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時を止める男
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フェアリー・フェリスは右手で細身の長剣<レイピス>を抜きさって、いつでも動けるように爪先に重心を移した。
相手の男たちは三人組で卑下た笑いを浮かべながら彼女を三方から取り囲むようにしてにじりよってきた。
すり切れそうなマントと薄汚れた鎧から察するに、どうやら彼らは騎士崩れの傭兵らしかった。
おちぶれたとはいえ、構えの方は本格的で普通の騎士ならとても太刀打ちできないほどの技量の持ち主であろう。
しかも、情けないことにムーア王国の正規軍指南役メイスナー・ローゼンクロイツの薫陶を受けた手練でもあった。
何気ない構えからフェアリーはそこまで洞察していた。
天空には半分ほど欠けた月が浮かんでいた。
ムーア王国、王都ソロンと言えども、こんな真夜中に外を出歩くのが危険を伴うのは当然のことであった。
しかも、郊外でもあり、治安の悪化している今のソロンではなおさらだろう。
「それにしても、下品な男たちね」
フェアリーは小さく呟いていた。
姿、形ではない。
心のかたちのことだ。
相手が小柄な銀髪の女騎士だから三人でやりこめて乱暴してやろう、という下心があからさまにその醜悪な顔に浮かんでいた。
ゆるりと右手の騎士が動いた。
もちろん、これは陽動である。
フェアリーの注意を右側にそらすことで自然と左側にスキができる。
それがわかっていても右側から攻撃されれば、身体はそちら側を向かざるおえないというわけだ。
案の定、今度は左側の騎士が切りかかってきた。
フェアリーは巧みな足捌きで、なんとかその連続攻撃を凌いだ。
だが、気づいた時には中央の一番小柄な騎士の姿が消えていた。
その男は間違いなく彼女の死角に入り込んでいるはずだ。
一体どこにいるのか?
最初の攻撃からここまで、わずか数ザンしか経っていない。
彼女が目を離した時間はさらにその半分にも満たないだろう。
かなり近くにいることは間違いない。
(上か!)
一瞬のひらめき。
空中より死神の剣が今、まさに、フェアリーの頭上に降り下ろされようとしていた。
刹那、彼女の純白のマントが舞い上がったかと思うと、何か銀色の疾風のようなものが男の体を切り裂いていた。
悲鳴を上げる間もなく、その騎士は地上に激突して低い嫌な音をたてた。
残りの二人が呆然としている中、フェアリーは間髪入れずに突進した。
そして、またも銀色の疾風によって二人の騎士は横に薙払われるようにして倒れた。
恐怖も苦痛さえも感じずに、ただ、驚愕の表情だけが二人の相貌に刻まれていた。
フェアリーはようやく緊張を解いた。
銀色の髪と双眸、白銀色の鎧が淡い月の光を反射して輝いている。
右手にレイピス、左手には銀色の疾風を生み出したものが握られていた。
それは剣というより、鉄の板と言っていいほど幅広の剛剣であった。
重さは少なくとも女ひとり分の体重に匹敵しているだろう。
一瞬の居合い抜きによって繰り出される斬撃は、まさに銀色の疾風と化して相手を両断する。
「あいかわらず、馬鹿力だな」
屋根の上から声が聞こえた。
その辺りはムーア独特の石造りの民家が密集していて、どうも声の主は高い所に上がるのが好きらしかった。
「あなたに言われたくないわ。人を呼び出しておいて助けもせずに高みの見物とはいい御身分ね。カノン」
男はなにげなく飛んだかと思うと、音も立てずに着地した。
カノンと呼ばれた黒髪の男はダークブルーのマントとフードに身をつつんでいた。
フェアリーの目立ちすぎる純白のマント姿とは対称的に月明かりの中でも薄暗い闇によく馴染んでいた。
「巫女が人を殺してもよかったのかい?」
カノンはよく光る漆黒の瞳をフェアリーの方に向けながら質問した。
「まあ、時と場合によってはね。ルナ教は自給自足、自衛を重んじる教えですから」
「どうも嘘っぽいな」
「まあ、そんな細かいことはいいじゃない。用件を早く話して欲しいわ」
ふいに、聞き慣れた、それでいて異質な声が紛れ込んでいた。
カノンとフェアリーはお互いの顔を見合わせて、声の主を探した。
相手の正体は知れていた。
が、姿は見えなかった。
ただ、どこからか鈴の音が聞こえてきた。
最初はかすかに、しだいに大きく、鈴の音は近づいてくる。
いつのまにか、その音色がフェアリーのすぐそばで止まった。
ほとんど耳の間際で鈴の音だけが響いている。
それでもまだ、姿は現さない。
突如、フェアリーの眼前で炎が燃えあがった。
気づいた時には、彼女の全身が炎に包まれていた。
フェアリーはそれでも平然と立ち続けていた。
最初から微塵も動いてない。
銀色の双眸が少しだけ光を強めて妖しい輝きを放っていた。
「気が済んだかしら?さっきから私を試してばかりいるけど、そろそろ姿を見せたらどう?サニアさん」
女の哄笑が石畳に反響した。
無数の赤い鬼火に護られるようにして、真紅の瞳が中空に現れた。
「ばれてたみたいね。どうしてわかったの?」
青白い顔とダークレッドのマントが闇から染み出すように実体を結んだ。
真紅の瞳が猫の目のようにせわしなく動いている。
「最初にあの男たちが現れてからよ。あの構えができるのは世界広しといえども、私とカノン、そしてコーシ・ムーンサイト、たった三人しかいないわ。」
フェアリーは先ほど倒した騎士たちを一瞥した。
予想どおり騎士たちの姿はなく、人形の砂の塊だけが月あかりの中できらきらと輝いていた。
「さすが聖騎士さんね。勘がいいわ。私のようなクズ魔導士とは生れが違うわね」
皮肉一杯の言葉だった。
サニアの目には憎悪と妬みが覗いていた。
フェアリーはどうしてこれほどまでに憎まれてしまったのか、その理由に全く心当たりがなかった。
というより、サニアの態度に戸惑いを感じていた。
緊迫した空気を察して、カノンが絶妙のタイミングで動いた。
二人の魔女が息を吸うわずかな瞬間。
カノンは風のように二人の間の空間に体を滑り込ませた。
「まあ、おふたりさん、ケンカをやめて俺の話を聞いてくれないか」
「カノンがそう言うなら仕方がないわ」
なぜか、サニアの瞳が優しくなった。
それでもフェアリーに向けられる視線にはまだ小さな棘が含まれていた。
「まったく、困ったなあ。あんたら二人がこんなに相性が悪いとは思わなかったよ。俺たちゃこれからチームを組まなきゃいけないというのに……」
カノンはため息をついた。
「ちょっと、待ってよ。いったいどういうことなの?」
フェアリーは聞き返した。
「言葉どおりだよ。これから俺たちはある騎士を追うことになる。
その騎士を倒すことができるのはこの三人しかいないんだよ」
サニアが割り込んできた。
「カノン、やっぱりやめようよ。この女は信用できないわ。他の聖騎士を当たってみようよ」
サニアの声は甘えるような口調になっていた。
「いや、彼女じゃなくちゃいけないんだ」
「どうして?いくら相手があなたと同じ魔導騎士だといっても、魔導士の私とあなたの二対一なら十分勝てると思うけど違うかしら?」
サニアの言うことにも一理ある。
フェアリーはカノンの不安がどこにあるのか、逆に興味が湧いてきた。
「……確かに、剣と魔法の腕だけなら勝ち目はあるかもしれない。だが奴は………」
「奴は?」
フェアリーは思わず尋ねていた。
「奴はあんたと同じ能力を持っている」
カノンの瞳に恐怖の色が浮かんだ。
「奴は………時間を止める」
フェアリーは絶句した。
相手の男たちは三人組で卑下た笑いを浮かべながら彼女を三方から取り囲むようにしてにじりよってきた。
すり切れそうなマントと薄汚れた鎧から察するに、どうやら彼らは騎士崩れの傭兵らしかった。
おちぶれたとはいえ、構えの方は本格的で普通の騎士ならとても太刀打ちできないほどの技量の持ち主であろう。
しかも、情けないことにムーア王国の正規軍指南役メイスナー・ローゼンクロイツの薫陶を受けた手練でもあった。
何気ない構えからフェアリーはそこまで洞察していた。
天空には半分ほど欠けた月が浮かんでいた。
ムーア王国、王都ソロンと言えども、こんな真夜中に外を出歩くのが危険を伴うのは当然のことであった。
しかも、郊外でもあり、治安の悪化している今のソロンではなおさらだろう。
「それにしても、下品な男たちね」
フェアリーは小さく呟いていた。
姿、形ではない。
心のかたちのことだ。
相手が小柄な銀髪の女騎士だから三人でやりこめて乱暴してやろう、という下心があからさまにその醜悪な顔に浮かんでいた。
ゆるりと右手の騎士が動いた。
もちろん、これは陽動である。
フェアリーの注意を右側にそらすことで自然と左側にスキができる。
それがわかっていても右側から攻撃されれば、身体はそちら側を向かざるおえないというわけだ。
案の定、今度は左側の騎士が切りかかってきた。
フェアリーは巧みな足捌きで、なんとかその連続攻撃を凌いだ。
だが、気づいた時には中央の一番小柄な騎士の姿が消えていた。
その男は間違いなく彼女の死角に入り込んでいるはずだ。
一体どこにいるのか?
最初の攻撃からここまで、わずか数ザンしか経っていない。
彼女が目を離した時間はさらにその半分にも満たないだろう。
かなり近くにいることは間違いない。
(上か!)
一瞬のひらめき。
空中より死神の剣が今、まさに、フェアリーの頭上に降り下ろされようとしていた。
刹那、彼女の純白のマントが舞い上がったかと思うと、何か銀色の疾風のようなものが男の体を切り裂いていた。
悲鳴を上げる間もなく、その騎士は地上に激突して低い嫌な音をたてた。
残りの二人が呆然としている中、フェアリーは間髪入れずに突進した。
そして、またも銀色の疾風によって二人の騎士は横に薙払われるようにして倒れた。
恐怖も苦痛さえも感じずに、ただ、驚愕の表情だけが二人の相貌に刻まれていた。
フェアリーはようやく緊張を解いた。
銀色の髪と双眸、白銀色の鎧が淡い月の光を反射して輝いている。
右手にレイピス、左手には銀色の疾風を生み出したものが握られていた。
それは剣というより、鉄の板と言っていいほど幅広の剛剣であった。
重さは少なくとも女ひとり分の体重に匹敵しているだろう。
一瞬の居合い抜きによって繰り出される斬撃は、まさに銀色の疾風と化して相手を両断する。
「あいかわらず、馬鹿力だな」
屋根の上から声が聞こえた。
その辺りはムーア独特の石造りの民家が密集していて、どうも声の主は高い所に上がるのが好きらしかった。
「あなたに言われたくないわ。人を呼び出しておいて助けもせずに高みの見物とはいい御身分ね。カノン」
男はなにげなく飛んだかと思うと、音も立てずに着地した。
カノンと呼ばれた黒髪の男はダークブルーのマントとフードに身をつつんでいた。
フェアリーの目立ちすぎる純白のマント姿とは対称的に月明かりの中でも薄暗い闇によく馴染んでいた。
「巫女が人を殺してもよかったのかい?」
カノンはよく光る漆黒の瞳をフェアリーの方に向けながら質問した。
「まあ、時と場合によってはね。ルナ教は自給自足、自衛を重んじる教えですから」
「どうも嘘っぽいな」
「まあ、そんな細かいことはいいじゃない。用件を早く話して欲しいわ」
ふいに、聞き慣れた、それでいて異質な声が紛れ込んでいた。
カノンとフェアリーはお互いの顔を見合わせて、声の主を探した。
相手の正体は知れていた。
が、姿は見えなかった。
ただ、どこからか鈴の音が聞こえてきた。
最初はかすかに、しだいに大きく、鈴の音は近づいてくる。
いつのまにか、その音色がフェアリーのすぐそばで止まった。
ほとんど耳の間際で鈴の音だけが響いている。
それでもまだ、姿は現さない。
突如、フェアリーの眼前で炎が燃えあがった。
気づいた時には、彼女の全身が炎に包まれていた。
フェアリーはそれでも平然と立ち続けていた。
最初から微塵も動いてない。
銀色の双眸が少しだけ光を強めて妖しい輝きを放っていた。
「気が済んだかしら?さっきから私を試してばかりいるけど、そろそろ姿を見せたらどう?サニアさん」
女の哄笑が石畳に反響した。
無数の赤い鬼火に護られるようにして、真紅の瞳が中空に現れた。
「ばれてたみたいね。どうしてわかったの?」
青白い顔とダークレッドのマントが闇から染み出すように実体を結んだ。
真紅の瞳が猫の目のようにせわしなく動いている。
「最初にあの男たちが現れてからよ。あの構えができるのは世界広しといえども、私とカノン、そしてコーシ・ムーンサイト、たった三人しかいないわ。」
フェアリーは先ほど倒した騎士たちを一瞥した。
予想どおり騎士たちの姿はなく、人形の砂の塊だけが月あかりの中できらきらと輝いていた。
「さすが聖騎士さんね。勘がいいわ。私のようなクズ魔導士とは生れが違うわね」
皮肉一杯の言葉だった。
サニアの目には憎悪と妬みが覗いていた。
フェアリーはどうしてこれほどまでに憎まれてしまったのか、その理由に全く心当たりがなかった。
というより、サニアの態度に戸惑いを感じていた。
緊迫した空気を察して、カノンが絶妙のタイミングで動いた。
二人の魔女が息を吸うわずかな瞬間。
カノンは風のように二人の間の空間に体を滑り込ませた。
「まあ、おふたりさん、ケンカをやめて俺の話を聞いてくれないか」
「カノンがそう言うなら仕方がないわ」
なぜか、サニアの瞳が優しくなった。
それでもフェアリーに向けられる視線にはまだ小さな棘が含まれていた。
「まったく、困ったなあ。あんたら二人がこんなに相性が悪いとは思わなかったよ。俺たちゃこれからチームを組まなきゃいけないというのに……」
カノンはため息をついた。
「ちょっと、待ってよ。いったいどういうことなの?」
フェアリーは聞き返した。
「言葉どおりだよ。これから俺たちはある騎士を追うことになる。
その騎士を倒すことができるのはこの三人しかいないんだよ」
サニアが割り込んできた。
「カノン、やっぱりやめようよ。この女は信用できないわ。他の聖騎士を当たってみようよ」
サニアの声は甘えるような口調になっていた。
「いや、彼女じゃなくちゃいけないんだ」
「どうして?いくら相手があなたと同じ魔導騎士だといっても、魔導士の私とあなたの二対一なら十分勝てると思うけど違うかしら?」
サニアの言うことにも一理ある。
フェアリーはカノンの不安がどこにあるのか、逆に興味が湧いてきた。
「……確かに、剣と魔法の腕だけなら勝ち目はあるかもしれない。だが奴は………」
「奴は?」
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