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2章 関節痛のお婆ちゃんと、骨を強くするご飯
第9話 少し頑張ってみませんか?
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「お母さん、錬金術師さまの助手さんが珍しいご飯を作ってくれたんだけど、食べる?」
ミリアがナリノにそう問い掛けるのが聞こえる。すると怒鳴り声で「お前の作るもんよりはましなんだろうね!」と返って来た。ナリノ、今日も絶好調だ。
「お母さん食べるって。運ぶわね」
そう言ってトレイを出すミリア。浅葱は布製の鍋つかみを使い、熱々のグラタンを鍋敷きに乗せた。
「鍋敷きに置くの?」
「はい。直接置くと、トレイとかが焦げ付いてしまいますから」
「あら、そうよね。ガス窯で焼いているんだものね。やだ、いつもの食器のつもりでそのままトレイに乗せちゃうところだったわ」
浅葱から鍋つかみを受け取ったミリアは、グラタンを鍋敷きごと両手で持ち上げてトレイに乗せ、冷たい水とスプーンを添えてナリノの部屋へ。
浅葱はナリノの反応が気になって、そっと部屋の様子を伺える位置に移動した。ロロアとカロムも気になるのか付いて来る。アントンはテーブルに着いたまま、優雅に紅茶のカップを傾けていた。
ベッドにいながら食事が出来る様に作られたテーブル。そこにトレイが置かれると、ナリノは訝しげな表情でグラタンを覗き込んだ。
「何だい、これは」
「グラタンって言うお料理なんですって。骨を強くしたり、血液をサラサラにしたりする材料で作られているらしいわよ。そして痩せられる。お母さんにぴったりのお料理じゃ無い?」
「ふん、そんな都合の良い料理があるもんか。本当だとしたら、薬みたいに不味いんじゃ無いだろうね」
「失礼な事言わないでよ。私たちが考えた事も無い様な、食材が持っている効果ってものがあるんですって。助手さんが教えてくれたの。それにとても良い匂いでしょう? 不味くなんか無いわよ絶対」
「確かに、お前が作るもんよりはましだろうしね」
ナリノは不機嫌な表情のまま、それでもスプーンをグラタンに突っ込んだ。大盛りに掬って口へ。もぐもぐと咀嚼する。
するとそれまで皺が寄りっぱなしだった眉間がつるりとなり、釣り上がり気味だった眼も見開かれ、微かだが優しいものになった。
そのまま黙々と食べ続けるナリノ。そんなナリノにミリアが言う。
「ね、美味しいでしょう?」
「ま、お前の作るもんよりは幾らかましだね。ん? この肉の中にある硬いものは何だい?」
「鶏の軟骨ですって。それが1番効くんですって」
「はん、またけったいなものを食わすもんだね」
ナリノはまた眉間に皴を寄せ、それでも手は止まらない。しかしふと気付いた様に言った。
「ミリア、米は」
「お米は暫くお預けよ。お米は太るんですって。今のお母さんは痩せなきゃならないんだから」
するとナリノはスプーンを持ったままの手で、テーブルを苛立たしげに叩いた。
「言っただろう、こんなになっちまって食べる事しか楽しみが無いって。好きなもんもろくに食べられないんなら、死んだ方がましだよ!」
「縁起でも無い事言わないでよ! 痩せて、痛みが少なくなったら食べる事以外にも楽しみが出来るわよ。だから少しは我慢してよ」
「煩いね。こんなもんだけで足りるかい。早く米を持って来るんだよ!」
すると、そんな様子をハラハラと見守る浅葱とロロア、「あ~あ」と呆れ気味のカロムの横を通り過ぎ、ナリノの部屋へと入って行ったのはアントンだった。
「ナリノよ、少しはミリアの言う事も聞いてくれんかの。お前さんの関節痛は、太っている事も悪影響なんじゃ。確かに食べる以外に楽しみが無いと言われればそうなのかも知れんが、それで悪循環を起こしておるんじゃよ」
穏やかに言うアントンだが、それはナリノにとって、火に油を注ぐ様なもの。ナリノには何を言ってもそうなってしまうのだ。
「本当に誰もかれも煩いね! 私がこうなって誰かに迷惑を掛けてる訳じゃ無いだろ! 好きな様にさせとくれよ!」
その台詞には、流石にミリアが黙ってはいなかった。ナリノが癇癪を起こし始めてからぐっと我慢をしていた様だが、堪忍袋の緒が切れたのだろう。
だがその口調はそれまでの「反射的に言い返す」様なものでは無く、静かなものだった。その分それまで以上の怒りが感じられた。
「迷惑を掛けていないって、本気で思ってるの? 痛いのがしんどいのは解るわよ。でもそれで嫌な事ばかり言って、私たちが辛く無いとでも思ってる? この前はメリーヌに村外れの錬金術師さまのお家にまでお薬を買いに行かせたりもしたわよね。それでも迷惑を掛けて無いって思う?」
すると、ナリノはぐっと喉を鳴らして黙ってしまった。正論を言われたからなのか、それとも普段とは違う娘の様子に怯んでしまったからなのか。
「良い加減にちゃんと話を聞いてよ。このお料理だって、お母さんの痛みが少しでも和らぐ様にって助手さんが考えてくれたのよ。痛みだけじゃ無くて、お米とお肉ばかり食べるお母さんの身体に良い様にって、他にも考えてくれたの。錬金術師さまだって新しいお薬を調合してくださった。皆、お母さんの事を心配してくれてるんだから」
ナリノは不貞腐れた様に唇を尖らせ、まるで駄々っ子の様に俯いてしまう。これまで跳ね返ってばかりだったから、素直に聞き入れる事が出来ないのだろう。
浅葱が口出しを出来る事は何も無いが、それでも何か無いかと考えていると、横で浅葱と揃って固唾を飲んでいたロロアが部屋の中にそっと入って行った。
「あ、あの、ナリノお婆ちゃま」
おずおずと口を開くと、ナリノがちらとロロアを見遣り、すぐに視線を逸らして「何だい」と呟く様に言った。
「僕、お薬の調合頑張りましたカピ。アサギさんはナリノお婆ちゃまに美味しく食べて貰える様にお料理を作りましたカピ。僕たち、ナリノお婆ちゃまにお元気にしていて欲しいですカピ。でも僕たちだけではナリノお婆ちゃまの痛みを和らげる事は難しいのですカピ。なのでナリノお婆ちゃまにも頑張って欲しいのですカピ。僕たちはその為のお手伝いをしますカピ」
するとナリノは気不味そうに言い放つ。
「ふん……まさか畜生に説教をされるとはね」
浅葱はナリノの部屋の戸口に立つと、「あ、あの」と声を掛けた。
「ナリノさん、グラタン、どうでした?」
ナリノの視線がゆっくりと浅葱に動く。
「……まぁ、ミリアの作るもんよりはましだったかね」
その言葉の中には少しの照れの様なものが感じられ、「美味しい」と思ってくれた事が感じられた。
「良かったです。お料理もうひとつ、作り方をミリアさんにお渡ししているので、作って貰ってくださいね。お米、美味しいですよね。僕も好きです。だけど、お米は食べ過ぎてしまうと太ってしまうんです。ナリノさんは今自由に動く事が難しいと思うので、食べ過ぎると身体に太る成分が溜まってしまうんです。なので、好きなものを我慢するのはお辛いとは思いますけど、少し頑張ってみませんか? お肉もお野菜もバランス良く食べられて身体に良いお料理、僕、また考えますから」
浅葱がそう言って柔らかな笑みを浮かべると、ナリノは「はぁ」と観念した様に息を吐いた。
「こんな若造にまで言われるとはね。解ったよ。暫くは我慢してやるよ。その代わり、薬も料理も効果が無かったらただじゃおかないよ」
また物騒だが、これでナリノ本人が少しでも自分を大事にしてくれたら、それが1番良い。
幾ら周りが手を貸そうが、本人が無頓着なら、効果は殆ど出るものでは無いのだ。
ナリノの台詞に浅葱とロロアは安堵し、アントンも「うんうん」と頷く。部屋の外で様子を見ていたカロムは「やれやれ」と言う様に肩を竦め、ミリアは「もうっ」と呆れた様に息を吐いた。
「本当にお願いね、お母さん。私もご飯作り頑張るから」
「何度も言うんじゃ無いよ煩いね。解ったから、お前はもう少し料理の腕を上げとくれ。そうしたら少しは楽しみも出来るってもんさ」
「努力するわ」
ミリアはそう言って苦笑した。
ミリアがナリノにそう問い掛けるのが聞こえる。すると怒鳴り声で「お前の作るもんよりはましなんだろうね!」と返って来た。ナリノ、今日も絶好調だ。
「お母さん食べるって。運ぶわね」
そう言ってトレイを出すミリア。浅葱は布製の鍋つかみを使い、熱々のグラタンを鍋敷きに乗せた。
「鍋敷きに置くの?」
「はい。直接置くと、トレイとかが焦げ付いてしまいますから」
「あら、そうよね。ガス窯で焼いているんだものね。やだ、いつもの食器のつもりでそのままトレイに乗せちゃうところだったわ」
浅葱から鍋つかみを受け取ったミリアは、グラタンを鍋敷きごと両手で持ち上げてトレイに乗せ、冷たい水とスプーンを添えてナリノの部屋へ。
浅葱はナリノの反応が気になって、そっと部屋の様子を伺える位置に移動した。ロロアとカロムも気になるのか付いて来る。アントンはテーブルに着いたまま、優雅に紅茶のカップを傾けていた。
ベッドにいながら食事が出来る様に作られたテーブル。そこにトレイが置かれると、ナリノは訝しげな表情でグラタンを覗き込んだ。
「何だい、これは」
「グラタンって言うお料理なんですって。骨を強くしたり、血液をサラサラにしたりする材料で作られているらしいわよ。そして痩せられる。お母さんにぴったりのお料理じゃ無い?」
「ふん、そんな都合の良い料理があるもんか。本当だとしたら、薬みたいに不味いんじゃ無いだろうね」
「失礼な事言わないでよ。私たちが考えた事も無い様な、食材が持っている効果ってものがあるんですって。助手さんが教えてくれたの。それにとても良い匂いでしょう? 不味くなんか無いわよ絶対」
「確かに、お前が作るもんよりはましだろうしね」
ナリノは不機嫌な表情のまま、それでもスプーンをグラタンに突っ込んだ。大盛りに掬って口へ。もぐもぐと咀嚼する。
するとそれまで皺が寄りっぱなしだった眉間がつるりとなり、釣り上がり気味だった眼も見開かれ、微かだが優しいものになった。
そのまま黙々と食べ続けるナリノ。そんなナリノにミリアが言う。
「ね、美味しいでしょう?」
「ま、お前の作るもんよりは幾らかましだね。ん? この肉の中にある硬いものは何だい?」
「鶏の軟骨ですって。それが1番効くんですって」
「はん、またけったいなものを食わすもんだね」
ナリノはまた眉間に皴を寄せ、それでも手は止まらない。しかしふと気付いた様に言った。
「ミリア、米は」
「お米は暫くお預けよ。お米は太るんですって。今のお母さんは痩せなきゃならないんだから」
するとナリノはスプーンを持ったままの手で、テーブルを苛立たしげに叩いた。
「言っただろう、こんなになっちまって食べる事しか楽しみが無いって。好きなもんもろくに食べられないんなら、死んだ方がましだよ!」
「縁起でも無い事言わないでよ! 痩せて、痛みが少なくなったら食べる事以外にも楽しみが出来るわよ。だから少しは我慢してよ」
「煩いね。こんなもんだけで足りるかい。早く米を持って来るんだよ!」
すると、そんな様子をハラハラと見守る浅葱とロロア、「あ~あ」と呆れ気味のカロムの横を通り過ぎ、ナリノの部屋へと入って行ったのはアントンだった。
「ナリノよ、少しはミリアの言う事も聞いてくれんかの。お前さんの関節痛は、太っている事も悪影響なんじゃ。確かに食べる以外に楽しみが無いと言われればそうなのかも知れんが、それで悪循環を起こしておるんじゃよ」
穏やかに言うアントンだが、それはナリノにとって、火に油を注ぐ様なもの。ナリノには何を言ってもそうなってしまうのだ。
「本当に誰もかれも煩いね! 私がこうなって誰かに迷惑を掛けてる訳じゃ無いだろ! 好きな様にさせとくれよ!」
その台詞には、流石にミリアが黙ってはいなかった。ナリノが癇癪を起こし始めてからぐっと我慢をしていた様だが、堪忍袋の緒が切れたのだろう。
だがその口調はそれまでの「反射的に言い返す」様なものでは無く、静かなものだった。その分それまで以上の怒りが感じられた。
「迷惑を掛けていないって、本気で思ってるの? 痛いのがしんどいのは解るわよ。でもそれで嫌な事ばかり言って、私たちが辛く無いとでも思ってる? この前はメリーヌに村外れの錬金術師さまのお家にまでお薬を買いに行かせたりもしたわよね。それでも迷惑を掛けて無いって思う?」
すると、ナリノはぐっと喉を鳴らして黙ってしまった。正論を言われたからなのか、それとも普段とは違う娘の様子に怯んでしまったからなのか。
「良い加減にちゃんと話を聞いてよ。このお料理だって、お母さんの痛みが少しでも和らぐ様にって助手さんが考えてくれたのよ。痛みだけじゃ無くて、お米とお肉ばかり食べるお母さんの身体に良い様にって、他にも考えてくれたの。錬金術師さまだって新しいお薬を調合してくださった。皆、お母さんの事を心配してくれてるんだから」
ナリノは不貞腐れた様に唇を尖らせ、まるで駄々っ子の様に俯いてしまう。これまで跳ね返ってばかりだったから、素直に聞き入れる事が出来ないのだろう。
浅葱が口出しを出来る事は何も無いが、それでも何か無いかと考えていると、横で浅葱と揃って固唾を飲んでいたロロアが部屋の中にそっと入って行った。
「あ、あの、ナリノお婆ちゃま」
おずおずと口を開くと、ナリノがちらとロロアを見遣り、すぐに視線を逸らして「何だい」と呟く様に言った。
「僕、お薬の調合頑張りましたカピ。アサギさんはナリノお婆ちゃまに美味しく食べて貰える様にお料理を作りましたカピ。僕たち、ナリノお婆ちゃまにお元気にしていて欲しいですカピ。でも僕たちだけではナリノお婆ちゃまの痛みを和らげる事は難しいのですカピ。なのでナリノお婆ちゃまにも頑張って欲しいのですカピ。僕たちはその為のお手伝いをしますカピ」
するとナリノは気不味そうに言い放つ。
「ふん……まさか畜生に説教をされるとはね」
浅葱はナリノの部屋の戸口に立つと、「あ、あの」と声を掛けた。
「ナリノさん、グラタン、どうでした?」
ナリノの視線がゆっくりと浅葱に動く。
「……まぁ、ミリアの作るもんよりはましだったかね」
その言葉の中には少しの照れの様なものが感じられ、「美味しい」と思ってくれた事が感じられた。
「良かったです。お料理もうひとつ、作り方をミリアさんにお渡ししているので、作って貰ってくださいね。お米、美味しいですよね。僕も好きです。だけど、お米は食べ過ぎてしまうと太ってしまうんです。ナリノさんは今自由に動く事が難しいと思うので、食べ過ぎると身体に太る成分が溜まってしまうんです。なので、好きなものを我慢するのはお辛いとは思いますけど、少し頑張ってみませんか? お肉もお野菜もバランス良く食べられて身体に良いお料理、僕、また考えますから」
浅葱がそう言って柔らかな笑みを浮かべると、ナリノは「はぁ」と観念した様に息を吐いた。
「こんな若造にまで言われるとはね。解ったよ。暫くは我慢してやるよ。その代わり、薬も料理も効果が無かったらただじゃおかないよ」
また物騒だが、これでナリノ本人が少しでも自分を大事にしてくれたら、それが1番良い。
幾ら周りが手を貸そうが、本人が無頓着なら、効果は殆ど出るものでは無いのだ。
ナリノの台詞に浅葱とロロアは安堵し、アントンも「うんうん」と頷く。部屋の外で様子を見ていたカロムは「やれやれ」と言う様に肩を竦め、ミリアは「もうっ」と呆れた様に息を吐いた。
「本当にお願いね、お母さん。私もご飯作り頑張るから」
「何度も言うんじゃ無いよ煩いね。解ったから、お前はもう少し料理の腕を上げとくれ。そうしたら少しは楽しみも出来るってもんさ」
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ミリアはそう言って苦笑した。
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