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07 厳罰化に対する考え

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 厳罰化により抑止力は有効か? という疑問の結論として私は限定的であると思う。
 つまり、効果が全くないとは言わないが、厳罰化の程度によっては効果には大小あると思う。
 自転車の厳罰化に対する世間の受け止め方は多くは肯定的である一方、厳罰化の対応に遅いという反応がある。
 だが、厳罰化が果たしてどれだけの効果をもたらすかという意見はあまり見当たらない。
 厳罰化の対応後、どれだけの自転車の事故率が増減したのか検証する必要がある。それは、どれだけの効果があったかをハッキリさせる為にも必要なことだろう。
 さて、自転車だけではなく車や歩行者にもマナーを問いたい。
 例えば、歩行者が道路を横断中に車とぶつかった事故は珍しくない。
 歩行者は横断歩道を渡るべきだがそうしないのは、大丈夫だろうという過信があるからだ。
 この過信は車にも言える。
 飲酒運転がそうだろう。自分は大丈夫だという過信が事故を起こす。
 高齢者の運転はどうだろうか? 自分が衰えを感じながらもハンドルを握り、歩道には子どもや同じ高齢者が歩いている横を通過するのだ。
 その過信に対する抑止力が厳罰化という方法に果たして効果はあるだろうか?
 極端な抑止力の例として、それをしたら死刑というのなら、効果はありそうだ。
 しかし、現状はそうではないし、そうはならない。
 車で全員がゴールド免許でないのは何故なのか? 文句を言いながらきっぷをきられるのは何故か? 彼らは反省などしていない。そこに気づくと、問題はより深刻ではないのか。



 大きな事故をして多くを失った後に気づくのは、その人にとって厳罰化という抑止力は効果的ではなかったことを意味する。
 では、その人にとっての効果的とは何か、それを考えるべきだろう。
 私は厳罰主義に対して消極的な立場だ。何故なら、事が起きた加害者側の原因を追求していないからだ。
 故に、私は厳罰化以外の方法も選択肢として持つべきではないかと考える。
 例えば、教育。悲惨な事故の実例と加害者側が負った賠償等々だけでなく、事故によって奪われた被害者の気持ちを例を同時に教えていく。どちらかというと、前者の方が直接的でありインパクトがあるが、実は後者を考えることがとても重要である。被害者のことを考えることが、被害者を出さない行動へと繋げていく必要がある。



 厳罰化によって加害者が本当に反省するのか私は疑問だ。
 車の違反を見る限り、テレビでたまにやっている番組を見る限り、彼らに反省の色は見えない。それを理解しなければ本当の事故減少には繋がらない。
 厳罰化は事を起こさせない抑止力であっても、事を起こした人にとっての処方箋になりえない。
 彼らは反省せず、更に言えば過信しており、過信は厳罰化という抑止力をすり抜ける。
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