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二十二話 避ける ⑤
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「ほおー。お前が言ったのか。良い度胸してるじゃねえかお嬢ちゃん」
「ちちち、違います違います違います! 違いますから! 私じゃないですから!」
リンさんが私を売った。酷すぎる。リンさんなんで私を指差してるんですか? なんで私を犯人に仕立て上げてるんですか? 言ったの本当はリンさんのくせに! 弟子を売る師匠なんて最低ですよ!
「ホントだよ! この人が言ったよ! あんなクソ雑魚のくせに最強だなんて勘違いしていて痛々し過ぎて見てるのが辛いって!」
「リンさん!?」
嘘に嘘を重ね過ぎでしょ! 私そんなこと言ってない! 何も言ってない! 私が言ったのは「海ですよ」だけ!
「……死ねこのクソアマ!」
「ひええぇぇ!」
リンさん! リンさん助けて! そもそも言い出したのリンさんなんだからリンさんが怒られるべきでしょ! もう怒られるとかで済みそうじゃないけど!
「頑張ってミッちゃん! レベル一実戦編だよ!」
いや、頑張ってなんて言われても今にも死にそうなんですけど! ん? 実戦編?
「来るよ!」
「ひっ!」
怒った男は私へと殴りかかる。ああ、危なかった。リンさんの声がなかったら今頃顔がぐちゃぐちゃになってるところだった。
「動くなクソアマ!」
「いや、あの、……動かなかったら殴りませんか?」
「なわけねえだろ!」
「ですよね! すいません!」
やっぱり動いても動かなくても殴ってくることには変わりないですよね! じゃあ、もう避けます! 話を聞いてくれる感じでもないし、それにこれも修行みたいですし!
「死ねええ!」
男は再び私の顔面目掛けて殴りかかってくる。私より大きい男は右の拳を上から振り下ろす様に私の顔面を狙う。
それを私は左に身を大きく捻り避ける。あっ、背中見えた。
「チッ! クソがあ!」
右のパンチを避けられ、勢いのあまり私に背中を見せるようになっていた男は身を捻り、次は左でパンチを繰り出してきた。
私はそれを右に身を捻り避ける。あれ? 全然避けられる?
その後また繰り出されたパンチを避ける。なんだ。全然避けられる。シオンさんとリンさんの攻撃に比べたら遅いし、単調。攻撃も大振りだし、次に何してくるのか読むのも容易い。勢いだけはすごいけど。避ける度に前のめりになるぐらいだし。簡単に避けられる。けど……。
「逃げるだけかクソアマ!!」
そうなんだよね。私避けることは出来るけど、その避けた後どうすればいいのか分からない。攻撃の仕方なんてまだ習ってないし。
「ミッちゃん相手をよく見るんだよー」
リンさんからアドバイスが飛んでくる。それとパンチも飛んできた。おっと。相手をよく見る? そんなこと言っても相手は今背中見せてるしよく見えないなぁ。……あ。
「逃げ回んなゴミが!」
飽きもせず男はまた似たような罵声を浴びせながら私へ殴りかかってくる。右から来たのは右に避ける。すると、相手の勢いもあり相手の背中が見える。これはチャンスじゃない?
「ぬおっ! ぐあっ!」
攻撃の仕方なんて分からないからとりあえず押してみた。すると、男は勢いそのまま地面に倒れ込む。
……そっか。避けるってこういうことなのかな。攻撃をする時には絶対何らかの勢いがかかる。だから、それを避けてその勢いを利用してやればいいんだ。上手くできれば今みたいにちょっと押すだけでも倒したり出来る。
そう言えば、シオンさんも言ってたっけ。避けるのは反撃するチャンスに繋がるって。あれってこういうことだったんだ。シオンさんとリンさんは攻撃後も隙なんて無かったから分からなかった。
「てっめえ……、ふっざけんなああ!」
あっ、やば。さっきより怒ってる。押されて地面に倒れ込んでいた男は立ち上がり、激高する。何か更に勢いが増してきそう。怖っ。
それにしてもどうしよう攻撃は避けれるし、反撃も出来るけど、大した反撃なんて出来ない。身体全部で避けるから反撃するとしても相手の肩から背中ぐらいしか攻撃出来ない。私の力じゃそんなところ攻撃しても大したダメージ入らないだろうなあ。
大きなダメージを入れるなら、やっぱり顔とか胸とか身体の前面を攻撃しないといけないかな?
今まで以上に激高する男。もはや手の付けようが無い程に怒ってる。そうなると周りにも被害を与えそうだから落ち着いてもらいたい。でも、もう多分私の話なんて聞いてもらえない。前からかもしれないけど。平和的解決は無理。なら、武力で相手を黙らせるしかない。
でも、武力で黙らせるしかないけど私の力じゃ無理。いっぱい走って足腰は強くなったけど腕力は強くなってないし、上手く蹴れる自信もない。タイミングも分からないし、失敗したら反撃を避けることも出来なくなるし、リスクが高い。じゃあ、どうしよう?
「ミッちゃんー。相手をよく見るんだよぉー」
リンさんから再びアドバイスが飛んでくる。リンさんそれさっきも聞いた。全く同じことをアドバイスされても。あっ、もしかして、私がまだちゃんとアドバイスをこなせてないってこと?
そうかもしれないしもっと相手をよく見てみよう。相手はパンチを出してくるけど大振りで腕だけじゃなく身体全体に勢いをつけて殴る感じ。私がそれを避けた時に勢い余って私へ背中を見せるぐらい大振り。
それに避けられた後何もしていない。避けられた後反撃へ備えて防御するとかなにもしてない。避けられた後だけじゃない。常に防御のことは何も考えていない感じ。私が弱そうに見えるから防御なんて考えていないのかな?
相手は防御を考えていなくて、攻撃は勢い良く大振り。対する私は攻撃に対し大きく身を捻って攻撃を避ける。避けた後、背中や肩を押す程度の反撃が出来る。
リンさんのアドバイス通り相手よく見た結果以上のことが分かった。でも、ここからどうすればいいんだろう。身を大きく捻り避けた後、攻撃するにも相手の背中や肩しか攻撃出来ないし、対したダメージにはならない。それに私の力は弱い。
私の力は弱い。……でも、相手の勢いを利用すれば押して倒すことは出来る。じゃあ、この勢いを利用してやればいいんだ。
「死ねクソがあああ!!」
男は再び私に殴りかかる。左の拳で私の顔を狙って。
私は今まで追撃が怖いから外側に避けていた。だから、身を大きく捻る必要があり、こっちが攻撃する時には相手の背中が見えていた。なら、今度は内側に避けてみよう。
相手の左の拳。私から見て右側から迫る拳に対し、私は左側へ小さく身を捻り避ける。そして、避けるのと同時に私も右の拳を出す。男の顔目掛けて突き出された私の拳。弱い弱い私の拳。でも、そんな拳でも今は強いはず。私の力だけじゃない。相手の男自身の勢いも襲いかかるのだから。
「……っ、がっ……」
私の拳は男の頬へと入った。それを受けて男は怯む。が、
「痛ってえなクソがあ!」
確かに拳は入った。でも、入った場所が悪かったのか、私の拳は男にただ痛みを与えただけで倒したりすることは出来なかった。相手はクラっとすることもなく私へ向き直す。
対する私は右腕に強いダメージを受けていた。殴った拳は痛いし、手首にも違和感がある。殴られた相手より殴った私のほうがダメージが大きいかも。
でも、男は止まらない。殴られたことで更に怒りを爆発させる。顔は真っ赤に染まり、私を捉え、襲いかかる。しかし、その時、
「はい、そこまで」
私と男の間にリンさんが割って入った。
「ミッちゃんご飯できたよ。食べよう!」
「ええ……」
リンさん今はそんなこと言ってる場合じゃ……。
「なんだどけ! このガキ!」
男が怒鳴る。そりゃ私へ襲いかかろうとしていた時に、突然割って入って来られたんだから。
「嫌だよ。だって、もうおしまいだもん」
「ふざけんなガキ! どけ!」
「……おしまいだって言ってるでしょ」
「はあ!? いいか、らあ!?」
へ? 男の服が突然消えた!? 男の着てた上の突然消えた? あっ、リンさんか。
リンさんを見るとリンさんは刀を片方抜いていた。そして、男の着ていた服は今や細切れとなり地面へと変わり果てた姿で舞い落ちる。相変わらず早すぎて何も見えない。
「……続き、やる?」
ニコッと笑いながら問いかけるリンさん。顔は笑っていても心は笑っていない。ギルド内を冷たすぎる空気が包む。リンさんの笑っていない笑顔一つで男の怒りも野次馬達の熱気も一気に冷めた。
「……ミッちゃん早くー。ご飯冷めちゃうよ」
「あっ、はい」
「なんか寒いし外で食べよう。いい天気だし」
「あっはい」
その寒さはリンさんのせいなんだけど。でも、それで助かったんだから文句は言えない。料理を持ってギルドの扉と向かうリンさん。私も先を行くリンさんを追いかけないと。
「……頑張ったね!」
ギルドの扉の前でリンさんは振り返った。そして、優しく微笑み、一言「頑張ったね」と。
……私って単純だなぁ。これだけでこんなに嬉しいなんて。
私達は寒いギルドの中から暖かな外へと出て行った。
「ちちち、違います違います違います! 違いますから! 私じゃないですから!」
リンさんが私を売った。酷すぎる。リンさんなんで私を指差してるんですか? なんで私を犯人に仕立て上げてるんですか? 言ったの本当はリンさんのくせに! 弟子を売る師匠なんて最低ですよ!
「ホントだよ! この人が言ったよ! あんなクソ雑魚のくせに最強だなんて勘違いしていて痛々し過ぎて見てるのが辛いって!」
「リンさん!?」
嘘に嘘を重ね過ぎでしょ! 私そんなこと言ってない! 何も言ってない! 私が言ったのは「海ですよ」だけ!
「……死ねこのクソアマ!」
「ひええぇぇ!」
リンさん! リンさん助けて! そもそも言い出したのリンさんなんだからリンさんが怒られるべきでしょ! もう怒られるとかで済みそうじゃないけど!
「頑張ってミッちゃん! レベル一実戦編だよ!」
いや、頑張ってなんて言われても今にも死にそうなんですけど! ん? 実戦編?
「来るよ!」
「ひっ!」
怒った男は私へと殴りかかる。ああ、危なかった。リンさんの声がなかったら今頃顔がぐちゃぐちゃになってるところだった。
「動くなクソアマ!」
「いや、あの、……動かなかったら殴りませんか?」
「なわけねえだろ!」
「ですよね! すいません!」
やっぱり動いても動かなくても殴ってくることには変わりないですよね! じゃあ、もう避けます! 話を聞いてくれる感じでもないし、それにこれも修行みたいですし!
「死ねええ!」
男は再び私の顔面目掛けて殴りかかってくる。私より大きい男は右の拳を上から振り下ろす様に私の顔面を狙う。
それを私は左に身を大きく捻り避ける。あっ、背中見えた。
「チッ! クソがあ!」
右のパンチを避けられ、勢いのあまり私に背中を見せるようになっていた男は身を捻り、次は左でパンチを繰り出してきた。
私はそれを右に身を捻り避ける。あれ? 全然避けられる?
その後また繰り出されたパンチを避ける。なんだ。全然避けられる。シオンさんとリンさんの攻撃に比べたら遅いし、単調。攻撃も大振りだし、次に何してくるのか読むのも容易い。勢いだけはすごいけど。避ける度に前のめりになるぐらいだし。簡単に避けられる。けど……。
「逃げるだけかクソアマ!!」
そうなんだよね。私避けることは出来るけど、その避けた後どうすればいいのか分からない。攻撃の仕方なんてまだ習ってないし。
「ミッちゃん相手をよく見るんだよー」
リンさんからアドバイスが飛んでくる。それとパンチも飛んできた。おっと。相手をよく見る? そんなこと言っても相手は今背中見せてるしよく見えないなぁ。……あ。
「逃げ回んなゴミが!」
飽きもせず男はまた似たような罵声を浴びせながら私へ殴りかかってくる。右から来たのは右に避ける。すると、相手の勢いもあり相手の背中が見える。これはチャンスじゃない?
「ぬおっ! ぐあっ!」
攻撃の仕方なんて分からないからとりあえず押してみた。すると、男は勢いそのまま地面に倒れ込む。
……そっか。避けるってこういうことなのかな。攻撃をする時には絶対何らかの勢いがかかる。だから、それを避けてその勢いを利用してやればいいんだ。上手くできれば今みたいにちょっと押すだけでも倒したり出来る。
そう言えば、シオンさんも言ってたっけ。避けるのは反撃するチャンスに繋がるって。あれってこういうことだったんだ。シオンさんとリンさんは攻撃後も隙なんて無かったから分からなかった。
「てっめえ……、ふっざけんなああ!」
あっ、やば。さっきより怒ってる。押されて地面に倒れ込んでいた男は立ち上がり、激高する。何か更に勢いが増してきそう。怖っ。
それにしてもどうしよう攻撃は避けれるし、反撃も出来るけど、大した反撃なんて出来ない。身体全部で避けるから反撃するとしても相手の肩から背中ぐらいしか攻撃出来ない。私の力じゃそんなところ攻撃しても大したダメージ入らないだろうなあ。
大きなダメージを入れるなら、やっぱり顔とか胸とか身体の前面を攻撃しないといけないかな?
今まで以上に激高する男。もはや手の付けようが無い程に怒ってる。そうなると周りにも被害を与えそうだから落ち着いてもらいたい。でも、もう多分私の話なんて聞いてもらえない。前からかもしれないけど。平和的解決は無理。なら、武力で相手を黙らせるしかない。
でも、武力で黙らせるしかないけど私の力じゃ無理。いっぱい走って足腰は強くなったけど腕力は強くなってないし、上手く蹴れる自信もない。タイミングも分からないし、失敗したら反撃を避けることも出来なくなるし、リスクが高い。じゃあ、どうしよう?
「ミッちゃんー。相手をよく見るんだよぉー」
リンさんから再びアドバイスが飛んでくる。リンさんそれさっきも聞いた。全く同じことをアドバイスされても。あっ、もしかして、私がまだちゃんとアドバイスをこなせてないってこと?
そうかもしれないしもっと相手をよく見てみよう。相手はパンチを出してくるけど大振りで腕だけじゃなく身体全体に勢いをつけて殴る感じ。私がそれを避けた時に勢い余って私へ背中を見せるぐらい大振り。
それに避けられた後何もしていない。避けられた後反撃へ備えて防御するとかなにもしてない。避けられた後だけじゃない。常に防御のことは何も考えていない感じ。私が弱そうに見えるから防御なんて考えていないのかな?
相手は防御を考えていなくて、攻撃は勢い良く大振り。対する私は攻撃に対し大きく身を捻って攻撃を避ける。避けた後、背中や肩を押す程度の反撃が出来る。
リンさんのアドバイス通り相手よく見た結果以上のことが分かった。でも、ここからどうすればいいんだろう。身を大きく捻り避けた後、攻撃するにも相手の背中や肩しか攻撃出来ないし、対したダメージにはならない。それに私の力は弱い。
私の力は弱い。……でも、相手の勢いを利用すれば押して倒すことは出来る。じゃあ、この勢いを利用してやればいいんだ。
「死ねクソがあああ!!」
男は再び私に殴りかかる。左の拳で私の顔を狙って。
私は今まで追撃が怖いから外側に避けていた。だから、身を大きく捻る必要があり、こっちが攻撃する時には相手の背中が見えていた。なら、今度は内側に避けてみよう。
相手の左の拳。私から見て右側から迫る拳に対し、私は左側へ小さく身を捻り避ける。そして、避けるのと同時に私も右の拳を出す。男の顔目掛けて突き出された私の拳。弱い弱い私の拳。でも、そんな拳でも今は強いはず。私の力だけじゃない。相手の男自身の勢いも襲いかかるのだから。
「……っ、がっ……」
私の拳は男の頬へと入った。それを受けて男は怯む。が、
「痛ってえなクソがあ!」
確かに拳は入った。でも、入った場所が悪かったのか、私の拳は男にただ痛みを与えただけで倒したりすることは出来なかった。相手はクラっとすることもなく私へ向き直す。
対する私は右腕に強いダメージを受けていた。殴った拳は痛いし、手首にも違和感がある。殴られた相手より殴った私のほうがダメージが大きいかも。
でも、男は止まらない。殴られたことで更に怒りを爆発させる。顔は真っ赤に染まり、私を捉え、襲いかかる。しかし、その時、
「はい、そこまで」
私と男の間にリンさんが割って入った。
「ミッちゃんご飯できたよ。食べよう!」
「ええ……」
リンさん今はそんなこと言ってる場合じゃ……。
「なんだどけ! このガキ!」
男が怒鳴る。そりゃ私へ襲いかかろうとしていた時に、突然割って入って来られたんだから。
「嫌だよ。だって、もうおしまいだもん」
「ふざけんなガキ! どけ!」
「……おしまいだって言ってるでしょ」
「はあ!? いいか、らあ!?」
へ? 男の服が突然消えた!? 男の着てた上の突然消えた? あっ、リンさんか。
リンさんを見るとリンさんは刀を片方抜いていた。そして、男の着ていた服は今や細切れとなり地面へと変わり果てた姿で舞い落ちる。相変わらず早すぎて何も見えない。
「……続き、やる?」
ニコッと笑いながら問いかけるリンさん。顔は笑っていても心は笑っていない。ギルド内を冷たすぎる空気が包む。リンさんの笑っていない笑顔一つで男の怒りも野次馬達の熱気も一気に冷めた。
「……ミッちゃん早くー。ご飯冷めちゃうよ」
「あっ、はい」
「なんか寒いし外で食べよう。いい天気だし」
「あっはい」
その寒さはリンさんのせいなんだけど。でも、それで助かったんだから文句は言えない。料理を持ってギルドの扉と向かうリンさん。私も先を行くリンさんを追いかけないと。
「……頑張ったね!」
ギルドの扉の前でリンさんは振り返った。そして、優しく微笑み、一言「頑張ったね」と。
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