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「リチャード・トルネン!貴様、自分で何をしたのか分かっているのか!」
殿下と呼ばれていた男が顔を真っ赤にしながら近づいてくる気配がした。一体何をそんなに怒っているのか分からないが、腰に刺している剣に手をかけているのを見るとなかなか穏やかな気配ではない。
なんなら今すぐにでも伯爵の首を切り落としそうなほど勢いがある。
「おや、殿下。私が飲んだこの石がどんな物なのかお分かりなのですか」
「当たり前だ!それこそが魔女を操るための石だったのだろう!」
そう言って剣を抜くと伯爵の顔の前に剣先を向けた。
不死身の体になったからなのか、伯爵は無言でそれを迎えると、私を背に隠してくれる。
私は魔女なので、別に何も問題はないはずなのに、守られているかのような行為には少しドキドキとした。
だめだ、今はそんな気持ちになっている暇ではないはずなのに。
「まさか、私を騙していたのではないのか!無礼者には罰を与えるぞ」
「何を言いますか、殿下……騙すだなんて、そんな甘いものではありませんよ」
伯爵が言葉を切って扉の方に視線を向けると、そこにはレイチェル殿下が立っていた。
今伯爵に剣を向けている、『殿下』が小物に見える程度には威厳のある姿に少しだけワクワクする。
長く生きてはいるが、本物の王族をこんな間近で見ることなんてないのでつい観察をしてしまう。
「あ、兄上……なぜ、ここに」
「……リチャード、説明をしなさい」
小物感満載の殿下の方がレイチェル殿下に動揺している中、切れ長の透き通るような黄金色の瞳が伯爵の方を向いて言葉を発した。
「そうですね、簡単に言えば……私は始めから、レイチェル殿下に扱えしていた、と言えば良いでしょうか」
伯爵がそう口にした途端、剣を構えていた殿下は、伯爵の肩の辺りを斬りつけるとその流れで体を翻して伯爵を転ばせて私に掴みかかってきた。そして、私の首筋に剣を立てると、伯爵に泣きそうな顔で言う。
「ではお前は、は、始めから私を騙していたとうのか!!」
「ええ……そうですよ」
伯爵の肩からぼたぼたと血が流れ出ている。
私は、死んだ事がないから自分の死を感じた事はない。
でも、何回も身近な人の死は感じてきている。
このまま伯爵は本当に死なないだろうか。
不死身の石の効果は一体どれくらいなんだ。
そんな心配が頭をめぐる。
もし危ないのならば早く助けなければ。
「くそ!くそ……ならば、魔女など、魔女など!!!」
私を押さえつける手が震え、首に剣の刃がふれた。
皮膚と魔力の間に流している血液のような赤い液体が洋服の首元に流れて染まっていく。
痛くはないが気持ちの悪いその感触に気分が悪くなる。
伯爵の方を見ると肩から流れていた血が止まって顔色の悪い顔で立ち上がっていた。その姿に動揺した私を押さえつけていた手が大きく揺れ、首に剣が食い込んだ。
「あっ」
まさ本当に剣が食い込んでくるとは思っておらず油断していた私は、すぐに魔力の流れを制御することができなかった。
人間が血を吐き出すように、私の首からは魔力が吹き出し、そして、私がとっさに伯爵から体を背けたせいで、魔力を直に浴びてしまった小物感のある殿下はドロドロになって溶けてしまったのだった。
「……ごめんなさい」
「いや、エマのせいじゃなかったからね」
あの日私はあの後気を失った。
人間の貧血と似たような症状らしい。
目がさめると伯爵の屋敷にあるベッドに居たので、そのまま頭を下げて謝った。
私は第二継承位である殿下を溶かしてしまった。全く問題ないはずはない。少なくとも、私は王族を殺してしまったことになったのだ。
エマ・ワンダーソンであれば確実に重い罪になる事は間違いがなかった。
ただ、今回の件について色々な事件が交錯して起こった誘拐だったらしい。
例えば……第二皇子暗殺……など。
初めから殺される予定だったなんて、誰が信じるだろうか。私がうっかり溶かしてしまったせいで伯爵などがこじつけている気もするが、だいぶ前からレイチェル殿下とは計画を立てていたと聞いて少しゾッとした。
私の体が魔力で出来ていることで、魔女である事が明らかになってしまった事については。
伯爵は初めから知っていたし、レイチェル殿下も聞いて知っていたし……実はあの場所にいたトゥーリカとカロルと名乗っていた魔力使いは、様々な犯罪を行なっていた事が判明していた為に牢獄へ投獄されて孤島に流されたらしいので問題ないと教えてもらった。
一体私が気を失ってから何日が経過したのだろうと思ったのだが、1日も経っていなかったので一応驚いておいた。
きっとレイチェル殿下とトルネン伯爵の手にかかれば今後の政治も上手くいくだろう……。
「さて、慌ただしくしてしまってごめんね」
「……本当ですね」
「色々聞きたいことがあると思う。何から話してほしい?」
伯爵は私が体を起こしているベッドの横に置いた椅子に座って私の手を握りながらニコニコと笑っている。
本当にこの人は始めから私の事を魔女だと分かっていたのだなぁと思った。
以前と何も変わらないそのニコニコとした顔に、つい手が伸びていた。頬に触れると少しだけヒンヤリとしたあと、肌の感触が手に伝わってくる。
「……なぜ、不死身になったのですか」
私がそう言葉にすると、伯爵は少しだけ眉をひそめた。そして、目を伏せて悲しそうな表情になりながら言葉をこぼす。
「ああ、ごめんね……絶対悲しむだろうから先に説明をしたかったのだけど。私がエマを魔女だと知っていると知られてしまうと思って」
「その説明によって伯爵が私を魔女だと知っていると分かると?」
「そうだよ、そうだな…カランから聞いていないかな。唯一、友人がいると」
そういえば、カランと昔話した時に嬉しそうに語ってくれた事があった気がした。その世界には永遠に記憶を保持する人間が1人だけ、存在し、その人物だけが自分の唯一の友人であると。
その人間は永遠に消えない記憶のために死の記憶も全て覚えているため、不死身を求めているらしい。と。
「…………もしかして、私のこと利用しました?」
「え?!なんで?」
「だって、毎回死ぬ記憶があるから不死身になりたいって聞いてます」
「あの馬鹿……」
「ん?」
すごく怖い声が伯爵から聞こえた気がして首を傾げながら彼を見ると、あわててニコニコとした顔に戻した伯爵がいた。
「違う、語弊がある、私は今回の貴方に、初めてなんて伝えたか覚えている?」
「…………一目惚れ?」
「そうだよ。そして、私はエマに、一度も嘘を伝えていないんだよ」
「………………いつから私のこと、知ってるんですか」
「この世界で言えば、3250年位前だよ」
「…………」
「一応言っておくけど、生まれ変わるまで80年位かかった時もあるし、貴方に出会えなかった人生の時もある」
顔を真っ赤にしつつ必死に弁解をしようとする伯爵をじとーっと見つめる。
伯爵がそんな前から私のことを見てきたという事実に、恥ずかしい思いもありつつも、少し心配になってしまった。
この人は私に恋をしたままになる病気にかかっているのではないかと。
「……病気」
「病気……!そうだね、私は初恋の病気にかかっているのかもしれない!」
「は、初恋?」
「ふふ……その後好きになった人ももちろんいたけれどね。結局1番好きなのはいつも貴方だったなぁ」
最早、呪いなのではと思った。
殿下と呼ばれていた男が顔を真っ赤にしながら近づいてくる気配がした。一体何をそんなに怒っているのか分からないが、腰に刺している剣に手をかけているのを見るとなかなか穏やかな気配ではない。
なんなら今すぐにでも伯爵の首を切り落としそうなほど勢いがある。
「おや、殿下。私が飲んだこの石がどんな物なのかお分かりなのですか」
「当たり前だ!それこそが魔女を操るための石だったのだろう!」
そう言って剣を抜くと伯爵の顔の前に剣先を向けた。
不死身の体になったからなのか、伯爵は無言でそれを迎えると、私を背に隠してくれる。
私は魔女なので、別に何も問題はないはずなのに、守られているかのような行為には少しドキドキとした。
だめだ、今はそんな気持ちになっている暇ではないはずなのに。
「まさか、私を騙していたのではないのか!無礼者には罰を与えるぞ」
「何を言いますか、殿下……騙すだなんて、そんな甘いものではありませんよ」
伯爵が言葉を切って扉の方に視線を向けると、そこにはレイチェル殿下が立っていた。
今伯爵に剣を向けている、『殿下』が小物に見える程度には威厳のある姿に少しだけワクワクする。
長く生きてはいるが、本物の王族をこんな間近で見ることなんてないのでつい観察をしてしまう。
「あ、兄上……なぜ、ここに」
「……リチャード、説明をしなさい」
小物感満載の殿下の方がレイチェル殿下に動揺している中、切れ長の透き通るような黄金色の瞳が伯爵の方を向いて言葉を発した。
「そうですね、簡単に言えば……私は始めから、レイチェル殿下に扱えしていた、と言えば良いでしょうか」
伯爵がそう口にした途端、剣を構えていた殿下は、伯爵の肩の辺りを斬りつけるとその流れで体を翻して伯爵を転ばせて私に掴みかかってきた。そして、私の首筋に剣を立てると、伯爵に泣きそうな顔で言う。
「ではお前は、は、始めから私を騙していたとうのか!!」
「ええ……そうですよ」
伯爵の肩からぼたぼたと血が流れ出ている。
私は、死んだ事がないから自分の死を感じた事はない。
でも、何回も身近な人の死は感じてきている。
このまま伯爵は本当に死なないだろうか。
不死身の石の効果は一体どれくらいなんだ。
そんな心配が頭をめぐる。
もし危ないのならば早く助けなければ。
「くそ!くそ……ならば、魔女など、魔女など!!!」
私を押さえつける手が震え、首に剣の刃がふれた。
皮膚と魔力の間に流している血液のような赤い液体が洋服の首元に流れて染まっていく。
痛くはないが気持ちの悪いその感触に気分が悪くなる。
伯爵の方を見ると肩から流れていた血が止まって顔色の悪い顔で立ち上がっていた。その姿に動揺した私を押さえつけていた手が大きく揺れ、首に剣が食い込んだ。
「あっ」
まさ本当に剣が食い込んでくるとは思っておらず油断していた私は、すぐに魔力の流れを制御することができなかった。
人間が血を吐き出すように、私の首からは魔力が吹き出し、そして、私がとっさに伯爵から体を背けたせいで、魔力を直に浴びてしまった小物感のある殿下はドロドロになって溶けてしまったのだった。
「……ごめんなさい」
「いや、エマのせいじゃなかったからね」
あの日私はあの後気を失った。
人間の貧血と似たような症状らしい。
目がさめると伯爵の屋敷にあるベッドに居たので、そのまま頭を下げて謝った。
私は第二継承位である殿下を溶かしてしまった。全く問題ないはずはない。少なくとも、私は王族を殺してしまったことになったのだ。
エマ・ワンダーソンであれば確実に重い罪になる事は間違いがなかった。
ただ、今回の件について色々な事件が交錯して起こった誘拐だったらしい。
例えば……第二皇子暗殺……など。
初めから殺される予定だったなんて、誰が信じるだろうか。私がうっかり溶かしてしまったせいで伯爵などがこじつけている気もするが、だいぶ前からレイチェル殿下とは計画を立てていたと聞いて少しゾッとした。
私の体が魔力で出来ていることで、魔女である事が明らかになってしまった事については。
伯爵は初めから知っていたし、レイチェル殿下も聞いて知っていたし……実はあの場所にいたトゥーリカとカロルと名乗っていた魔力使いは、様々な犯罪を行なっていた事が判明していた為に牢獄へ投獄されて孤島に流されたらしいので問題ないと教えてもらった。
一体私が気を失ってから何日が経過したのだろうと思ったのだが、1日も経っていなかったので一応驚いておいた。
きっとレイチェル殿下とトルネン伯爵の手にかかれば今後の政治も上手くいくだろう……。
「さて、慌ただしくしてしまってごめんね」
「……本当ですね」
「色々聞きたいことがあると思う。何から話してほしい?」
伯爵は私が体を起こしているベッドの横に置いた椅子に座って私の手を握りながらニコニコと笑っている。
本当にこの人は始めから私の事を魔女だと分かっていたのだなぁと思った。
以前と何も変わらないそのニコニコとした顔に、つい手が伸びていた。頬に触れると少しだけヒンヤリとしたあと、肌の感触が手に伝わってくる。
「……なぜ、不死身になったのですか」
私がそう言葉にすると、伯爵は少しだけ眉をひそめた。そして、目を伏せて悲しそうな表情になりながら言葉をこぼす。
「ああ、ごめんね……絶対悲しむだろうから先に説明をしたかったのだけど。私がエマを魔女だと知っていると知られてしまうと思って」
「その説明によって伯爵が私を魔女だと知っていると分かると?」
「そうだよ、そうだな…カランから聞いていないかな。唯一、友人がいると」
そういえば、カランと昔話した時に嬉しそうに語ってくれた事があった気がした。その世界には永遠に記憶を保持する人間が1人だけ、存在し、その人物だけが自分の唯一の友人であると。
その人間は永遠に消えない記憶のために死の記憶も全て覚えているため、不死身を求めているらしい。と。
「…………もしかして、私のこと利用しました?」
「え?!なんで?」
「だって、毎回死ぬ記憶があるから不死身になりたいって聞いてます」
「あの馬鹿……」
「ん?」
すごく怖い声が伯爵から聞こえた気がして首を傾げながら彼を見ると、あわててニコニコとした顔に戻した伯爵がいた。
「違う、語弊がある、私は今回の貴方に、初めてなんて伝えたか覚えている?」
「…………一目惚れ?」
「そうだよ。そして、私はエマに、一度も嘘を伝えていないんだよ」
「………………いつから私のこと、知ってるんですか」
「この世界で言えば、3250年位前だよ」
「…………」
「一応言っておくけど、生まれ変わるまで80年位かかった時もあるし、貴方に出会えなかった人生の時もある」
顔を真っ赤にしつつ必死に弁解をしようとする伯爵をじとーっと見つめる。
伯爵がそんな前から私のことを見てきたという事実に、恥ずかしい思いもありつつも、少し心配になってしまった。
この人は私に恋をしたままになる病気にかかっているのではないかと。
「……病気」
「病気……!そうだね、私は初恋の病気にかかっているのかもしれない!」
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