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三十三話 強さ ③
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「良く見とけよ。達人同士の戦いを」
ギルドの外へ出て余裕の表情で睨み合う二人の達人。リンさんとドン・オーガストさん。達人同士の戦いが今始まる。
「かかってきな。ガキ」
クイッと指を曲げ、リンさんを挑発するドンさん。
「いやいや、そっちからでいいよ。だって、今はボクが王者でキミは挑戦者だからね! カモーン~チャレンジャー」
それに対しぷぷっとリンさんも挑発し返す。ああなんでそんなことするんだか。見てるだけなのにハラハラする。
「ほう。良い度胸をしてるな。なら、その言葉通りこちらからいかせて貰おうか。いくぞ、王者よ」
そうドンさんが言うと同時にドンさんが消える。そして、
ドゴオオォ!!
と大きな破壊音と衝撃が起こった。
「な、なに!? あっ!」
大きな破壊音と衝撃、舞い上がる土煙。一体何が起きたのか。舞い上がる土煙が消えた後、そこにあったのは大きな地面に出来たくぼみだった。
「どこ見てんだよ。向こうだぞ二人は」
くぼみを見ていた私にシオンさんが声をかけ指を指す。しかし、そこには何もない。
「今はあっち。ほら、あそこ」
今度は別の方を指差す。でも、また何もない。しかし、さっきから何かしら音は聞こえている。
「あの、全然分からないんですけど……」
「ぷっ。分かんねえの?」
ぐっ。そのニヤニヤ顔むかつくっ。でも、さっきから一体何が起こっているのかさっぱりわからないのは事実だし……。シオンさんが指差す方を見ても何もないし、音は聞こえるけど、音のした方を見ても二人共いないしでさっぱりだ。
「まあしょうがねえか。これが達人同士の戦いだな。ミイナにはまだ早かったな」
「達人同士の戦い……」
これが、これが達人同士の戦い。……私のような非力な者には目にも映らない、次元の違う戦い。
「まあ正確には戦いじゃねえんだけどな」
「え? それってどういう意味ですか?」
「言った通りだ。ま、自分で確かめた方が早いよな。ほれ。これで見えるだろ」
「え? いや、見えないで……、あれ見える……」
さっきまで何も見えなかったのに、突如私の目に戦うリンさんとドンさんの姿が映りだした。え、なんで……?
「今ミイナに武神の影を纏わせてやった。だから、今のミイナは武神の力を持ってるから、あの二人の動きも見えるようになったわけだ」
「影……? あっ」
言われて足元へと目を移すと私の影は私の形をしていなかった。私の影はシオンさんより一回りほど大きな筋骨隆々の人の形していた。これは前にも見た武神ゴルドーラの影だ。
「見えるだろ? あの二人が。で、どうだ? あの二人の戦いは?」
「……すごいです」
見える。今まで見えなかった二人が今は見える。それに分かる。
「二人とも全然本気じゃない……」
目にも止まらぬ速さで戦う二人。だから、この戦いは二人とも本気で戦っていると思ってた。でも、実際は違った。二人とも全然本気じゃない。
ドンさんがリンさん目掛けて拳を振るう。それをリンさんはひらりと身を翻し避けつつ反撃を行う。その反撃をドンさんは軽くいなす。そして、次の攻防へ。
この一連の攻防を見て普通なら激しい戦いをしていると思うだろう。いや、普通ならまず見ることすら出来ない。しかし、この攻防は激しくもないし戦いですらもない。
「二人共全然本気じゃない。それどころか戦う気すらない…」
武神の影を纏っている今なら分かる。二人がいかに手を抜いているか。二人共戦って相手を倒す気なんてさらさらない。それどころか相手を傷付ける気すらない。振るう攻撃は全て相手に当たらない。当てる気もないし、当たるとも思っていない。相手に防がれることが分かりつつも攻撃している。
「そりゃあの二人が本気でやりあえばこの街壊滅するだろうしな。今でももうそこらへん大穴出来まくってるけど」
本気じゃないのにドンさんの攻撃で街の地面には大きなくぼみがいくつもできていた。
「それにしても本気じゃないのにこんな大きなくぼみ作るってすごいですね……」
ドンさんの攻撃であちこちにできた大きなくぼみ。全然本気じゃないのにこんな大きなくぼみをいくつも作るなんてすごい。私が本気で頑張ったとしても地面が少しでもへこむことすらないのに。
「ドンは身体操作系の魔法を使ってるからな。あの程度穴なら簡単に開くさ」
「身体操作系ですか?」
「そうだ。使用者の身体を変化させる系統の魔法だな。今ドンが使ってるのは身体強化と身体硬化。名前の通り身体能力を上げるのと、身体を固くするやつだな」
ドンさんは身体操作魔法のうち身体強化と身体硬化を今使っているらしい。身体能力の強化と身体の硬化。だから、あんな大きなくぼみを作れるんだ。
「まあ、使ってるって言っても強化のほうはほとんど使ってないに近いけどな。別に強化を使わなくてもドンなら穴ぐらいあけられるだろ」
「え、あれでほとんど使ってないんですか」
素手であんな大きなくぼみを作れるほどの攻撃力。それをほとんど強化しないでできるなんて。それに見えない速さで動いてもいる。リンさんも速いけど、ドンさんも負けていない。強化なしでもリンさんと同じくらいの速さも持っているなんて。
「ドンの身体能力だとか魔法だとかもいいけど、それより二人の戦いをよく見ろよ。二人が戦いの最中に何を考え、何のためにその動きをするのかを見ろ。武神が全部教えてくれるだろ」
二人が戦いの最中に何を考えているのか。それを見る。考えが動き見てれば分かるの?なんて思いもしたけど、そんな考えが的外れであることを知る。
ドンさんがリンさんを踏みつけるかのような蹴りを右足で繰り出す。しかし、その蹴りは一歩下がったリンさんに避けられる。でも、これはドンさんの読み通り。今度は踏み出した足を軸足とし左で前蹴りを繰り出すドンさん。
一方のリンさんはその蹴りを右へ身をねじり避ける。そして、次は前へと出て、ドンさんの腰あたりを薙ぐように刀を振るう。が、それはドンさんの硬化した左肘により防がれる。そして、蹴り出した足が地に付くと同時にドンさんが右で裏拳を繰り出し背後に回ろうとしていたリンさんを襲う。
「………………」
私は目の前で繰り広げられる二人の戦いを見ていた。シオンさんが言うとおり、動きを見てれば考えも分かった。武神の影が教えてくれた。今は二人共本気じゃない。わざと分かりやすい動きをしている。単調な流れが作られているのだ。
この流れを作っているのはリンさんだ。リンさんが単調な動きをし、ドンさんもそれに合わせてる。なんでこんなことするんだろう? そうも思ったけどそれもすぐ分かった。私のためだった。
リンさんはこの戦いをあくまで私への指導としてやっている。達人同士の戦いを見せることで私に学んでほしいと思ってる。だから、ゆっくり動いたり、わざと単調な流れを作ったりして私に見やすいようにしている。
一方のドンさんはただ大穴をあけたりしたいだけだ。これは私の推測も入ってくるけど、ドンさんは戦っているのを周りに見せたいんだと思う。別に戦うのにこんなくぼみとかを作る必要はない。でも、こういうのがないと周りは本当に戦っているのかが分からない。私のようにみんな二人の動きが見えないから。動きが見えないから別もので見せている。
ドンさんはリンさんを値踏みしている。おそらく、次のドンとしてやっていけるかの値踏みを。ドンさんは昔あったような紛争をもう起こしたくないんだ。でも、今リンさんがこの街で有力な存在となってきている。だから、こうして値踏みしている。一つの組織に頂点は一つ。新たな頂点を作るか、今の頂点を維持するか決めるために。
二人共相手を倒すことを目的としてない。それぞれの思惑のためにこの戦い、いや、遊びをしている。達人同士の遊び。普通では見ることすら出来ぬ異次元の世界。私には到底及ばぬ世界。
目まぐるしく激しい攻防が続く。そして、私はそれをただ見ている。
私は今日達人と呼ばれる人たちの世界へと一歩踏み込んだ。たとえ踏み込めたのが私の力でないにしても。異次元の世界へ一歩踏み込んだ。そして、分かった。
私は強くなかった。私は弱かった。ただ自惚れていただけだった。
彼らは強かった。リンさん、ドン・オーガストさん、武神ゴルドーラ。彼らは強かった。まさに強いという言葉を体現しているかのような強さを持っていた。
そして、強さという言葉を超越した強さを持つ者もいた。
私が自身の弱さと達人たちの強さに打ちひしがれていた時、リンさんとドンさんの戦いは終わった。
ギルドの外へ出て余裕の表情で睨み合う二人の達人。リンさんとドン・オーガストさん。達人同士の戦いが今始まる。
「かかってきな。ガキ」
クイッと指を曲げ、リンさんを挑発するドンさん。
「いやいや、そっちからでいいよ。だって、今はボクが王者でキミは挑戦者だからね! カモーン~チャレンジャー」
それに対しぷぷっとリンさんも挑発し返す。ああなんでそんなことするんだか。見てるだけなのにハラハラする。
「ほう。良い度胸をしてるな。なら、その言葉通りこちらからいかせて貰おうか。いくぞ、王者よ」
そうドンさんが言うと同時にドンさんが消える。そして、
ドゴオオォ!!
と大きな破壊音と衝撃が起こった。
「な、なに!? あっ!」
大きな破壊音と衝撃、舞い上がる土煙。一体何が起きたのか。舞い上がる土煙が消えた後、そこにあったのは大きな地面に出来たくぼみだった。
「どこ見てんだよ。向こうだぞ二人は」
くぼみを見ていた私にシオンさんが声をかけ指を指す。しかし、そこには何もない。
「今はあっち。ほら、あそこ」
今度は別の方を指差す。でも、また何もない。しかし、さっきから何かしら音は聞こえている。
「あの、全然分からないんですけど……」
「ぷっ。分かんねえの?」
ぐっ。そのニヤニヤ顔むかつくっ。でも、さっきから一体何が起こっているのかさっぱりわからないのは事実だし……。シオンさんが指差す方を見ても何もないし、音は聞こえるけど、音のした方を見ても二人共いないしでさっぱりだ。
「まあしょうがねえか。これが達人同士の戦いだな。ミイナにはまだ早かったな」
「達人同士の戦い……」
これが、これが達人同士の戦い。……私のような非力な者には目にも映らない、次元の違う戦い。
「まあ正確には戦いじゃねえんだけどな」
「え? それってどういう意味ですか?」
「言った通りだ。ま、自分で確かめた方が早いよな。ほれ。これで見えるだろ」
「え? いや、見えないで……、あれ見える……」
さっきまで何も見えなかったのに、突如私の目に戦うリンさんとドンさんの姿が映りだした。え、なんで……?
「今ミイナに武神の影を纏わせてやった。だから、今のミイナは武神の力を持ってるから、あの二人の動きも見えるようになったわけだ」
「影……? あっ」
言われて足元へと目を移すと私の影は私の形をしていなかった。私の影はシオンさんより一回りほど大きな筋骨隆々の人の形していた。これは前にも見た武神ゴルドーラの影だ。
「見えるだろ? あの二人が。で、どうだ? あの二人の戦いは?」
「……すごいです」
見える。今まで見えなかった二人が今は見える。それに分かる。
「二人とも全然本気じゃない……」
目にも止まらぬ速さで戦う二人。だから、この戦いは二人とも本気で戦っていると思ってた。でも、実際は違った。二人とも全然本気じゃない。
ドンさんがリンさん目掛けて拳を振るう。それをリンさんはひらりと身を翻し避けつつ反撃を行う。その反撃をドンさんは軽くいなす。そして、次の攻防へ。
この一連の攻防を見て普通なら激しい戦いをしていると思うだろう。いや、普通ならまず見ることすら出来ない。しかし、この攻防は激しくもないし戦いですらもない。
「二人共全然本気じゃない。それどころか戦う気すらない…」
武神の影を纏っている今なら分かる。二人がいかに手を抜いているか。二人共戦って相手を倒す気なんてさらさらない。それどころか相手を傷付ける気すらない。振るう攻撃は全て相手に当たらない。当てる気もないし、当たるとも思っていない。相手に防がれることが分かりつつも攻撃している。
「そりゃあの二人が本気でやりあえばこの街壊滅するだろうしな。今でももうそこらへん大穴出来まくってるけど」
本気じゃないのにドンさんの攻撃で街の地面には大きなくぼみがいくつもできていた。
「それにしても本気じゃないのにこんな大きなくぼみ作るってすごいですね……」
ドンさんの攻撃であちこちにできた大きなくぼみ。全然本気じゃないのにこんな大きなくぼみをいくつも作るなんてすごい。私が本気で頑張ったとしても地面が少しでもへこむことすらないのに。
「ドンは身体操作系の魔法を使ってるからな。あの程度穴なら簡単に開くさ」
「身体操作系ですか?」
「そうだ。使用者の身体を変化させる系統の魔法だな。今ドンが使ってるのは身体強化と身体硬化。名前の通り身体能力を上げるのと、身体を固くするやつだな」
ドンさんは身体操作魔法のうち身体強化と身体硬化を今使っているらしい。身体能力の強化と身体の硬化。だから、あんな大きなくぼみを作れるんだ。
「まあ、使ってるって言っても強化のほうはほとんど使ってないに近いけどな。別に強化を使わなくてもドンなら穴ぐらいあけられるだろ」
「え、あれでほとんど使ってないんですか」
素手であんな大きなくぼみを作れるほどの攻撃力。それをほとんど強化しないでできるなんて。それに見えない速さで動いてもいる。リンさんも速いけど、ドンさんも負けていない。強化なしでもリンさんと同じくらいの速さも持っているなんて。
「ドンの身体能力だとか魔法だとかもいいけど、それより二人の戦いをよく見ろよ。二人が戦いの最中に何を考え、何のためにその動きをするのかを見ろ。武神が全部教えてくれるだろ」
二人が戦いの最中に何を考えているのか。それを見る。考えが動き見てれば分かるの?なんて思いもしたけど、そんな考えが的外れであることを知る。
ドンさんがリンさんを踏みつけるかのような蹴りを右足で繰り出す。しかし、その蹴りは一歩下がったリンさんに避けられる。でも、これはドンさんの読み通り。今度は踏み出した足を軸足とし左で前蹴りを繰り出すドンさん。
一方のリンさんはその蹴りを右へ身をねじり避ける。そして、次は前へと出て、ドンさんの腰あたりを薙ぐように刀を振るう。が、それはドンさんの硬化した左肘により防がれる。そして、蹴り出した足が地に付くと同時にドンさんが右で裏拳を繰り出し背後に回ろうとしていたリンさんを襲う。
「………………」
私は目の前で繰り広げられる二人の戦いを見ていた。シオンさんが言うとおり、動きを見てれば考えも分かった。武神の影が教えてくれた。今は二人共本気じゃない。わざと分かりやすい動きをしている。単調な流れが作られているのだ。
この流れを作っているのはリンさんだ。リンさんが単調な動きをし、ドンさんもそれに合わせてる。なんでこんなことするんだろう? そうも思ったけどそれもすぐ分かった。私のためだった。
リンさんはこの戦いをあくまで私への指導としてやっている。達人同士の戦いを見せることで私に学んでほしいと思ってる。だから、ゆっくり動いたり、わざと単調な流れを作ったりして私に見やすいようにしている。
一方のドンさんはただ大穴をあけたりしたいだけだ。これは私の推測も入ってくるけど、ドンさんは戦っているのを周りに見せたいんだと思う。別に戦うのにこんなくぼみとかを作る必要はない。でも、こういうのがないと周りは本当に戦っているのかが分からない。私のようにみんな二人の動きが見えないから。動きが見えないから別もので見せている。
ドンさんはリンさんを値踏みしている。おそらく、次のドンとしてやっていけるかの値踏みを。ドンさんは昔あったような紛争をもう起こしたくないんだ。でも、今リンさんがこの街で有力な存在となってきている。だから、こうして値踏みしている。一つの組織に頂点は一つ。新たな頂点を作るか、今の頂点を維持するか決めるために。
二人共相手を倒すことを目的としてない。それぞれの思惑のためにこの戦い、いや、遊びをしている。達人同士の遊び。普通では見ることすら出来ぬ異次元の世界。私には到底及ばぬ世界。
目まぐるしく激しい攻防が続く。そして、私はそれをただ見ている。
私は今日達人と呼ばれる人たちの世界へと一歩踏み込んだ。たとえ踏み込めたのが私の力でないにしても。異次元の世界へ一歩踏み込んだ。そして、分かった。
私は強くなかった。私は弱かった。ただ自惚れていただけだった。
彼らは強かった。リンさん、ドン・オーガストさん、武神ゴルドーラ。彼らは強かった。まさに強いという言葉を体現しているかのような強さを持っていた。
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