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第二章 ジャスティスジャッジメントの正義
第六話 幕切れ これからと過去
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縁達は隊員達の介抱を終えて話を聞いた。
副隊長曰く、自分達は組織のやり方についていけず、部隊全員で上手く抜け出すはずだった。
しかし、隊長が消息不明になり、別の隊長が急遽来て、そこから記憶がない事等々。
「なるほど、そいつは大変だったな」
「記憶が無いとはいえ、貴方達とこの街の方々には、謝りきれない事をしてしまった」
「それでもあやまらねーとな、俺もついてってやるから」
「感謝します」
「斬銀、この人達の隊長を探すのを手伝ったらどうだい?」
幽霊に戻った隼士は斬銀の肩に手を置いた。
「この部隊に伸びしろを感じる、これも何かの縁って奴でさ」
「へっ、仕方ねぇな」
「はい?」
隼士の声が聞こえていない副隊長は首を傾げた。
「お前らの隊長探し、俺も手伝ってやるぜ」
その言葉に隊員達はざわざわし始める。
「お恥ずかしい話、助太刀して頂きたい……今の私達は何の力も無い」
「よし、面倒見てやるぜ、てか恥ずかしくないだろ? 今の置かれている状況をちゃんと把握してるならな」
「事が終わったらお礼を」
「いらん」
「ですが!」
「……お前達の部隊の信念、隊長や副隊長のお前さんが掲げた目標は?」
「悪い強者から弱者を守りたい、弱者のふりをする者から罪のない強者を守りたい」
「よし、世間の風当たりが冷たかろうが、その目標を達成しな! それでいい」
「名の有る御じ……失礼、自己紹介がまだでした、私はフレミー・ブレシング」
「俺は斬銀、んじゃまずはラクギアの街に謝罪しに行くか、話はそれからだ」
「はい」
隊員達を待機させ、4人はラキアグ街へと入っていく。
「俺達は警備に話付けてくる、今日はここで解散だな」
「はい」
「んじゃ、またな」
斬銀はフレミーと歩き出す、隼士はその背中を見て思い出にふけっていた。
「さて、私もそろそろ冥界に帰らせてもらうよ」
「お疲れ様です、隼士さん」
「縁さんもね、今日はありがとうございます、久しぶりに生きた心地がした」
「簡易的にとはいえ、生き返りましたからね」
「はは、これからも斬銀を気にかけてやってくれ」
「はい」
「では」
隼士はにこやかに笑って消えていった。
一人残された縁は寂しいそうな顔をする。
鞄から顔を出している合縁奇縁が、縁の袖を口で引っ張る。
縁が見ると顔で合図をしている、その方向を向くと。
「縁や、厄介事に巻き込まれてるのー?」
ブルモンド・霊歌が立っていた。
手には黒いジャージの上下を持っている。
「ブルモンド・霊歌さん、お久しぶりです」
「お前にそろそろ……こいつを返してもいいと思ってな?」
持っていた黒いジャージを縁に渡した。
受け取った縁は後ろめたさを、顔に出して見ていた。
「……これは」
「最近、嘆かわしい神が増えたとは思わんか?」
「……」
「自らの力を高める為に異世界から、無知な者を従者にしている、ワシがその方法を気に食わないだけかもな」
「信仰心は質です、数多の心のこもっていない気持ちを崇拝させても意味がない」
「では何故やるのじゃ?」
「信仰心が高まるのを辞められないからですね、新規を取り込むのも大事だけど、維持する方が重要で難しい」
「ふーむ……小腹がすいたからスナック菓子を食べ、満足したが少し経てばまた小腹が減ると?」
「感覚ではそれに近いですね、ちゃんと満足したいならしっかりとご飯を食べればいい」
「……縁や、そんなふざけた神々を滅ぼしてくれないかえ?」
「また難しいお願いをしますね」
「ここを襲撃したジャスティスジャッジメントも、神の仕業なのだろう?」
「ええ、前にここに来た時の神が糸を引いているようです、俺の不始末です」
「何を言っとるんじゃ?」
ブルモンド・霊歌は鼻で笑った。
「神に頼ってばかりでは、最近世間を騒がしている転移、転生者と同じではないか?」
「……」
「この街の事は出来る範囲でみんなでやるよ、ダメだったら縁に頼るよ」
「わかりました」
「して、そのジャージを返した理由だがな?」
「はい」
「今のお前さんなら、無闇に自分の力を使わんじゃろ?」
「もちろんです」
「しかしだ、なめられるのも考えものじゃろ?」
「まあ、いちいち気にしてられませんがね」
「ワシはな? 自分の好きな神がよくわからん奴らに、好き勝手言われるのが腹立つのじゃ」
「それ霊歌さんがムカついてるだけでは?」
「何言っとるんじゃ、気にしてないとは、我慢してるだけじゃろ?」
「まあ……」
「だったら、暴れるのも一興じゃ」
「昔は止められたのに」
「それは無差別に力振るってたからじゃろ」
「このジャージを見ると古傷が痛む」
「ふっふっふっ、長話悪かったの、我慢は毒、とだけ言ってばばぁの用事はおしまいじゃ」
言いたい事を言ってブルモンド・霊歌はゆっくりと歩いて去っていった。
「我慢は毒……か、ひと暴れするんだったら、結びさんに相談しないとな」
縁は黒いジャージを鞄に入れた後、光に包まれて消えた。
副隊長曰く、自分達は組織のやり方についていけず、部隊全員で上手く抜け出すはずだった。
しかし、隊長が消息不明になり、別の隊長が急遽来て、そこから記憶がない事等々。
「なるほど、そいつは大変だったな」
「記憶が無いとはいえ、貴方達とこの街の方々には、謝りきれない事をしてしまった」
「それでもあやまらねーとな、俺もついてってやるから」
「感謝します」
「斬銀、この人達の隊長を探すのを手伝ったらどうだい?」
幽霊に戻った隼士は斬銀の肩に手を置いた。
「この部隊に伸びしろを感じる、これも何かの縁って奴でさ」
「へっ、仕方ねぇな」
「はい?」
隼士の声が聞こえていない副隊長は首を傾げた。
「お前らの隊長探し、俺も手伝ってやるぜ」
その言葉に隊員達はざわざわし始める。
「お恥ずかしい話、助太刀して頂きたい……今の私達は何の力も無い」
「よし、面倒見てやるぜ、てか恥ずかしくないだろ? 今の置かれている状況をちゃんと把握してるならな」
「事が終わったらお礼を」
「いらん」
「ですが!」
「……お前達の部隊の信念、隊長や副隊長のお前さんが掲げた目標は?」
「悪い強者から弱者を守りたい、弱者のふりをする者から罪のない強者を守りたい」
「よし、世間の風当たりが冷たかろうが、その目標を達成しな! それでいい」
「名の有る御じ……失礼、自己紹介がまだでした、私はフレミー・ブレシング」
「俺は斬銀、んじゃまずはラクギアの街に謝罪しに行くか、話はそれからだ」
「はい」
隊員達を待機させ、4人はラキアグ街へと入っていく。
「俺達は警備に話付けてくる、今日はここで解散だな」
「はい」
「んじゃ、またな」
斬銀はフレミーと歩き出す、隼士はその背中を見て思い出にふけっていた。
「さて、私もそろそろ冥界に帰らせてもらうよ」
「お疲れ様です、隼士さん」
「縁さんもね、今日はありがとうございます、久しぶりに生きた心地がした」
「簡易的にとはいえ、生き返りましたからね」
「はは、これからも斬銀を気にかけてやってくれ」
「はい」
「では」
隼士はにこやかに笑って消えていった。
一人残された縁は寂しいそうな顔をする。
鞄から顔を出している合縁奇縁が、縁の袖を口で引っ張る。
縁が見ると顔で合図をしている、その方向を向くと。
「縁や、厄介事に巻き込まれてるのー?」
ブルモンド・霊歌が立っていた。
手には黒いジャージの上下を持っている。
「ブルモンド・霊歌さん、お久しぶりです」
「お前にそろそろ……こいつを返してもいいと思ってな?」
持っていた黒いジャージを縁に渡した。
受け取った縁は後ろめたさを、顔に出して見ていた。
「……これは」
「最近、嘆かわしい神が増えたとは思わんか?」
「……」
「自らの力を高める為に異世界から、無知な者を従者にしている、ワシがその方法を気に食わないだけかもな」
「信仰心は質です、数多の心のこもっていない気持ちを崇拝させても意味がない」
「では何故やるのじゃ?」
「信仰心が高まるのを辞められないからですね、新規を取り込むのも大事だけど、維持する方が重要で難しい」
「ふーむ……小腹がすいたからスナック菓子を食べ、満足したが少し経てばまた小腹が減ると?」
「感覚ではそれに近いですね、ちゃんと満足したいならしっかりとご飯を食べればいい」
「……縁や、そんなふざけた神々を滅ぼしてくれないかえ?」
「また難しいお願いをしますね」
「ここを襲撃したジャスティスジャッジメントも、神の仕業なのだろう?」
「ええ、前にここに来た時の神が糸を引いているようです、俺の不始末です」
「何を言っとるんじゃ?」
ブルモンド・霊歌は鼻で笑った。
「神に頼ってばかりでは、最近世間を騒がしている転移、転生者と同じではないか?」
「……」
「この街の事は出来る範囲でみんなでやるよ、ダメだったら縁に頼るよ」
「わかりました」
「して、そのジャージを返した理由だがな?」
「はい」
「今のお前さんなら、無闇に自分の力を使わんじゃろ?」
「もちろんです」
「しかしだ、なめられるのも考えものじゃろ?」
「まあ、いちいち気にしてられませんがね」
「ワシはな? 自分の好きな神がよくわからん奴らに、好き勝手言われるのが腹立つのじゃ」
「それ霊歌さんがムカついてるだけでは?」
「何言っとるんじゃ、気にしてないとは、我慢してるだけじゃろ?」
「まあ……」
「だったら、暴れるのも一興じゃ」
「昔は止められたのに」
「それは無差別に力振るってたからじゃろ」
「このジャージを見ると古傷が痛む」
「ふっふっふっ、長話悪かったの、我慢は毒、とだけ言ってばばぁの用事はおしまいじゃ」
言いたい事を言ってブルモンド・霊歌はゆっくりと歩いて去っていった。
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