勇者は異常者

松林 松茸

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2章 ネオアース編

第7話 魔国連邦※

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「この国は…なんだかなぁ」
祐樹は魔国連邦に赴いていた。そして国の状況を見て唖然とする。人々は悪魔と契約しロボットみたいな生活をしている。ただ働いて寝て食う。そして子供を作るためだけの性行為。中には異常者の町もある。殺人狂や強姦魔がひしめく街。そこは連合国から輸入した愛玩用機械人形(ダッチワイフ)と呼ばれる人間そっくりで知能あるロボットが性処理の道具にされている。しっかりと泣き叫んだりして相手の好みに合わせる優れものだ。中には女性がワザとレイプされ事の最中に相手を殺す異常性愛者までいる。悪魔はと言うと契約通り動くのみ。この国の国民は代償として毎日彼らの精気を悪魔に提供する。中にはニートもいるが彼らは倍の精気を提供し衣食住と結婚相手まで世話してもらっている。それでもニート生活をすれば40代で死に至るだろうが。働いても80歳までしか生きられないらしいのでどちらが良いかは本人次第だろう。

(これでは家畜と変わらないじゃないか…)

自らは何も考えず何も感じない。祐樹は彼らが別の意味で異常に思えてならない。

(それでも…自我は自らの意思だし…)

祐樹は完全にどうすれば良いか解らなくなっていた。


「おい…」
不意に後ろから声をかけられる。振り返ると高位悪魔の群れが祐樹を取り囲んでいる。
「なんですか?」
祐樹は難しい顔をしながら答える。
「異世界勇者よ、我が国に何の用だ?」
「いや、世界平和を作ろうと思っているんだけど…国民が無関心すぎてどうするか考えていた所だよ」
「奴らは自らの考えを放棄した連中だ。どうすることも出来ないよ」
そう言いながら高位悪魔は苦笑いを浮かべる。
「殺人狂やら異常性愛者を隔離してある事と言いある意味平和だな」
祐樹は尚も複雑そうに言う。
「それがこの国だよ。それより異世界勇者よ。おまえは我々からすれば邪魔な存在だ」
「なんで?」
「世界を魔国連邦のものにするための障害がお前だよ」
その言葉に祐樹は彼らを見ながら考える。国民性はそのままでも問題ない。悪魔が世界征服を企まなければ害がない人々が多いのだ。
「こんな状況は押し付けるものではないだろ?」
祐樹は尚も複雑な顔をする。
「うるさい。世界は我々のモノだ!」
そう言いながら悪魔達は祐樹を隷属しようとする。勿論そんな力は祐樹には通じない。

(とりあえず一発抜いてから考えよう)

祐樹は高位悪魔達を逆に隷属し全裸にする。
「何を…」
悪魔達は恥ずかしそうな顔をする。そんな彼らを見て祐樹は一物を大きく膨らませる。
「気持ち良い事しようぜ」
そう言いながら司令官以外の悪魔達を掘りあわせる。
「お前ら…」
司令官は唖然とする。悪魔は性的な事にも正直らしい。嫌悪感を丸出しにする司令官を見て祐樹はそう思う。
「お前も直ぐに気持ちよくしてやるさ」
そう言うと祐樹は悪魔の司令官に抱き着き後ろの口に反り返った一物を擦りつける。
「アァ~ン」
高位悪魔は激しく喘ぎだす。
「まだまだこれからだぞ」
祐樹は意地悪く笑いながら悪魔の尻尾を撫でまわす。
「アァ~ン、尻尾はらめ~」
悪魔の司令官は一物を反り返らせながら尻尾で感じる。
「この尻尾を後ろの口に入れたらどうなるんだ?」
祐樹はそう言うと尻尾を後ろの口に捻じ込んだ。
「ひゃは~ん」
悪魔の司令官はそう叫ぶと失神してしまった。白濁液をまき散らして。
「これは面白い」
祐樹は全悪魔の尻尾を後ろの口に捻じ込んだ。すると皆が白濁液をまき散らして失神する。祐樹は面白がってそれを何回も繰り返す。
「許して~」
悪魔達は祐樹に許しを乞う。

(天使と絡ませたら面白そうだ)

祐樹は早速、男性天使たちを召喚した。
「ご主人様、何でしょうか?」
天使たちは期待の眼差しを祐樹に向ける。
「お前ら、悪魔と絡んでみろ」
そう言うと悪魔と天使を絡み合わせてみた。天使の一物を悪魔の後ろの口に咥えさせ、悪魔の尻尾を天使の後ろの口に捻じ込む。
「アァ~ン、変になる」
天使と悪魔達は激しく喘ぎ声をあげる。そして何回も白濁液を放出しながら淫らな表情を浮かべる。
「今後、悪魔と天使は仲良くしろ」
その言葉に悪魔と天使は熱い口づけを交わす。どうやら性行為が余程良かったらしい。いがみ合っていた両勢力はいつの間にか深く愛し合う関係に変わっていく。
「悪魔の体がこんなに素晴らしいなんて」
天使たちは顔を紅潮させながら言う。
「天使こそ素敵だ」
悪魔も天使を褒めたたえる。そしてそこいら中で白濁液をまき散らしている。
「お前ら…仲良くなれるんじゃね?」
祐樹は呆れながら言う。
「そうですね」
天使は嬉しそうに答えた。
「天使と結婚したいです」
悪魔も嬉しそうに言う。

(こいつら喧嘩するほど仲が良いを通り越して殺し合う程愛し合っているわ)

流石に祐樹も何も言えなくなる。
「お礼をさせてください」
そう言いながら悪魔と天使の群れが祐樹に群がる。そして祐樹の反り返った一物に舌を這わせだした。祐樹はだんだんと気持ちよくなる。
「ほら、ミルクの時間だぞ」
そう言いながら天使と悪魔の群れに白濁液をぶちまけた。彼等はそれを嬉しそうに舐め合っている。

(あとは悪魔の王をどうにかして終わりか?)

祐樹は少し戸惑う。まさか天使と悪魔の体の相性が良いなんて思ってもみなかったのだ。

(それでも平和になれば良いか)

祐樹はそう思いながら悪魔の王を探すのであった。
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