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第一話
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気がつくと、私は真っ白な部屋の中にいた。
会社からの帰宅途中、普通に道を歩いていたはずなのに、本当に、気がつくとここにいた。
「え?」
私は自分の置かれた状況が理解できずに固まる。
金属製なのか、硬くてひやりとする物で手首を固定され、天井まで伸びるポールに吊るされる様に拘束されていた。
身につけている物は、何も無い。完全に裸だった。
「い、や……」
恐怖で叫ぶ事もできず、私は小さく呟いた。
逃げようと身を捩っても、手枷はびくともしない。
後ろを振り返っても誰もいない事に少しだけほっとして、部屋の天井を確認する。
監視カメラで見られているかもしれないと思ったのだ。
部屋にはやはり何も無くて、私は訳が分からず呆然とした。
「あっ、やっ……ああっ……」
暫く呆然と拘束されていたら、突然身体に快感が走った。
「な、に?」
自分の口から発せられた嬌声が信じられなくて、私は困惑した。
「あうっ、んっ……ああんっ……」
手枷から何かビリビリとした物が流れ込み、それが私に快感をもたらしている。
「意味、分かんな……ああっ、やっ……いやあっ、んっ……」
次から次に襲ってくる快感に、次第に何も考えられなくなる。
「あんっ……あっ、ああんっ……んっ……」
私は足を擦り合わせる様に身体をくねらせて、ひたすら快感の波に溺れていた。
乳首が痛いぐらい立って、切ない。
アソコもぐちょぐちょに濡れていて、物欲し気にひくついている。
もう、手枷からビリビリと流れる快感だけでは、満足出来ないでいた。
「はあっ、ああっ……誰か……ああっ……」
ポールにお尻を押し付ける様に腰を揺らしていると、ガクンと身体が少しだけ沈んだ。
上を見上げると、金属製の手枷の一部が伸びて、紐状になっていた。
ポールにしっかりとくっついていた手枷に遊びが出来ている。
動かして見ると、金属っぽいのにしなやかに動いて、何で出来ているのか不思議だった。
拘束されている事に変わりは無いけど、これなら向きを変えれるんじゃ無いだろうか。
私はくるりと回り、身体の向きを変える。
「あっ、んんっ……」
背中側にあったポールがお腹側に来て、ポールが乳首を擦れば甘い吐息が漏れてしまう。
もう、何も考えられなくて、私はポールに足を絡ませた。
「あああっ……んんっ……あっ、ふっ……」
手枷からビリビリとした快感が流れ込むと、私の腰は勝手に動き、クリトリスをポールに押し当てて更なる快感を求めてしまう。
「やっ、あっ……あああっ!」
待ち望んだ直接的な刺激に、私はガクガクと腰を揺らしてイッてしまった。
「はあっ……は、あっ……えっ?」
イク瞬間閉じていた目を開けると、目の前に椅子に座る人物がいた。
短めの黒髪に、少し釣り目がちの瞳。
整った顔立ちの下には、骨太で筋肉質な身体。
後ろ手に縛られているのか、不自然に手が後ろを向いている。
「え?何?……い、やっ……ああっ、だめっ……やあっ、あっ……」
混乱する私にお構いなく、手枷から電流の様な快感が流れ込む。
目の前の人物は、私の痴態に目を見開き、じっと見つめている。
その人物も何も着ていなくて、足の間には男の人のソレがそそり立っていた。
「見ないでっ、だめぇっ……あっ、ふっ……ああっ……あっ、んっ、ああっ……」
途中で手枷から与えられる快感は無くなっていたのに、私の腰の動きは止まらななかった。
赤黒く脈打つソレを見つめながら、腰を揺らし続けてしまう。
「はあっ、はあっ……いや……」
男の人の前ではしたなくイッてしまい、私はどうしたらいいのか分からず、泣きそうな顔でその人を見つめた。
「見えて、いるのか?」
「ひっ……」
突然低い声で話しかけられて、びくりと身体が震える。
「だ、誰ですか?何で?やだ、いや……」
逃げるように身体を動かすけど、手を拘束されているのでどうにもならない。
「すまない。見ないから、落ち着いてくれ」
その人は顔を背けて目を瞑ってくれた。
「ずっと声をかけていたんだが、見えていないみたいだったから……すまない」
戸惑う様な声で謝られて、私は少し落ち着く。
「こちらこそ、あの、すみません。……恥ずかしい所を、お見せして」
「いや……」
「ああっ、やっ……またっ……んんっ……」
話の途中で、また手枷から快感が流れた。
流石にもう、腰は揺れない。
驚く顔の男の人と目が合った。
「はっ、ふっ……違うんですっ。あの、手枷から何かビリビリって流れてきて、それでっ、あんっ……」
「大丈夫だ。いや、すまない」
慌てて目を瞑る男の人を見つめて、快感をやり過ごす。
「あっ……ふっ、んっ……あっ……」
出さないようにしても、どうしても声が漏れてしまう。
恥ずかしくて、どうしたらいいのか分からなくて、目の前の男の人を見ると、足の間の物がピクピクと反応している事に気付いてしまった。
「……あの、あなたも、ビリビリって、なってるんですか?」
快感の波がひくと、何も考えずに疑問を口にしてしまった。
男の人の身体がびくりと揺れた。
「これは、君を見ていて……すまない」
目を瞑ったまま、申し訳無さそうに告げるその人に、私の方が申し訳なくなってしまう。
「いえ、あの、生理現象は、仕方ないです。私も、もう見ませんから。すみません」
私もぎゅっと目を瞑ると、また手枷からの快感に襲われる。
「あっ、んっ……もう、やだぁっ……」
何も無い部屋に、私の嬌声だけが響き渡った。
「はあっ……はあっ……」
「大丈夫か?」
ぐったりと荒い息を吐いていると、男の人が心配そうに声をかけてくれた。
「……すみません」
恥ずかしくて、どうにかなってしまいそうだ。
「君が謝る必要はない」
ふと目を開くと、男の人は相変わらず顔を背けて目を瞑っていた。
「あの、あなたはどうやってここに来たんですか?」
私は足の間の物は見ないようにして、じっと男の人の顔を見つめた。
「帰宅途中、気がついたらここにこうしていた」
「私も、同じです」
暫く沈黙が続いた後、男の人が口を開いた。
「俺達をここに連れてきたのは普通の人間じゃない。何か、未知の存在なんだと思う」
男の人が真剣な顔で私を見つめ、慌てて目を逸らした。
「すまない」
いちいち謝る所に、この人の誠実さを感じる。
「刺激を与えずに、手につけた金属から快感だけ与えるなんて、今の技術では難しいと思う」
「そう、ですね」
私は上を向いて手枷を確認する。
厚みもなく、つるりとしていて、機械的な感じが全くしない。
「それに、君は最初、俺の存在に気付いていなかっただろ?声も聞こえていなかった様だし。その辺りがどうだったか、教えて欲しい」
低い声でゆっくりと語りかけられ、ひょっとしたら、この人は私の気を紛らすために、こんな話をしているのかもしれないと思った。
「あの、あなたは、いつからそこにいたんですか?」
質問を質問で返すのは良くないけれど、どうしても聞かずにはいられなかった。
どこから、見られていたんだろう。
「気が付いた時には君がいた。君は後ろを向いて……身体を、揺らしていた」
言いにくそうに告げられた言葉に、私は顔を赤らめた。
きっと、最初から彼はいたのだ。
「認識されないと言うのは、ちょっとした恐怖だった」
「あっ、やっ……つよ、いっ……あっ、あっ……だ、めぇっ……」
話の途中なのに、お構いなしに手枷から快感がもたらされる。
今までよりも強く、強制的にイかされるような感覚に、私の目からは涙が溢れた。
「はあっ、はあっ……もう、やだ……おかしく、なっちゃう……」
朦朧とする頭で目の前の男の人を見ると、じっと私を見つめていた。
熱のこもった視線が絡まり合う。
「たす、けて……」
私の呟きに答えるように、カチャリと音がして、男の人の手の縛めが解かれた。
会社からの帰宅途中、普通に道を歩いていたはずなのに、本当に、気がつくとここにいた。
「え?」
私は自分の置かれた状況が理解できずに固まる。
金属製なのか、硬くてひやりとする物で手首を固定され、天井まで伸びるポールに吊るされる様に拘束されていた。
身につけている物は、何も無い。完全に裸だった。
「い、や……」
恐怖で叫ぶ事もできず、私は小さく呟いた。
逃げようと身を捩っても、手枷はびくともしない。
後ろを振り返っても誰もいない事に少しだけほっとして、部屋の天井を確認する。
監視カメラで見られているかもしれないと思ったのだ。
部屋にはやはり何も無くて、私は訳が分からず呆然とした。
「あっ、やっ……ああっ……」
暫く呆然と拘束されていたら、突然身体に快感が走った。
「な、に?」
自分の口から発せられた嬌声が信じられなくて、私は困惑した。
「あうっ、んっ……ああんっ……」
手枷から何かビリビリとした物が流れ込み、それが私に快感をもたらしている。
「意味、分かんな……ああっ、やっ……いやあっ、んっ……」
次から次に襲ってくる快感に、次第に何も考えられなくなる。
「あんっ……あっ、ああんっ……んっ……」
私は足を擦り合わせる様に身体をくねらせて、ひたすら快感の波に溺れていた。
乳首が痛いぐらい立って、切ない。
アソコもぐちょぐちょに濡れていて、物欲し気にひくついている。
もう、手枷からビリビリと流れる快感だけでは、満足出来ないでいた。
「はあっ、ああっ……誰か……ああっ……」
ポールにお尻を押し付ける様に腰を揺らしていると、ガクンと身体が少しだけ沈んだ。
上を見上げると、金属製の手枷の一部が伸びて、紐状になっていた。
ポールにしっかりとくっついていた手枷に遊びが出来ている。
動かして見ると、金属っぽいのにしなやかに動いて、何で出来ているのか不思議だった。
拘束されている事に変わりは無いけど、これなら向きを変えれるんじゃ無いだろうか。
私はくるりと回り、身体の向きを変える。
「あっ、んんっ……」
背中側にあったポールがお腹側に来て、ポールが乳首を擦れば甘い吐息が漏れてしまう。
もう、何も考えられなくて、私はポールに足を絡ませた。
「あああっ……んんっ……あっ、ふっ……」
手枷からビリビリとした快感が流れ込むと、私の腰は勝手に動き、クリトリスをポールに押し当てて更なる快感を求めてしまう。
「やっ、あっ……あああっ!」
待ち望んだ直接的な刺激に、私はガクガクと腰を揺らしてイッてしまった。
「はあっ……は、あっ……えっ?」
イク瞬間閉じていた目を開けると、目の前に椅子に座る人物がいた。
短めの黒髪に、少し釣り目がちの瞳。
整った顔立ちの下には、骨太で筋肉質な身体。
後ろ手に縛られているのか、不自然に手が後ろを向いている。
「え?何?……い、やっ……ああっ、だめっ……やあっ、あっ……」
混乱する私にお構いなく、手枷から電流の様な快感が流れ込む。
目の前の人物は、私の痴態に目を見開き、じっと見つめている。
その人物も何も着ていなくて、足の間には男の人のソレがそそり立っていた。
「見ないでっ、だめぇっ……あっ、ふっ……ああっ……あっ、んっ、ああっ……」
途中で手枷から与えられる快感は無くなっていたのに、私の腰の動きは止まらななかった。
赤黒く脈打つソレを見つめながら、腰を揺らし続けてしまう。
「はあっ、はあっ……いや……」
男の人の前ではしたなくイッてしまい、私はどうしたらいいのか分からず、泣きそうな顔でその人を見つめた。
「見えて、いるのか?」
「ひっ……」
突然低い声で話しかけられて、びくりと身体が震える。
「だ、誰ですか?何で?やだ、いや……」
逃げるように身体を動かすけど、手を拘束されているのでどうにもならない。
「すまない。見ないから、落ち着いてくれ」
その人は顔を背けて目を瞑ってくれた。
「ずっと声をかけていたんだが、見えていないみたいだったから……すまない」
戸惑う様な声で謝られて、私は少し落ち着く。
「こちらこそ、あの、すみません。……恥ずかしい所を、お見せして」
「いや……」
「ああっ、やっ……またっ……んんっ……」
話の途中で、また手枷から快感が流れた。
流石にもう、腰は揺れない。
驚く顔の男の人と目が合った。
「はっ、ふっ……違うんですっ。あの、手枷から何かビリビリって流れてきて、それでっ、あんっ……」
「大丈夫だ。いや、すまない」
慌てて目を瞑る男の人を見つめて、快感をやり過ごす。
「あっ……ふっ、んっ……あっ……」
出さないようにしても、どうしても声が漏れてしまう。
恥ずかしくて、どうしたらいいのか分からなくて、目の前の男の人を見ると、足の間の物がピクピクと反応している事に気付いてしまった。
「……あの、あなたも、ビリビリって、なってるんですか?」
快感の波がひくと、何も考えずに疑問を口にしてしまった。
男の人の身体がびくりと揺れた。
「これは、君を見ていて……すまない」
目を瞑ったまま、申し訳無さそうに告げるその人に、私の方が申し訳なくなってしまう。
「いえ、あの、生理現象は、仕方ないです。私も、もう見ませんから。すみません」
私もぎゅっと目を瞑ると、また手枷からの快感に襲われる。
「あっ、んっ……もう、やだぁっ……」
何も無い部屋に、私の嬌声だけが響き渡った。
「はあっ……はあっ……」
「大丈夫か?」
ぐったりと荒い息を吐いていると、男の人が心配そうに声をかけてくれた。
「……すみません」
恥ずかしくて、どうにかなってしまいそうだ。
「君が謝る必要はない」
ふと目を開くと、男の人は相変わらず顔を背けて目を瞑っていた。
「あの、あなたはどうやってここに来たんですか?」
私は足の間の物は見ないようにして、じっと男の人の顔を見つめた。
「帰宅途中、気がついたらここにこうしていた」
「私も、同じです」
暫く沈黙が続いた後、男の人が口を開いた。
「俺達をここに連れてきたのは普通の人間じゃない。何か、未知の存在なんだと思う」
男の人が真剣な顔で私を見つめ、慌てて目を逸らした。
「すまない」
いちいち謝る所に、この人の誠実さを感じる。
「刺激を与えずに、手につけた金属から快感だけ与えるなんて、今の技術では難しいと思う」
「そう、ですね」
私は上を向いて手枷を確認する。
厚みもなく、つるりとしていて、機械的な感じが全くしない。
「それに、君は最初、俺の存在に気付いていなかっただろ?声も聞こえていなかった様だし。その辺りがどうだったか、教えて欲しい」
低い声でゆっくりと語りかけられ、ひょっとしたら、この人は私の気を紛らすために、こんな話をしているのかもしれないと思った。
「あの、あなたは、いつからそこにいたんですか?」
質問を質問で返すのは良くないけれど、どうしても聞かずにはいられなかった。
どこから、見られていたんだろう。
「気が付いた時には君がいた。君は後ろを向いて……身体を、揺らしていた」
言いにくそうに告げられた言葉に、私は顔を赤らめた。
きっと、最初から彼はいたのだ。
「認識されないと言うのは、ちょっとした恐怖だった」
「あっ、やっ……つよ、いっ……あっ、あっ……だ、めぇっ……」
話の途中なのに、お構いなしに手枷から快感がもたらされる。
今までよりも強く、強制的にイかされるような感覚に、私の目からは涙が溢れた。
「はあっ、はあっ……もう、やだ……おかしく、なっちゃう……」
朦朧とする頭で目の前の男の人を見ると、じっと私を見つめていた。
熱のこもった視線が絡まり合う。
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