「好き」って言えない

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好きって言えない

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いつの頃からだろうか。確か中学校2年の途中までは,何をするにも一緒だった。それが,雅人を異性として意識するようになると,少しずつ距離が出ていったように思う。そして,通う高校が別になると,ほとんど顔を合わせることもなくなった。

家が隣同士のいわゆる幼馴染み。保育園から中学校までずっと一緒で,親同士も仲良し。休みは両家族でキャンプにいったり,海に行ったりと本当に家族ぐるみの付き合いで,由真と雅人は,まるで兄弟のようにだった。

それが,思春期となり,意識するようになると,今までがあまりにも近すぎて,逆に好きって言えなくなった。たんなる同級生ならば,もっと気軽に好きって言えたのだろうか。

それまでが,そばにいることがあまりにも当たり前すぎた。離れてみて,会いたくて会いたくてどうしようもない気持ちになる。それなのに,久しぶりに顔を合わせると,ついそっけない態度になってしまう自分が,本当に嫌だった。

由真が塾を出て,電車に乗る。電車の窓から見える景色を見ながら,いつものように雅人の顔を思い浮かべた。

雅人は,その整った顔とスタイルの良さで,女子には大人気だった。告白されている姿を見るのも,告白の手伝いをお願いされることも何度もあった。女子にモテたのは,顔の良さや中学校当時学年1位だった頭の良さ,運動神経抜群だったことだけではない。

人当たりが良く,頼りがいのあるところが,由真から見てもとても魅力的だった。それに,これだけモテているのにも関わらず,誰とも付き合おうとしないところが,競争に拍車をかけた。

それは,高校にいっても同じだったようだ。そこの高校に通っている友達から雅人の話を聞くと,同級生からも先輩からも好意をもたれているらしい。

その話を聞くたびに,なんだか自分では釣り合わないような気がして,顔を合わせても,つい気のない態度をとってしまうのだ。

高校は,由真が,キリスト系のお嬢様女子校で,雅人は,県内で1番の進学校だ。

由真も,雅人と同じ高校に行きたかった。好きな人と同じ高校に通いたいと思うのは自然の感情だ。いずれは,恋人にと思っていても,告白する勇気はない。でも,隣にいられるだけで幸せだったのだ。

だから必死に勉強した。それでも,担任の先生から志望校は無理だから,県内で2番目の高校を薦められたとき,心が折れてしまった。一緒の高校に行きたいから,雅人に志望校を下げてくれとはとてもいえるものじゃない。

結局,高校は別々なり,やがて疎遠になっていった。


電車から降りて5分も歩くと自宅だ。自宅が見えてくると,隣の家から雅人と見知らぬ美女が出てきた。モデルような美しい女性が,雅人のすぐ隣にいることに,納得しながら,激しい劣等感を感じた。

(こんな綺麗な女性が,雅人には似合うわね)

由真も通りを歩いているとモデルにスカウトされるほどの美少女だ。それでも,目の前にいる女性は,大人としての魅力を備えながら,清楚さを兼ね備えた理想の女性に見えた。

「あっ,由真。いいところで会えたね。今由真を呼びにいくところだったんだよ。」

久しぶりに見た爽やかな雅人の笑顔だった。なんだかさらに大人びて,かっこよかった。

「えっ?なんか用?」

口から出るのは冷めた声。興味なさそうに雅人に顔を向ける。心臓の鼓動はこんなにも激しく動いているのに。

「こんにちわ。わたし唯って言います。あなたが由真さんね。ちょうどあなたに話があったの。少し時間をくださらない?」

「どんな用事ですか?わたし,これでも忙しいんでけど……」

雅人に視線を向けながら,そう言った。正直のこの2人の前にこれ以上いたくない。早く別れて家に帰りたい。

「話は,雅人君の家でするわ。今からわたしたち買い物にいってくるので,家で待っててくれないかしら。ごめんなさいね。無理言って……」

「悪いな。待っててくれよ。すぐに帰るから」

申し訳なさそうに言う美女に,さすがにダメとは言いにくかった。しかも,返事を聞かずに,さっさと2人は,去って行った。

仕方なくかつて何度も入った雅人の家に入る。どうやら両親は,留守のようだ。誰もいないのに,家を空けて出かけるなんて,不用心にもほどがある。知り尽くした家の中を歩き,リビングに向かった。ところが,誰もいないというのは,思い過ごしだったようだ。

リビングのソファーに見知らぬ男性が座っていて,こちらを向いた。その瞬間衝撃を受けた。

はっとするような美男子がそこに座っていたのだ。バランスのとれた目鼻立ちに,人を魅了してやまない瞳。そして,スタイルの良さが,由真の心を掴んで離れなかった。美男美女が,そうそういるものでもないのに,短い間に2人もの,いや雅人もいれれば3人も会ったことになる。由真は,言葉が出ず,そのまま立ち尽くしてしまった。

「えっと……。由真さん…だよね?ぼくは,義人と言います。雅人君の友人でね。雅人君の相談に乗っていたところなんだ。そんなところに立っていないで,そこに座って」

やや緊張しながら,義人の向かい側のソファーに座った。義人は,由真をじっと見つめてくるので,目を逸らした。

「う~ん,君さ~,雅人のこと好きだろう?」

「えっ?……と,突然何ですか?」

見知らぬ男性に急に無遠慮な質問されて,戸惑ってしまう。

「雅人からさっき君の話を聞いていたからね。今君にあって確信したよ。」

一方的に決めつけられて,さすがに不快に感じ,

「ち,違います……勘違いしないでください」

と強い口調で否定した。

(なんなんだろう,この人は……ちょっと失礼にもほどがある)

「そんな嘘はいいよ。それよりも,雅人と付き合いたいだろう?長い間幼馴染みだったけど,なかなか付き合うきっかけがなかった。だから,そのきっかけが欲しい?違うかな?」

人の良さそうな笑顔を見せながら,有無を言わせないといった迫力があった。彼の中では,すでに由真が,雅人を好きっていうのは決定事項のようだった。

「そ,それは………」

「だからね……」

そう言って,急に身体を前のめりにして微笑んでくる。

「ぼくが雅人と恋人になるようしてあげるよ。さっき雅人と一緒にいた女性がいただろう?唯って言うんだけど…。彼女はぼくの彼女なんだ。まだエッチしたことないんだけどね。今からするとから,見て参考にするといいよ。マネすれば,絶対うまくいく」

「えっ?それはどういう……」

今からエッチする?参考にしたらいい?マネをすればうまくいく?義人の言っている意味が全く分からなかった。この人は何を言ってるのだろう?

だが,それを理解する前に,隣の部屋に移動させられた。

「ここならリビングが見えるな。緊張するけど,君たちのために頑張るね。ちゃんとマネするんだよ?」

「言ってる意味が分からないんだけ……」

「ただいまーーー」

玄関からさっき会った女性の声が聞こえてきた。それを聞いて,義人は,いたずらっこのような顔を見せ,シーと指で口を塞ぐ。そして,片目をウインクしてみせた。それから,由真を置いてリビングに向かった。一緒にいたはずの雅人はどこにいったのか,一緒ではなかった。

「すぐ近くのドラッグストアで買ってきたのかい?ローターを……」

「買ってきたよ,義人」

「違うだろう……?唯。ご主人様だろう?」

「あぁぁぁ………ご主人様……」

由真の目が見開く。女性の声に甘い響きが混じっていることに驚いた。しかもご主人様って……。漫画やアニメで接する言葉であるが,まさかこんな身近で聞くことにあろうとは……。もう少し近づいて見てみる。

「そのワンピースを上に上げてみろよ……どうせぐっしょり濡らしてるんだろう?隣で歩いている女が,実は下着を履いていない変態だって知ったら腰を抜かすぜ。しかも純情な高校生の目の前で大人のおもちゃを買うなんてな……痴女真っ青だよ……」

由真の目の前で美女が,身体を震わせ,顔を俯きながらワンピースの裾を掴み,ゆっくりと上げていく。衝撃的な光景に由真の心臓の鼓動が跳ね上がる。真っ白の太股が見え,やがて真っ裸の下半身が姿を現した。

(下着を履いていない……)

由真は思わず手を口で抑えた。あんなに清楚そうな女性が,義人の言った通り,下着を履かずに買い物にいったことになる。心臓の高鳴りがますます激しくなる。

義人が立ち上がり,唯の目の前に立った。そして,ワンピースの裾を震えながら秘部を晒している姿を満足そうに眺めながら,恥唇に手を伸ばした。

「あんっ」

「思ったとおりぐっちょりだよ。まるでおもらししたみたいじゃないか…。どうしてこんなに濡らしているんだ?」

そう言って,まるで由真に見せつけるように,人差し指と中指を開いたり閉じたりした。指は,濡れているのか光り,指と指の間に糸が引いているのが見えた。

(か,感じているんだ……)

由真には信じられなかった。恥ずかしい格好で公共の場に出て,その中を歩いてきたのだろう。それなのに,興奮して濡らしてしまうなんて,変態だと思った。

義人は,再びオマンコへ指をもっていき,今度は2本指を膣の中へ挿入していった。よっぽど濡れきっていたのか,義人の指がスルリと呑み込んでいくのが見えた。

「あぁぁぁぁ……いいっ……」

艶めかしい声が由真の耳に届いた。その甘い声を聞くと,自分もなんだか変な気分になりそうだった。指を動すたびに,ぐちゅっぬちゅっという淫靡な音が部屋中に響いた。

美女は,まるで自分から指の刺激を求めるように,ややがに股に開いて,腰を前後に振った。そして,義人と唯は,熱い熱いキスを繰り返していた。

「唯。『好き』って言いながらキスしろよ。」

「んぅ……んんっ……すき♡……ちゅっ,んむっ………すき♡,すき♡……」

舌と舌の敏感な粘膜がしっかり絡み合い,お互いの性感を刺激していった。お互いの唾液が混ざり合い,それぞれの喉奥に吸い込まれていく。

「だれの……あんっ……ことが……あふっ……すきなんだよ……んんっ……」

「よしと……んっ……すき♡………よしと,すき♡………あんっ……すき♡,すき♡……ぁんっ」

義人が口を離すと,美女は,うっとりと蕩けるような表情をしている。

(あんなに幸せそうに……)

義人が,唯を押し倒すと,ズボンと下着を一気に脱いだ。すると,中から隆々と勃起した逞しい怒張が姿を現した。由真は一瞬顔を手で覆った。見てはいけないものを見てしまったという罪悪感に襲われた。だが,好奇心が,それを上回るまでそれほど時間はかからなかった。

顔を覆う手から2人へ目を向けた。すると,大きな怒張をオマンコに当て,一気に貫くところだった。

「ぁぁあああ……」

肉棒が,ゆっくりと沈んでいく。義人の形のいいお尻が,ぐいっと前に突き出される。

「んっ……ぅぅうううっ……ぁぁぁ……」

大きな肉棒が,根元まで深々と入っていった。唯は,愛おしそうに両手を義人の首に絡め,抱きつこうとしている。

「やっと繋がったね……早く抱きたかったよ」

そう言って,義人は,唯の耳元で囁いた。

『唯……2人の高校生がじっと見てるぜ……どうだ?興奮するだろう……唯の淫らな姿をみせてやれよ』

唯が,いやいやと顔を左右に振った。義人は,深く挿入したまま動こうとしない。

『嘘つき唯め……オマンコがぎゅっと締め付けてるよ……オマンコの方が正直じゃねーか』

「は,恥ずかしい……」

義人は,再び唯の口を奪った。舌を絡め,口に含んだ大量の唾液とともに,ねっとりと舌と舌を擦りつけ合う。

「んくっ,ん……」

義人は,首に絡めた唯の手をとると,恋人繋ぎをして,お互いの恥部と恥部がぴったり繋げる。そして,唯は,義人の口から流し込まれる甘美な唾液を呑み込んだ。

そして,ゆっくりと腰を動き始めた。

「ぁ,ぁあ,あああ……いいっ……んんっ……はぅっ……はぁぁ………ぅんっ……」

「ほらっ,好きって言うんだよ」

亀頭で膣の浅いところを小刻みに突いていく。サディストが唯のオマンコを支配しようとしているかのように,唯の感じ方を冷静に観察しながら,唯の弱点を探っていった。

「はぁぁ……ぁ,あああ……すき♡……ああああ……すき♡すき♡………そ,そこだめ……」

やがて膣上部のGスポットで唯の反応が大きくなると,そこを集中して狙い始めた。

「だ,だめ……そこだめ……ぁあああっ……ひっ,ひぃいいっ……」

「好きがないぜ……それにここが気持ちいいんだな……なら,もっと責めないとね」

「ぁぁあああ……す…き♡……はぁああっ……すき♡すき♡………ぁぁぁ…おかしくなっちゃう……」

(なんて気持ちよさそう……)

由真は,初めて見るSEXに,我を忘れた。身体の芯が火傷するくらいに熱く,秘部が火照っていた。これほど美男美女のSEXが興奮させられるものだとは思わなかった。

息がはぁっはぁっと荒くなり,昂ぶっているのが自分でも分かる。その証拠に,下着は,すでにぐっしょり濡れている。問題は,それだけではなかった。自分で自分が抑えられないのだ。

右手で制服の上から胸を揉むと,左手を股間にもっていき,下着の上からクリトリスを指で擦っていった。

(ああああ……気持ちいい…ぁああ,でも……物足りない……)

シャツのボタンを外し,ブラをずらすと,直接乳首を弄った。すると,これまにない甘美な電流が全身を駆け巡った。

「ぁぁあっ………はぁぁぁ……」

「ぅぅぅうう……はぁぁっ……すき♡すき♡すき♡………はぁああっ………よしと,すき♡……も,もう」

唯は,あまりにも感じすぎるのか,義人の手をぎゅっと握りしめた。

「ぁぁあああ……いっ,いくぅううーーー」

唯の身体が小刻みに揺れた。それを見た義人は,唯の身体を持ち上げると,あぐらのまま,膣口に肉棒を触れると,あっという間に亀頭が呑み込まれていった。

「ぅぅんん……はぁあああっ……き,きくぅううーーー」

ゆっくり腰を落としていくと,ペニスすべてがオマンコに入っていった。唯は,美しい艶髪を宙に舞わせながら,身体を仰け反らせた。強烈な快感に,全身がガクガクと揺れる。

『高校生の可愛い子ちゃん……おまえを見ながらオナニーしてるぜ……変態仲間がいてよかったな.。今度仲良く腰振らしてやる』

下から激しく突かれながら,霞んだ瞳で由真の方へ視線を向けた。まだ幼さを残した美少女が,牝犬にも等しい姿で喘いでいた。手を義人に絡めて,両脚で踏ん張り,体を落として,体重の勢いそのままでペニスを貪った。

(あんなに可愛いのに……なんていやらしい)

その姿を自分と重ね合わせて,さらに身体を燃え上がっていく。

それは,由真も同じだった。

「あああ……あ,ああ,ぁああ……いいっ……もっと,もっと突いて……」

大きなペニスを自分から貪り,快感に喘いでいるのを見ると,取り憑かれたように自分の秘部を弄っていった。下着の上からでは物足りず,中に指を入れ,直接クリトリスを擦っていく。一擦り一擦りが,甘美な電流が全身を駆け巡っていった。

(あぁぁぁ……指が……止まらない……)

気付かれないよう声を抑えるのに必死だった。顔を俯かせて制服のシャツを口で噛んで,声を殺した。その代わり,腰を上げて手を後ろからオマンコをぐちゅぐちゅと掻き回し始めた。自分では,分からなかったが,唯にも勝るとも劣らない破廉恥な姿だった。

「もっと突いてやるから……何か忘れてないか?」

ズンズンと下から叩きつけてきた。強烈な衝撃が,唯を狂わせる。

「ぁぁぁああ……すき♡すき♡……はぁああんっ……よしと……すき♡……はぁあああっ……」

「一生ぼくが飼ってやるからな……それでも好きか?」

「はぁぁぁっ……よしと……すき♡……すきなの♡……ぁぁぁあああっ」

(ゆ,唯さん……また,いっちゃうんだ………ぁああっ……わたしも……)

由真の指がさらに激しくねじ込まれる。1本だった指が,2本になり,清楚な美少女が,淫乱な女のごとく絶頂へ向かってスパークした。

「ぁぁぁあ……だめ,だめ……ああああ……いっ,いくぅううーーー」

抑えに抑えていた声が,ついに喘ぎ声として由真の可憐な口から漏れてしまう。そして,身体をビンビクンと震わせながら,潮をぴゅっぴゅっと噴いてしまったのだ。初めての経験に由真は,驚くも身体が動かず,余韻に浸るしかなかった。

「ひっ,ひぃいいいっ……ぁぁああっ……すき♡……そんなにはげしく……だめ,だめ……」

そう言いながら,唯は,義人の首に絡めた腕に力を入れながら,激しく腰を動かして怒張を扱いている。身体が上下するたびに,美しい髪が宙に舞う。

義人は,蜂腰を抱え,唯の動きをサポートし,これでもかと膣奥へズーーンと抉った。歯を噛み縛り,口端には涎を垂らしながら,白目を剥いた。

「ぁぁあああああ……いく……いく,いく………いっちゃうぅうううーーーーーーー」

身体を仰け反らせたかと思うと,身体が一瞬止まり,そして激しく痙攣を始めた。

唯の揺れる身体を義人は,ぎゅっと優しく抱き締める。すると,唯も腰を擦りつけるように,義人の身体に手を回した。大切な宝物のようにお互いに抱き合う合う2人を見て,由真を羨ましく思うのだった。


だが,それもわずかな時間だった。

「由真ちゃん……何してたのかな?」

「いやぁ……」

気が付くと,目の前にいたはずの義人が,すぐ隣にいたのだ。乱れに乱れた服装に気付き,急いで身体を丸めて隠した。だが,それは義人には通用しなかった。

「せっかくエッチな姿なんだ。どうせなら由真ちゃんも服をぬぎぬぎしようね」

義人は,シャツを脱がせると,問答無用で裸へと剥いていった。由真が抵抗するも,あっという間に裸にされていく。

「お,お願いです……脱がさないで……いや,いや………」

「う~ん,おかしいな。由真ちゃんは,ぼくたちの恥ずかしい姿を見ていただろう?由真ちゃんはよくて,ぼくたちはダメなのかい?それはおかしいよね。それにね,雅人もすぐそばで,由真ちゃんのオナニーを見ていたんだぜ。しかもスマホで録画してる。知ってたかい?」

そう言われて,由真は顔をきょろきょろさせると,台所からスマホで撮影しながら雅人が近づいてきた。完全に裸にされた由真は,身体を縮ませて,大事なところを両手で隠した。

(どうして,雅人が……見ないで……恥ずかしいから見ないで……)

「いやぁーーーー撮らないで……」

「分かるでしょう?ぼくたちの言うことをきかないと,この動画は,どこかに送られちゃうよ?由真ちゃんは,賢いから分かるよね?」

(わたし……脅迫されているんだ……言うこときかないと……由真のエッチな姿が送られてしまう……」

「でも,これはみんな見たいかな?見せてあげたい気持ちもあるけど……」

「そ,それだけは嫌……お願い……やめて」

「なら,言うことをきくんだね。分かった?」

(あぁぁぁ……言うことをきくしかないんだ……)

頭が混乱した中で,なし崩し的に言うことをきかせようとする。由真は,どうしたらいいか分からず,相手の言うことをきくしかなかった。思わずコクッと頷く。

「いい子だな~由真ちゃんは………目隠しをするから,我慢してね」

由真の目を黒いスカーフが覆った。完全に視界を奪われ,真っ暗だ。それなのに,自分は,真っ裸にされている。

(裸なのに……何をされるの?)

「まずはね。そうだな……ここにいる雅人とキスしてもらおうかな?」

義人の言葉に,唯は戸惑ってしまった。まさかこんな状況で,雅人とキスを強制されることになろうとは……。

「い,いや……そんなのいや……」

「由真……ごめんな……でもキスをするしかないんだ……ぼくも脅されているんだよ……」

雅人の声がすぐそばで聞こえた。普段の声よりやや熱っぽかった。雅人の息が肌に感じる。

(ま,雅人と……キスしちゃうの?)

「ごめんな…由真」

再度雅人の謝る声が聞こえると同時に由真の口が塞がれた。

「んんっ……」

夢にまで見た雅人とのキス。そして,生まれて初めてのキスだ。それが,こんな形ですることになるとは……。雅人の柔らかい唇が,何度か触れる。

(ま,雅人………雅人とキスしてる……)

異常な状況だが,時間が経つにつれ,大好きな雅人とキスをしていることを実感する。すると,雅人の舌が,ヌルリと口の中に忍び込んできた。稚拙な舌の動きで,由真の口の中を愛撫していった。

「ぁあんっ………んんっ……はぅぅ……」

「そんなキスは認められないな……さっき見てただろう?ちゃんと好きって言いながらキスしなきゃ,じゃないと,いろんなところに由真ちゃんのオナニー動画を送っちゃうよ」

(そ,それだけは……いやぁ……)

「はぁぁっ……す,すき♡……ぁぁぁ……はぅっ………」

「誰が好きなんだ?」

(そ,そんなこと……恥ずかしくて……言えない……)

「…………」

「だめだな~由真ちゃんは……可愛いのに,バカな子なのね。なら,これならどうかな?」

真っ暗な中で,無理矢理両膝を拡げられた。そして,股間が,スゥーースゥーーする中で,突然クリトリスに舌で舐める感触が襲った。

「ぁぁああ……だめ,だめ……そこは……んんっ……」

抗議しようとするのを,雅人が口を離そうとせず,由真の声がかき消えた。それをいいことに,容赦なく舌が由真の敏感な陰核をペロペロと舐め続ける。暗闇の中では,神経のすべてがそこに集中する。さらに,鋭敏になったところで,由真をいたぶるように,舌先がクリトリスの根元から何度も何度も擦り上げた。

あまりの快感に頭が真っ白になる。

「ほら…ちゃんと言うんだ……」

義人は,舌先で嬲るようにクリトリスを揺らしながら,指で陰核の上を撫で撫でして,由真を追い込んでいく。

「ひっ,ひぃいいっ……ぁああっ……すき♡……まさと,すき♡……すき♡すき♡……」

まるで譫言のように口走り始めた。無駄に抵抗することなく,受け入れると,より感じやすく,気持ち良くなっていった。これまでのツンぶりが嘘のように,思いの丈を吐いていく。義人は,にやっと笑みを浮かべると,クリトリスを口に咥えて,コロコロと舌の上で転がしていった。

「ぁぁあああ……だめ,だめ……ひぃいいいっーー」

ピーーンと伸びた身体が,ガクンガクンと揺れる。だが,それにも構わずクリトリスへの愛撫を続ける。

「あっぁぁぁ……だめ………もう,やめて……」

「違うだろ?ほらっ,雅人とキスしながら好きって言うんだ」

再び由真の口が塞がり,ねっとりとした舌が,由真の粘膜をまさぐる。義人は,舌先でピンピンとクリトリスを弾くと。

「んんっ…・・ぅぅぅぅぅうううう……」

と激しく悶えるが,雅人は口から離れなかった。義人の舌先に唾液をたっぷりのせて,唯のクリトリスをまぶし,口先に力を入れて締め付けると,上下に扱き始めた。

「ぁぁあああ……はぁぁ……すき♡すき♡……はぁああっ……まさと,すき♡……」

これ以上ないくらい充血し,小さかったクリトリスが腫れ上がったいる。それを喜々として,扱いていく。時折,キューーーと吸い上げ,陰核の根元から引っ張り上げた。

「ひっ,ひぃいいいいーーーーーぁあああっ……また……また,いっちゃう……」

「違うだろう?雅人,好きだろう?」

義人は,陰核の根元をさらにぐいっぐいっと締め付けた。

「ぅぅぅぅぅううううう………いっ,いくぅうううううーーーー」

由真は,たまらず絶頂に達してしまった。由真の秘部から潮が噴いてしまう。はぁっはぁっと荒い息を吐いていると,腰を掴まれ,恥唇に何か異物を感じた。

「由真……ずっと大好きだったんだ。だから,義人さんに恋人になれるように手伝ってもらった。こうやって由真と一つになれるなんて夢みたいだ。」

雅人の興奮したような息が耳元に熱くかかる。

その瞬間,濡れきった膣の中に,大きなものが挿入された。

「ぅうっ……」

目隠しが外されると,霞んだ瞳が,次第に焦点が合い,目の前の雅人の美しい顔が,はっきりとらえられた。胸にこみあげるものを感じ,涙が出そうになった。

(雅人と……結ばれたんだ……わたしだけでなく,雅人もわたしのこと好きだったなんて……)

「わ,わたしも……雅人が……すき♡………」

幸せが胸いっぱいに満たされ,雅人のものを締め付ける。雅人は,たまらず腰を激しく振った。

「ぁ,ぁあ,ああああ……まさと……すき♡すき♡………まさと大すき♡……」

「うぅうう……あぁ,もう出そうだ………」

「はぁぁ……もっと突いて……あぁあ……まさとすき♡………」

雅人の腰が,断末魔のように激しく揺れる。雅人の整った顔が歪んだかとおもうと,

「うぅうううーーー」

身体が一瞬静止し,それから射精が始まった。雅人は,あまりの気持ちよさに,顔を惚けさせ,やがて由真に抱きついた。雅人はぐったりしたまま,由真をぎゅっと抱き締める。

「よかったね,由真ちゃん,雅人くん。これで晴れて恋人だ。でも由真ちゃん。まだ,満足してないだろう?」

義人は,由真の腰を掴んで,自分の元へ引っ張った。抵抗する間もなかった。

「ほらっ,四つん這いになってお尻を高くあげてごらん」

そう言うと,パチンパチンとお尻を叩いて,四つん這いにさせた。あまりにも恥ずかしい姿に,由真は,身体を真っ赤に染めた。

(は,恥ずかしい……)

「よく似合ってるよ。由真ちゃんは,その姿が一番お似合いだ。ほらっ,もっとお尻をあげてごらん」

義人は,羞恥に震える由真のお尻を,平手で容赦なく叩いていく。

パチーーーーン  パチーーーーーーーン   パチーーーーーーーーーーン

「い,いやぁあああーーた,叩かないで………」

由真の抗議を全く意に介せず,逆に義人は,由真を支配していった。義人の顔がサディスティックに歪む。

「違うだろう?何て言うんだった?」

パチーーーーン  パチーーーーーーーン   パチーーーーーーーーーーン パチーーーーーーーーーーン

「ひっ,ひぃいいいいい………ぁぁぁ………す,すき♡………」

「何が好きなんだよ?」

パチーーーーン  パチーーーーーーーン   パチーーーーーーーーーーン パチーーーーーーーーーーン

「ぁぁあああっ……すき♡すき♡……お尻叩かれるの………すき♡……」

みるみるうちに由真のお尻が真っ赤に腫れ上がっていく。だが,叩かれるうちに,次第に声が甘くなり,艶めかしい喘ぎ声に変わっていったのだ。それは,由真自身を驚かせた。

(あぁぁぁ……どうして……どうしてお尻を叩かれているのに感じるの……)

雅人のSEXが中途半端だったのもあるだろう。気を遣ることもできなかった身体は,燃え上がったまま疼いて疼いて仕方がなかったのだ。でも,それだけではなかった。まるで牝犬のように無慈悲にお尻を叩かれることに,被虐心を刺激し,痺れるような快感を感じるのだった。

義人は,右手でお尻を叩きながら,左手の指で,どうしようもなく疼いているに由真のオマンコを責め始めた。

「はぁぁぁああっ……いいっ……お尻叩かれるのすき♡すき♡……ぁあああっ…もっと,もっと……」

「これは,とんでもない変態だったな。そんなにお尻叩かれるのは好きなのか?」

パチーーーーン  パチーーーーーーーン   パチーーーーーーーーーーン パチーーーーーーーーーーン

「いいっ……すき♡すき♡………お尻叩かれるの……すき♡……ぁああっ……もう,イキそう……」

義人の指が由真のオマンコを激しく掻き回す。そして,膣奥まで抉っていった。

「ぅううっ……ぁあ,あああ……も,もう……いくぅううううううーーーー」

まるで獣のような声をあげ,身体を仰け反らすと,そのまま俯せで静かになった。すぐ隣で,雅人が,驚いた顔を向けていた。まさか由真が,ここまで乱れるとは思いもしなかったのだろう。

そこへ,唯がそばに来て,にっこり微笑んだ。

「このまま2人をわたしたちの奴隷にしても面白いですわね」

そう言って,義人と一緒に笑みを浮かべるのだった。
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