215 / 346
第四章 縁と結びで縁結び
第六話 前説 祖父母集合のお知らせ
しおりを挟む
ゲーム内にログインした縁とスファーリア。
ロビーの待ち合わせ場所で祖父母を待っていた。
「あ、霞おばあちゃんとシラルドおじちゃんだ」
待ち合わせ場所に現れたのは、風月の様に中華風の武道着に身を包んでいる霞。
長い白い髪を二つのお団子にして
縁とは以前少しゲーム内で遊んだ事があった。
もう一人は灰色のツナギに油汚れやホコリ等で汚れた姿のシラルド。
機械作業用のゴーグルを頭に付けて、髪型は白髪で短い。
第一印象は活発そうなじいさんで表せられる。
「こんにちは縁さん、今日はいきなりごめんなさいね」
「いえ、お誘いいただきありがとうございます」
「ああ、紹介が遅れたわね、こっちが私の旦那様」
「おう! 込み入った話をする前にパーティ組もうぜ! 白チャで身内話はできねーからな」
「わかったおじいちゃん」
スファーリアがメニューを操作して、パーティの招待を全員に送った。
「よし、これで自由に喋れるぜ! まずは縁さん」
「は、はい、何でしょうか?」
「孫をよろしくお願いいたします、妻から色々と聞いています」
「こちらこそよろしくお願いいたします」
「よしよし、堅苦しい挨拶は終わりだ、んで今日はどうリプレイするんだ?」
「おじちゃん、ちゃんと考えてきた」
「ほう? っとその前に俺は『シラルド・ブルースカイ』だ、設定的には飛空艇乗りをしている、改めてよろしくな縁さん」
「おお! 飛空艇乗り」
「ま、その飛空艇自体はわけわかんない設定してるがな、……っと、話ならアイツも合流してからの方がよくないか?」
「どなたですか?」
「……それは私の事だね」
何時の間にかスファーリアとぼぼ同じ服装に身を包んだ人物が居た。
黒いローブにスカート、顔は見えていてキリッとしたおばあちゃん。
トライアングルビーダーを杖替わりにしていて、スカートにはアクセントなのか『絶滅』の文字が刺繡されていた。
「おお、もう一人のおばあちゃん」
「スファーリア、パーティに誘って下さい」
「おけ……よし誘った」
「そうです縁さん、絶滅演奏術を作った者、私のキャラクター名は『フィーネ・フェルマータ』です、よろしくお願いいたします」
「よろしくお願いいたします」
「してスファーリア、霞さんのなりチャ時代のロール、それをリメイクすると聞いたんですけど」
「そうそう」
「設定はどうするつもりですか?」
「ふっふっふ、ちゃんと考えてきた」
「聞かせて下さい」
「あ、マジで? スファーリアさん考えさせてすまない」
「いやいや縁君、そんなたいしたもんじゃないよ」
スファーリアはコホンと咳払いをした。
「縁が今ちょっかいかけられている敵勢力に、過去に飛ばされてしまった」
「ふむふむ」
「そこは40年から50年前の世界、神様の縁が力にしている信仰心は無い」
「いやいやいや、俺やべぇーじゃん」
「ふっふっふ、貴方の恋人をなめちゃいけない」
「お、おお……どうすんのよ」
「音は時を越えて届く、つまり私が助けに来る」
「ほう、一気に安心感が出るな」
「んで、おばあちゃん達に助けを求める」
「なるほど」
「んで助ける代わりにおばあちゃんのお願いを聞く」
「シンプルでいいね」
「おばあちゃん達はどう?」
フィーネが直ぐに反応した。
「ふむ、その導入で行くならば、スファーリアがトライアングルを鳴らす、私と霞さんが現れて説明する」
「なるほどな、んで助ける代わりに、俺らのなりチャ時代のリプレイに持っていけばいいって話か、ま、界牙流なら助けてくれるだろ」
「なら私は面白そうという理由でついていくわ、絶滅演奏を奏でる機会もありそうだ」
「よしよし、んじゃ俺は飛空艇でカッコよく遅れて登場だな」
「持ってくね、シラルドおじちゃん」
「おおう、スファーリア一つお願いだ」
「何?」
「ロール中におじちゃんは無しだぜ?」
「そのセリフロール中に言えばいいのに」
「……おお、確かに使えそうだな、子供も居ないのにおじいちゃんは止めてくれってな」
「それじゃ、開始はそれでいくかね」
「よし、それじゃ開始しよう、準備はいい?」
スファーリアはメニューを操作して、シナリオ開始の項目を開いた。
「もちろんじゃ」
「うっしゃ!」
「大丈夫だスファーリアさん」
「準備はできています」
「それじゃ、開始だね」
スファーリア達は光に包まれ消えた。
ロビーの待ち合わせ場所で祖父母を待っていた。
「あ、霞おばあちゃんとシラルドおじちゃんだ」
待ち合わせ場所に現れたのは、風月の様に中華風の武道着に身を包んでいる霞。
長い白い髪を二つのお団子にして
縁とは以前少しゲーム内で遊んだ事があった。
もう一人は灰色のツナギに油汚れやホコリ等で汚れた姿のシラルド。
機械作業用のゴーグルを頭に付けて、髪型は白髪で短い。
第一印象は活発そうなじいさんで表せられる。
「こんにちは縁さん、今日はいきなりごめんなさいね」
「いえ、お誘いいただきありがとうございます」
「ああ、紹介が遅れたわね、こっちが私の旦那様」
「おう! 込み入った話をする前にパーティ組もうぜ! 白チャで身内話はできねーからな」
「わかったおじいちゃん」
スファーリアがメニューを操作して、パーティの招待を全員に送った。
「よし、これで自由に喋れるぜ! まずは縁さん」
「は、はい、何でしょうか?」
「孫をよろしくお願いいたします、妻から色々と聞いています」
「こちらこそよろしくお願いいたします」
「よしよし、堅苦しい挨拶は終わりだ、んで今日はどうリプレイするんだ?」
「おじちゃん、ちゃんと考えてきた」
「ほう? っとその前に俺は『シラルド・ブルースカイ』だ、設定的には飛空艇乗りをしている、改めてよろしくな縁さん」
「おお! 飛空艇乗り」
「ま、その飛空艇自体はわけわかんない設定してるがな、……っと、話ならアイツも合流してからの方がよくないか?」
「どなたですか?」
「……それは私の事だね」
何時の間にかスファーリアとぼぼ同じ服装に身を包んだ人物が居た。
黒いローブにスカート、顔は見えていてキリッとしたおばあちゃん。
トライアングルビーダーを杖替わりにしていて、スカートにはアクセントなのか『絶滅』の文字が刺繡されていた。
「おお、もう一人のおばあちゃん」
「スファーリア、パーティに誘って下さい」
「おけ……よし誘った」
「そうです縁さん、絶滅演奏術を作った者、私のキャラクター名は『フィーネ・フェルマータ』です、よろしくお願いいたします」
「よろしくお願いいたします」
「してスファーリア、霞さんのなりチャ時代のロール、それをリメイクすると聞いたんですけど」
「そうそう」
「設定はどうするつもりですか?」
「ふっふっふ、ちゃんと考えてきた」
「聞かせて下さい」
「あ、マジで? スファーリアさん考えさせてすまない」
「いやいや縁君、そんなたいしたもんじゃないよ」
スファーリアはコホンと咳払いをした。
「縁が今ちょっかいかけられている敵勢力に、過去に飛ばされてしまった」
「ふむふむ」
「そこは40年から50年前の世界、神様の縁が力にしている信仰心は無い」
「いやいやいや、俺やべぇーじゃん」
「ふっふっふ、貴方の恋人をなめちゃいけない」
「お、おお……どうすんのよ」
「音は時を越えて届く、つまり私が助けに来る」
「ほう、一気に安心感が出るな」
「んで、おばあちゃん達に助けを求める」
「なるほど」
「んで助ける代わりにおばあちゃんのお願いを聞く」
「シンプルでいいね」
「おばあちゃん達はどう?」
フィーネが直ぐに反応した。
「ふむ、その導入で行くならば、スファーリアがトライアングルを鳴らす、私と霞さんが現れて説明する」
「なるほどな、んで助ける代わりに、俺らのなりチャ時代のリプレイに持っていけばいいって話か、ま、界牙流なら助けてくれるだろ」
「なら私は面白そうという理由でついていくわ、絶滅演奏を奏でる機会もありそうだ」
「よしよし、んじゃ俺は飛空艇でカッコよく遅れて登場だな」
「持ってくね、シラルドおじちゃん」
「おおう、スファーリア一つお願いだ」
「何?」
「ロール中におじちゃんは無しだぜ?」
「そのセリフロール中に言えばいいのに」
「……おお、確かに使えそうだな、子供も居ないのにおじいちゃんは止めてくれってな」
「それじゃ、開始はそれでいくかね」
「よし、それじゃ開始しよう、準備はいい?」
スファーリアはメニューを操作して、シナリオ開始の項目を開いた。
「もちろんじゃ」
「うっしゃ!」
「大丈夫だスファーリアさん」
「準備はできています」
「それじゃ、開始だね」
スファーリア達は光に包まれ消えた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
通販で買った妖刀がガチだった ~試し斬りしたら空間が裂けて異世界に飛ばされた挙句、伝説の勇者だと勘違いされて困っています~
日之影ソラ
ファンタジー
ゲームや漫画が好きな大学生、宮本総司は、なんとなくネットサーフィンをしていると、アムゾンの購入サイトで妖刀が1000円で売っているのを見つけた。デザインは格好よく、どことなく惹かれるものを感じたから購入し、家に届いて試し切りをしたら……空間が斬れた!
斬れた空間に吸い込まれ、気がつけばそこは見たことがない異世界。勇者召喚の儀式最中だった王城に現れたことで、伝説の勇者が現れたと勘違いされてしまう。好待遇や周りの人の期待に流され、人違いだとは言えずにいたら、王女様に偽者だとバレてしまった。
偽物だったと世に知られたら死刑と脅され、死刑を免れるためには本当に魔王を倒して、勇者としての責任を果たすしかないと宣言される。
「偽者として死ぬか。本物の英雄になるか――どちらか選びなさい」
選択肢は一つしかない。死にたくない総司は嘘を本当にするため、伝説の勇者の名を騙る。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕だけ別な場所に飛ばされた先は異世界の不思議な無人島だった。
アノマロカリス
ファンタジー
よくある話の異世界召喚…
スマホのネット小説や漫画が好きな少年、洲河 愽(すが だん)。
いつもの様に幼馴染達と学校帰りの公園でくっちゃべっていると地面に突然魔法陣が現れて…
気付くと愽は1人だけ見渡す限り草原の中に突っ立っていた。
愽は幼馴染達を探す為に周囲を捜索してみたが、一緒に飛ばされていた筈の幼馴染達は居なかった。
生きていればいつかは幼馴染達とまた会える!
愽は希望を持って、この不思議な無人島でサバイバル生活を始めるのだった。
「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕の授かったスキルは役に立つものなのかな?」
「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕は幼馴染達よりも強いジョブを手に入れて無双する!」
「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕は魔王から力を授かり人類に対して牙を剥く‼︎」
幼馴染達と一緒に異世界召喚の第四弾。
愽は幼馴染達と離れた場所でサバイバル生活を送るというパラレルストーリー。
はたして愽は、無事に幼馴染達と再会を果たせるのだろうか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる