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十四章
サタン、2
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サタンの瞬間移動には制約が二つあった。一つは十回前後しか使用できない事、そしてもう一つが、40センチの距離しか移動できないことだ。次元圧縮という離れ業を無限にできる方がおかしいので使用限度があるのは理解できても、40センチの根拠がどこにあるかは長く不明なままだった。ようやくそれに仮説を立てられたのは、サタンの背中の形状が明らかになってからだった。信じられない事に人類はサタンの出現から数年を経て、その背中の形状をやっと知ったのである。
身体能力に優れたサタンは遠隔射撃によって倒すのが常套手段であり、またサタンは命尽きる直前にその体を魔界へ戻すため、最高難度でも死体を目にする事はなかった。米軍の特殊部隊が演習の一環としてサタンに挑み、その包囲殲滅に初めて成功し、背中の映像を持ち帰ってようやく人類は、縦二列に並ぶ背中の突起物の最大幅が40センチであることを知ったのである。その映像により、サタンは突起から突起へ瞬間移動していることと、突起がサタンの最も鋭敏な感覚器官であることが発見された。それを基に3DGプレーヤーはサタンの背後を攻撃する榴弾を作戦に取り入れ、榴弾による陽動を確立し、サタン戦の勝率を飛躍的に高めたのだが、それが更なる高位者を招き寄せてしまったのはまた別の話だ。僕は手の平で頬を幾度か叩き、高位者の姿を意識の外へ押しやって、三戦士の戦闘に集中した。
真田さん達は、背中の突起を狙い撃ちする役を固定しなかった。最初にそれを担った荒海さんは回避と射撃を連続して行ったが、それ以降は背後に回り込んだ者が射手を担い、それにサタンが慣れフェイントをかける寸前、回避と射撃を連続させサタンを動揺させた。その動揺する姿を目の当たりにした観客の、興奮度合いと言ったらなかった。サタンに接近戦を仕掛けたのは本部直属チームのみなので大部分の人は映像でそれに触れただけだったのに、思いがけずそれを直接見る機会に恵まれ、しかも動揺する姿まで目にしたものだから、興奮の度合いも知れるというもの。それが活力となったのだろう、真田さんと荒海さんと黛さんは益々切れのある動きで、瞬間移動の使用残数を減らしていった。そして遂に、
パンッ
キュンッ
サタンが十回目の瞬間移動をした。個体差があるから残数0とは言い切れずとも、多くて1と考えて間違いないはず。それを、銃弾十発で成し遂げた三戦士に、人々は惜しみない拍手を捧げていた。
だが、それは全員ではなかった。控室にいる湖校新忍道部員十二名は、一層強く拳を握りしめ歯を食いしばっていた。なぜなら僕らは知っていたからだ。能力100%の回避と射撃ができるのはもう1秒たりとも残っておらず、これから先は速度も精度も、下がる一方なのだと。
真田さんと荒海さんと黛さんの三人で、最も持久力の低いのは黛さんだった。もちろんそれは真田さんや荒海さんと比較するからであり、黛さんはまごう事なき、全国一の五年生プレーヤーだった。それでもサタンとの接近戦という、人としての能力のほぼ上限を強いられ続ける戦いにおいて、三戦士の中で最初に疲労をにじませるのは、やはり黛さんだったのである。それ故、
「俺がお二人の足を引っ張らない方法を、どうか見つけてくれ」
黛さんはそう言って、四年生以下の十二人に頭を下げた。僕らはそれに、声を揃えて応えることができなかった。モンスターとの接近戦を戦いの主軸に据えてからの一年間、黛さんがどれほど努力してきたかを僕らは知っていて、そしてその一年間の努力に比べたら後輩へ頭を下げることなどゼロに等しいと黛さんが感じている事も、僕らは知っていたからである。三枝木さんは感極まり口を押さえ、二年生は目と口を押さえ、一年生は両手で顔全体を覆っていたため、返事は四年生と三年生の先輩方がしてくれた。それを恥じた三枝木さん以下七名は全知全能をかけ、黛さんへの回答を探し続けた。
そして僕らは、二段構えの方法を考案した。一段目は、黛さんの回避回数を減らす事だった。莫大な精神力と筋力を消費する次元爪の回避を、包囲陣形を工夫する事により、真田さんと荒海さんの回避数を4、黛さんの回避数を2とすることに成功したのだ。これを提案し完成させたのは四年生以下の男子だったが、二段目を提案し完成させたのは三枝木さんだった。新たに考案した陣形の正否を身をもって検証できない三枝木さんはサタン戦の映像を見続け、その結果、サタンの疲労度を見極める技を習得した。プライドの高いサタンは疲労を表に出すのを極度に嫌うのだが、三枝木さんは瞬間移動残数や活動限界を目視で割り出せるようになり、そのコツを黛さんに伝えた。それは回避数を減らすことに意義を一つ追加することと同義であり、そしてその新たな意義は、黛さんの負い目を払拭した。回避数の少なさを活かしサタンを観察し、疲労度を見極め、「三戦士よりサタンの方が疲れている状態に持ち込む役目」を担うことは、黛さんの戦士の誇りを守ったのである。正確さを要求するミッションを正確にこなすのが得意な黛さんはそれにメキメキ上達し、二段目として考案したサタン戦における前半最大のミッションを、ほぼ確実に成功させるようになった。それこそが、
パンッ
ギーンッ
という、黛さんの放った銃弾がサタンの腰に命中した着弾音だった。最弱拳銃では一発でサタンに致命傷を与える事はできないが、サウンドセンサーを兼ねるサタンの外骨格は、着弾による衝撃と音に弱かった。背中の突起物に隣接する腰は特に弱く、たった一発で相当量の疲労を生み出すことができた。能力100%の回避と射撃がもはや不可能な三戦士にとって、これ以上の援護射撃などありはしない。三戦士よりサタンの方が疲れている状態に持ち込むための初ミッションを、黛さんは瞬間移動残数0を見極めることで、見事成し遂げたのである。控室にいた十二人は、さっき上げられなかった雄叫びを今こそするぞとばかりに、声を張り上げたのだった。
それは観客席にいる人々も同じだった。人々は先ほどの歓声を忘れたかのごとく、初着弾に歓喜を爆発させていた。いや実際、忘れていたのかもしれない。これまでの十発はすべて肩甲骨の中間を狙っていたのに今回初めて腰を狙いサタンの反応を遅らせたことを公式AIが上空に映したため、その戦術性の高さを知った大勢の人々が、我を忘れて声を張り上げていたからだ。今日ここに集まった三千の人々が、歓喜を介してこれ程までに心を一つにしたことへ、僕は感動し体を震わせていた。
しかしそれは長く続かなかった。初着弾以降、三戦士の体の切れが少しずつ落ちている事に、人々が気づいたのである。サタンに突進されても当初より反応が遅く、飛び込み受け身の飛距離も短く、次の行動へ移るまでの時間も長くなっているのは、誰の眼にも明らかだった。次元爪を避ける三戦士を皆ヒヤヒヤ見つめ、そしてその時間が続くほどヒヤヒヤは増していった。今はもう、肩で息をしていない三戦士はおらず、またそんな三戦士を見つめる方にも、肩で息をしていない人はいなかった。息も絶え絶えの人々が、観客席に溢れていた。
だが希望もあった。
それは、サタンも疲れている事だった。
身体能力に優れたサタンは遠隔射撃によって倒すのが常套手段であり、またサタンは命尽きる直前にその体を魔界へ戻すため、最高難度でも死体を目にする事はなかった。米軍の特殊部隊が演習の一環としてサタンに挑み、その包囲殲滅に初めて成功し、背中の映像を持ち帰ってようやく人類は、縦二列に並ぶ背中の突起物の最大幅が40センチであることを知ったのである。その映像により、サタンは突起から突起へ瞬間移動していることと、突起がサタンの最も鋭敏な感覚器官であることが発見された。それを基に3DGプレーヤーはサタンの背後を攻撃する榴弾を作戦に取り入れ、榴弾による陽動を確立し、サタン戦の勝率を飛躍的に高めたのだが、それが更なる高位者を招き寄せてしまったのはまた別の話だ。僕は手の平で頬を幾度か叩き、高位者の姿を意識の外へ押しやって、三戦士の戦闘に集中した。
真田さん達は、背中の突起を狙い撃ちする役を固定しなかった。最初にそれを担った荒海さんは回避と射撃を連続して行ったが、それ以降は背後に回り込んだ者が射手を担い、それにサタンが慣れフェイントをかける寸前、回避と射撃を連続させサタンを動揺させた。その動揺する姿を目の当たりにした観客の、興奮度合いと言ったらなかった。サタンに接近戦を仕掛けたのは本部直属チームのみなので大部分の人は映像でそれに触れただけだったのに、思いがけずそれを直接見る機会に恵まれ、しかも動揺する姿まで目にしたものだから、興奮の度合いも知れるというもの。それが活力となったのだろう、真田さんと荒海さんと黛さんは益々切れのある動きで、瞬間移動の使用残数を減らしていった。そして遂に、
パンッ
キュンッ
サタンが十回目の瞬間移動をした。個体差があるから残数0とは言い切れずとも、多くて1と考えて間違いないはず。それを、銃弾十発で成し遂げた三戦士に、人々は惜しみない拍手を捧げていた。
だが、それは全員ではなかった。控室にいる湖校新忍道部員十二名は、一層強く拳を握りしめ歯を食いしばっていた。なぜなら僕らは知っていたからだ。能力100%の回避と射撃ができるのはもう1秒たりとも残っておらず、これから先は速度も精度も、下がる一方なのだと。
真田さんと荒海さんと黛さんの三人で、最も持久力の低いのは黛さんだった。もちろんそれは真田さんや荒海さんと比較するからであり、黛さんはまごう事なき、全国一の五年生プレーヤーだった。それでもサタンとの接近戦という、人としての能力のほぼ上限を強いられ続ける戦いにおいて、三戦士の中で最初に疲労をにじませるのは、やはり黛さんだったのである。それ故、
「俺がお二人の足を引っ張らない方法を、どうか見つけてくれ」
黛さんはそう言って、四年生以下の十二人に頭を下げた。僕らはそれに、声を揃えて応えることができなかった。モンスターとの接近戦を戦いの主軸に据えてからの一年間、黛さんがどれほど努力してきたかを僕らは知っていて、そしてその一年間の努力に比べたら後輩へ頭を下げることなどゼロに等しいと黛さんが感じている事も、僕らは知っていたからである。三枝木さんは感極まり口を押さえ、二年生は目と口を押さえ、一年生は両手で顔全体を覆っていたため、返事は四年生と三年生の先輩方がしてくれた。それを恥じた三枝木さん以下七名は全知全能をかけ、黛さんへの回答を探し続けた。
そして僕らは、二段構えの方法を考案した。一段目は、黛さんの回避回数を減らす事だった。莫大な精神力と筋力を消費する次元爪の回避を、包囲陣形を工夫する事により、真田さんと荒海さんの回避数を4、黛さんの回避数を2とすることに成功したのだ。これを提案し完成させたのは四年生以下の男子だったが、二段目を提案し完成させたのは三枝木さんだった。新たに考案した陣形の正否を身をもって検証できない三枝木さんはサタン戦の映像を見続け、その結果、サタンの疲労度を見極める技を習得した。プライドの高いサタンは疲労を表に出すのを極度に嫌うのだが、三枝木さんは瞬間移動残数や活動限界を目視で割り出せるようになり、そのコツを黛さんに伝えた。それは回避数を減らすことに意義を一つ追加することと同義であり、そしてその新たな意義は、黛さんの負い目を払拭した。回避数の少なさを活かしサタンを観察し、疲労度を見極め、「三戦士よりサタンの方が疲れている状態に持ち込む役目」を担うことは、黛さんの戦士の誇りを守ったのである。正確さを要求するミッションを正確にこなすのが得意な黛さんはそれにメキメキ上達し、二段目として考案したサタン戦における前半最大のミッションを、ほぼ確実に成功させるようになった。それこそが、
パンッ
ギーンッ
という、黛さんの放った銃弾がサタンの腰に命中した着弾音だった。最弱拳銃では一発でサタンに致命傷を与える事はできないが、サウンドセンサーを兼ねるサタンの外骨格は、着弾による衝撃と音に弱かった。背中の突起物に隣接する腰は特に弱く、たった一発で相当量の疲労を生み出すことができた。能力100%の回避と射撃がもはや不可能な三戦士にとって、これ以上の援護射撃などありはしない。三戦士よりサタンの方が疲れている状態に持ち込むための初ミッションを、黛さんは瞬間移動残数0を見極めることで、見事成し遂げたのである。控室にいた十二人は、さっき上げられなかった雄叫びを今こそするぞとばかりに、声を張り上げたのだった。
それは観客席にいる人々も同じだった。人々は先ほどの歓声を忘れたかのごとく、初着弾に歓喜を爆発させていた。いや実際、忘れていたのかもしれない。これまでの十発はすべて肩甲骨の中間を狙っていたのに今回初めて腰を狙いサタンの反応を遅らせたことを公式AIが上空に映したため、その戦術性の高さを知った大勢の人々が、我を忘れて声を張り上げていたからだ。今日ここに集まった三千の人々が、歓喜を介してこれ程までに心を一つにしたことへ、僕は感動し体を震わせていた。
しかしそれは長く続かなかった。初着弾以降、三戦士の体の切れが少しずつ落ちている事に、人々が気づいたのである。サタンに突進されても当初より反応が遅く、飛び込み受け身の飛距離も短く、次の行動へ移るまでの時間も長くなっているのは、誰の眼にも明らかだった。次元爪を避ける三戦士を皆ヒヤヒヤ見つめ、そしてその時間が続くほどヒヤヒヤは増していった。今はもう、肩で息をしていない三戦士はおらず、またそんな三戦士を見つめる方にも、肩で息をしていない人はいなかった。息も絶え絶えの人々が、観客席に溢れていた。
だが希望もあった。
それは、サタンも疲れている事だった。
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