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かんなぎ ひなこ インタビュー
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司会:今日は童話作家の「かんなぎ ひなこ」さんをお迎えして、今、話題の絵本「ぼくはおかあさんのよんでくれるえほんがすきです」についてインタビューさせて頂きます。発売元の童話社担当編集者の方にもお越し頂いています。今日はわざわざお越し頂いて、ありがとうございます。
かんなぎ ひなこ:今日はよろしくお願いします^^
童話社担当編集者:よろしくお願い致します。
司会:童話作家の方が絵本を出すというのは、ありそうでなさそうな話ですよね。どうして絵本を出そうと思ったのですか?
かんなぎ ひなこ:それはですね。私、子供の頃から絵本作家になりたかったんです。でも、いつの頃からか絵本が描けなくなってしまって、でも、良太が――私の息子ですが――15歳の時に脳障害になってしまって、それがきっかけで、良太に読ませるために、また、絵本を書き始めました。
司会:そこに深い事情があると話を聞いてますが、もし、お差支えなかったら、お話を伺えないでしょうか?無理をなさらなくてもいいんですが。
かんなぎ ひなこ:すいません、気を遣わせてしまって。実はですね、良太が中学受験に失敗してしまって、恥ずかしいことに二人で自殺未遂をしてしまって、奇跡的に親子で助かったのですけど、その後遺症で良太が脳障害になってしまったんです。
司会:……それは、……大変だったでしょう。
かんなぎ ひなこ:ええ、この絵本の最初の方を描いてる時は、ちょっと、私、ノイローゼ気味で……。でも、何か描いてるうちにすっきりしてきたというか、お医者さんに後で伺ったんですけど、絵本セラピーというか、そのことが私の心の回復に良かったようです。
司会:絵本セラピー、なるほど。
かんなぎ ひなこ:それで、下手な絵本を描いてるうちに、昔、描いていた童話を書きたくなって、それがたまたま、童話社さんの今の担当編集者さんの目に止まって、今は童話作家になれています。
童話社担当編集者:そうですね、あのお話は最後にハッピーエンドになるのですが、世俗的な成功より、子供といっしょに居れるしあわせみたいなものを表現してるのが素晴らしい!と思いまして、出版させて頂こうと思いました。
司会:なるほど、なるほど。確かに「ぼくはおかあさんのよんでくれるえほんがすきです」は童話としては異例の100万部突破の作品になって、今や童話社さんの代表作になってますね。
童話社担当編集者:それで、ひなこさんからあの童話の元になった絵本があると聞いて、今回、出版することになりました。
司会:売れ行きはいいようですね。
童話社担当編集者:お蔭さまで、三ヶ月で30万部突破して重版もかかってます。
司会:それはそれは。
かんなぎ ひなこ:私もあの絵本と童話を書いたおかげで、病気もすっかり良くなって、本当に良かったなと思ってます^^
その時、童話社担当編集者の携帯のバイブが突然、鳴る。
童話社担当編集者:………えっ!………ひなこさん、「小説家になろう」のなでこさんページが削除されたようです。ツイッターも炎上してるようです。一体、何をしたんですか!
かんなぎ ひなこ:はあ………えーと、そういえば、良太が何か投稿するとか言ってたような……。ちょっと、家に、お母さんに電話して聞いてみます。
司会:あらら、それはまずいですね。ひとまず、今日のインタビューはここで終わらせて頂きます。また、落ち着いたらお電話差し上げるのでお越しください。
童話社担当編集者:ありがとうござます!それでは失礼します!
かんなぎ ひなこ:はい、また、来ます!今日はありがとうございました!
かんなぎ ひなこ:今日はよろしくお願いします^^
童話社担当編集者:よろしくお願い致します。
司会:童話作家の方が絵本を出すというのは、ありそうでなさそうな話ですよね。どうして絵本を出そうと思ったのですか?
かんなぎ ひなこ:それはですね。私、子供の頃から絵本作家になりたかったんです。でも、いつの頃からか絵本が描けなくなってしまって、でも、良太が――私の息子ですが――15歳の時に脳障害になってしまって、それがきっかけで、良太に読ませるために、また、絵本を書き始めました。
司会:そこに深い事情があると話を聞いてますが、もし、お差支えなかったら、お話を伺えないでしょうか?無理をなさらなくてもいいんですが。
かんなぎ ひなこ:すいません、気を遣わせてしまって。実はですね、良太が中学受験に失敗してしまって、恥ずかしいことに二人で自殺未遂をしてしまって、奇跡的に親子で助かったのですけど、その後遺症で良太が脳障害になってしまったんです。
司会:……それは、……大変だったでしょう。
かんなぎ ひなこ:ええ、この絵本の最初の方を描いてる時は、ちょっと、私、ノイローゼ気味で……。でも、何か描いてるうちにすっきりしてきたというか、お医者さんに後で伺ったんですけど、絵本セラピーというか、そのことが私の心の回復に良かったようです。
司会:絵本セラピー、なるほど。
かんなぎ ひなこ:それで、下手な絵本を描いてるうちに、昔、描いていた童話を書きたくなって、それがたまたま、童話社さんの今の担当編集者さんの目に止まって、今は童話作家になれています。
童話社担当編集者:そうですね、あのお話は最後にハッピーエンドになるのですが、世俗的な成功より、子供といっしょに居れるしあわせみたいなものを表現してるのが素晴らしい!と思いまして、出版させて頂こうと思いました。
司会:なるほど、なるほど。確かに「ぼくはおかあさんのよんでくれるえほんがすきです」は童話としては異例の100万部突破の作品になって、今や童話社さんの代表作になってますね。
童話社担当編集者:それで、ひなこさんからあの童話の元になった絵本があると聞いて、今回、出版することになりました。
司会:売れ行きはいいようですね。
童話社担当編集者:お蔭さまで、三ヶ月で30万部突破して重版もかかってます。
司会:それはそれは。
かんなぎ ひなこ:私もあの絵本と童話を書いたおかげで、病気もすっかり良くなって、本当に良かったなと思ってます^^
その時、童話社担当編集者の携帯のバイブが突然、鳴る。
童話社担当編集者:………えっ!………ひなこさん、「小説家になろう」のなでこさんページが削除されたようです。ツイッターも炎上してるようです。一体、何をしたんですか!
かんなぎ ひなこ:はあ………えーと、そういえば、良太が何か投稿するとか言ってたような……。ちょっと、家に、お母さんに電話して聞いてみます。
司会:あらら、それはまずいですね。ひとまず、今日のインタビューはここで終わらせて頂きます。また、落ち着いたらお電話差し上げるのでお越しください。
童話社担当編集者:ありがとうござます!それでは失礼します!
かんなぎ ひなこ:はい、また、来ます!今日はありがとうございました!
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