61 / 92
7章 痩せたいお嬢さんのダイエットご飯
第1話 強化合宿とかしてみたいんだけどなぁ
しおりを挟む
ある日の昼、そろそろお茶でもしましょうか、という頃、浅葱とロロア、カロムはアントンの病院にいた。調合した薬を届ける為である。
薬はこうして浅葱たちが届ける事もあれば、クリントが馬でひとっ走り取りに来る事もある。
それは薬依頼の電話で決められる。クリントは「申し訳無いですから」とこちらに来るといつも言ってくれるのだが。
「お家に篭りきりですと、身体にも心にも良く無いのですカピ。お邪魔で無いのでしたら、是非お伺いさせていただきたいですカピ」
ロロアはそう言って、毎回では無いが外に出たがった。確かに家に篭りっきりで研究や調合ばかりしていると、鬱々として来るだろう。
今回は風邪薬や打ち身、傷の塗り薬など、多く処方されるものが殆どだった。
患者が途切れるのを待って、皆で待合室で、受付の女性フルビアが淹れてくれたハーブティをいただく。リラックス効果もあるカモミールティだ。柔らかな味わいが身体に優しい。
その時、外へと繋がるドアがゆっくりと開かれた。患者だろうか。
「こ、こんにちはぁ……」
顔を覗かせたのは、膨よかな若い女性だった。息も絶え絶えで、腰を軽く曲げてお腹を押さえている。
「おや、どうしたんじゃ?」
アントンが立ち上がって、カップをフルビアに預ける。クリントはカップを受付のカウンタに置いて、女性に駆け寄った。
「お、お腹がぱんぱんに張って、痛くて……」
額に玉の汗を浮かべた女性は、呻く様に言って顔を顰める。
「とにかく診察室に入ろうかの。もう少し頑張って歩けるかの?」
「は、はい……」
「錬金術師の先生たちはゆっくりして行っておくれのう」
「さ、こちらにどうぞ。急がなくても大丈夫ですよ」
クリントが促し、少しふらつく女性のペースに合わせて診察室へ。最後にアントンが入って、ドアが閉められた。
「大丈夫かな。凄く苦しそうだったね」
「そうですカピね。お腹が張ると言う事でしたので、原因の予想は付くのですカピが、問題は何故そうなったか、ですカピ」
「そうなのか?」
「違う可能性も勿論あるのですカピ。そうなると深刻な事になってしまうのですカピが……アントン先生の診断を待つのですカピ。お急ぎのお薬があるかも知れませんカピ」
「そうだね」
数分後、診察室のドアが開いた。クリントが顔を出す。
「錬金術師さま、アサギさん、中に入っていただいて良いですか? カロムさんも良かったら」
浅葱たちは顔を見合わせ、立ち上がると診察室に入る。中では苦笑するアントンと、顔を赤らめている女性患者が掛けている。
「ま、ベッドで済まんが掛けておくれ」
言われ、浅葱たちはベッドに座る。
「これはのう、薬で解決も出来るんじゃが、今はアサギくんがいるからのう。食事で何とかならんものかと思ってのう」
「どうしました?」
「うむ、錬金術師の先生とアサギくんは初めましてかのう? この患者はルーシーと言うんじゃ」
「る、ルーシーです。初めまして……」
ルーシーは恥ずかしげに、小さく頭を下げた。
「初めましてカピ。ロロアですカピ」
「初めまして。浅葱です」
浅葱たちもぺこりと挨拶を返す。
「診断としては、腹部膨満感。要はガスが腹に溜まりに溜まっておるんじゃな」
「やはりですカピ。と言う事は、深刻な病気では無いのですカピね」
それは何よりだ。本人は苦しいだろうが。
「そうじゃな。で、問題はその原因なんじゃが」
「はいカピ」
「最近、減量を始めたとの事でなぁ。腹が張り始めた時期がそれと一致するらしくてのう。お通じは元々そう良い方では無かったそうじゃが、それも更に少なくなっておるとの事でのう。多分それに関係しておるんじゃろう」
「成る程ですカピ」
「あの、良いですか?」
浅葱が軽く手を上げる。
「うむ、どうぞ」
アントンに促され、浅葱は口を開く。
「ルーシーさん、減量ってどういう方法でされているんですか? 腹部膨満感と言う事は食事で?」
「はい、ご、ご飯で。ぐっと量を減らしました」
「どんなものを、どれぐらい食べてますか?」
「お米を、1皿だけ」
「白米ですか?」
「はい」
「他には?」
「それだけです」
「お野菜とかお肉とかは食べずに?」
「はい。食べる量を少なくしたら良いと思って。お米が大好きなので、減らすならお野菜とかかなって」
「減量を始めるまでは、どんな食生活でしたか?」
「お米は2皿くらい食べてました。お野菜とかも勿論。でもそれ以上にお米を沢山食べてました」
「ありがとうございます。原因が判りました」
「えっ?」
ルーシーが眼を開く。
「食生活の偏りです。ええとまず、減量前は少しでもお野菜とかお肉とかを食べていたので、どうにか腸も動いていたんだと思います。ですがそれが無くなったので、腸が巧く働かなくなったんでしょう。だからお通じが極端に少なくなって、お腹にガスが溜まってしまった。お米がお好きだと言う方には酷な話なんですが、白米は太りやすいんですよ」
「ええっ? そうなんですか!?」
ルーシーがショックを受けた様に声を上げる。
「おお、そう言えば前にもそんな事を言っておったのう」
「はい。誰にも好きなもの嫌いなものはあるので、少しの偏りぐらいなら大丈夫だと思うんですが、ここまで極端だと影響が出てしまうと思います。ルーシーさん、痩せたいんですよね?」
「は、はい」
「どれぐらいですか?」
「そ、そりゃあもう、凄く!」
ルーシーは力んで拳を握り、何度も頷く。
「健康的に痩せる。これが大事です。ルーシーさん、暫くは僕の言う通りの食生活をしてみてくれませんか? ええと、ルーシーさんのお宅で食事の用意をされているのはどなたですか?」
「わ、私です。うちはとうに母親が亡くなっているので」
「じゃあお父さんとふたり暮らしですか?」
「いえ、妹がひとりいます」
「うぅん」
浅葱は唸る。
「うちにもうひとつ部屋があって、ルーシーさんが了承してくれて、ロロアが許してくれるんなら、10日ぐらい強化合宿とかしてみたいんだけどなぁ」
するとロロアが首を傾げる。
「減量の強化合宿ですカピか?」
「そう。まずは数日間集中して、お米とかお芋とかを絶って欲しいんだ。でもルーシーさんはお米が大好きでしょう? 我慢するのも大変だろうし、何より本当にお米、と言うか白米を控えたら痩せるって証明が今は出来ないからね。まずはそれを信じて貰いたいんだよ」
「たった10日でそんなに効果が出るものなのか?」
「個人差はあるけどね。まずは10日から。あんまり長いとしんどくなるしね。その代わりスパルタだよ」
「ほう、それは儂も興味があるのう」
アントンが興味深げに口髭を弄った。
「爺ちゃんは別に太って無いでしょう?」
「儂は大丈夫じゃが、これからもルーシーの様な患者が来んとは限らんからのう。太り過ぎが身体に良く無いと言う事は判っておったんじゃ。じゃがどうすれば効果的なのかがこの世界では無かった。ただ食べる量を減らせば良い、そう思っとったからのう」
「確かにそれでも痩せる事は出来ます。毎日沢山食べていたのなら、それを減らせば良いって言うのは合理的ですもんね。でも食べるのもの中には太りやすいものとそうで無いものがあって、太りやすいものだけを食べてしまっていては、効果は余り出ません。なので太りにくいものを中心に適量を摂って、ゆっくりと体重を落とすのが良いです。急に落とすのは身体に良く無いので」
「成る程のう」
アントンがふんふんと頷く。
「あの、合宿なのですが、ルーシーさんさえよろしければ、僕は来ていただいて大丈夫ですカピよ」
「本当?」
「はいカピ。僕のお部屋を使っていただけたらと思いますカピ。お家を作っていただく時に人間さまのベッドを入れていただいたのですカピが、僕には大きすぎて使っていないのですカピ。ですが毎日カロムさんが綺麗にしてくれていますので、寝具を置けばお使いいただけるのですカピ」
「そうだな。ロロアは部屋も綺麗に使ってるしな。ルーシーが良ければ頑張ってみるか? でも男所帯だから難しいかな」
そこで浅葱が「あ」と声を上げる。
「そうだ、うちって男所帯だったね。何で忘れてたんだろう。そんなところに女性に合宿来て欲しいなんてとんでもない事言っちゃった。ごめんなさい、ルーシーさん」
浅葱が焦ると、カロムが可笑しそうに「ははっ」と笑う。
「アサギはたまに迂闊なところがあるよなぁ」
「面目ない」
浅葱が項垂れると、ロロアもしょんぼりと眼を伏せた。
「僕もうっかりしていたのですカピ。申し訳無いのですカピ」
「い、いいえ、大丈夫です」
ルーシーが慌てて首を振った。
「ふむ、となれば、ふむ、む、うむ、公民館を借りて、ルーシー、家族全員で来れんかのう?」
「公民館?」
浅葱が首を傾げた。
薬はこうして浅葱たちが届ける事もあれば、クリントが馬でひとっ走り取りに来る事もある。
それは薬依頼の電話で決められる。クリントは「申し訳無いですから」とこちらに来るといつも言ってくれるのだが。
「お家に篭りきりですと、身体にも心にも良く無いのですカピ。お邪魔で無いのでしたら、是非お伺いさせていただきたいですカピ」
ロロアはそう言って、毎回では無いが外に出たがった。確かに家に篭りっきりで研究や調合ばかりしていると、鬱々として来るだろう。
今回は風邪薬や打ち身、傷の塗り薬など、多く処方されるものが殆どだった。
患者が途切れるのを待って、皆で待合室で、受付の女性フルビアが淹れてくれたハーブティをいただく。リラックス効果もあるカモミールティだ。柔らかな味わいが身体に優しい。
その時、外へと繋がるドアがゆっくりと開かれた。患者だろうか。
「こ、こんにちはぁ……」
顔を覗かせたのは、膨よかな若い女性だった。息も絶え絶えで、腰を軽く曲げてお腹を押さえている。
「おや、どうしたんじゃ?」
アントンが立ち上がって、カップをフルビアに預ける。クリントはカップを受付のカウンタに置いて、女性に駆け寄った。
「お、お腹がぱんぱんに張って、痛くて……」
額に玉の汗を浮かべた女性は、呻く様に言って顔を顰める。
「とにかく診察室に入ろうかの。もう少し頑張って歩けるかの?」
「は、はい……」
「錬金術師の先生たちはゆっくりして行っておくれのう」
「さ、こちらにどうぞ。急がなくても大丈夫ですよ」
クリントが促し、少しふらつく女性のペースに合わせて診察室へ。最後にアントンが入って、ドアが閉められた。
「大丈夫かな。凄く苦しそうだったね」
「そうですカピね。お腹が張ると言う事でしたので、原因の予想は付くのですカピが、問題は何故そうなったか、ですカピ」
「そうなのか?」
「違う可能性も勿論あるのですカピ。そうなると深刻な事になってしまうのですカピが……アントン先生の診断を待つのですカピ。お急ぎのお薬があるかも知れませんカピ」
「そうだね」
数分後、診察室のドアが開いた。クリントが顔を出す。
「錬金術師さま、アサギさん、中に入っていただいて良いですか? カロムさんも良かったら」
浅葱たちは顔を見合わせ、立ち上がると診察室に入る。中では苦笑するアントンと、顔を赤らめている女性患者が掛けている。
「ま、ベッドで済まんが掛けておくれ」
言われ、浅葱たちはベッドに座る。
「これはのう、薬で解決も出来るんじゃが、今はアサギくんがいるからのう。食事で何とかならんものかと思ってのう」
「どうしました?」
「うむ、錬金術師の先生とアサギくんは初めましてかのう? この患者はルーシーと言うんじゃ」
「る、ルーシーです。初めまして……」
ルーシーは恥ずかしげに、小さく頭を下げた。
「初めましてカピ。ロロアですカピ」
「初めまして。浅葱です」
浅葱たちもぺこりと挨拶を返す。
「診断としては、腹部膨満感。要はガスが腹に溜まりに溜まっておるんじゃな」
「やはりですカピ。と言う事は、深刻な病気では無いのですカピね」
それは何よりだ。本人は苦しいだろうが。
「そうじゃな。で、問題はその原因なんじゃが」
「はいカピ」
「最近、減量を始めたとの事でなぁ。腹が張り始めた時期がそれと一致するらしくてのう。お通じは元々そう良い方では無かったそうじゃが、それも更に少なくなっておるとの事でのう。多分それに関係しておるんじゃろう」
「成る程ですカピ」
「あの、良いですか?」
浅葱が軽く手を上げる。
「うむ、どうぞ」
アントンに促され、浅葱は口を開く。
「ルーシーさん、減量ってどういう方法でされているんですか? 腹部膨満感と言う事は食事で?」
「はい、ご、ご飯で。ぐっと量を減らしました」
「どんなものを、どれぐらい食べてますか?」
「お米を、1皿だけ」
「白米ですか?」
「はい」
「他には?」
「それだけです」
「お野菜とかお肉とかは食べずに?」
「はい。食べる量を少なくしたら良いと思って。お米が大好きなので、減らすならお野菜とかかなって」
「減量を始めるまでは、どんな食生活でしたか?」
「お米は2皿くらい食べてました。お野菜とかも勿論。でもそれ以上にお米を沢山食べてました」
「ありがとうございます。原因が判りました」
「えっ?」
ルーシーが眼を開く。
「食生活の偏りです。ええとまず、減量前は少しでもお野菜とかお肉とかを食べていたので、どうにか腸も動いていたんだと思います。ですがそれが無くなったので、腸が巧く働かなくなったんでしょう。だからお通じが極端に少なくなって、お腹にガスが溜まってしまった。お米がお好きだと言う方には酷な話なんですが、白米は太りやすいんですよ」
「ええっ? そうなんですか!?」
ルーシーがショックを受けた様に声を上げる。
「おお、そう言えば前にもそんな事を言っておったのう」
「はい。誰にも好きなもの嫌いなものはあるので、少しの偏りぐらいなら大丈夫だと思うんですが、ここまで極端だと影響が出てしまうと思います。ルーシーさん、痩せたいんですよね?」
「は、はい」
「どれぐらいですか?」
「そ、そりゃあもう、凄く!」
ルーシーは力んで拳を握り、何度も頷く。
「健康的に痩せる。これが大事です。ルーシーさん、暫くは僕の言う通りの食生活をしてみてくれませんか? ええと、ルーシーさんのお宅で食事の用意をされているのはどなたですか?」
「わ、私です。うちはとうに母親が亡くなっているので」
「じゃあお父さんとふたり暮らしですか?」
「いえ、妹がひとりいます」
「うぅん」
浅葱は唸る。
「うちにもうひとつ部屋があって、ルーシーさんが了承してくれて、ロロアが許してくれるんなら、10日ぐらい強化合宿とかしてみたいんだけどなぁ」
するとロロアが首を傾げる。
「減量の強化合宿ですカピか?」
「そう。まずは数日間集中して、お米とかお芋とかを絶って欲しいんだ。でもルーシーさんはお米が大好きでしょう? 我慢するのも大変だろうし、何より本当にお米、と言うか白米を控えたら痩せるって証明が今は出来ないからね。まずはそれを信じて貰いたいんだよ」
「たった10日でそんなに効果が出るものなのか?」
「個人差はあるけどね。まずは10日から。あんまり長いとしんどくなるしね。その代わりスパルタだよ」
「ほう、それは儂も興味があるのう」
アントンが興味深げに口髭を弄った。
「爺ちゃんは別に太って無いでしょう?」
「儂は大丈夫じゃが、これからもルーシーの様な患者が来んとは限らんからのう。太り過ぎが身体に良く無いと言う事は判っておったんじゃ。じゃがどうすれば効果的なのかがこの世界では無かった。ただ食べる量を減らせば良い、そう思っとったからのう」
「確かにそれでも痩せる事は出来ます。毎日沢山食べていたのなら、それを減らせば良いって言うのは合理的ですもんね。でも食べるのもの中には太りやすいものとそうで無いものがあって、太りやすいものだけを食べてしまっていては、効果は余り出ません。なので太りにくいものを中心に適量を摂って、ゆっくりと体重を落とすのが良いです。急に落とすのは身体に良く無いので」
「成る程のう」
アントンがふんふんと頷く。
「あの、合宿なのですが、ルーシーさんさえよろしければ、僕は来ていただいて大丈夫ですカピよ」
「本当?」
「はいカピ。僕のお部屋を使っていただけたらと思いますカピ。お家を作っていただく時に人間さまのベッドを入れていただいたのですカピが、僕には大きすぎて使っていないのですカピ。ですが毎日カロムさんが綺麗にしてくれていますので、寝具を置けばお使いいただけるのですカピ」
「そうだな。ロロアは部屋も綺麗に使ってるしな。ルーシーが良ければ頑張ってみるか? でも男所帯だから難しいかな」
そこで浅葱が「あ」と声を上げる。
「そうだ、うちって男所帯だったね。何で忘れてたんだろう。そんなところに女性に合宿来て欲しいなんてとんでもない事言っちゃった。ごめんなさい、ルーシーさん」
浅葱が焦ると、カロムが可笑しそうに「ははっ」と笑う。
「アサギはたまに迂闊なところがあるよなぁ」
「面目ない」
浅葱が項垂れると、ロロアもしょんぼりと眼を伏せた。
「僕もうっかりしていたのですカピ。申し訳無いのですカピ」
「い、いいえ、大丈夫です」
ルーシーが慌てて首を振った。
「ふむ、となれば、ふむ、む、うむ、公民館を借りて、ルーシー、家族全員で来れんかのう?」
「公民館?」
浅葱が首を傾げた。
21
あなたにおすすめの小説
異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました
黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。
彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。
戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。
現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと!
「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」
ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。
絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。
伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進!
迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る!
これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー!
美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。
人生、逆転できないことなんて何もない!
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
子育てスキルで異世界生活 ~かわいい子供たち(人外含む)と楽しく暮らしてます~
九頭七尾
ファンタジー
子供を庇って死んだアラサー女子の私、新川沙織。
女神様が異世界に転生させてくれるというので、ダメもとで願ってみた。
「働かないで毎日毎日ただただ可愛い子供と遊んでのんびり暮らしたい」
「その願い叶えて差し上げましょう!」
「えっ、いいの?」
転生特典として与えられたのは〈子育て〉スキル。それは子供がどんどん集まってきて、どんどん私に懐き、どんどん成長していくというもので――。
「いやいやさすがに育ち過ぎでしょ!?」
思ってたよりちょっと性能がぶっ壊れてるけど、お陰で楽しく暮らしてます。
異世界でトラック運送屋を始めました! ◆お手紙ひとつからベヒーモスまで、なんでもどこにでも安全に運びます! 多分!◆
八神 凪
ファンタジー
日野 玖虎(ひの ひさとら)は長距離トラック運転手で生計を立てる26歳。
そんな彼の学生時代は荒れており、父の居ない家庭でテンプレのように母親に苦労ばかりかけていたことがあった。
しかし母親が心労と働きづめで倒れてからは真面目になり、高校に通いながらバイトをして家計を助けると誓う。
高校を卒業後は母に償いをするため、自分に出来ることと言えば族時代にならした運転くらいだと長距離トラック運転手として仕事に励む。
確実かつ時間通りに荷物を届け、ミスをしない奇跡の配達員として異名を馳せるようになり、かつての荒れていた玖虎はもうどこにも居なかった。
だがある日、彼が夜の町を走っていると若者が飛び出してきたのだ。
まずいと思いブレーキを踏むが間に合わず、トラックは若者を跳ね飛ばす。
――はずだったが、気づけば見知らぬ森に囲まれた場所に、居た。
先ほどまで住宅街を走っていたはずなのにと困惑する中、備え付けのカーナビが光り出して画面にはとてつもない美人が映し出される。
そして女性は信じられないことを口にする。
ここはあなたの居た世界ではない、と――
かくして、異世界への扉を叩く羽目になった玖虎は気を取り直して異世界で生きていくことを決意。
そして今日も彼はトラックのアクセルを踏むのだった。
スマホアプリで衣食住確保の異世界スローライフ 〜面倒なことは避けたいのに怖いものなしのスライムと弱気なドラゴンと一緒だとそうもいかず〜
もーりんもも
ファンタジー
命より大事なスマホを拾おうとして命を落とした俺、武田義経。
ああ死んだと思った瞬間、俺はスマホの神様に祈った。スマホのために命を落としたんだから、お慈悲を!
目を開けると、俺は異世界に救世主として召喚されていた。それなのに俺のステータスは平均よりやや上といった程度。
スキル欄には見覚えのある虫眼鏡アイコンが。だが異世界人にはただの丸印に見えたらしい。
何やら漂う失望感。結局、救世主ではなく、ただの用無しと認定され、宮殿の使用人という身分に。
やれやれ。スキル欄の虫眼鏡をタップすると検索バーが出た。
「ご飯」と検索すると、見慣れたアプリがずらずらと! アプリがダウンロードできるんだ!
ヤバくない? 不便な異世界だけど、楽してダラダラ生きていこう――そう思っていた矢先、命を狙われ国を出ることに。
ひょんなことから知り合った老婆のお陰でなんとか逃げ出したけど、気がつけば、いつの間にかスライムやらドラゴンやらに囲まれて、どんどん不本意な方向へ……。
2025/04/04-06 HOTランキング1位をいただきました! 応援ありがとうございます!
※AI学習禁止・無断転載禁止・無断翻訳禁止・無断朗読禁止
【完結】うちの孫知りませんか?! 召喚された孫を追いかけ異世界転移。ばぁばとじぃじと探偵さんのスローライフ。
かの
ファンタジー
孫の雷人(14歳)からテレパシーを受け取った光江(ばぁば64歳)。誘拐されたと思っていた雷人は異世界に召喚されていた。康夫(じぃじ66歳)と柏木(探偵534歳)⁈ をお供に従え、異世界へ転移。料理自慢のばぁばのスキルは胃袋を掴む事だけ。そしてじぃじのスキルは有り余る財力だけ。そんなばぁばとじぃじが、異世界で繰り広げるほのぼのスローライフ。
ばぁばとじぃじは無事異世界で孫の雷人に会えるのか⁈
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~
よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】
多くの応援、本当にありがとうございます!
職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。
持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。
偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。
「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。
草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。
頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男――
年齢なんて関係ない。
五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる