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序
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冬に降る雨は刃物のように鋭く冷たい。その雨が大量に窓に打ちつけた。揺れる列車の中で外の景色を眺めているまだ8歳の黒髪の少女は横にいる背の高い黒人男性に話しかける。
「神はいる?」
男も少女も防寒着を身につけ、少女はマフラーと手袋をしている。
「ああ、いる」
「どこに?」
「直ぐそばに」
「本当に? お空じゃないの?」
「人には見えないだけだ」
すると、二人の会話を聞いていた斜め前の席に座る襤褸をまとった男は笑った。その男からは酒の臭いがした。
「嘘をつくな。お嬢ちゃん、神は俺達を見捨てたんだ。空高く俺達からより遠くへな」
「アリス、話しを聞くんじゃない」
黒人はアリスと呼ばれた少女にそう言った。少女は指示に従って手袋した両手で両耳を塞いだ。
「魔法が使えなくなったのも、神がそばにいないからだ。お前もそうなんだろ? 神を感じなくなった」
状況を読まない男の発言で車内の雰囲気が悪くなった。だが、男は構わず話しを続けた。
「魔法が使えなくなって大勢が死んだ。神は俺達を見捨てたんだ!」
「大声をあげるな。俺達人間が神を感じられなくなったのには何か原因がある筈だ」
「俺はその原因が神がいなくなったと言っているんだがな」
「もうその話しはよそう」
「なぁ、あんた。あんたら親子じゃないだろ? あんたは黒人だがそっちは黄色人種だ」
その時、列車が大きく揺れた。乗客達が少しざわめく。
酔っ払いの男は口元に人差し指を当てて小声で言う。
「ここは4号車だ。もし、奴らが乗り込んだとしたら……」
黒人の男と数人の乗客は後ろを振り返り5号車の方を見た。扉は静かに閉ざされたまただ。4号車の乗客達が静まり固唾を飲んで見守っていると、急に女の悲鳴が5号車の方からした。黒人の男は隣にいるアリスを見た。アリスはまだ言われた通りずっと耳を塞いだままだった。男はアリスの左手を耳から浮かせ「そのまま塞いでいろ」と言うと、また左耳を塞がせた。
男は立ち荷物を持つ。それをドアの前に置くと、察した乗客達は静かに荷物をドアの前に置いて積み上げていった。4号車と5号車を繋ぐ扉には鍵がない為の工夫だった。
女性や子供達は3号車へと静かに、しかし急ぎ足で移る。男の中には勇敢に傘を構えている者もいた。
「これでいいだろう」
黒人の男はそう言うと、男達も隣の客車へ向かった。そのうち、一人が黒人の男に訊いた。
「これからどうする?」
「連結を外す。手伝ってくれ」
「分かった」
「他の者は車掌に伝えてくれ」
黒人の男はアリスに声をかけ3号車に移させると、男二人で走る列車の中連結器を力いっぱい外そうとした。その途中で、バリケードの荷物が崩れた。
「早くやるぞ。せーの!」
連結が外れ二人は3号車から徐々に離れていく4号車を見届けた。崩れていくバリケードから人間の腕が伸びるのが見えた。だが、あれは人ではない。化け物だ。あれを死人と呼んだ。
死人の最初の出現は小さな農村からだった。その村は貧しく不作が続いた為にカラスやキツネやら虫まで何でも口にした。当初、国で雇われた調査団に任命された医者達はキツネやら何でも食べたその村の原因を食事にあるとみた。しかし、症状は明らかにどの症例にも当たらない今までにない症状だった。人を襲うのだ。獣のように。いち早くそれを聞きつけた魔法学会はこれは医学の領域ではないと国に提言。これはネクロマンサーによる術の可能性が高いとした。しかし、魔法は2年前に突如として扱えなくなっていた。各国の魔法学会は外交を通じて世界規模の最優先事項として各国が連携し原因究明をしたが、未だその原因は不明のままだ。
それに、ネクロマンサーは死者を操る術であり、実際生きた人間にその術をかけることは出来ない。
つまり、まるで疫病のように生きた人間に広がっていく様は何かの病気のようであり、しかしそういった病気は発見されていない。かといってネクロマンサーの術かと言われると魔法を突如失った世界で誰がそのような術をかけたのかという疑問にぶち当たる。一つだけ言えることは、この世界で何かが起きているということだった。
3号車には既に乗客達で満席だった。その乗客達は4号車が血相を変えて全員が乗り移ったのを奇妙にただじっと様子を伺っていた。だが、遂に一人の乗客が立ち上がりアリスと一緒にいる大男に訊いてきた。
「何があったんです」
「例の……死人が列車に入り込んだんです」
「死人が!?」
「あまり驚かないように。騒ぎになるのは避けたい。それに、たった今4号車との連結を外したので大丈夫です」
「そうか……それならいいが、それだと5号車の乗客達は」
「分かりません。助かったのは4号車の乗客達だけです」
すると、一人の老婆が立ち上がった。
「聞いたわ! 死人が列車に乗り込んだって」
その乗客のせいで3号車の乗客達が一斉に騒ぎ始めた。
「どうか落ち着いて下さい」
黒人の男は必死に全員を落ち着かせようとしたが、いっこうに収まる気配がない。皆、各々の身のことしか考えていなかった。
その時だった。列車がまた揺れたのだ。一人の乗客が「スピードが上がっていないか……」と呟いた。その乗客の言う通り気のせいではなくスピードは明らかに上がっていた。
そしてまた大きく揺れた。
「お、おい……この列車大丈夫なんだろうな」
列車で何かが起きている、そう分かると乗客達は自然と口数が減った。
さっきと打って変わって静まり返る列車の中で、自然と乗客達は前の方をじっと見た。何かをまるで感じ取ったように。空気が全身の鳥肌へと戦慄が走る。
「キャー」
女の悲鳴が2号車の方から響いた。それを耳にした乗客達は目を見開き、ある者は必死に声を出さないよう口元を手で覆い震えていた。その呼吸は荒く、過呼吸気味。そばにいた男は優しく深呼吸を促した。ゆっくりと酸素を吸い、ゆっくり吐き出す。
黒人の男は隣にいるアリスを見た。少女はまだ約束を守っていた。少女の肩を叩き、手から耳を外すようジェスチャーする。少女は言われた通り両耳から手を離した。その瞬間、少女の耳には聞こえたくないものが入り込んできた。思わずまた耳を塞ぎたくなるような泣き叫ぶ悲鳴が次々と聞こえてくる。
「私はお前を守ると約束した。だが、聞いての通りこの列車は死人に囲まれている」
本来なら、走る列車に死人が乗り移るなんておかしな話しだった。連中にそこまでの驚異的な身体能力があった話しは聞いたことがなかった。
「逃げるの?」
「いや、走る列車から飛び降りるのは無理だろう。アリス、お前だけこの場から逃げるんだ。それは出来るな?」
「いや! 一人にしないで」
「私は一緒にはいけない。今後は自分の命は自分で守るんだ。約束を守れなかった私を無責任だと罵ったっていい。責めたっていい。それでもお前は生きろ」
黒人の男は少女が持つ肩掛けの鞄からコンパスを取り出すと、それを少女に持たせた。錆びついた古めかしいコンパスは少女が手に持った瞬間白く発光し、コンパス元の姿を取り戻した。金色に輝くコンパスは他のコンパスとは異なり、円形に沿って変わった絵文字が掘られてある。東西南北を指すものではない魔法に反応する魔導具の一つだった。
「おい、見ろ! 少女の手の中にあるコンパスが光ってるぞ」
「え!?」
「それ、魔導具だろ!? まさか、そのコンパスはまだ魔法が使えるのか」
乗客達はこの地獄を脱する糸口を見つけ、少女を獣のような目を向けた。少女は子鹿のように怯えた。その前を黒人の男が立ちはだかった。
「あれを彼女から取り上げても無駄だぞ。魔法が使えないお前達じゃあな」
「それじゃ、あの子は魔法が使えるのか!? どうして……いや、それより魔法が使えるならとっとと俺達を助けてくれよ」
「あの子に死人と戦えというのか」
「でなきゃ全員がやられる」
「それは無理だ。死人は既に死んでいる。完全に殺すには大きな火力が必要だ。彼女にはまだそれが出来ない」
黒人はそう言ってアリスの方を振り返った。
「行くんだ」
「やだ!」
「強く生きろ」
男の背後で「やめろ」と叫んでいるのを無視して、光る魔法のコンパスの針を指でおさえ、男はそれを動かした。その針は青い星を指した。
「神はいる?」
男も少女も防寒着を身につけ、少女はマフラーと手袋をしている。
「ああ、いる」
「どこに?」
「直ぐそばに」
「本当に? お空じゃないの?」
「人には見えないだけだ」
すると、二人の会話を聞いていた斜め前の席に座る襤褸をまとった男は笑った。その男からは酒の臭いがした。
「嘘をつくな。お嬢ちゃん、神は俺達を見捨てたんだ。空高く俺達からより遠くへな」
「アリス、話しを聞くんじゃない」
黒人はアリスと呼ばれた少女にそう言った。少女は指示に従って手袋した両手で両耳を塞いだ。
「魔法が使えなくなったのも、神がそばにいないからだ。お前もそうなんだろ? 神を感じなくなった」
状況を読まない男の発言で車内の雰囲気が悪くなった。だが、男は構わず話しを続けた。
「魔法が使えなくなって大勢が死んだ。神は俺達を見捨てたんだ!」
「大声をあげるな。俺達人間が神を感じられなくなったのには何か原因がある筈だ」
「俺はその原因が神がいなくなったと言っているんだがな」
「もうその話しはよそう」
「なぁ、あんた。あんたら親子じゃないだろ? あんたは黒人だがそっちは黄色人種だ」
その時、列車が大きく揺れた。乗客達が少しざわめく。
酔っ払いの男は口元に人差し指を当てて小声で言う。
「ここは4号車だ。もし、奴らが乗り込んだとしたら……」
黒人の男と数人の乗客は後ろを振り返り5号車の方を見た。扉は静かに閉ざされたまただ。4号車の乗客達が静まり固唾を飲んで見守っていると、急に女の悲鳴が5号車の方からした。黒人の男は隣にいるアリスを見た。アリスはまだ言われた通りずっと耳を塞いだままだった。男はアリスの左手を耳から浮かせ「そのまま塞いでいろ」と言うと、また左耳を塞がせた。
男は立ち荷物を持つ。それをドアの前に置くと、察した乗客達は静かに荷物をドアの前に置いて積み上げていった。4号車と5号車を繋ぐ扉には鍵がない為の工夫だった。
女性や子供達は3号車へと静かに、しかし急ぎ足で移る。男の中には勇敢に傘を構えている者もいた。
「これでいいだろう」
黒人の男はそう言うと、男達も隣の客車へ向かった。そのうち、一人が黒人の男に訊いた。
「これからどうする?」
「連結を外す。手伝ってくれ」
「分かった」
「他の者は車掌に伝えてくれ」
黒人の男はアリスに声をかけ3号車に移させると、男二人で走る列車の中連結器を力いっぱい外そうとした。その途中で、バリケードの荷物が崩れた。
「早くやるぞ。せーの!」
連結が外れ二人は3号車から徐々に離れていく4号車を見届けた。崩れていくバリケードから人間の腕が伸びるのが見えた。だが、あれは人ではない。化け物だ。あれを死人と呼んだ。
死人の最初の出現は小さな農村からだった。その村は貧しく不作が続いた為にカラスやキツネやら虫まで何でも口にした。当初、国で雇われた調査団に任命された医者達はキツネやら何でも食べたその村の原因を食事にあるとみた。しかし、症状は明らかにどの症例にも当たらない今までにない症状だった。人を襲うのだ。獣のように。いち早くそれを聞きつけた魔法学会はこれは医学の領域ではないと国に提言。これはネクロマンサーによる術の可能性が高いとした。しかし、魔法は2年前に突如として扱えなくなっていた。各国の魔法学会は外交を通じて世界規模の最優先事項として各国が連携し原因究明をしたが、未だその原因は不明のままだ。
それに、ネクロマンサーは死者を操る術であり、実際生きた人間にその術をかけることは出来ない。
つまり、まるで疫病のように生きた人間に広がっていく様は何かの病気のようであり、しかしそういった病気は発見されていない。かといってネクロマンサーの術かと言われると魔法を突如失った世界で誰がそのような術をかけたのかという疑問にぶち当たる。一つだけ言えることは、この世界で何かが起きているということだった。
3号車には既に乗客達で満席だった。その乗客達は4号車が血相を変えて全員が乗り移ったのを奇妙にただじっと様子を伺っていた。だが、遂に一人の乗客が立ち上がりアリスと一緒にいる大男に訊いてきた。
「何があったんです」
「例の……死人が列車に入り込んだんです」
「死人が!?」
「あまり驚かないように。騒ぎになるのは避けたい。それに、たった今4号車との連結を外したので大丈夫です」
「そうか……それならいいが、それだと5号車の乗客達は」
「分かりません。助かったのは4号車の乗客達だけです」
すると、一人の老婆が立ち上がった。
「聞いたわ! 死人が列車に乗り込んだって」
その乗客のせいで3号車の乗客達が一斉に騒ぎ始めた。
「どうか落ち着いて下さい」
黒人の男は必死に全員を落ち着かせようとしたが、いっこうに収まる気配がない。皆、各々の身のことしか考えていなかった。
その時だった。列車がまた揺れたのだ。一人の乗客が「スピードが上がっていないか……」と呟いた。その乗客の言う通り気のせいではなくスピードは明らかに上がっていた。
そしてまた大きく揺れた。
「お、おい……この列車大丈夫なんだろうな」
列車で何かが起きている、そう分かると乗客達は自然と口数が減った。
さっきと打って変わって静まり返る列車の中で、自然と乗客達は前の方をじっと見た。何かをまるで感じ取ったように。空気が全身の鳥肌へと戦慄が走る。
「キャー」
女の悲鳴が2号車の方から響いた。それを耳にした乗客達は目を見開き、ある者は必死に声を出さないよう口元を手で覆い震えていた。その呼吸は荒く、過呼吸気味。そばにいた男は優しく深呼吸を促した。ゆっくりと酸素を吸い、ゆっくり吐き出す。
黒人の男は隣にいるアリスを見た。少女はまだ約束を守っていた。少女の肩を叩き、手から耳を外すようジェスチャーする。少女は言われた通り両耳から手を離した。その瞬間、少女の耳には聞こえたくないものが入り込んできた。思わずまた耳を塞ぎたくなるような泣き叫ぶ悲鳴が次々と聞こえてくる。
「私はお前を守ると約束した。だが、聞いての通りこの列車は死人に囲まれている」
本来なら、走る列車に死人が乗り移るなんておかしな話しだった。連中にそこまでの驚異的な身体能力があった話しは聞いたことがなかった。
「逃げるの?」
「いや、走る列車から飛び降りるのは無理だろう。アリス、お前だけこの場から逃げるんだ。それは出来るな?」
「いや! 一人にしないで」
「私は一緒にはいけない。今後は自分の命は自分で守るんだ。約束を守れなかった私を無責任だと罵ったっていい。責めたっていい。それでもお前は生きろ」
黒人の男は少女が持つ肩掛けの鞄からコンパスを取り出すと、それを少女に持たせた。錆びついた古めかしいコンパスは少女が手に持った瞬間白く発光し、コンパス元の姿を取り戻した。金色に輝くコンパスは他のコンパスとは異なり、円形に沿って変わった絵文字が掘られてある。東西南北を指すものではない魔法に反応する魔導具の一つだった。
「おい、見ろ! 少女の手の中にあるコンパスが光ってるぞ」
「え!?」
「それ、魔導具だろ!? まさか、そのコンパスはまだ魔法が使えるのか」
乗客達はこの地獄を脱する糸口を見つけ、少女を獣のような目を向けた。少女は子鹿のように怯えた。その前を黒人の男が立ちはだかった。
「あれを彼女から取り上げても無駄だぞ。魔法が使えないお前達じゃあな」
「それじゃ、あの子は魔法が使えるのか!? どうして……いや、それより魔法が使えるならとっとと俺達を助けてくれよ」
「あの子に死人と戦えというのか」
「でなきゃ全員がやられる」
「それは無理だ。死人は既に死んでいる。完全に殺すには大きな火力が必要だ。彼女にはまだそれが出来ない」
黒人はそう言ってアリスの方を振り返った。
「行くんだ」
「やだ!」
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