VRゲームでも運と愛し合おう!

藤島白兎

文字の大きさ
134 / 351
第三章 桜野学園編

第一話 演目 生徒の要望

しおりを挟む
「いや、集まってもらったまはいいが、何すればいいんだ?」

 縁は目の前に集まった生徒達を見て少し困っている。

「なら縁先生、私は神の私生活が知りたいです」
「私生活!?」

 久城の発言に縁は目を見開いた。

「はい、私は先程も言いましたが、神社巡りが趣味です、何回か神様にはお会いしましたが、皆さんある意味仕事中でお話を聞けなくて」
「なるほど、っても神の私生活って、ほとんどの神は知られたくないんだよ」
「信者が減るからですね、縁先生」
「そうだ一本槍君、私生活がズボラな神って結構多い」
「何でですか?」
「それはな久城さん、常日頃肩を張ってるからだよ、威厳を保つとか色々な」
「縁先生もですか?」
「俺に威厳なんて無いよ、神様として多少の心構えはあるけどね」
「ううむ……迷惑なのはわかっているけど、好奇心が抑えられない」

 久城は自分の気持ちを抑えられない顔をしている。
 本当に悔しいそうな顔を見ても縁は苦笑いをした。

「そこまで言うなら見てみるかい? 神の私生活」
「おお、いいんですか!?」
「まあ、俺の私生活でいいなら」
「ありがとうございます」
「久城さんのリクエストにだけ答えても仕方ないな、他の皆は何がしたい?」

 勢い良く一本槍が手を上げる。

「僕は縁先生以外の神様と手合わせがしたいです」
「これはまた大きくでたな」
「考えた結果です、神様と交流を持てるチャンスはこれを逃したら、次は何時になるかと考えたら」
「なるほど、ツレ君はどうだい?」
「俺っスか? 一本槍と同じで実力付けたいっす、力もそうっすけど、心構えというか」
「うむ、この死神君の言う通りだ、失礼ながら、縁先生にご教示した方々にお話を聞きたいです」
「ああ、それわかる、荒れてた神を鎮めるってスゲーよな」

 生徒達の話を聞いて縁は考え始めた。

「皆の話を総合すると、俺と関わった人達に会いたいってなるな、一言で言えば」
「縁先生、お願いできますか?」
「合わせるのは構わないんだが……」

 縁は少し離れて絆達と話しているスファーリアの方を見る。

「なあスファーリアさん、この合宿って期間は?」
「約一か月、じっくりと生徒達と向き合って」
「そんなにあるのか」
「もちろん四六時中ではない、縁君も先生以外にもやる事があるだろうし」
「この合宿は何時からなんだ?」
「三週間後だから、来月から」
「準備期間も長いんだな」
「もちろん、連絡と準備もあめだろうから」
「なるほど、皆には予定が決まったら早めに予定表渡そう」
「あ、そうそう、今日はこれで終わり、話し合いが終わった解散」
「そうか」

 縁は再び考え始めるが、直に久城を見た。

「久城さん、俺の私生活見てみるかい? 面白味は無いけど」
「おお、先生の私生活キタコレ」
「縁先生は普段何してるんですか?」
「一番の収入はカジノ経営だな」
「おお、幸運の神様らしいですね」
「っても、換金は無いから、ゲームセンターみたいなものだ」
「利益はあるんですか?」
「無いね、俺が経営している店はほとんど赤字だ」
「ええ!? どうやって生活してるんですか?」
「昔荒稼ぎした、それだけだ」

 その言葉に生徒達は言葉を失った、どう反応していいか困ったのだ。
 なんだかんだ言って縁は、数多の人間を殺してきた。
 たった一言で、その金が綺麗なものではないと、言っている様なものだ。
 縁が生徒の変化に気付いた時には、少々遅かった。

「まあそれはともかく、社会見学の一環として来るかい?」
「縁君、健全な生徒をギャンブル依存症にしないで」
「おおう、何時の間に」

 振り返るとスファーリアが居た。
 空気を読む様に、明るい声で話をしている。

「これは監視が必要」
「監視て、別に非合法な事は」
「制服着てるなら学校行事です」
「なるほど……遊ぶにしても学校として見られるのか」
「そう、だから監視」
「なら団体様御一行で行くか、サンディがまだ話してそうだから、もう少し待つか」

 結果として、縁、久城、一本槍、アポロニア、ダエワ、ツレ。
 スファーリア、絆、未来、ファリレントが行く事になった。 

「じゃあ、この面子で行くって事でいいな?」
「よし、縁君早速行きましょう」
「ああ」

 縁は指を鳴らした、すると、黄金の扉が現れる。
 シルクハットのデフォルメの兎等々の装飾品が飾られていた。
 
「じゃあ俺のカジノに案内するぜ」

 勢い良くその扉を開けた。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

職業ガチャで外れ職引いたけど、ダンジョン主に拾われて成り上がります

チャビューヘ
ファンタジー
いいね、ブックマークで応援いつもありがとうございます! ある日突然、クラス全員が異世界に召喚された。 この世界では「職業ガチャ」で与えられた職業がすべてを決める。勇者、魔法使い、騎士――次々と強職を引き当てるクラスメイトたち。だが俺、蒼井拓海が引いたのは「情報分析官」。幼馴染の白石美咲は「清掃員」。 戦闘力ゼロ。 「お前らは足手まといだ」「誰もお荷物を抱えたくない」 親友にすら見捨てられ、パーティ編成から弾かれた俺たちは、たった二人で最低難易度ダンジョンに挑むしかなかった。案の定、モンスターに追われ、逃げ惑い――挙句、偶然遭遇したクラスメイトには囮として利用された。 「感謝するぜ、囮として」 嘲笑と共に去っていく彼ら。絶望の中、俺たちは偶然ダンジョンの最深部へ転落する。 そこで出会ったのは、銀髪の美少女ダンジョン主・リリア。 「あなたたち……私のダンジョンで働かない?」 情報分析でダンジョン構造を最適化し、清掃で魔力循環を改善する。気づけば生産効率は30%向上し、俺たちは魔王軍の特別顧問にまで成り上がっていた。 かつて俺たちを見下したクラスメイトたちは、ダンジョン攻略で消耗し、苦しんでいる。 見ろ、これが「外れ職」の本当の力だ――逆転と成り上がり、そして痛快なざまぁ劇が、今始まる。

魔道具は歌う~パーティ追放後に最高ランクになった俺を幼馴染は信じない。後で気づいてももう遅い、今まで支えてくれた人達がいるから~

喰寝丸太
ファンタジー
異世界転生者シナグルのスキルは傾聴。 音が良く聞こえるだけの取り柄のないものだった、 幼馴染と加入したパーティを追放され、魔道具に出会うまでは。 魔道具の秘密を解き明かしたシナグルは、魔道具職人と冒険者でSSSランクに登り詰めるのだった。 そして再び出会う幼馴染。 彼女は俺がSSSランクだとは信じなかった。 もういい。 密かにやってた支援も打ち切る。 俺以外にも魔道具職人はいるさ。 落ちぶれて行く追放したパーティ。 俺は客とほのぼのとした良い関係を築きながら、成長していくのだった。

スキルハンター~ぼっち&ひきこもり生活を配信し続けたら、【開眼】してスキルの覚え方を習得しちゃった件~

名無し
ファンタジー
 主人公の時田カケルは、いつも同じダンジョンに一人でこもっていたため、《ひきこうもりハンター》と呼ばれていた。そんなカケルが動画の配信をしても当たり前のように登録者はほとんど集まらなかったが、彼は現状が楽だからと引きこもり続けていた。そんなある日、唯一見に来てくれていた視聴者がいなくなり、とうとう無の境地に達したカケル。そこで【開眼】という、スキルの覚え方がわかるというスキルを習得し、人生を大きく変えていくことになるのだった……。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私 とうとうキレてしまいました なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが 飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした…… スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます

​『イージス艦長、インパール最前線へ。――牟田口廉也に転生した俺は、地獄の餓死作戦を「鉄壁の兵站要塞」に変える』

月神世一
SF
​【あらすじ】 ​「補給がなければ、戦場に立つ資格すらない」 ​ 坂上真一(さかがみ しんいち)、50歳。  かつてイージス艦長として鉄壁の防空網を指揮し、現在は海上自衛隊で次世代艦の兵站システムを設計する男。  背中には若き日の過ちである「仁王」の刺青を隠し持ち、北辰一刀流の達人でもある彼は、ある日、勤務中に仮眠をとる。 ​ 目が覚めると、そこは湿気と熱気に満ちた1944年のビルマだった。  鏡に映っていたのは、小太りで口髭の男――歴史の教科書で見た、あの「牟田口廉也」。 ​ しかも時期は、日本陸軍史上最悪の汚点とされる「インパール作戦」決行の直前。  部下たちは「必勝の精神論」を叫び、無謀な突撃を今か今かと待っている。 ​ (……ふざけるな。俺に、部下を餓死させろと言うのか?) ​ 現代の知識と、冷徹な計算、そして海自仕込みのロジスティクス能力。  すべてを駆使して、坂上(中身)は歴史への介入を開始する。  精神論を振りかざすふりをして上層部を欺き、現地改修で兵器を強化し、密かに撤退路を整備する。 ​ これは、「史上最も無能な指揮官」の皮を被った「現代の有能な指揮官」が、確定した敗北の運命をねじ伏せ、数万の命を救うために戦う、逆転の戦記ドラマ。

国外追放だ!と言われたので従ってみた

れぷ
ファンタジー
 良いの?君達死ぬよ?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

処理中です...