【R18】異世界なら彼女の母親とラブラブでもいいよね!

SoftCareer

文字の大きさ
30 / 151
第一章 本編

第29話 再会

しおりを挟む
 王都に着いてから俺は、ミハイル様の上屋敷で下働きとして採用してもらった。

 同時に、以前プルーンと行ったダウンタウンの不動産屋に行き、手持ち資金で可能な限り広めのアパートを借りた。俺の下働きだけだと資金的に心もとなかったが、プルーンが貯めていたお金を、いつの間にか商会に送金してくれていたため、あかりさんとメロンの渡航費用の残金を支払っても当分暮らしていくには問題なさそうだった。

 そうしてあかりさんとメロンを乗せたキャラバンが王都に到着するまであと一ヵ月位となったとき、亡命した第四王女が、はるか南方のカラカフマ子爵領に無事到着し保護されているというニュースが王都に届いていた。フマリさんによると、これで王城内部の情勢は一旦落ち着くようで、近衛の情報統制も緩むのではないかと言っていたが
本当にプルーンは大丈夫なのだろうか。
 心配するだけで何も出来ない自分が情けない。

 ◇◇◇

 その日、イルマンから到着しているはずの荷駄の積み下ろしの仕事をするつもりで
上屋敷に向かったのだが、着いたとたん、家宰かさいに呼び出され、裏の蔵の中に連れていかれた。

「けっこう暑いが仕方ない。扉を全部閉めろ!」
 家宰の指示で俺は蔵の戸をすべて閉じたが、小さな明り取りがあるだけなので、結構中は暗くなる。そこには、今日イルマンから到着したと思われる大きな木箱があり、家宰が蓋を外したところ、あーーーーーー!? 

 なんとプルーンが入っているではないか。

「しー、静かに! ゆうた。誰かに見つかるとまずいから!」
 そう言って、プルーンは俺を制する。
「いや、プルーン。一体全体……」
「元気そうでよかったよ、ゆうた。話すと長くなるんだけど、私たち、ここにも長居出来ないんで……あんた、もう家は準備したんでしょ? とりあえず、そこに私たちを連れて行ってくれないかな」
「私たち?」
 よく見ると、箱の中にもう一人、小柄なエルフの女の子がいた。
「あはー。すいません。お邪魔しまーす」
「えっ、この人は?」
「ああ、もう細かいことは後! 事は一刻を争うわ。私たちもう一回箱の中に納まるから、あんたは、自分の新居に家具でも買ったような顔して、私たちを連れて行って頂戴!」
 そう言ってプルーンは、箱の中に入ってふたを閉じてしまった。
 家宰も、首を縦に振って、早く行けと促している。

 全く訳が分からないまま、上屋敷からダウンタウンの新居まで、荷車を引っ張っていったが……でも、よかった。プルーンが無事だった……それだけでも万々歳だな。心の底からうれしさが混み上げてきて、新居に向かう足取りは軽かった。

「ふー、暑かったわねー。王都もすっかり夏よね」
 俺の新居に運びこまれた箱の中から出てきたプルーンの第一声がそれだった。

「あー、あっちゃん。一人で出られる?」
「ぷるちゃん、ちょっと手を貸してー」

 あっちゃん? ぷるちゃん? 
 目を点にして困惑している俺に向かって、プルーンが言った。
「あー、紹介するね。この子はあっちゃん……というか、ゆうた。あんたにはちゃんと真実を伝えておくね。このお方をどなたと心得る! 恐れ多くも、逃亡中の第四王女、アスカ様にあらせられるぞ! が高い! ひかえなさい!」
「えっ、えーーーーーーー? ははー!」
 俺も思わずその場にひれ伏した……テレビの水戸黄門は大好きだったな。

「嫌だ、ぷるちゃん、何それ。あ、あの、ゆうたさんですよね。王女だってバレると大変困るので、あっちゃんでお願いしますね」
「それで、ゆうた。ここシャワーある? 
 私も姫……あっちゃんも汗だくなんだけど……」
「あー、シャワーはさすがにないけど、水道ならあるぞ」
「それでいいわ。あんたちょっと小一時間くらい買い物してきてよ。私たち、このところロクなもの食べていないのよ。それとデザインとかは気にしないから、あんまり派手じゃない女物の衣類も何点かお願いね。ああ、下着は買わなくていいから!」
「いや、そうは言っても姫様に食べていただくものとか……」
「大丈夫です。好き嫌いはありません。あーでも、虫はちょっと嫌かな」
「はい……了解しました……」

 そう言って、俺は外に出たが……近衛のプルーンが姫様と逃亡しているんだって事は何となく理解した。姫様が南方へ行ったというのは偽装工作なのだろう。
 いずれ、それが発覚すれば、各地の貴族がしらみつぶしに調査され……いやもう監視されているかもしれないな。そういう意味では上屋敷も危ないのだろう。そして、それにミハイル様が絡んでいるのは間違いない。

 そこまで考えて、体を拭いてお腹の膨れたプルーンに問いかけてみたら、大体当ってるとの事だった。ただ、万一の事を考えると、俺は細かいいきさつを何も知らないほうがいいらしい。なので余り詮索はしない事にした。

「まあ、まさか敵さんも、私たちがこんなダウンタウンに潜入しているとは思わないでしょ。ここで時間を稼いで、クローデル様の次の作戦を待ちたいのよ。メロンたちが来るまであとひと月くらいあるし、いいでしょ、ゆうた」
「いやいや。それはまあいいんだが、俺はどこへ行けば? 俺、人間だし、まさか姫様と同じ屋根の下という訳にはいかないだろ」
「あの、ゆうたさん。私は人間とかで差別はするなと教えられてきています。別にゆうたさんが一緒の家でも気にしませんし、逆に家があるのにあなたが他に泊まっていたら、ミハイル卿の上屋敷周辺が偵察されていた場合、怪しまれます」
 うわー、この姫様、天使だなー。しかし、本当にいいのか?

「ゆうた。わかっていると思うけど、ちょとでも姫……あっちゃんに変な事してみなさいよ。あんたの自慢の大きな息子を私がみじん切りにするからね! 
 ……でも、そしたらちゃんと入るかもしれないわね」
 ……まだ根に持ってるのかな。

 新居は1DKで、居間にはセミダブルのベッドが備え付けなので、プルーンとあっちゃんはそこで寝てもらい、俺は台所の床に転がった。あっちゃんは、俺もいっしょのベッドで構わないと言って下さったが、当然プルーンが許さない。

 しばらくしたら、プルーンが俺の傍にすり寄って来た。
 あっちゃんは今までの逃避行の疲れが出たのか、可愛い寝息を立てて眠っている。
 俺は何も言わず、プルーンを抱きしめた。

「ごめんね、ゆうた。全然連絡出来なくて。私、あのクリスマス? の時のことも、ずっと謝ろうって思ってたのに……」
「いいさ。お前なりにいろいろ苦労したんだろ。それにあの時は俺も悪かったよ。
 もっとゆっくり優しくしてやればって、何度も何度も後悔した。
 そして、あまりに連絡くれなかったんであいそつかされたんだろうかって」
「そんなことない! たとえつがえなくても、やっぱり私はあんたが好き! 
 だから……またエッチしようね……」
「ああ、もちろんだ」

 そうして二人はしばらくギューッと抱き合ってキスをしていたが、プルーンが突然話題を変えた。
「それでね。私、ミハイル卿のところに逃げ込んだ時、あんたの事を聞いたんだ。
 まったく、軍を抜けるのにかなり乱暴な事をしたものね。それに、あのエロエルフおばさんとも、いろいろあったみたいだね……」
「失礼な言い方するなよ。ミハイル様もビヨンド様もすごく良くしてくれたんだぜ」
「ああ、ごめん。それでね、ミハイル卿があんたの話聞いて、後日思い出したらしいんだけど、ここを訪ねてみろ……テシルカンさんの事がわかるかもしれないって!」
「本当か?」
 プルーンが貰ってきた住所は、上屋敷からもそんなに遠くなかった。
 なるべく早く行ってみようと思った。

 ◇◇◇

 プルーンとあっちゃんが俺の新居に転がり込んだ翌日。
 プルーンは思い切り髪を短く切り、化粧も濃いめにしたりして、ほとんど昨日までの面影が無いくらい変装した。これなら王城の人間どころか、フマリさんでも、ぱっと見プルーンだとは気が付かないのではないだろうか。

 逆に、あっちゃんの場合、それでなくてもダウンタウン内だと、エルフというだけで目立ってしまうし、何かこう神々しいオーラの様なものをまとっていて、外を歩いていたら、それだけでやんごとないお方とバレてしまいそうだ。
 それで、大変申し訳なかったが、お一人での外出は禁止とさせてもらった。
 何かあった場合、俺かプルーンがいないと取り繕えないだろう。

 日中、俺が上屋敷に仕事に行っている間、変装したプルーンは、あっちゃんが生活に不自由しないよう、色々物を買いそろえたりしながら、俺も知らない秘密の連絡場所にたまに出入りしているようだった。

 ある蒸し暑い日、イルマンからの荷の到着が遅くなり、仕事の帰りが遅くなった。
 家の戸を開けたらなんと、台所で、桶に汲んだお湯で、裸のお姫様の体を拭いている、これまたまっ裸のプルーンに遭遇した。

「失礼しましたー!」
 おれは、直ぐに玄関から転がり出た。

 もういいと言われたので家に入ったが、プルーンはカンカンだった。
「ゆうた。コロす……ほんと、ノックくらいしなさいよね!」
「でも、ゆうたさんは悪くないですし……。
 こんな貧相な裸見られても私は大丈夫ですから」
 ああ、やっぱ姫様、天使!

「そうはいきません。あっちゃん。人間は性欲のバケモノなんです。たとえあっちゃんが貧相でも……」
「おまえ、それ二人に対して差別的発言だぞ!」
「あっ!」
「ぷっ、あはは。本当にお二人は仲がよろしいんですね。うらやましいです。でもね、ゆうたさん。私とぷるちゃんも、お互いにファーストキスの間柄なんですよ! 私、それが結構うれしくて……」
「??」
 不思議そうな顔をしていた俺にプルーンがローキックを入れ、こっそり呟いた。
「そういうことに、し・な・さ・い!」

 でも、この二人、本当に仲良しだなと思う。姫様もすごくプルーンを信頼しているようだ。というか、たまになんかうるんだ瞳でプルーンを見つめているよな。まあ、最近のプルーンは結構男前なんで、姫様はプルーンにホレちゃっているのかも知れないな。はは、変な想像をしたが、なんか昔、ソドンが尊い尊いって言ってた感じが少しわかったような気がした。

 翌日、俺とプルーンは、あっちゃんに留守番をお願いして、ミハイル様が教えてくれた場所に行った。そこは王立博物館で、学芸員のパナレールさんと言う人が対応してくれた。この人の主な仕事は歴史的な発掘物や遺物のカタログ作成なのだが、この博物館には、古来、人間が転移してこの世界に持ち込んだものが数多く収納されているとのことだった。ただ、あくまでも学術的な研究のための整理、保管が目的で、一般には公開していないようだ。

 ミハイル様の推薦状があったので、その収納品を見せてもらうことができた。
 確かに、俺の世界のいろんな時代・地域のものが雑多にコンテナに入れられている。グレゴリーナイフも、経緯によってはここの収蔵品になったのだろうか。

「ここにある収蔵品は、ほとんどテシルカン様が、実地調査で集めてきたものなんですよ。ただ我々には、なんとも謎物品が多くて。かといってあなたの様にコミュニケーションの巧みな人間も少ないし、誰に聞けばいいかと思っていたところです。
 何かわかるものがあれば、時間の許す限り、教えてくれませんか?」
「せっかくお時間を頂戴して見せていただいているんです。出来る限りのご協力はさせていただきます。それにしても、テシルカンさんは、まだこのような調査を?」
「そうですね。最近はほとんどご自身の趣味といったところでしょうかね。領土自体はそれほど大きくはありませんが、一応、地方領主様ですので、趣味に没頭されていても生活にはお困りにはならんでしょうけど。
 年に一回位、ここにふらっと顔を出しますが、いつ来られるかまでは……」

 それから、俺は、収蔵品を見ながら、俺の知っているものをパナレールさんに説明し、彼はそれを一生懸命メモしていた。

 見ていくうちに、俺は興味深いものを見つけた。これは、日本刀か! でも柄の部分が西洋風だ。明治時代あたりの軍刀だろうか。しかもかなり刃こぼれしていて、錆だらけだ。使うにしても、かなり手を入れないと……というより、これを持ってここに来た人はどんな感じだったんだろう。サンドワームと戦って刃こぼれしたりしたんだろうか……

「ゆうたー。ほらここ。ゆうたの持ってたやつと似たようなのがあるよ」

 プルーンが呼ぶので行ってみると、あっ、これスマホだ。型は若干古いが、確かにSHORP製のスマホだ。
 しかも、これは! 単三電池とそれ用の携帯充電器だ!
 単三電池はシュリンクに入っていて新品みたいだし、本数も結構ある。これとこの充電器を使えば、このスマホを動かせるのではないだろうか。まあ、動いても通信機能はつかえないだろうが、その旨をパナレールさんに説明したら、彼も大層驚いた。

「えー、この装置が動くかもしれない? そりゃ大変だ!」
「そうですね。本来の通信機能はこの世界では使えないですが、このスマホを持っていた人の情報は判るかも知れません」
「すごいですね。すぐにでも試してみたいところではありますが、試験の立ち合い人が私だけなんて勿体なさすぎます。他の学芸員にも声をかけてみますので、試験の日程は、改めて仕切り直させていただけませんか?」
「それはこちらからも、よろしくお願いします」

「ねー、ゆうたのスマホも、これで動かないの?」プルーンが俺に尋ねる。
「ああ、そうだな。タイプBのマイクロか。これならこの充電器、俺のスマホでも使えるよ」
「たいぷびー?」
 はは、プルーン。俺のスマホが旧式でよかったな。

 そして一週間後、この博物館で、改めてスマホの試験をする約束をした。
 もう、星さんたちが到着する前日ではあるのだが、少しでも先にいろいろな情報を得ていたほうが、彼女も喜ぶだろうと思った。

しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

崩壊寸前のどん底冒険者ギルドに加入したオレ、解散の危機だろうと仲間と共に友情努力勝利で成り上がり

イミヅカ
ファンタジー
 ハートとお気に入り登録、ぜひぜひお願いいたします!  ↓簡単なあらすじは''もっと見る''へ!↓  ここは、剣と魔法の異世界グリム。  ……その大陸の真ん中らへんにある、荒野広がるだけの平和なスラガン地方。  近辺の大都市に新しい冒険者ギルド本部が出来たことで、辺境の町バッファロー冒険者ギルド支部は無名のままどんどん寂れていった。  そんな所に見習い冒険者のナガレという青年が足を踏み入れる。  無名なナガレと崖っぷちのギルド。おまけに巨悪の陰謀がスラガン地方を襲う。ナガレと仲間たちを待ち受けている物とは……?  チートスキルも最強ヒロインも女神の加護も何もナシ⁉︎ ハーレムなんて夢のまた夢、無双もできない弱小冒険者たちの成長ストーリー!  努力と友情で、逆境跳ね除け成り上がれ! (この小説では数字が漢字表記になっています。縦読みで読んでいただけると幸いです!)

帰国した王子の受難

ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。 取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

第2の人生は、『男』が希少種の世界で

赤金武蔵
ファンタジー
 日本の高校生、久我一颯(くがいぶき)は、気が付くと見知らぬ土地で、女山賊たちから貞操を奪われる危機に直面していた。  あと一歩で襲われかけた、その時。白銀の鎧を纏った女騎士・ミューレンに救われる。  ミューレンの話から、この世界は地球ではなく、別の世界だということを知る。  しかも──『男』という存在が、超希少な世界だった。

女の子がほとんど産まれない国に転生しました。

さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。 100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳 そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。 当面は2日に1話更新予定!

シスターヴレイヴ!~上司に捨て駒にされ会社をクビになり無職ニートになった俺が妹と異世界に飛ばされ妹が勇者になったけど何とか生きてます~

尾山塩之進
ファンタジー
鳴鐘 慧河(なるがね けいが)25歳は上司に捨て駒にされ会社をクビになってしまい世の中に絶望し無職ニートの引き籠りになっていたが、二人の妹、優羽花(ゆうか)と静里菜(せりな)に元気づけられて再起を誓った。 だがその瞬間、妹たち共々『魔力満ちる世界エゾン・レイギス』に異世界召喚されてしまう。 全ての人間を滅ぼそうとうごめく魔族の長、大魔王を倒す星剣の勇者として、セカイを護る精霊に召喚されたのは妹だった。 勇者である妹を討つべく襲い来る魔族たち。 そして慧河より先に異世界召喚されていた慧河の元上司はこの異世界の覇権を狙い暗躍していた。 エゾン・レイギスの人間も一枚岩ではなく、様々な思惑で持って動いている。 これは戦乱渦巻く異世界で、妹たちを護ると一念発起した、勇者ではない只の一人の兄の戦いの物語である。 …その果てに妹ハーレムが作られることになろうとは当人には知るよしも無かった。 妹とは血の繋がりであろうか? 妹とは魂の繋がりである。 兄とは何か? 妹を護る存在である。 かけがいの無い大切な妹たちとのセカイを護る為に戦え!鳴鐘 慧河!戦わなければ護れない!

再婚相手の連れ子は、僕が恋したレンタル彼女。――完璧な義妹は、深夜の自室で「練習」を強いてくる

まさき
恋愛
「初めまして、お兄さん。これからよろしくお願いしますね」 父の再婚によって現れた義理の妹・水瀬 凛(みなせ りん)。 清楚なワンピースを纏い、非の打ち所がない笑顔で挨拶をする彼女を見て、僕は息が止まるかと思った。 なぜなら彼女は、僕が貯金を叩いて一度だけレンタルし、その圧倒的なプロ意識と可憐さに――本気で恋をしてしまった人気No.1レンタル彼女だったから。 学校では誰もが憧れる高嶺の花。 家では親も感心するほど「理想の妹」を演じる彼女。 しかし、二人きりになった深夜のキッチンで、彼女は冷たい瞳で僕を射抜く。 「……私の仕事のこと、親に言ったらタダじゃおかないから」 秘密を共有したことで始まった、一つ屋根の下の奇妙な生活。 彼女は「さらなるスキルアップ」を名目に、僕の部屋を訪れるようになる。 「ねえ、もっと本気で抱きしめて。……そんなんじゃ、次のデートの練習にならないでしょ?」 これは、仕事(レンタル)か、演技(家族)か、それとも――。 完璧すぎる義妹に翻弄され、理性が溶けていく10日間の物語。 『著者より』 もしこの話が合えば、マイページに他の作品も置いてあります。 https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/658724858

処理中です...