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日常
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ピピピ ピピピ ピ…
如月氷霞(きさらぎひょうか)はいつものように目覚ましを止め、布団から眠たげな目をしながら出る。
「朝か」
とつぶやきながら朝稽古の支度を始める、支度をし終え道場へ向かう途中声をかけられた。
「氷霞今起きたのかい?稽古行ってらっしゃい。あと一時間くらいで朝ごはんできるからね。」
「わかったよ、幸子おばあちゃん。」
と俺が答えると台所へと戻っていった。
俺の両親は俺が小さい時に、不慮の事故で亡くなってしまいそれからずっと祖父母の幸子おばあちゃんとこの道場の師範である茂おじいちゃんに育てられてきた。
時計を見ると道場へ入る時間が少し遅れてしまっているのに気付き早足で道場へ向かった。道場へ入ると茂おじいちゃんに
「遅いぞ、また寝坊か?」
と言われてしまった。
「今日は寝坊したんじゃなくて、幸子おばあちゃんと少し話をしてたから遅くなったんだよ。」
と言い訳をしながら朝稽古に励んでいった
この茂おじいちゃんが師範の道場は《如月無心流》という古武術の道場で、俺は《如月無心流》の7段を持っている。だが師範の茂おじいちゃんは勝てる気がしないほど強い。そもそも古武術というのは日本古来の武技でかなり実戦的な武術だ。
朝稽古が終わり学校へ行く支度をし終えて朝ごはんを食べていると玄関の方から男の声が聞こえてきた。
「おーい氷霞きたぞ。」
「わかった今行く。」
と返事をしながらごはんを食べ終え急いで玄関へと向かう。
「鬼鉄いつもここまで来てくれて悪いな。」
「氷霞は俺が行かないと遅刻するだろ。あと相変わらず鬼鉄なんだな。」
「ん?ああ、鬼鉄ってカッコよくないか?」
「氷霞以外は鉄心って呼ぶんだが。」
とたわいもない会話をしながら通学路へと向かう。
今会話しているのは幼馴染の鬼沢鉄心で、茶髪でがっしりとした体つきをしている。小学校から剣道やっていて中々の実力を持っているが勉強はあまりできない。ちょっとした脳筋
通学路を眠たくなりながら大あくびをして歩いていると後ろから背中をバンと叩かれる。
「氷霞おっはよー」
「氷霞さんおはようございます。」
「痛ったいな。」
とつぶやきながら叩いてきた張本人を振り返りながら見ると予想通り幼馴染の二人の姿があった。
一人は俺の背中を叩いてきたのは前川霞で黒髪でショートカット、スレンダーな体型をしていてスポーツ万能で弓道部に入っていてはっきりとした性格をしている。
よく気が利いてお姉さん気質で他の女の子からはお姉さまと呼ばれているとか
もう一人の礼儀正しい挨拶をしてきたのは、望月ルノでノルウェー人と日本人とのハーフ、金髪で出ているところは出ていて引っ込んでいるところは引っ込んでいる女性なら羨むような体型をしている
茶道部でおっとりとした性格をしている
「別にいいじゃない。氷霞が眠そうな目しているから目覚ましてあげたんじゃない。」
「目覚ましてくれるにしても、やり方ってものがあるでしょ。ただでさえ朝弱いのに。」
「そうだよ霞ちゃんもう少し優しくても良かったんじゃない?」
「む~、ルノもそっちの肩持つの?」
「まあまあ、その話は置いといて急がないと学校遅刻するぞ」
と鬼鉄がそう言うとみんな急ぎ足で学校へと向かった。
学校へとギリギリで着く
「ふぅ、着いた。」
遅刻しなくてホッとしていると
「もう、氷霞のせいで遅刻しかけたじゃない。」
「俺のせいって霞も同じくらいに登校してきたじゃないか。」
「そ それは…」
霞が口籠っているとルノが
「霞ちゃんは待ってたんですよね~。」
「ルノそれ以上は。」
霞は顔を赤らめながら口に指をあてる。
何を待ってたんだ?と首をかしげていると鬼鉄もルノが言っている事がわかっているようで頷いていた。
という会話をしているとこちらに近づいてくる人がいた。
「やあ、おはよう霞さんルノさん鉄心さんああ、今日は遅刻しなかったんですね氷霞さん。」
妙に俺にだけ棘のある話し方をするのは、神田隼俗に言うお金持ちの坊ちゃんで俺以外には礼儀正しいのだが妙に先生たちがヘコヘコ頭を下げたり、高学年の不良たちが神田のことは避けて通ったりして異様感があるためにクラスでも浮いてしまっている。
何故か俺が霞やルノと喋っていると必ずと言っていいほど絡んでくる。
「お、おはよう」
「おはようございます」
霞やルノはグイグイやってくる神田が苦手みたいで霞はぎこちなく笑って挨拶を返し、ルノはいつものような間延びした挨拶でなく早口になっている。
ガラ ガラ ガラ
「みんな揃ってるな、朝のホームルーム始めるぞ。」
担任が教室に入ってきた。
担任は渡辺葵という女性の担任でサバサバした性格で少し身長が低く男子生徒には葵ちゃんと呼ばれるが呼ばれると怒る。生徒思いの先生だ。
「…とまあ今日の用事はこんなもんだ。」
先生の話が終わり最初の授業の準備を始めると突如教室の床にアニメにででくるような魔方陣が描き出される。
突然の出来事にクラス全員騒めき出す。
魔方陣が描き終わった瞬間教室が眩い光に包まれた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初投稿です。
初めて小説を書いてみました誤字脱字が多いと思いますが暖かく見守ってください。
感想を頂けると幸いです小説を書く励みになります。
趣味みたいなものなので不定期更新です。
如月氷霞(きさらぎひょうか)はいつものように目覚ましを止め、布団から眠たげな目をしながら出る。
「朝か」
とつぶやきながら朝稽古の支度を始める、支度をし終え道場へ向かう途中声をかけられた。
「氷霞今起きたのかい?稽古行ってらっしゃい。あと一時間くらいで朝ごはんできるからね。」
「わかったよ、幸子おばあちゃん。」
と俺が答えると台所へと戻っていった。
俺の両親は俺が小さい時に、不慮の事故で亡くなってしまいそれからずっと祖父母の幸子おばあちゃんとこの道場の師範である茂おじいちゃんに育てられてきた。
時計を見ると道場へ入る時間が少し遅れてしまっているのに気付き早足で道場へ向かった。道場へ入ると茂おじいちゃんに
「遅いぞ、また寝坊か?」
と言われてしまった。
「今日は寝坊したんじゃなくて、幸子おばあちゃんと少し話をしてたから遅くなったんだよ。」
と言い訳をしながら朝稽古に励んでいった
この茂おじいちゃんが師範の道場は《如月無心流》という古武術の道場で、俺は《如月無心流》の7段を持っている。だが師範の茂おじいちゃんは勝てる気がしないほど強い。そもそも古武術というのは日本古来の武技でかなり実戦的な武術だ。
朝稽古が終わり学校へ行く支度をし終えて朝ごはんを食べていると玄関の方から男の声が聞こえてきた。
「おーい氷霞きたぞ。」
「わかった今行く。」
と返事をしながらごはんを食べ終え急いで玄関へと向かう。
「鬼鉄いつもここまで来てくれて悪いな。」
「氷霞は俺が行かないと遅刻するだろ。あと相変わらず鬼鉄なんだな。」
「ん?ああ、鬼鉄ってカッコよくないか?」
「氷霞以外は鉄心って呼ぶんだが。」
とたわいもない会話をしながら通学路へと向かう。
今会話しているのは幼馴染の鬼沢鉄心で、茶髪でがっしりとした体つきをしている。小学校から剣道やっていて中々の実力を持っているが勉強はあまりできない。ちょっとした脳筋
通学路を眠たくなりながら大あくびをして歩いていると後ろから背中をバンと叩かれる。
「氷霞おっはよー」
「氷霞さんおはようございます。」
「痛ったいな。」
とつぶやきながら叩いてきた張本人を振り返りながら見ると予想通り幼馴染の二人の姿があった。
一人は俺の背中を叩いてきたのは前川霞で黒髪でショートカット、スレンダーな体型をしていてスポーツ万能で弓道部に入っていてはっきりとした性格をしている。
よく気が利いてお姉さん気質で他の女の子からはお姉さまと呼ばれているとか
もう一人の礼儀正しい挨拶をしてきたのは、望月ルノでノルウェー人と日本人とのハーフ、金髪で出ているところは出ていて引っ込んでいるところは引っ込んでいる女性なら羨むような体型をしている
茶道部でおっとりとした性格をしている
「別にいいじゃない。氷霞が眠そうな目しているから目覚ましてあげたんじゃない。」
「目覚ましてくれるにしても、やり方ってものがあるでしょ。ただでさえ朝弱いのに。」
「そうだよ霞ちゃんもう少し優しくても良かったんじゃない?」
「む~、ルノもそっちの肩持つの?」
「まあまあ、その話は置いといて急がないと学校遅刻するぞ」
と鬼鉄がそう言うとみんな急ぎ足で学校へと向かった。
学校へとギリギリで着く
「ふぅ、着いた。」
遅刻しなくてホッとしていると
「もう、氷霞のせいで遅刻しかけたじゃない。」
「俺のせいって霞も同じくらいに登校してきたじゃないか。」
「そ それは…」
霞が口籠っているとルノが
「霞ちゃんは待ってたんですよね~。」
「ルノそれ以上は。」
霞は顔を赤らめながら口に指をあてる。
何を待ってたんだ?と首をかしげていると鬼鉄もルノが言っている事がわかっているようで頷いていた。
という会話をしているとこちらに近づいてくる人がいた。
「やあ、おはよう霞さんルノさん鉄心さんああ、今日は遅刻しなかったんですね氷霞さん。」
妙に俺にだけ棘のある話し方をするのは、神田隼俗に言うお金持ちの坊ちゃんで俺以外には礼儀正しいのだが妙に先生たちがヘコヘコ頭を下げたり、高学年の不良たちが神田のことは避けて通ったりして異様感があるためにクラスでも浮いてしまっている。
何故か俺が霞やルノと喋っていると必ずと言っていいほど絡んでくる。
「お、おはよう」
「おはようございます」
霞やルノはグイグイやってくる神田が苦手みたいで霞はぎこちなく笑って挨拶を返し、ルノはいつものような間延びした挨拶でなく早口になっている。
ガラ ガラ ガラ
「みんな揃ってるな、朝のホームルーム始めるぞ。」
担任が教室に入ってきた。
担任は渡辺葵という女性の担任でサバサバした性格で少し身長が低く男子生徒には葵ちゃんと呼ばれるが呼ばれると怒る。生徒思いの先生だ。
「…とまあ今日の用事はこんなもんだ。」
先生の話が終わり最初の授業の準備を始めると突如教室の床にアニメにででくるような魔方陣が描き出される。
突然の出来事にクラス全員騒めき出す。
魔方陣が描き終わった瞬間教室が眩い光に包まれた。
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初投稿です。
初めて小説を書いてみました誤字脱字が多いと思いますが暖かく見守ってください。
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