番になんてなりたくない!

文字の大きさ
164 / 220
波乱の影

媚薬で(ディオール)

しおりを挟む
あ~あっ。大丈夫か?
普通、警戒して、舐めたりしないだろ。
本当に皇帝か?影武者でなく??

思わずそんな事を思ってしまった。
が……なんだか可愛くも思ってしまう。
ガタイが良い者が、こんな可愛さをも持つのは反則では?

まぁ、それよりも、自分がそんな趣味があったとは思わなかったが……

「今までどんな薬も効かなかったから、大丈夫だ。今日は天気がいいのか、暑いな…」

うん、それは、その媚薬が効いてきたんだろうね。
ほんのりと頬を染めて、服脱ごうとしてさ…
襲って欲しいのかな?
襲ったら、ウィルの件も落ち着くかも…

思わず舌舐めずりしてしまう。
こんな姿は、兄弟や弟達にも見せれない…

「大丈夫ですか?少し身体がふらついてますよ。向こうにベットがあるから、少し休んだ方がいい」
「良いのか?自分の部屋に戻った方が…」

そんな可愛らしい顔を、他の者に見せれませんね。
この男、こんなに色っぽくなるのか。
乱れたら、どんな感じになるのだろう…

「少し休んでから自室に戻られたらいい。そうしなさい」 

そう言って、彼に肩をかしながら、腰を支えてやり、ベットに案内した。
服の上からでも、身体がしっかりと鍛えられているのがわかる。

抱き上げてもいいけど、それでは逃げられそうだしね…

そっと座らせ、水差しの水をコップに注いでやる。
彼の手に渡そうかとも思ったが…

受け取ろうと伸ばした手を、あいている方の手で掴み、コップの水を仰ぎ飲み、そのまま口移しで飲ませた。
驚きで、目を見開いた彼だが、空いている口に舌を差し込み、流し込む。
そのまま口を口づけで塞いでいるものだから、諦めて飲んだようだ。

彼の唇を舌で舐めてやり、軽く咬む。
コップをサイドテーブルに置いたまま、覆い被さるようにし、身体を倒してやった。

薬がさらに効いてきたのか、身体が上手く動かせないようだ。

何度も口をなぶり、首筋から鎖骨、胸元へと唇を這わし、時には舌で舐めた。
耳の中に舌を差し込みなぶると、可愛く叫声が漏れた……

「なっ……ん……」

「無闇に舐めた君が悪いんだ。あの薬はね、つい最近出回ったもので、まだ解毒薬はない。数回の絶頂と、後は何だったか…」

そう言いながら、彼の服をくつろがせていく。
綺麗についた筋肉が美しい。
そして、可愛がって欲しいと主張するように胸の頂が見えた。

「ねぇ、もしかして何か期待して舐めたの?それなら期待に応えないとね…」
「そんな事……やめ…ん…」

薬の効果か、抵抗する力が出せないようだ。
ふふふっ、面白い……

可愛がってと主張するかのように、胸の頂が立ち上がっているのを、口内に導いて、軽く歯をたてた。
反対側は、指でこねたり、摘んだりともてあそぶ。

これは癖になりそうだ……
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

後宮の男妃

紅林
BL
碧凌帝国には年老いた名君がいた。 もう間もなくその命尽きると噂される宮殿で皇帝の寵愛を一身に受けていると噂される男妃のお話。

【完結】愛されたかった僕の人生

Kanade
BL
✯オメガバース 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。 今日も《夫》は帰らない。 《夫》には僕以外の『番』がいる。 ねぇ、どうしてなの? 一目惚れだって言ったじゃない。 愛してるって言ってくれたじゃないか。 ねぇ、僕はもう要らないの…? 独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。

この世界は僕に甘すぎる 〜ちんまい僕(もふもふぬいぐるみ付き)が溺愛される物語〜

COCO
BL
「ミミルがいないの……?」 涙目でそうつぶやいた僕を見て、 騎士団も、魔法団も、王宮も──全員が本気を出した。 前世は政治家の家に生まれたけど、 愛されるどころか、身体目当ての大人ばかり。 最後はストーカーの担任に殺された。 でも今世では…… 「ルカは、僕らの宝物だよ」 目を覚ました僕は、 最強の父と美しい母に全力で愛されていた。 全員190cm超えの“男しかいない世界”で、 小柄で可愛い僕(とウサギのぬいぐるみ)は、今日も溺愛されてます。 魔法全属性持ち? 知識チート? でも一番すごいのは── 「ルカ様、可愛すぎて息ができません……!!」 これは、世界一ちんまい天使が、世界一愛されるお話。

灰かぶりの少年

うどん
BL
大きなお屋敷に仕える一人の少年。 とても美しい美貌の持ち主だが忌み嫌われ毎日被虐的な扱いをされるのであった・・・。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

【完結済】あの日、王子の隣を去った俺は、いまもあなたを想っている

キノア9g
BL
かつて、誰よりも大切だった人と別れた――それが、すべての始まりだった。 今はただ、冒険者として任務をこなす日々。けれどある日、思いがけず「彼」と再び顔を合わせることになる。 魔法と剣が支配するリオセルト大陸。 平和を取り戻しつつあるこの世界で、心に火種を抱えたふたりが、交差する。 過去を捨てたはずの男と、捨てきれなかった男。 すれ違った時間の中に、まだ消えていない想いがある。 ――これは、「終わったはずの恋」に、もう一度立ち向かう物語。 切なくも温かい、“再会”から始まるファンタジーBL。 全8話 お題『復縁/元恋人と3年後に再会/主人公は冒険者/身を引いた形』設定担当AI /c

処理中です...