ』とも言われております。」
さっきの何とも言えない雰囲気から、ほんわかとした雰囲気に変わった。
うん、この雰囲気の方が良いよね。でも、さっきの出来事を無かったことにするわけにはいかない。
きちんと事情を聞いて対策を立てないと。
向こうが言って来た期日に間に合わさないと、シルビィが大変なことになりそうだ。
そして、あの何とも言えない視線を僕に送って来たあの男…
僕にも嫌な事が降り注がれそうだ。
そして、僕の陰に潜んでいるのが暴走しそうで…
それ以外も密かに動き出し…
『マスター。今手分けして情報収集を行なっておりますので、しばしお待ちください。』
念話で送られて来た言葉で、もう彼らが早速行動した事が理解できた。
あ~やりすぎないで欲しいよ~。
そっと身じろぎして体の向きを変える。ゆっくりと手を伸ばしその体に触れようと…
意図を理解してくれるその者がそっと僕の腰を抱きしめ、少し抱えられる。
その者の方が僕より身長差があるから仕方ない。爪先立ちしても、届きかねるからね…
「ディ…。」
「遅くなってすまない。さっきすれ違った集団が例の?」
そう問われて、声を出さずただ頷いてみた。
そっと唇を合わせてからおろされる。
離す気はないようで、腰に手が回されたままの状態で…
「ジャディール先生。我が家にいて頂き有難うございます。出迎えできず申し訳ありません。」
さっきと打って変わって、いつものシルビィに戻っている。
アカデミーで、先生に対しての対応に…
ここはあえて王弟陛下対応でなく、教師であり、僕の婚約者対応設定だ。その方が仰々しくて良いからね。あくまで一個人対応という事で。
「シルビヌクス、この度誘ってくれてありがとう。そして、シルビヌクスのご両親には初めてお会いする。このたびご子息のお招きに応じさせて頂きました。彼らの教師であるジャディールと申します。よろしくお願いします。」
ディもあえて家名は名乗らなかったようだ。あくまで教師。そして僕に婚約者として対応。
「いえいえ、いつも我が愚息がお世話になっております。また、せっかくお越しいただいたのに、お迎えの対応が出来ず申し訳ありません。」
「いつも息子がお世話になっております。」
気を取り直したご両親がディに挨拶し、ソファーに座るよう促していた。
執事がサッとお茶をみんなの分置いて行く。
うん、さすがだ…
みんなもそれぞれ座って一旦落ち着く。
このお茶…緑茶だ。カップは紅茶用の陶器ではあるけれど…
「美味しい…何だかホッとします。向こうの世界…そう、この世界で言う異世界…私のいた世界のお茶にそっくり。飲む時のコップは少し形状が違うんですが…」
「あぁ、聖女様は『日本』という所から私達のためにお越しいただいたのですよね。これは我が領での特産品の一つなんです。過去の聖女様が訪れた時にお教え頂きましたものです。気に入っていただいて幸いです。」
「えぇ、聖女様が『緑茶』と名付けられて、『緑茶』『グリーンティ』とも言われております。」
さっきの何とも言えない雰囲気から、ほんわかとした雰囲気に変わった。
うん、この雰囲気の方が良いよね。でも、さっきの出来事を無かったことにするわけにはいかない。
きちんと事情を聞いて対策を立てないと。
向こうが言って来た期日に間に合わさないと、シルビィが大変なことになりそうだ。
そして、あの何とも言えない視線を僕に送って来たあの男…
僕にも嫌な事が降り注がれそうだ。
そして、僕の陰に潜んでいるのが暴走しそうで…
それ以外も密かに動き出し…
『マスター。今手分けして情報収集を行なっておりますので、しばしお待ちください。』
念話で送られて来た言葉で、もう彼らが早速行動した事が理解できた。
あ~やりすぎないで欲しいよ~。
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