ファンタジー世界で運び屋やります。たまに戦います。

アズ

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第一章

01 VSモグラ野郎

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 物っていうものは消耗品だ。使えばいずれは壊れる。だから装備品にはメンテナンスや取り換えが必要だ。消耗しない武器はリアルじゃあり得ない。
 武器が必要な世界では装備を怠ればそれは生死に直結する。世の中にはケチっちゃいけないものがあるように、自分の仕事道具にケチってる奴は総じてロクなパフォーマンスが出来ない。俺はそういった奴を信用しない。



 20XX年にVRMMOの新作ゲームが発売された。ファンタジー世界にプレイヤーはモンスターを倒しながらダンジョンを攻略する冒険物語。プレイヤーは最後のステージの最深部で待つラスボス攻略を目的に倒したモンスターから採取した素材やフィールド上にある素材と掛け合わせながら作ったオリジナルの装備品を身に着け、最深部へのルートを探す。途中、各ステージにはボスが存在し、プレイヤーはチームを組んでそれに挑む。プレイヤーが出来ることは装備の強化、レベルアップ、そしてチームワークだ。そのプレイヤーを支えるのは裏方の仕事。このゲームではNPCが存在しない。おそらくはVRMMOの冒険ファンタジーでは史上初となる。つまり、これまではプレイヤーは最初の町で貯めたお金を装備品やアイテムの購入にあてモンスターを倒しまくりレベルアップと共に集めたモンスター素材で装備品を強化するという教科書のようなお決まり攻略パターンがあったのだが、露店どころか街も自分達で調達しなければならないのがこのゲームだ。無人島生活ならぬ無人ワールドにプレイヤーは好きなように自分達の街を築き、店を持ったりするのだ。つまり、このゲームでは全員が攻略組に回れば絶対に攻略は不可能ということだ。
 アタッカーがいれば回復役が必要なように、これもまたチーム攻略が求められた。
 俺達の社会とまるでそっくりだ。世の中には役割分担があり、裏方がいて仕事が成り立つ仕事ならいくらでも存在する。ステージに立ってスポットライトに当たるだけが仕事じゃない。
 こうして、ゲームが発売されて一ヶ月が経過し、自然しかなかったフィールドにはプレイヤーが建てた建物が次々と出来上がり、それは町となった。露店も出来上がり、プレイヤーは装備品やアイテム調達の重要拠点となった。




「よぉ、ビル。攻略は順調か?」
 ビルは巨漢で黒髪の短髪、全身黒色の装備をしており武器は斧だ。プレイヤーからは死神と呼ばれており、攻略組のチームリーダーだ。攻略組のチームは他にも幾つか点在し、広いステージを攻略する上では合理的に未知のステージを徐々に地図に残した。地図は最低金額で売買されるのでほとんど金にはならないが、目的は金じゃなく情報共有にある。
「ウォルターか。お前には俺達が順調そうに見えるか?」
「まずまずってところか」
 ウォルターは金髪のおかっぱ頭で白いローブを身に着けている。その格好から見て分かる通りジョブは魔法使い。後衛の回復役は重装備をそもそもしない。だが、ウォルターは他の回復役と違って銃を持っている。魔法使いは回復以外に攻撃魔法が使えるがMP節約の為に銃を使う。巨大モンスターには銃は火力的に有効ではない為に人気はなく需要と供給のバランスからそこまで高値はつかなかった。ウォルターは自分に向かってくるモンスターを銃で時間さえ稼げればあとはアタッカーがそのモンスターを狩ってくれる。自分は回復にあくまで専念し、自分が前衛にならず役割だけを徹底して果たす。それがウォルターのやり方だった。
 とはいえ、ウォルター達は別に攻略組というわけではないから、モンスターとの戦闘は少ない。遭遇した際の最低限の戦いで、モンスターが逃げだせば追ったりもしない。ウォルター達の仕事は運び屋だ。スタート地点に町が出来たはいいが、攻略組からしてみれば武器調達にいちいちスタート地点に戻っていたら攻略速度が圧倒的に落ちる。攻略組が周辺の地図とモンスター攻略さえ伝えれば、プレイヤーは安心して新たに拠点を築ける。攻略組は最前線であり、そこに武器を送る運び屋は攻略速度を落とさない為には重要な役割を持つ。
 運び屋の仕事は最前線に武器を送り、帰り道は攻略組が未知のエリアから採取した素材アイテムを鍛冶職人やアイテム屋に届けること。あとは護衛という人を運ぶ仕事もするが、頻度はごく稀だ。
 ウォルターがまずまずと言ったのは、ビル達チームがレアモンスターから手に入る素材を幾つも確保していたからだ。それだけで金になるし、鍛冶屋も嬉しがるだろう。金で言えばだ。
「お前さんが言いたいことは分かる。ブルーチームのことだろ? 一ヶ月が経過してようやく初ボスの発見だからな。皆が噂している」
「俺は本当にくじ運が悪いんだ。俺の直感じゃあのルートにボスがいるのは分かっていたんだ」
「分かるぜ。何事も運は必要だ。だが、運ってのは気まぐれだ。いつ、運が尽きるか分かったもんじゃない。だから死なないことが最も重要だ。運はその次だ」
「違うなウォルター。死なないことも運に含まれるんだぜ」
「生死をかけたあんたが言うんだからそうなんだろうな」
 ウォルターはそう言いながらリストをビルに渡した。リストには荷物の装備品とアイテム名と数が書かれてある。ビルは他の仲間にそのリストを渡し、受け取った仲間は木箱の中にある荷物を一つ一つ確認していった。攻略組にとってどの運び屋を信用するかは重要だ。運び屋なら誰でもいいわけじゃない。対して運び屋は依頼がかかればそれを請け負う。ただし、リスクと報酬が割に合わないと判断すれば断ることもある。
 仲間がビルに手を振った。
 ビルはそれを見てウォルターの方へ振り向いた。
「荷物は確かに受け取った。それじゃこっちの荷物を預かってくれ」
 木箱は使い回しだ。荷車にその木箱を今度はウォルター達の仲間が詰め込む。
「さて、こっちも仕事は終わった。ビル、こっからボス攻略に加わるんだろ?」
「あぁ、一時間後にブルーチームと合流する予定だ。他の攻略チームもそこで合流する」
「幸運を祈ってるぜ」



 それからニ時間後。ボス撃破の発表が町中に広がった。



◇◇◇◇◆



 俺の拠点は賃貸物件のワンルームだ。と言っても仕事の連絡はメッセージで完結する為に事務所は単なる荷物置き場と化していた。その荷物を木箱におさめ俺達は引っ越しの準備をしていた。
 ボス攻略が終わり、その先のエリアに行けるようになるとプレイヤー達拠点はそのエリアに移動を始めた。モンスターの出現頻度が一番低い場所に拠点を設け始め、俺達もそこに拠点を移すことにしたのだ。
「ウォルター、イエローチームからメッセージがきている。次のエリアボス攻略まで俺達と契約を結びたいって言ってるけどどうする?」
 そう言ってきたのはケイブだ。ケイブは宗教絵画に出てきそうな騎士のような装備をしている。剣には毒が仕込まれており、モンスターにダメージを与えるだけでなく毒状態にさせる。モンスターによっては自動回復持ちがいて、長期戦になるのを回避する為だ。彼はウォルターとは初期から一緒に組んでいる。
「イエローチームか……」
 攻略組は色分けされており、ビルはブラックと呼ばれた。
「イエローチームにはペニー&アメリアのところがいただろ」
 ペニーとアメリアはまるで姉妹のような金髪姉妹が特徴的な運び屋だ。元は攻略組のイエローチームの初代リーダーだ。二人がチームリーダーというのでかなり話題になったチームだが、今は攻略組から運び屋に転職していた。とは言え、運び屋の積荷を確実に攻略組に届ける為には攻略組に劣らないチームワークが必要だ。その点で言えばペニー&アメリアは文句なしに信用出来る運び屋だ。
「イエローチームの現リーダーがワガママ過ぎるんだよ。ペニーとアメリアが頭を抱えてたよ」
「なるほど。そういうタイプのリーダーか。そりゃ長生きできないな」
 自分達が最前線でボス攻略に挑んでいると、たまに自分達の立ち位置を見失っちまう奴が出てくる。支えてもらっているという自覚がない奴は俺達を見下して価格を低く要求したがる。その分を沢山の装備品やアイテムの購入出来れば自分達チームの強化に回すことが出来るからだ。攻略組は自分達が運び屋の雇い主でそこの上下関係をハッキリさせたがるわけだが、逆に運び屋からそういった雇い主に見切りをつける場合がある。ペニー&アメリアがその例だろう。攻略組にとって運び屋との信頼関係が重要だということを理解出来なければ、同業者から見ても信用されなくなる。攻略組は自分達がいることで運び屋に仕事が回るもんだと思い込んでいる。順序で言えば確かにそうだが、運び屋がいなきゃ攻略組は攻略できなくなる。それは攻略組にとって致命的だ。
「となるとペニー&アメリアが攻略組から降りたのはイエローチームの人間関係の崩壊が原因だな。その元凶は今のリーダーってことになるか?」
「あぁ、噂じゃそうなっている。初めてのエリアボス攻略でもチームワークを乱し自分勝手に振る舞って足手まといをくらったらしい。結局、ブルーチームとブラックがその尻拭いをさせられ激怒していたよ」
「他の攻略組とも関係が悪化しているならいよいよだな」
「断っとくか」
「あぁ、そうしてくれ。そういや、今のリーダーは何て名だったか?」
「ダニエルだよ」
「あぁ、思い出したよ。確かそんな名だった」



 最初のフィールドは草原や森、川があって植物系モンスターや昆虫系モンスターが多いのが特徴だ。エリアボスは森の最深部にいて、モグラみたいな巨大モンスターだった。厄介なのは地中に潜ってプレイヤーの真下から突然現れ鋭い鉤爪で攻撃をしかけてくることだ。ブルーチームが考えたのは地雷を使ってモグラ野郎を次々と爆発させたことにある。ブルーチームは敵の特徴を知ると対策をたてるのが早い。他のチームにモグラ野郎を相手にしてもらう間に罠をしかけ、そこへ誘導する。罠にかかったボスは怒り状態になり、攻撃の速度と威力が増す。巨大モンスターあるあるパターンだった。巨大モンスター相手には囮を交互に敵の死角から攻撃をするというものだが、イエローチームはその約束を反故にし自分だけ攻撃をバンバン仕掛けた。だが、狭いフィールドで巨大モンスターが暴れれば周囲の木々を倒し、イエローチームや他のチームの行く手を遮ったりと大混乱となった。回復役は休みなくずっと魔法を連発していた。次々とMP回復薬の空の瓶が地面に転がる。
 トドメを指したのはイエローチームのリーダー、ダニエルだった。
 ダニエルは歓喜をあげたが、周りのチームはそんなダニエルに冷たい目線を送った。ダニエルはそれを嫉妬としか思わなかった。イエローチームも他のメンバーはそんなダニエルを見て呆れた表情をした。彼らはダニエルの命令に従わされただけだとブルーチームとブラックの双方のリーダーは気づいたが、他のチームはイエローチームとはもう二度と組まないと宣言した。



 森、最深部をこえた先は滝があり、一見したら行き止まりに見えるが、滝の先にトンネルがあり更に先へ進めるようになっていた。トンネルは暗く長いが、奥には次のステージから漏れる光が見えた。その光目指して光の中に一歩踏み出すと、灰色の空に火山に囲まれ溶岩が流れるエリアに出た。新たな拠点は噴火の心配がない山の途中を削り平らにしたところに設けられた。俺達の新たな拠点もそこになった。
 最初は簡易的なテントで、建物の建築が終わるまでは皆がテントで過ごした。建物の建築には木材と石が必要だ。木材は最初のエリアから調達し、石は新しいエリアからでも調達が出来た。



「おい、ウォルター! 何故俺達の依頼を断った」
 ようやく移設が完了したところに、ダニエルが俺のところに現れた。ダニエルの武器は刀だ。侍のような身なりで戦士とは違い防具を捨て素早さで回避をしながら攻撃を仕掛ける。巨大モンスターや手強い敵では単身で戦うには不向きだが、チーム戦ならサポートさえ受ければアタッカーとして機能する。
「イエローチームのリーダーか。知ってるとは思うが俺達はブラックと既に契約状態にある。二つのチームを掛け持ちするわけにはいかない。というわけで他をあたってくれ」
「お前達しかいないからこっちは頼んでるんだ。それとも同業者同士で俺達を困らせようって魂胆か?」
「その口振りじゃ既に他の同業者に断られたってわけだな。なら、その脳みそでよく考えるこったな」
「なんだと!」
「悪いがさっきも言った通り引き受けられない事情はこっちにはちゃんとあるんだ」
「ブラックか……なら、幾らなら引き受ける?」
「なんだって?」
「ブラックより高くあんたらを雇うって話しだ」
「悪いが信頼関係のないお宅と組むつもりはない」
「利益より優先するっていうのか!?」
「信頼関係は重要だぜ? ダニエルさんよ」
「もういい! だがな、俺の仕事を断ったこと後悔することになるぜ」
「ダニエルさんよ、脅迫ならまだ済む話しだが、それ以上踏み込んだらあんたはいよいよ後戻り出来なくなる。そこんとこ忘れないでくれよ」
 ダニエルは唾を吐き捨てながら踵を返してきた。
 話しが終わったところにケイブが現れた。
「どう思う? 物騒なことになりそうか?」
「あぁ、なるな。あれは典型的な馬鹿だ。仕方ねぇ、それならこっちも準備するしかない」
「物騒を避けることだって出来るんだよ?」
「いや、あのタイプはむしろ早いことケリをつけた方がいい。ストレスも今だけになる」
「それもそうか。それじゃ、ブラックに連絡を入れておくよ」
「あぁ、そうしてくれ」



◇◇◇◆◆



 新たな拠点から最深部までの山道は細かった。その道の上にある崖に数名の影があった。
「分かってるだろうな。合図を送ったら荷車向けて狙撃を開始。爆弾を上から投下する。奴らが混乱しているところをアタッカーが一気に仕留める。念の為にサポートは回復の準備をしろ」
「ダニエルさん、本当にやるんですか?」
「当たり前だ! 連中は必ずここを通る。道はここ一つしかないからな。いいか、俺達はブラックに届ける筈の荷物を襲い、連中とブラックとの関係を破綻させることだ。攻略組にとって荷物が届かないことがどれだけ死活問題かは俺達が一番よく分かっている。どんな理由であれ運び屋が目的地に届けられなかったら意味がない。それが俺達の狙いさ」
「それは分かってますが……」
「なんだ! 俺が考えた作戦が気に入らないってのかよ」
「リーダー、こんなことがバレたらいよいよ俺達攻略組でいられなくなりますって。こんなことやめましょうよ」
「馬鹿言え。だったらどうやって俺達の荷物を運ぶ奴を見つける?」
「ペニー&アメリアに謝るんです。それでもう一度契約を結んでもらうようお願いするんです」
 すると、そのプレイヤーの首筋にダニエルの刃が当たる。刃の冷たさが首筋に伝わった。
「黙ってろ。それ以上喋ったらお前も用済みだ。やることをやりゃいいんだ。俺達にはスポンサーがついてるんだ。攻略が他のチームより良い結果を出さなきゃいけないことは分かってるだろ」
「俺達はスポンサーの為にゲームをしてたんじゃありません。ただ、楽しみたかっただけです。こんなやり方は間違ってる。手段を選ばないやり方がスポンサーに知れたら契約は破棄されますよ」
「分からない奴だな。俺がいたからスポンサーから声がかかったんだよ。ペニーやアメリアみたいにただ楽しんでるんじゃプロとは言えない」
「俺は前のリーダーの時の方が良かったです」
「そうか。お前もあいつらみたいに甘っちょろいことを言うんだな。それじゃお前は不用だ」
 ダニエルの手に殺意がこもる。その時だった。矢と、弾丸と、攻撃呪文による火の玉がダニエル達のいる足場目掛けて飛んできて、足場の崩れたダニエル達はその下の道へと落下した。
 そこに黒色の足が現れる。ダニエルはすぐに起き上がり、そいつを見た。
「ゲームを楽しめない奴はそもそもプロとは言えないな」
「ビル!? 何故お前がここにいやがる」
「お前の企みはバレバレなんだよ」
 ビルの隣にウォルターが立った。
「ウォルター!?」
「ダニエル、お前のしたことはスポンサーに知らせる。それだけじゃないぞ、他のプレイヤーにもいずれこのことは伝わる。そしたらお前の居場所はどこにもなくなるだろう」
「クソッ、クソッ、クソッ!」
 ダニエルは地面に拳を何度もぶつけた。
「お前は手段を選ばずただスポットライトに当たりたかっただけだろ。だが、お前みたいな奴はスポットライトに当たるに相応しい人物とは言えない」
「ビル……俺にそこまで言うか! なら、勝負しろ。俺には実力がある。それが俺が選ばれた理由だ」
「証明は必要ない、ダニエル。スポンサーは人選を間違えたんだ。評価は実力だけで測るべきじゃない。お前を選んだスポンサーはそこを誤ったんだ。結果、お前をこのようにしたんだ」
「ビル!」
 ダニエルは地面を蹴り、素早さで一気にビルとの距離を詰める。素早さじゃビルよりダニエルの方が上だ。だが、勝敗は既に決しているに等しかった。ダニエルの刀はビルの防具を貫けなかった。弾かれた刀は一瞬ダニエルを無防備にし、そこをビルの斧がダニエルの腹を横に切り裂き、臓物と大量の血液がそこから流れ落ちた。
「クソッ……たれ……」
 ダニエルの仲間はダニエルを誰一人として援護しなかった。それがダニエルの敗北が決まった瞬間だった。
 既にチームは崩壊していたのだ。
「ビル、助かった」
「これぐらいお安いご用さ」



◇◇◆◆◆



 あの一件以来、ダニエルは姿を消した。スポンサーは解約し、リーダーを失ったイエローチームは解体した。
「ペニー&アメリアが再びリーダーになればイエローチームは解体せずとも済んだんじゃないのか?」
「ペニーとアメリアはきっと今回の件に責任を感じている筈だ。自分達がリーダーの時にあのチームをもっとまとめられたらとな。だが、ダニエルにまんまとチームを乗っ取られてしまってはもう二度とあのチームを引っ張る自信は無くしてしまうだろうな」
「そういうもんなのか?」
「リーダーってのは誰でも出来るって訳じゃない。相性も重要だ。相手に合わせるだけじゃ危険なミッションを乗り越えられないし、強引に引っ張ればメンバーとの溝が生まれる」
「リーダーって大変なんだな」




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