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第3部
1話 いつだって事件は扉から
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「へえー、金属系のスライムってめっき液の代わりになるんだ」
カウンターに肘をつき、手にした電解めっきの本に顔を近づける。夏にリリアナと本屋に行ったときに購入したものだ。
帯に『初心者におすすめ!』と書いていた通り、紙面には詳細な図解とともに『金属系スライムの捕まえ方』や『ゴールドスライムとブラススライムの見分け方』などがわかりやすく載っていた。
「めっき液って高いもんな……。これなら部品ぐらいはうちでも……。うーん、でも、ダンジョンに潜るのは、ちょっとなあ……」
自慢じゃないがアルティに魔物を捕獲する腕はない。探索者組合に依頼を出すのもタダじゃないし、とりあえず今のところは保留にしておこう。
栞代わりに、近くに置いてあった紙を取ろうとして動きが止まる。
さっき実家から届いた封筒だ。ご丁寧に配達証明付きの。生死を気にかけてくれるのはありがたいが、その分こちらの罪悪感も増していく。この工房に来てから毎年欠かさず送られてくるものの、一度たりとも開封していないからだ。
アルティの実家は首都から馬車で二日ほど南に下った先にある、アクシス領ルビ村という小さな村だ。名物も観光名所も特にない、人間よりも羊が幅を利かせている田舎である。名前を出しても、百人中九十九人は「そんな村あったっけ?」と首を傾げるだろう。
残してきた思い出は多々あるけれど――最近では懐かしむことも少なくなった。奉公に出されたことを恨んでいるわけではない。貧しいながらも家族たちはアルティを大事に育ててくれたし、まだ幼い妹たちを食べさせるためには仕方がなかったと理解している。
ただ、自分がいなくても廻り続ける世界を直視したくないだけだ。
ため息をついて封筒を本に挟み込む。今はまだ、とても開ける気にはなれない。いつか気持ちの整理がつくまでは、机の中で眠っていてもらおう。
「ごめんな、ルフト兄……」
手紙の主に謝罪して、背後を振り返る。工房の中ではクリフが難しい顔をして金槌を振るっていた。機嫌が悪いわけではない。金槌を振るうときはいつもああなのだ。
「師匠! そろそろお昼ですけど、どうします?」
クリフの返答より先に、玄関のドアが開いた。視線を戻すと、薄汚れたフードを被った女性が、ドアにもたれるように立っていた。ここまで走ってきたのか、ふらふらして今にも倒れそうだ。
咄嗟に立ち上って「大丈夫ですか?」と声をかけると、女性は我に返ったようにハッと頭を上げた。
弾みでフードが外れ、顔があらわになる。女性は猫科の獣人だった。肩で切りそろえた髪の毛の隙間から、ピンと立った三角耳が覗いている。金色の体毛に覆われた顔には黒い斑模様が浮いていた。
虎柄はよく見るが、斑模様は珍しい。思わずしげしげと見つめると、飴玉みたいな琥珀色の虹彩の中で、縦長の瞳孔がふっと緩んだ。
「あっ、ちょっと!」
カウンターから飛び出し、膝からくずおれた体をなんとか抱える。しかし、小柄なアルティでは支えきれず、そのまま床に尻餅をつく。
「しっかり! しっかりしてください!」
何度揺すっても、呼びかけても、獣人は目を覚ます気配がない。
「なんじゃ、どうした。騒がしいのう」
「師匠! お医者さん呼んできてください! 早く!」
「ご迷惑をおかけして申し訳ありません……」
粗末なベッドの上で獣人がしおらしく頭を下げる。その手の中では、淹れたばかりのココアがほかほかと湯気を立てている。
ここは店の二階。アルティとクリフの居住スペースの一室だ。シュトライザー工房は店舗と住居が一体型の物件で、店の階段を上がるとキッチンがあり、その奥に風呂やトイレ、そしてアルティたちの部屋がある。さすがに妙齢の女性を男の部屋に寝かせるのは忍びないので、空室になっていた二部屋のうち、出入り口に近い方に運び込んだのだ。
「お医者さまが言うには過労だそうです。栄養を取ってしばらく休めばよくなると。ココア、冷めないうちにどうぞ。遠慮なく」
「猫舌なので……」
申し訳なさそうに眉を下げられ、こちらがいたたまれなくなる。しんと気まずい沈黙が降りる中、獣人が「あの……」と言いにくそうに口を開いた。
「ここはシュトライザ―工房で間違いないですか?」
「え、ええ、そうですけど……。それより、あなたはどちらさまですか?」
獣人は慌てて「すみません!」と叫んだ。
「私はミーナ・シュタインベルガーと申します。ウルカナ領アルテガ村の村長の娘です。ラスタ王国一の腕と名高いクリフさまに折り入ってお願いに参りました」
そのクリフは階下で野次馬連中を追い払っているところである。人情に厚いのはいいが、何かあるとすぐに集まってくるので対処が大変だ。
「鎧兜の製作ですか?」
ミーナは少し言葉を詰まらせ、「いえ、鎧の修理をお願いできないかと……」と消え入りそうな声で言った。
「せっかく来ていただいて申し訳ないんですが、うちが扱っているのはデュラハン専用の鎧兜なんです。修理ならなおさら、他の工房に行っていただいた方が……」
他種族の鎧も扱えないわけではないが、こちらにはノウハウがないので、獣人専門の職人に頼んだ方がいい。特に古いものであればあるほど、扱いに慎重を期する必要がある。勝手も知らずにうっかり壊してしまっては元も子もない。
「そこをなんとか……! どうしても腕のいい職人が必要なんです」
ココアを持ったまま前のめりになるミーナを押し留めたとき、にわかに階下が騒がしくなった。
「わっ、なんですかこの騒ぎは!」
店に降りると、金槌を持ったクリフと近所の職人連中が、でかい灰色の塊を取り囲んでいた。灰色の塊は非常にすばしっこく、捕まえようと腕を伸ばした端からすり抜けていく。
「お前も手伝え! この犬っころ、急に飛び込んで来よったんじゃ!」
「犬っころ?」
よく見れば、灰色の塊は薄汚れたマントに身を包んだ犬の獣人だった。長く伸ばした真っ黒な髪の毛の隙間から、折れた耳が覗いている。顔を覆う灰色の体毛は、牛乳を飲んだあとみたいに鼻先と口の周りだけ白かった。
何かを探しているのだろうか。周りの怒声や罵声は意に介さず、床に這いつくばって一心不乱に匂いを嗅いでいる。
「猫の次は犬かあ……」
どうも今日は珍客が多い。ぼやきながらカウンターの隅に立てかけていた刺股を手に近づく。それが相手を刺激したのか、今まで床に這いつくばっていた犬の獣人がぐりんとこちらを向いた。
「ミーナの匂い……!」
唸り声をあげ、牙を剥いた犬の獣人がこちらに飛びかかってくる。次の瞬間、開け放たれたドアから激しい冷気が吹き込み、目の前に氷柱の壁ができた。
「ぎゃんっ!」
勢いを殺しきれずに激突した犬の獣人が悲鳴を上げ、床に転がる。それを疾風のように押さえつけたのは、鮮やかなコバルトブルーの鎧兜に身を包んだデュラハンだった。その背後には「あちゃー」と言いたげに頭を抱えた青い鎧兜のデュラハンもいる。
「リリアナさん!」
「アルティ! 無事か!」
頷くと、リリアナは安堵の息をついて犬の獣人を睨みつけた。
「私の縄張りで暴れやがって、この不良獣人が!」
「勝手に縄張りにしないでくださいよ、連隊長。そんなんだから、戦女神さまって言われるんですよ……」
肩を落とした青い鎧兜のデュラハン――リリアナの部下のハンスが手錠を手に床に跪く。留置所に連行するつもりだろう。それを悟った犬の獣人が、大きく体を捩って吠えるように叫んだ。
「離せ! ミーナをどこにやった? 傷つけたら許さないからな!」
「何言ってんだお前。この耳は飾りか? 引きちぎるぞ」
「リリアナさん、物騒なことはやめて……。君が探しているミーナって、琥珀色の瞳をした猫の獣人の女の子?」
首を傾げるアルティに、犬の獣人が「そうだよ!」と怒鳴る。同時に、頭上で軽やかな足音が鳴り、当の本人が階段を駆け降りてきた。
「ウルフ! 何やってるの!」
「ミーナ!」
「……どうやら、お知り合いのようですねー」
目を点にした周囲を置き去りに、ハンスの間延びした声が静まり返った店内に響く。
厄日はまだ始まったばかりのようだった。
カウンターに肘をつき、手にした電解めっきの本に顔を近づける。夏にリリアナと本屋に行ったときに購入したものだ。
帯に『初心者におすすめ!』と書いていた通り、紙面には詳細な図解とともに『金属系スライムの捕まえ方』や『ゴールドスライムとブラススライムの見分け方』などがわかりやすく載っていた。
「めっき液って高いもんな……。これなら部品ぐらいはうちでも……。うーん、でも、ダンジョンに潜るのは、ちょっとなあ……」
自慢じゃないがアルティに魔物を捕獲する腕はない。探索者組合に依頼を出すのもタダじゃないし、とりあえず今のところは保留にしておこう。
栞代わりに、近くに置いてあった紙を取ろうとして動きが止まる。
さっき実家から届いた封筒だ。ご丁寧に配達証明付きの。生死を気にかけてくれるのはありがたいが、その分こちらの罪悪感も増していく。この工房に来てから毎年欠かさず送られてくるものの、一度たりとも開封していないからだ。
アルティの実家は首都から馬車で二日ほど南に下った先にある、アクシス領ルビ村という小さな村だ。名物も観光名所も特にない、人間よりも羊が幅を利かせている田舎である。名前を出しても、百人中九十九人は「そんな村あったっけ?」と首を傾げるだろう。
残してきた思い出は多々あるけれど――最近では懐かしむことも少なくなった。奉公に出されたことを恨んでいるわけではない。貧しいながらも家族たちはアルティを大事に育ててくれたし、まだ幼い妹たちを食べさせるためには仕方がなかったと理解している。
ただ、自分がいなくても廻り続ける世界を直視したくないだけだ。
ため息をついて封筒を本に挟み込む。今はまだ、とても開ける気にはなれない。いつか気持ちの整理がつくまでは、机の中で眠っていてもらおう。
「ごめんな、ルフト兄……」
手紙の主に謝罪して、背後を振り返る。工房の中ではクリフが難しい顔をして金槌を振るっていた。機嫌が悪いわけではない。金槌を振るうときはいつもああなのだ。
「師匠! そろそろお昼ですけど、どうします?」
クリフの返答より先に、玄関のドアが開いた。視線を戻すと、薄汚れたフードを被った女性が、ドアにもたれるように立っていた。ここまで走ってきたのか、ふらふらして今にも倒れそうだ。
咄嗟に立ち上って「大丈夫ですか?」と声をかけると、女性は我に返ったようにハッと頭を上げた。
弾みでフードが外れ、顔があらわになる。女性は猫科の獣人だった。肩で切りそろえた髪の毛の隙間から、ピンと立った三角耳が覗いている。金色の体毛に覆われた顔には黒い斑模様が浮いていた。
虎柄はよく見るが、斑模様は珍しい。思わずしげしげと見つめると、飴玉みたいな琥珀色の虹彩の中で、縦長の瞳孔がふっと緩んだ。
「あっ、ちょっと!」
カウンターから飛び出し、膝からくずおれた体をなんとか抱える。しかし、小柄なアルティでは支えきれず、そのまま床に尻餅をつく。
「しっかり! しっかりしてください!」
何度揺すっても、呼びかけても、獣人は目を覚ます気配がない。
「なんじゃ、どうした。騒がしいのう」
「師匠! お医者さん呼んできてください! 早く!」
「ご迷惑をおかけして申し訳ありません……」
粗末なベッドの上で獣人がしおらしく頭を下げる。その手の中では、淹れたばかりのココアがほかほかと湯気を立てている。
ここは店の二階。アルティとクリフの居住スペースの一室だ。シュトライザー工房は店舗と住居が一体型の物件で、店の階段を上がるとキッチンがあり、その奥に風呂やトイレ、そしてアルティたちの部屋がある。さすがに妙齢の女性を男の部屋に寝かせるのは忍びないので、空室になっていた二部屋のうち、出入り口に近い方に運び込んだのだ。
「お医者さまが言うには過労だそうです。栄養を取ってしばらく休めばよくなると。ココア、冷めないうちにどうぞ。遠慮なく」
「猫舌なので……」
申し訳なさそうに眉を下げられ、こちらがいたたまれなくなる。しんと気まずい沈黙が降りる中、獣人が「あの……」と言いにくそうに口を開いた。
「ここはシュトライザ―工房で間違いないですか?」
「え、ええ、そうですけど……。それより、あなたはどちらさまですか?」
獣人は慌てて「すみません!」と叫んだ。
「私はミーナ・シュタインベルガーと申します。ウルカナ領アルテガ村の村長の娘です。ラスタ王国一の腕と名高いクリフさまに折り入ってお願いに参りました」
そのクリフは階下で野次馬連中を追い払っているところである。人情に厚いのはいいが、何かあるとすぐに集まってくるので対処が大変だ。
「鎧兜の製作ですか?」
ミーナは少し言葉を詰まらせ、「いえ、鎧の修理をお願いできないかと……」と消え入りそうな声で言った。
「せっかく来ていただいて申し訳ないんですが、うちが扱っているのはデュラハン専用の鎧兜なんです。修理ならなおさら、他の工房に行っていただいた方が……」
他種族の鎧も扱えないわけではないが、こちらにはノウハウがないので、獣人専門の職人に頼んだ方がいい。特に古いものであればあるほど、扱いに慎重を期する必要がある。勝手も知らずにうっかり壊してしまっては元も子もない。
「そこをなんとか……! どうしても腕のいい職人が必要なんです」
ココアを持ったまま前のめりになるミーナを押し留めたとき、にわかに階下が騒がしくなった。
「わっ、なんですかこの騒ぎは!」
店に降りると、金槌を持ったクリフと近所の職人連中が、でかい灰色の塊を取り囲んでいた。灰色の塊は非常にすばしっこく、捕まえようと腕を伸ばした端からすり抜けていく。
「お前も手伝え! この犬っころ、急に飛び込んで来よったんじゃ!」
「犬っころ?」
よく見れば、灰色の塊は薄汚れたマントに身を包んだ犬の獣人だった。長く伸ばした真っ黒な髪の毛の隙間から、折れた耳が覗いている。顔を覆う灰色の体毛は、牛乳を飲んだあとみたいに鼻先と口の周りだけ白かった。
何かを探しているのだろうか。周りの怒声や罵声は意に介さず、床に這いつくばって一心不乱に匂いを嗅いでいる。
「猫の次は犬かあ……」
どうも今日は珍客が多い。ぼやきながらカウンターの隅に立てかけていた刺股を手に近づく。それが相手を刺激したのか、今まで床に這いつくばっていた犬の獣人がぐりんとこちらを向いた。
「ミーナの匂い……!」
唸り声をあげ、牙を剥いた犬の獣人がこちらに飛びかかってくる。次の瞬間、開け放たれたドアから激しい冷気が吹き込み、目の前に氷柱の壁ができた。
「ぎゃんっ!」
勢いを殺しきれずに激突した犬の獣人が悲鳴を上げ、床に転がる。それを疾風のように押さえつけたのは、鮮やかなコバルトブルーの鎧兜に身を包んだデュラハンだった。その背後には「あちゃー」と言いたげに頭を抱えた青い鎧兜のデュラハンもいる。
「リリアナさん!」
「アルティ! 無事か!」
頷くと、リリアナは安堵の息をついて犬の獣人を睨みつけた。
「私の縄張りで暴れやがって、この不良獣人が!」
「勝手に縄張りにしないでくださいよ、連隊長。そんなんだから、戦女神さまって言われるんですよ……」
肩を落とした青い鎧兜のデュラハン――リリアナの部下のハンスが手錠を手に床に跪く。留置所に連行するつもりだろう。それを悟った犬の獣人が、大きく体を捩って吠えるように叫んだ。
「離せ! ミーナをどこにやった? 傷つけたら許さないからな!」
「何言ってんだお前。この耳は飾りか? 引きちぎるぞ」
「リリアナさん、物騒なことはやめて……。君が探しているミーナって、琥珀色の瞳をした猫の獣人の女の子?」
首を傾げるアルティに、犬の獣人が「そうだよ!」と怒鳴る。同時に、頭上で軽やかな足音が鳴り、当の本人が階段を駆け降りてきた。
「ウルフ! 何やってるの!」
「ミーナ!」
「……どうやら、お知り合いのようですねー」
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