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キラクラの戦い/開戦
第77話「急襲」
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-キラクラ バルディビア陣営麓-
マレアンデ達は草むらから様子を伺っている。
バルディビア達は丘の上に本陣を敷き、麓には60名程のヤナコナが警備に当たっていた。
マレアンデ「私たちは犬死に来た訳ではない。
その役目は他の地域にやらせるのだ。」
レポマンデ「それはどういう意味だ?」
マレアンデ「マジョケテ様は曰く、どんな手を使っても幾つかの首を刈ってこいと仰せだ。」
レポマンデ「なるほどな。」
マレアンデ「回収の指揮はレポマンデ、お前に任せる。
私が特攻をかける。」
目の前の砦のテントの脇に異国の防具が1組飾られている。
マレアンデ「と、レポマンデよ。
混乱に乗じて、あの防具の頭だけでも奪ってこい。」
レポマンデ「ああ、考えてる事は一緒だな。」
「マレアンデ様!
僕も特攻に参加させてよ!」
まだあどけない少年がマレアンデに声をかけてきた。
マレアンデ「ロンか。
いや、お前はレポマンデの補佐に回れ。」
ロン「えー!
僕の実力は知ってるでしょ?」
マレアンデ「お前は私と同じ万能な戦士だ。
もし想定外の事があった時に、お前を失う訳にはゆかぬ。」
ロン「そんなに危険な相手なの?」
レポマンデ「分からぬ。
ただ、一度相手を知ってから判断した方がよかろう。」
マレアンデ「ロンよ。
私はそれだけお前を大事に思っておるのだ、分かるな。」
マレアンデは真っ直ぐな眼差しでロンを見つめた。
ロン「・・分かったよぉ。
でも次はマレアンデ様の隣で戦わせてよね。」
マレアンデ「ああ、約束する。」
レポマンデ「マレアンデよ。
相手は見た限り30名足らず、その後ろにまた30名ほど控えている。
見た限り麓はこれだけだが、
ほんとにたった50名で仕掛けるつもりか?」
マレアンデ「奇襲の場合は少ない方が良い。
身のこなしの軽いものだけを集めた精鋭だ。
相手の力量を測るのに十分だろう。」
レポマンデ「見た感じ、ヤナコナしか見当たらんな。
新たな勢力の奴らというのは何処におるのだ。」
マレアンデ「まあ、仕掛けてみれば分かるだろう。
隠れているとしたら、あのテントの中であろう。」
ロン「なら、僕はテントに気を配ってるね。
何かあったら、コイツをお見舞いしてやるから。」
ロンは幾つもの石ころを手に取って得意げに、マレアンデ見せた。
マレアンデはロンの頭を撫で、周りに号令を掛けた。
マレアンデ「皆の者!
この50名は一つの槍だと思え。
私を先頭に突進し一気に殲滅する!」
レポマンデ「回収班はマレアンデ隊の動向を気にかけながら
状況に応じて援護し、死体の首をとって来い!」
「ハッ!」
マレアンデは軽く手を挙げ静止し、
数秒後に腕を下ろした。
マレアンデ隊は音もなく鋭く切り込み、瞬く間に前線に位置するヤナコナ30名を殲滅した。
ドサドサ
レポマンデ「ん?何だ!
いくらマレアンデ隊が強力とは言えあまりにも脆い。
こんな烏合の衆しかおらんのか?」
ヤナコナ「敵襲!!」
マレアンデ隊は雄叫びを挙げ、第二陣に突っ込んでいった。
レポマンデ「マレアンデ隊は最初の衝突で勢い付いてるな!!
では、我々は回収に行くぞ!」
オオ!
レポマンデ隊は、死体の首を刈りながら回収していった。
レポマンデ「ロン、俺と一緒にお前はあのテントに行くぞ。
用心して近づけ。」
レポマンデ達はそっとテントに近づいた。
レポマンデ(人の気配がまるでないな、取り越し苦労か・・)
レポマンデがテントの中を確認した矢先、悲鳴が上がった。
ギャー
マレアンデ達は草むらから様子を伺っている。
バルディビア達は丘の上に本陣を敷き、麓には60名程のヤナコナが警備に当たっていた。
マレアンデ「私たちは犬死に来た訳ではない。
その役目は他の地域にやらせるのだ。」
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マレアンデ「マジョケテ様は曰く、どんな手を使っても幾つかの首を刈ってこいと仰せだ。」
レポマンデ「なるほどな。」
マレアンデ「回収の指揮はレポマンデ、お前に任せる。
私が特攻をかける。」
目の前の砦のテントの脇に異国の防具が1組飾られている。
マレアンデ「と、レポマンデよ。
混乱に乗じて、あの防具の頭だけでも奪ってこい。」
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「マレアンデ様!
僕も特攻に参加させてよ!」
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いや、お前はレポマンデの補佐に回れ。」
ロン「えー!
僕の実力は知ってるでしょ?」
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レポマンデ「分からぬ。
ただ、一度相手を知ってから判断した方がよかろう。」
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私はそれだけお前を大事に思っておるのだ、分かるな。」
マレアンデは真っ直ぐな眼差しでロンを見つめた。
ロン「・・分かったよぉ。
でも次はマレアンデ様の隣で戦わせてよね。」
マレアンデ「ああ、約束する。」
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相手は見た限り30名足らず、その後ろにまた30名ほど控えている。
見た限り麓はこれだけだが、
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マレアンデ「奇襲の場合は少ない方が良い。
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隠れているとしたら、あのテントの中であろう。」
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ドサドサ
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ギャー
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