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本編
day 48
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「死んだことに出来るか、オレのこと」
「多分……。なんで?」
明日はめでたく結婚式だと言うのに、圭ちゃんはいきなり重たい話題を切り出してきた。
「行方不明のままだと前を向けないだろ、みんな」
言わずもがな、そのみんなは家族や友人だけでなく、婚約者も含まれているだろう。前の俺ならそれにすら嫉妬していたはずだけど、選ばれた自信からか、むしろ圭ちゃんが心配になった。
「本当にいいの? うちと違って圭ちゃんちは家族仲良しだし……」
「しつこいなぁ、せっかく決心してやったのに振り出しに戻すなよ。そもそもオレの身体はもうお前の方を運命だと感じてるってのに。じゃなきゃこんなに落ち着いてポテチつまんでられない」
「なんかその言い方......エロくない?」
俺を蔑んだ目で一瞥した後、圭ちゃんは袋に残ったポテトチップスのかけらを流し込んだ。確かにだらけきっ……リラックスしきっているようだ。
「圭ちゃんごめんね」
「ありがとうの間違いだろ、それに反省してないのに謝るな」
なんだかんだ言って自分のしでかしたことに後悔はないし、結果オーライだと思っているので、確かに反省はしていない。
「うん。ありがとう。あっ、でも明日大事な写真撮るのにポテチは良くないんじゃない? ニキビできたらどーすんの」
「ないな。 そんなんじゃ荒れない」
圭ちゃんは俺の手を取って自分の頬に沿わせた。うん、もちもち。小学生の時からまるで変わっていない柔らかな肌。そしてドヤ顔。……可愛すぎる。
「すべすべ~。 あちこち触りたくなっちゃう」
「すけべ野郎。 明日まで待つんだろ? 写真撮り終わったら跡つけても問題ないしな」
「ちょっ、どっちがすけべなの!?」
思えば圭ちゃんとこう言った話題になったことはなかった。免疫のない俺は、恋人に夜を匂わされて赤面した。
「多分……。なんで?」
明日はめでたく結婚式だと言うのに、圭ちゃんはいきなり重たい話題を切り出してきた。
「行方不明のままだと前を向けないだろ、みんな」
言わずもがな、そのみんなは家族や友人だけでなく、婚約者も含まれているだろう。前の俺ならそれにすら嫉妬していたはずだけど、選ばれた自信からか、むしろ圭ちゃんが心配になった。
「本当にいいの? うちと違って圭ちゃんちは家族仲良しだし……」
「しつこいなぁ、せっかく決心してやったのに振り出しに戻すなよ。そもそもオレの身体はもうお前の方を運命だと感じてるってのに。じゃなきゃこんなに落ち着いてポテチつまんでられない」
「なんかその言い方......エロくない?」
俺を蔑んだ目で一瞥した後、圭ちゃんは袋に残ったポテトチップスのかけらを流し込んだ。確かにだらけきっ……リラックスしきっているようだ。
「圭ちゃんごめんね」
「ありがとうの間違いだろ、それに反省してないのに謝るな」
なんだかんだ言って自分のしでかしたことに後悔はないし、結果オーライだと思っているので、確かに反省はしていない。
「うん。ありがとう。あっ、でも明日大事な写真撮るのにポテチは良くないんじゃない? ニキビできたらどーすんの」
「ないな。 そんなんじゃ荒れない」
圭ちゃんは俺の手を取って自分の頬に沿わせた。うん、もちもち。小学生の時からまるで変わっていない柔らかな肌。そしてドヤ顔。……可愛すぎる。
「すべすべ~。 あちこち触りたくなっちゃう」
「すけべ野郎。 明日まで待つんだろ? 写真撮り終わったら跡つけても問題ないしな」
「ちょっ、どっちがすけべなの!?」
思えば圭ちゃんとこう言った話題になったことはなかった。免疫のない俺は、恋人に夜を匂わされて赤面した。
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