胸が大きい女性を助けたら、エロいクラスメートのお母さんだった件

あかせ2

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みんなを名前で呼ぶようになる

第36話 無防備な沙織さん

 紬さんの発案により、夏休みに温泉旅行に行く計画を立て始めた。詳細はこれからだが、とんでもない旅行になる気がするぞ…。


 1等を取ったお祝いの時間はピークを過ぎ、そろそろお開きになる気がする。

「それはあり得ないでしょ~。ねぇ母さん?」

紬さんと話してる詩織さんが、ソファーに座ってる沙織さんのほうを見る。

「…あれ? 母さん寝てる」

どうやらうたた寝しているようだ。――そういえば、長時間の運転で疲れてると言ってたな。(34話参照)

「おばさん寝ちゃったの? オッパイ揉んで起こさないと♡」

「何でそうなるのよ!?」

「寝るなら、パジャマに着替えてからベッドで寝ないとダメじゃん」

紬さんにしてはまともな意見だ。

「そうだけど、胸を揉む必要はないでしょ」

「あのオッパイ揉まないとか失礼だよ!」

「揉む方が失礼!」

2人共、静かにしたほうが良いんじゃ…?

「まーちゃんはウチの気持ちわかってくれるよね? あのオッパイ揉みたくてたまらないでしょ?」

「俺に話を振るな!」
答えづらいだろ。

「真、静かにして」

何で俺だけ注意されるんだ? 理不尽じゃね?

「母さんを起こすのは後にしよっか。あたしは食器とかを片付けるから」

「詩織、私も手伝う」

「ありがとう。真、紬ちゃんの相手は任せた」

押し付けられてしまったが、キッチンに3人以上は邪魔になりやすい。足を引っ張るぐらいなら、彼女の相手をしたほうが良いな。

詩織さん・満里奈さんは空いた食器やコップを持って、キッチンに向かって行く。

「で、どうなの? おばさんのオッパイ揉みたいと思った事は?」

「まだ言うか…」

「当然だよ。ウチの気持ちをわかってくれるのは、まーちゃんしかいないんだから」

1対1だと話題を変えづらいな。正直に言わないとダメっぽいぞ。

「その気持ちは…、ある」

「やっと素直になったね。恥ずかしい事じゃないんだから、堂々と言えば良いのに」

「言える訳ないだろ…」
そうできるほど、俺のメンタルは強くない。

「ウチらはお乳飲んで大きくなるんだよ? どんな人もオッパイ嫌いな訳ないじゃん。『好き』か『好き』に分かれるぐらいだね」

「一応訊くが、紬さんは…」

好き♡」

紬さんが男だったらどうなったんだろう? そんな事が頭をよぎる。


 詩織さんと満里奈さんが片付けを終え、リビングに戻って来た。俺達は帰る準備をしてから、沙織さんが寝ているソファーの近くに集まる。

「母さん良い寝顔してるな~。起こしづらい」

俺も同感だ。かと言って、このままなのも良くないし…。

「そうだ! ジャンケンで負けた人が起こすのはどう?」

「良いね~♪」

紬さんは負けたがってるな。表情を見ればすぐわかる。

「紬が負けると本当に胸揉みそうだから、私が負けないと…」

2人はちょっとズレてるな。まぁ、起こせば問題ないか?

「それじゃいくよ、ジャーンケーン…」


 ジャンケンの結果、俺が負けてしまった。ツイてない…。

「まーちゃん、優しく揉むんだよ♡」

「まこくん、さすがに今やらないよね?」

「あたしは起こしてくれれば良いから」

胸揉み賛成派の紬さん、反対派の満里奈さん、そして中立の詩織さんか…。俺が取るべき行動はどれなんだ?

ほんの少し悩み、俺は――、沙織さんの肩に手を触れる。その瞬間…。

「あん♡」

彼女が小さいものの、色っぽい声を出した。胸ならともかく、肩でこんな反応されるなんて…。

「ダメよ、真君♡ ……むにゃむにゃ」

「――何かと思ったら寝言か。ビックリした」

「おばさん、どんな夢見てるんだろう? 気になる~」

俺も気になるが、さっきの声が頭から離れない。思い出すとすぐが大きくなりそうだ。

「みんなはこれから帰るから、これ以上遅くなる訳にはいかないか…。あたしが何とか起こしておくわ」

「頼んだ詩織さん」
あの声は、良い意味でも悪い意味でも負担が大きい。

「明日は“マコール”の貸し切りだから、みんな遅れずに来てよね」

「わかってる」
期待と不安が入り混じってるが…。

「ウチ、今日寝れないかも♡」

「遠足じゃないんだから…」

沙織さんに挨拶できないのが心残りだが、明日言っておけばいいか。玄関まで詩織さんに見送られた後、俺達は彼女の家を後にする。
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