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番外編
5 友達っていいよね
「遊びに行こう」
マリーとジョゼフが休日の昼間から急にオレのアパートまでやってきた。
昨日、通販サイトから大量に買い込んだ本が届いていたから読み漁ろうと思ってたのに。
「海行くよ、海」
マリーは手招きをしながら言ってきた。
「何言ってんだ、海なんて危険だろう。放射能で汚れてて・・・・・・」
「あたしとジョゼフには放射能の毒は効かないし、あなたはもう汚染されてるでしょ。だから大丈夫、さあ行くよ!」
マリーに腕を掴まれて無理矢理アパートを出るはめになった。
「さあ、ドアに鍵をかけなさい!早く海行こう!」
マリーはウキウキした表情でオレとジョゼフの腕を掴んでいた。オレは反対の手でドアに鍵をかけた。
「ったく、仕方ねーな・・・・・・」
大体マリーは何でこんな突然海へ行こうとか言い出したのかはわからんが、この暴力女のことだから反対したら命はないかもしれない。
それに、3人で出掛けるのも悪くないと思っていた。
「でもよ、海じゃなくて商店街とかの方がよくねーか?」
一番近い海辺はナディエージダの北地方の郊外にあるらしい。わざわざそんな遠いところまで行かなくても商店街の方が面白くないか?昨日が給料日だったし。
商店街、という言葉にジョゼフが反応した。
「・・・・・・商店街は、いい」
ジョゼフは商店街に行きたくないらしい。そんな反応をされたら余計に行かせたくなる気質なので、オレはニヤニヤしながらもう一度マリーに言った。
「海とか行く前に商店街へ行こうぜ。そこで食事もとるんだろ?飯、買おうぜ」
ジョゼフは残念そうに顔をしかめた。
マリーは不思議そうにオレを見た。
「アレンから食事の話が聞けるなんて意外だわ・・・・・・」
「いや、オレは栄養剤・・・・・・」
「自分で言ったからにはちゃんとごはん買って食べるよね?」
マリーはオレに黒い笑みを向けた。
「・・・・・・ハイ」
最近マリーに逆らえなくなったのは、別に怖いからではない。そんなんじゃないから、勘違いしないでほしい。オレだって本気を出せばあんな暴力女コテンパンに・・・・・・誰が0勝100敗だ。
ジョゼフは軍帽を被った。
「おい、それ逆に目立つだろう。ついでだから商店街で新しい帽子も買っておこうか」
今日は日差しがいつもより強い気がする。海辺なんて行ったことはないが、きっとそこも日差しが強いはずだから3人分の帽子がいるかもしれない。
商店街に着いたら、3人分の昼飯と帽子を買おう。
しばらく歩いたら商店街に着いた。
店に着いて、オレ達はこれから買って使う帽子を選んでいた。
「あたし、この人肉色のハットがいいわ」
「・・・・・・ピンク色と言え」
「俺は軍帽でいい」
「それはダメだっつってんだろ、新しいのを買え」
どいつもこいつもまともに買い物もできねーのか。と、オレはため息を吐いていた。
「ジョゼフ、これどうかな?人間の生皮膚の色の帽子」
「ベージュと言え!」
ジョゼフはマリーに渡されたベージュの帽子を手に取って会計に向かっていった。マリーもピンクのハットを買ってからオレに話しかけた。
「アレンはどんな帽子にするの?」
マリーに聞かれた。
「あの、壁にかかってる黒い麦わらで」
「絶対に似合わないから早まらない方がいい・・・・・・」
「似合うかどうかはどうでもいいから、日差しを遮ってほしいんだよ、うるせぇな!」
「・・・・・・女子みたい」
そしてオレはジョゼフにまで貶された。
別の店に入って、海辺で食べる昼飯を買った。3人分の大麦パンと冷凍スムージーだ。
それからバスに乗って北地方まで辿り着くと、オレ達は郊外にある海辺まで歩いていった。
海は、確かにそこにあった。初めて見る景色に圧倒されて、オレ達はしばらく言葉を失っていた。それから一番に言ったのはジョゼフだった。
「・・・・・・綺麗だ」
「ああ、本当に」
「綺麗だわ・・・・・・」
マリーは冷凍スムージーをやたら振っていた。「ダメじゃん、全然溶けないから飲めないよ」などと文句を言いながら機嫌も悪そうだった。
オレはジョゼフに話しかけた。
「お前、だいぶ喋れるようになったんだな」
「ああ、本当に」
「何で急に喋れるようになったんだ?」
するとジョゼフは突然オレに視線を合わせて言った。
「アレン、知ってるか。地球は丸いらしい」
「バカにすんな、それぐらい知ってるに決まってるだろう」
まあ、知っていても実際には現実感はなかったけど。古代からの知識のようなもので、ナディエージダという囚われた空間に住んでいるとあまり意味のない知識だった。
「丸いから、こうして海を眺めてみると・・・・・・ここから世界は繋がっているのだと、思わないか」
「ああ、確かに」
そう言われてオレはもう一度海の向こうまで眺めた。
確かにこの地平線の向こうまで世界は繋がっているのかもしれない。見えないその向こうの果ては、きっと回りに回ったところで、きっとここまで繋がるのかもしれない。
いや、繋がっているのだ。
地球は、1つなのだから。
ジョゼフはもう一度海を眺めながら言った。
「もし、世界に争いがなくなったら・・・・・・人間は本当にこの1つの地球で生きていけるのだろうか」
「100年くらい前は、1つにまとまってたらしいから・・・・・・きっと生きていけるんじゃねぇか?」
マリーはオレ達の会話を聞いて割り込んだ。
「生きよう、この世界で」
そして続けてこう言った。
「あたしは、世界の未来を掴みたい。きっと、何か方法はあるはず。人間が幸せに生きる世界を一緒に探そうよ」
ナディエージダは強くなった。
特に、マリーという強力な生物兵器が来てから戦力的にも強くなったと思う。
ジョゼフも今までに一度も敗れたことがないぐらい強靭な生物兵器だ。
オレも、自分にできることを最大限に活かして軍を育てている。
きっと、ナディエージダは存在し続ける。
もしかしたら、この先の未来には被曝症を完治する技術も発達して、放射能を消す方法も見つかるかもしれない。
そして、いつか、人類は力を合わせて共に生きる方法を見つけるのだ。
ジョゼフも、マリーも、オレも切望していた。
幸せになりたい、と。
「俺、頑張るから」
ジョゼフは言い続けた。
「支えてくれる、友達がいるから・・・・・・2人と一緒なら、見つけたい」
「うん、あたしも見つけたい。みんなが笑顔で生きれる世界」
マリーも同じ気持ちだった。
「オレ、友達でいいの?」
「今更よね」
マリーは笑っていた。ジョゼフも微笑んでいた。
「ジョゼフ、とくにお前・・・・・・殴ったりしたんだけど」
「・・・・・・仲直りしたから、友達だ」
「友達じゃなかったら毎晩アレンのアパートまで行って、ごはん作りに行ってないわよ」
「確かに、てか、それって普通の友達でもしねーような・・・・・・」
「そうしないと、アレン、お前は死ぬだろう。友達は見殺しにしないものだ」
「死なねーわ!そんなやわじゃねぇんだよ!」
でも、悪くない。
きっと、3人で幸せの未来を探そう。
この海の向こうに広がる地平線の果てには、世界が繋がっている。
どんなに残酷な状況でも、自分達が生きているのはこの世界なのだ。
その海面は太陽の光に照らされて、美しく輝いていた。
マリーとジョゼフが休日の昼間から急にオレのアパートまでやってきた。
昨日、通販サイトから大量に買い込んだ本が届いていたから読み漁ろうと思ってたのに。
「海行くよ、海」
マリーは手招きをしながら言ってきた。
「何言ってんだ、海なんて危険だろう。放射能で汚れてて・・・・・・」
「あたしとジョゼフには放射能の毒は効かないし、あなたはもう汚染されてるでしょ。だから大丈夫、さあ行くよ!」
マリーに腕を掴まれて無理矢理アパートを出るはめになった。
「さあ、ドアに鍵をかけなさい!早く海行こう!」
マリーはウキウキした表情でオレとジョゼフの腕を掴んでいた。オレは反対の手でドアに鍵をかけた。
「ったく、仕方ねーな・・・・・・」
大体マリーは何でこんな突然海へ行こうとか言い出したのかはわからんが、この暴力女のことだから反対したら命はないかもしれない。
それに、3人で出掛けるのも悪くないと思っていた。
「でもよ、海じゃなくて商店街とかの方がよくねーか?」
一番近い海辺はナディエージダの北地方の郊外にあるらしい。わざわざそんな遠いところまで行かなくても商店街の方が面白くないか?昨日が給料日だったし。
商店街、という言葉にジョゼフが反応した。
「・・・・・・商店街は、いい」
ジョゼフは商店街に行きたくないらしい。そんな反応をされたら余計に行かせたくなる気質なので、オレはニヤニヤしながらもう一度マリーに言った。
「海とか行く前に商店街へ行こうぜ。そこで食事もとるんだろ?飯、買おうぜ」
ジョゼフは残念そうに顔をしかめた。
マリーは不思議そうにオレを見た。
「アレンから食事の話が聞けるなんて意外だわ・・・・・・」
「いや、オレは栄養剤・・・・・・」
「自分で言ったからにはちゃんとごはん買って食べるよね?」
マリーはオレに黒い笑みを向けた。
「・・・・・・ハイ」
最近マリーに逆らえなくなったのは、別に怖いからではない。そんなんじゃないから、勘違いしないでほしい。オレだって本気を出せばあんな暴力女コテンパンに・・・・・・誰が0勝100敗だ。
ジョゼフは軍帽を被った。
「おい、それ逆に目立つだろう。ついでだから商店街で新しい帽子も買っておこうか」
今日は日差しがいつもより強い気がする。海辺なんて行ったことはないが、きっとそこも日差しが強いはずだから3人分の帽子がいるかもしれない。
商店街に着いたら、3人分の昼飯と帽子を買おう。
しばらく歩いたら商店街に着いた。
店に着いて、オレ達はこれから買って使う帽子を選んでいた。
「あたし、この人肉色のハットがいいわ」
「・・・・・・ピンク色と言え」
「俺は軍帽でいい」
「それはダメだっつってんだろ、新しいのを買え」
どいつもこいつもまともに買い物もできねーのか。と、オレはため息を吐いていた。
「ジョゼフ、これどうかな?人間の生皮膚の色の帽子」
「ベージュと言え!」
ジョゼフはマリーに渡されたベージュの帽子を手に取って会計に向かっていった。マリーもピンクのハットを買ってからオレに話しかけた。
「アレンはどんな帽子にするの?」
マリーに聞かれた。
「あの、壁にかかってる黒い麦わらで」
「絶対に似合わないから早まらない方がいい・・・・・・」
「似合うかどうかはどうでもいいから、日差しを遮ってほしいんだよ、うるせぇな!」
「・・・・・・女子みたい」
そしてオレはジョゼフにまで貶された。
別の店に入って、海辺で食べる昼飯を買った。3人分の大麦パンと冷凍スムージーだ。
それからバスに乗って北地方まで辿り着くと、オレ達は郊外にある海辺まで歩いていった。
海は、確かにそこにあった。初めて見る景色に圧倒されて、オレ達はしばらく言葉を失っていた。それから一番に言ったのはジョゼフだった。
「・・・・・・綺麗だ」
「ああ、本当に」
「綺麗だわ・・・・・・」
マリーは冷凍スムージーをやたら振っていた。「ダメじゃん、全然溶けないから飲めないよ」などと文句を言いながら機嫌も悪そうだった。
オレはジョゼフに話しかけた。
「お前、だいぶ喋れるようになったんだな」
「ああ、本当に」
「何で急に喋れるようになったんだ?」
するとジョゼフは突然オレに視線を合わせて言った。
「アレン、知ってるか。地球は丸いらしい」
「バカにすんな、それぐらい知ってるに決まってるだろう」
まあ、知っていても実際には現実感はなかったけど。古代からの知識のようなもので、ナディエージダという囚われた空間に住んでいるとあまり意味のない知識だった。
「丸いから、こうして海を眺めてみると・・・・・・ここから世界は繋がっているのだと、思わないか」
「ああ、確かに」
そう言われてオレはもう一度海の向こうまで眺めた。
確かにこの地平線の向こうまで世界は繋がっているのかもしれない。見えないその向こうの果ては、きっと回りに回ったところで、きっとここまで繋がるのかもしれない。
いや、繋がっているのだ。
地球は、1つなのだから。
ジョゼフはもう一度海を眺めながら言った。
「もし、世界に争いがなくなったら・・・・・・人間は本当にこの1つの地球で生きていけるのだろうか」
「100年くらい前は、1つにまとまってたらしいから・・・・・・きっと生きていけるんじゃねぇか?」
マリーはオレ達の会話を聞いて割り込んだ。
「生きよう、この世界で」
そして続けてこう言った。
「あたしは、世界の未来を掴みたい。きっと、何か方法はあるはず。人間が幸せに生きる世界を一緒に探そうよ」
ナディエージダは強くなった。
特に、マリーという強力な生物兵器が来てから戦力的にも強くなったと思う。
ジョゼフも今までに一度も敗れたことがないぐらい強靭な生物兵器だ。
オレも、自分にできることを最大限に活かして軍を育てている。
きっと、ナディエージダは存在し続ける。
もしかしたら、この先の未来には被曝症を完治する技術も発達して、放射能を消す方法も見つかるかもしれない。
そして、いつか、人類は力を合わせて共に生きる方法を見つけるのだ。
ジョゼフも、マリーも、オレも切望していた。
幸せになりたい、と。
「俺、頑張るから」
ジョゼフは言い続けた。
「支えてくれる、友達がいるから・・・・・・2人と一緒なら、見つけたい」
「うん、あたしも見つけたい。みんなが笑顔で生きれる世界」
マリーも同じ気持ちだった。
「オレ、友達でいいの?」
「今更よね」
マリーは笑っていた。ジョゼフも微笑んでいた。
「ジョゼフ、とくにお前・・・・・・殴ったりしたんだけど」
「・・・・・・仲直りしたから、友達だ」
「友達じゃなかったら毎晩アレンのアパートまで行って、ごはん作りに行ってないわよ」
「確かに、てか、それって普通の友達でもしねーような・・・・・・」
「そうしないと、アレン、お前は死ぬだろう。友達は見殺しにしないものだ」
「死なねーわ!そんなやわじゃねぇんだよ!」
でも、悪くない。
きっと、3人で幸せの未来を探そう。
この海の向こうに広がる地平線の果てには、世界が繋がっている。
どんなに残酷な状況でも、自分達が生きているのはこの世界なのだ。
その海面は太陽の光に照らされて、美しく輝いていた。
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