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おじさん♡タラシます

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みぃ♡

そして、大宴会は続いています。

僕とルーランス君はお雛様とお代理様よろしく、一段上がった所に据えられている。
お集まりの皆さんは、その様子をじっくり鑑賞しては大盛り上がりだ。

またもや、デジャブ。

栄ちゃんとの披露宴の時のね。
…いや、あの時のお客さんは、新郎新婦には早々に飽きちゃって(;´д`)
普通の宴会として盛り上がってたな。

この会のお客さんは、僕達に飽きる様子がない。
寧ろ、ガン見の圧が時を経るごとに強くなっております:(;゙゚'ω゚'):

どうやら…
これって僕達の婚約披露宴らしいね。

僕の夫達がここに居ないのは、α社会ではそういうモノだからなのか。
そうじゃないとしたら、何で居ないのか。

愛人は居ますよ♡

アレックスを見つけた時は、本当に嬉しかった!
僕の目線からはルーランス君が邪魔で、あんまり様子は分からない。

でも、普通に居る。
だからコレって普通なのかな、と思ってみようと、思った…

…けど、無理\\\٩(๑`^´๑)۶////

セスとマックスに、何かあったんだ。
そうじゃなきゃ、変だもん。

何とかしたい。

旦那ーズが今、何処でどうしているのか知りたい。
ここに居ないなら、きっと…
酷いめに、あっているんじゃないだろうか。

きっと、そうだ。

自分の事でいっぱい、いっぱいだ。
正直言って、僕に何か出来る事があるとも思えない。

お人形にされちゃったからね。

僕が、今、出来ること…
泣くことは、出来たな。

でも、泣いてどうなるのさ。
泣きついて懇願する事は、出来ないじゃないか。

イリイリと考えあぐねていると、ジッと僕を見ていたお客さんの一人が昏倒した。
「女王の気に当たりましたか」
何ソレ、僕って何かを振り撒いているの?∑(゚Д゚)

…おや、ふむ、ふむ…( ˙-˙ )

立派な体格の男性が気絶しちゃう様な、ナニかが僕から沸いて出ているんだとしたら…

ソレ、使えませんか?

僕から出た色んなモノが、αの人達に精力剤的な効果をもたらしている。
多分、よく分からないけどσ(^_^;)

涙は出る。
でも僕、そう簡単に泣けないなぁ(;´д`)
男の癖に簡単に泣くなって、躾けられてきましたからね。

…愛は、どうかな。

僕は、愛垂れる女王だ。
そんな僕、実はお腹が空いています♡

身体はお人形だけど、心は自由だ。

離れていても心の内に、愛する旦那ーズもいる。
視界の端には、可愛い愛人がいる。

君達を想うと、僕の心は熱くなるんだ。

君達に愛された喜びを想うと、僕の身体は火照り出す。

「…いけない!」
「皆様、退避なさいませ!」
「女王を御隠しせい!」
「間に合わぬ…」
「何という、芳香…♡」

誰にも、止められるもんか♡

\\\٩(๑`^´๑)۶////
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