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第3話 悪役令嬢は念願の島に降り立った
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冷たい床で寝るのはいつぶりだろうか。
終電がなくなり、タクシーで帰宅してそのまま玄関で寝た夜以来かもしれない。
――まあこれは前世での記憶だけど。
そんなことを考えているうちに、いつしか眠りについていた。
「おい、起きろ!」
怒鳴るような声で目を覚ます。
どうやらもう出立の時間がきたようだ。
喋れないよう口を封じられ、さらに縄で厳重に縛られ、男二人に連れられて歩いていく。
寝起きでぼうっとする中、目の前を歩く二人の男を観察することにした。
先ほど私を起こした男は、ぐちぐちと文句を言いながら歩いている。
もう一人の男は無言で、ちらちらと私の様子をうかがいながら歩いていた。
何とも対照的な二人だった。親密そうな様子もないので、お互い初対面なのかもしれない。
やがて、塔のような建物にたどり着き、入ってすぐの階段を下りた先にある部屋までやってきた。
部屋の中には、顔の半分をフードで隠し、杖を持った女がいた。
男の一人が書類を女に渡す。
「本当に、陛下が転移魔法を発動せよと……?」
「そう書いてあんだろう」
「ですが、この力は何代にも渡り、国の有事のために溜めてきた貴重な――」
「知るかよ! 王命に逆らうのか!?」
「いえ、そういうわけでは……」
女が困ったように私の方を見た。
「きっと、陛下にも深い考えがあるのですね」
(――いやいや、ないでしょう)
あるのはシナリオ遂行の“強制力”だけ。
ツッコミたかったが、口は塞がれてるし、追放してもらえなくなるのは困るのでじっと見守った。
女は杖の先に液体をつけ、ゆっくりと床に線を描いていく。
おそらくこれは、転移用の魔法陣だ。
淡い光を帯びた軌跡が、まるで生き物のようにうねりながら紋様を完成させていく。
「準備ができました。魔法陣の上に立ってください」
男一人に顎で促され、私は魔法陣の上に立った。
「お待たせしました」
外から声がしたと思ったら、荷袋が三つ運ばれてきた。
「荷は必要最低限でお願いします。転移するものが増えるほど力を消費しますので」
咎めるように、女が言った。
「この荷もすべて王命だ」
「……承知いたしました」
この部屋に私を連れてきた男二人が、荷袋を持って魔法陣の上にやって来た。
どうやら私の流刑を見守る役がこの二人のようだ。
なんとなく仲間意識が芽生え、私は心の中でつぶやく。
(ウルセ(仮称)さん、シズカ(仮称)さん、よろしくお願いします)
「できるだけ動かないようにしてください。発動前に陣から出ると、命の保証はできません」
女は淡々と告げたが、その内容はなかなか恐ろしい。
私はこくりと頷いた。
女が何か呪文のようなものを発しはじめると、足元の魔法陣の光がいっそう強くなる。
眩い光に思わず目を閉じると、身体中がぞわっとする感覚に襲われた。
――『発動前に陣から出ると命の保証はできません』
その言葉を思い出し、ぐっと足に力をこめる。
やがて、身体中を駆け巡る不愉快な感覚が消えていく。
恐る恐る目を開けると、そこは見知らぬ景色だった。
室内のようだが、壁の質や、隙間から差し込む光が、先ほどまでいた地下室とはまるで違っていた。
「成功したみたいだな」
転移魔法の余韻が、シズカがぽつりと呟いた。
声は淡々としていたが、どこか安堵の色を感じる。
「あの女、無駄にびびらせやがって!」
ウルセはここでも悪態をついていた。
「埃くせえし、とっとと行くぞ」
ずかずかと歩いていくウルセの後をついていく。
扉の外はそのまま屋外になっていた。どうやら小さな小屋だったようだ。
外に出ると、衛兵らしき人物が二人待ち構えていた。
シズカが書類を渡し、二人がかりでじっくりと確認している。
衛兵の一人が書類をシズカに返し、公共語で告げた。
「行って良いぞ」
「あ?なんだって?」
なんてことだ。ウルセは公共語がわからないらしい。
私は祈るようにシズカを見つめた。
「行っても大丈夫だそうだ」
シズカは期待に応える男だった。
「あ、あぁそうだと思ったよ。行くぞ」
ウルセが“俺がリーダーだ”と言わんばかりに歩き出した。
私とシズカは一瞬顔を見合わせ、その後を追った。
「建物出たら左に曲がれだったか」
「はい、そのまままっすぐ行くと海にたどり着くと」
「こっから船とかだるすぎるんだよ! 転移するなら最初からお目当ての島にしてくれって」
「……島には魔法陣を保存できる場所がないのでしょう」
「けっ、便利なようで便利じゃねーな!」
凸凹な二人のやりとりを聞きながら、しばらく歩いていると海の香りが強くなってきた。
「どうやら着いたようだな。俺はこいつを見張っている。お前は船を確認してこい」
「……わかりました」
シズカが一人、船着き場へとむかい、ウルセと二人きりになった。
相変わらずウルセは「だるい」「眠い」と文句をこぼしている。
残念ながら私は口を塞がれているので、相手をしてあげられなかった。
潮の音が退屈な時間を埋めるように、一定のリズムで打ち寄せている。
思ったより早く、シズカが戻ってきた。
「手配されている船の置き場、確認できました」
「おう、案内しろ」
ウルセが当たり前のように指示を出した。
ウルセよ、いつからそんなに偉く……?
用意されていた船は、三人と荷袋で丁度いい大きさだった。
少し耐久性に不安を覚えるが、波は穏やかそうだし問題ないだろう。
「向かいに見えてるのが『未開の島アイル』だそうです」
水平線の向こうに、うっすらと島影が浮かんでいた。
「へぇ、割とすぐ着きそうだな」
「はい。ですが、先ほど聞いた話では、島の近くは非常に荒れやすく、数か月に一度、今日のように波がおさまる日でしか近づけないそうです」
「ふん、二度と行くこともないだろう」
「何を! 我々には二か月に一度、食料を運ぶという任務があるでしょう」
「ちっ、めんどくせえ! ……まぁこいつが生きていられるうちは、な」
「縁起でもないことをおっしゃらないでください」
憧れの“私のために、争わないでー!”を言うチャンスだったが、口を塞がれているのが残念である。
「善人ぶるなよ! お前だって金に目がくらんでこの任を受けたんだろう!」
「私はただ……」
シズカはそれっきり黙り込んだ。
さすがのウルセも少し気まずくなったようで、島に到着するまで静かにしていた。
島に着き、荷袋と一緒におろされる。
口封じと縄がはずされ、ようやく身体が自由になった。
「それではまた、二か月くらい後に食料をお持ちしますので……」
「えぇ、お待ちしておりますわ」
何の気なしに発した言葉は、久しぶりに声をあげたため掠れてしまった。
強がっているかのように聞こえたのかもしれない。
シズカが悲痛そうな顔になり、なんだか申し訳ない気持ちだ。
「あばよ!」
ウルセの目が少し潤んでいるように見えたが、気のせいだろうか。
船で去っていく二人を、浜辺で見守る。
次に彼らが来る時は偽装した亡骸が出迎えるので、ここでお別れだ。
なんだかんだ、楽しいひとときだった。
私は彼らに向かい、深くお辞儀をする。
(――ウルセさん、シズカさん、短い間だったけどありがとう。そして勝手に名前を付けてごめんなさい)
潮風で髪を揺らしながら、二人の姿が完全に見えなくなるまで見届けた。
終電がなくなり、タクシーで帰宅してそのまま玄関で寝た夜以来かもしれない。
――まあこれは前世での記憶だけど。
そんなことを考えているうちに、いつしか眠りについていた。
「おい、起きろ!」
怒鳴るような声で目を覚ます。
どうやらもう出立の時間がきたようだ。
喋れないよう口を封じられ、さらに縄で厳重に縛られ、男二人に連れられて歩いていく。
寝起きでぼうっとする中、目の前を歩く二人の男を観察することにした。
先ほど私を起こした男は、ぐちぐちと文句を言いながら歩いている。
もう一人の男は無言で、ちらちらと私の様子をうかがいながら歩いていた。
何とも対照的な二人だった。親密そうな様子もないので、お互い初対面なのかもしれない。
やがて、塔のような建物にたどり着き、入ってすぐの階段を下りた先にある部屋までやってきた。
部屋の中には、顔の半分をフードで隠し、杖を持った女がいた。
男の一人が書類を女に渡す。
「本当に、陛下が転移魔法を発動せよと……?」
「そう書いてあんだろう」
「ですが、この力は何代にも渡り、国の有事のために溜めてきた貴重な――」
「知るかよ! 王命に逆らうのか!?」
「いえ、そういうわけでは……」
女が困ったように私の方を見た。
「きっと、陛下にも深い考えがあるのですね」
(――いやいや、ないでしょう)
あるのはシナリオ遂行の“強制力”だけ。
ツッコミたかったが、口は塞がれてるし、追放してもらえなくなるのは困るのでじっと見守った。
女は杖の先に液体をつけ、ゆっくりと床に線を描いていく。
おそらくこれは、転移用の魔法陣だ。
淡い光を帯びた軌跡が、まるで生き物のようにうねりながら紋様を完成させていく。
「準備ができました。魔法陣の上に立ってください」
男一人に顎で促され、私は魔法陣の上に立った。
「お待たせしました」
外から声がしたと思ったら、荷袋が三つ運ばれてきた。
「荷は必要最低限でお願いします。転移するものが増えるほど力を消費しますので」
咎めるように、女が言った。
「この荷もすべて王命だ」
「……承知いたしました」
この部屋に私を連れてきた男二人が、荷袋を持って魔法陣の上にやって来た。
どうやら私の流刑を見守る役がこの二人のようだ。
なんとなく仲間意識が芽生え、私は心の中でつぶやく。
(ウルセ(仮称)さん、シズカ(仮称)さん、よろしくお願いします)
「できるだけ動かないようにしてください。発動前に陣から出ると、命の保証はできません」
女は淡々と告げたが、その内容はなかなか恐ろしい。
私はこくりと頷いた。
女が何か呪文のようなものを発しはじめると、足元の魔法陣の光がいっそう強くなる。
眩い光に思わず目を閉じると、身体中がぞわっとする感覚に襲われた。
――『発動前に陣から出ると命の保証はできません』
その言葉を思い出し、ぐっと足に力をこめる。
やがて、身体中を駆け巡る不愉快な感覚が消えていく。
恐る恐る目を開けると、そこは見知らぬ景色だった。
室内のようだが、壁の質や、隙間から差し込む光が、先ほどまでいた地下室とはまるで違っていた。
「成功したみたいだな」
転移魔法の余韻が、シズカがぽつりと呟いた。
声は淡々としていたが、どこか安堵の色を感じる。
「あの女、無駄にびびらせやがって!」
ウルセはここでも悪態をついていた。
「埃くせえし、とっとと行くぞ」
ずかずかと歩いていくウルセの後をついていく。
扉の外はそのまま屋外になっていた。どうやら小さな小屋だったようだ。
外に出ると、衛兵らしき人物が二人待ち構えていた。
シズカが書類を渡し、二人がかりでじっくりと確認している。
衛兵の一人が書類をシズカに返し、公共語で告げた。
「行って良いぞ」
「あ?なんだって?」
なんてことだ。ウルセは公共語がわからないらしい。
私は祈るようにシズカを見つめた。
「行っても大丈夫だそうだ」
シズカは期待に応える男だった。
「あ、あぁそうだと思ったよ。行くぞ」
ウルセが“俺がリーダーだ”と言わんばかりに歩き出した。
私とシズカは一瞬顔を見合わせ、その後を追った。
「建物出たら左に曲がれだったか」
「はい、そのまままっすぐ行くと海にたどり着くと」
「こっから船とかだるすぎるんだよ! 転移するなら最初からお目当ての島にしてくれって」
「……島には魔法陣を保存できる場所がないのでしょう」
「けっ、便利なようで便利じゃねーな!」
凸凹な二人のやりとりを聞きながら、しばらく歩いていると海の香りが強くなってきた。
「どうやら着いたようだな。俺はこいつを見張っている。お前は船を確認してこい」
「……わかりました」
シズカが一人、船着き場へとむかい、ウルセと二人きりになった。
相変わらずウルセは「だるい」「眠い」と文句をこぼしている。
残念ながら私は口を塞がれているので、相手をしてあげられなかった。
潮の音が退屈な時間を埋めるように、一定のリズムで打ち寄せている。
思ったより早く、シズカが戻ってきた。
「手配されている船の置き場、確認できました」
「おう、案内しろ」
ウルセが当たり前のように指示を出した。
ウルセよ、いつからそんなに偉く……?
用意されていた船は、三人と荷袋で丁度いい大きさだった。
少し耐久性に不安を覚えるが、波は穏やかそうだし問題ないだろう。
「向かいに見えてるのが『未開の島アイル』だそうです」
水平線の向こうに、うっすらと島影が浮かんでいた。
「へぇ、割とすぐ着きそうだな」
「はい。ですが、先ほど聞いた話では、島の近くは非常に荒れやすく、数か月に一度、今日のように波がおさまる日でしか近づけないそうです」
「ふん、二度と行くこともないだろう」
「何を! 我々には二か月に一度、食料を運ぶという任務があるでしょう」
「ちっ、めんどくせえ! ……まぁこいつが生きていられるうちは、な」
「縁起でもないことをおっしゃらないでください」
憧れの“私のために、争わないでー!”を言うチャンスだったが、口を塞がれているのが残念である。
「善人ぶるなよ! お前だって金に目がくらんでこの任を受けたんだろう!」
「私はただ……」
シズカはそれっきり黙り込んだ。
さすがのウルセも少し気まずくなったようで、島に到着するまで静かにしていた。
島に着き、荷袋と一緒におろされる。
口封じと縄がはずされ、ようやく身体が自由になった。
「それではまた、二か月くらい後に食料をお持ちしますので……」
「えぇ、お待ちしておりますわ」
何の気なしに発した言葉は、久しぶりに声をあげたため掠れてしまった。
強がっているかのように聞こえたのかもしれない。
シズカが悲痛そうな顔になり、なんだか申し訳ない気持ちだ。
「あばよ!」
ウルセの目が少し潤んでいるように見えたが、気のせいだろうか。
船で去っていく二人を、浜辺で見守る。
次に彼らが来る時は偽装した亡骸が出迎えるので、ここでお別れだ。
なんだかんだ、楽しいひとときだった。
私は彼らに向かい、深くお辞儀をする。
(――ウルセさん、シズカさん、短い間だったけどありがとう。そして勝手に名前を付けてごめんなさい)
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