助けてって言えよ。番外編

ayaka

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第1話 お礼と菜乃の気持ち

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私は菜乃。
いじめられっ子です。

結構前の話、私はいじめられていました。
あ、現在もいじめられてるけど。

前々からいじめられてて、石っていうあだ名がついた。
んまぁ、ピッタリって感じかな?静かだし、なんかもごもごするし。自分でもわかってる...。

でも、いじめられる度、阿保っていう男の子に助けてもらってるんだ。

その人は、もう、何もかも完璧。
人気高くて...ね。
でもチャラ男で...。
口癖は、めんどくさい。

私たちをいじめてる人たちは阿保君が好きみたいで、
私に嫉妬してる?わかんない。

でも、取らないでとかは言われてる。

「私だって、助けて欲しくてやってるわけじゃないし...」

とか言える(笑)すこし気持ちがいい。

でも......。そんな人気な阿保君が、うちのこと好きなわけないよね...。

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ある日の放課後

「あ、あのっ、...阿保君っ!」
「おお、菜乃か。」
「この前はありがとうございました。」

「気にすんな。あ、家まで送るよ。」
「ありがとうございます。。ふふっ笑」

「菜乃、最近明るくなったな。どうかしたのか?」
「阿保君の前だけでは明るくできるんです。なんか安心して。」

「そうか。そっちの方が可愛いぞ?」
(ドキッ。可愛いって言われたのはじめってっ.../////)
「あっ、ありがとうございます//」
「あ、赤くなってる!可愛い笑」

「んま、俺に可愛いって言われて赤くならない人はいねーからな。あ、そろそろ家つくよ。」

「あ...。送ってくれてありがとうございます。」
「固くならないの。またさ、学校でいじめられたらたすけるからっ!気をつけろよ?じゃあまた明日な。」

「はーい。」
(やっぱり阿保君優しい。なんかドキドキする...。もしかしてこれって...。初恋!?なのかな...?)
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