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希死念慮
しおりを挟むずっと、ずっと愛されたいと願っていた。
僕の愛されたいは、多分僕の心の中にいるこどもの声。
夕暮れ時、公園のブランコに乗ってゆらゆらと揺れて、擦りむいた膝小僧をかいているこどもの声。
あの時の父代わり、母代わり、そんな歪んだ愛の言葉や態度を探しさ迷い歩いてる。
二年前、鬱になって書くことが辛くなった。
多分、父代わりの人の一言が、苦しかったから。
家族と言ってくれた人が、何ひとつ信じてくれていなかったこと。
ただの理想だった。あれもこれも。何もかも。いや、夢想だったのかもしれない。
言葉の結晶は、弾けて飛んだ。僕を置き去りにした。
ねえ今はどこにあるの。僕の夢。
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