20 / 98
第20話 ひと時の安らぎの中で
しおりを挟む
昨日またチェリコーク家からメッセージが届いていた。
今度はパティーのマミーからだ。
俺がパティーに贈ったスキンケアセットが欲しいらしい。
いくつか作ったのでまだ在庫はある。
メリッサさんに送っておいてもらう。
そういえば、オンケルさんから丁寧なお礼の手紙とチョコレートの詰め合わせが贈られてきたぞ。
なんでもネピアでも有名なショコラティエが作ったものらしく、なかなか手に入らない品だそうだ。
たしかにいい仕事をしている。
さっきからついつい手が伸びて、もう4個目だ。
今食べたやつもガナッシュにキルシュが効いていてすごく美味しい。
また食べたいので、これもメリッサさんに入手方法を相談してみるか。
オンケルさんには来月もバイアッポイを持って行ってあげることにしよう。
スキンケアセットにそえる手紙を書こうとしていたら、パティーがやってきた。
「あら、デブルのチョコレートじゃない」
「パティーも一緒にどう?」
「ありがとう。これ予約注文が殺到しててなかなか手に入らないのよ。よく買えたわね」
「オンケルさんにもらったんだよ」
「オンケルに? ……ああ! オンケルの頭の毛って、やっぱりイッペイの仕業だったのね」
「そういうこと。お礼にってくれたんだ」
俺はパティーの分のコーヒーを注文するメモを持たせて、ゴブをフロントに行かせた。
ゴブはレベルが上がるたびに【知力】があがりいろいろなことが出来るようになってきている。
ところでゴブの本名は「ゴブ1号」だ。
実をいえば、ゴブは量産して軍団を作る予定だったのだ。
1号~20号くらいのゴブを並べてクロスボウでの一斉攻撃を考えていた。
ところがその後の実験で俺が操れるゴーレムは魔石20個分だけということが判明した。
ゴブ1号はGランク魔石を10個使用して作られている。
扱えるのはあと10個だけだ。
ゴブと同じ性能をもつゴーレムだと2号までしか作れないのだ。
もっと高ランクの魔石があれば1個でGランク10個分の出力をだせそうなのだが、今のところFランク以上の魔石を入手する方法は見つかっていない。
ゴーレムの今後については模索状態だ。
もう少しポーターを続けてから方針を決めようと思う。
ゴブがコーヒーを淹れた盆を持って帰ってきた。
パティーのカップだけでなく、お代わりのポットもついていた。
「ゴブ、もってきたカップをそっとパティーの前に置くんだ」
ゴブはゆっくりとした動作でカップをパティーの前に置いた。
「すごいじゃないゴブ。ありがとう」
「うが!」
ゴブが心なしかいつもより嬉しそうに返事をしている。
だが俺のカップにお代わりのコーヒーを注ぐのには失敗して、少しこぼしてしまった。
多分練習すればすぐにうまくなるだろう。
射撃のスキルだって俺より早く上がったんだから。
「それで用件はスキンケアセットのことかい? 子爵夫人の分は用意してあるよ」
「ごめんね、わがままを言って。それがね、お姉様まで欲しがってしまって……。もう一ついいかな?」
「かまわないさ。結構たくさん作ったから大丈夫」
パティーに2セットを持たせてやる。
「そういえば昨日は迷宮だったの?」
「ああ、三区まで行ってきたよ」
俺は冒険者パーティー『星の砂』との探索の話をした。
「へぇ。ゴールド・バグをそんな風に狩る人たちがいたのね」
「ああ。おかげで危険はほとんどなかった」
「ゴールド・バグは武器が痛むから私も戦いたくない魔物ね」
言いながら、パティーが二つ目のチョコレートに手を伸ばした。
パティーは冒険者として鍛えられているので全然太っていない。
胸はかなり大きいがウェストはキュッと締まっている。
チェコレートの4個や5個食べても問題なさそうだ。
「何見てるの?」
視線に気づかれてしまったようだ。
「い、いや。パティーはスタイルがいいなと思って」
「うが」
ゴブ、そこで相槌はうたなくていい。
「何よそれ。いやらしい目で見ないでほしいわ」
世界10億人の男たちを代表して言おう。
それは無理だ。
「そんなんじゃないよ。冒険者としてよく鍛えられてるって意味だよ」
一応誤魔化しておく。
「そういえば今日は迷宮に潜らないんだね」
強引に話題を変えてやったぜ。
「ええ。明日はコーク侯爵の誕生日パーティーなのよ。お父様の顔を立てるためにも出席しないわけにはいかないのよ」
「子爵令嬢も大変だ。パティーとしては迷宮に入ってた方が気が楽かい?」
「そうね……。それもいいけど」
「それもいいけど?」
「何でもないわよ!」
「なんだよそれ」
「(それもいいけど、貴方と銀嶺草を求めてエステラ湖へ旅をしてた時が楽しかった)」
パティーは顔を赤くして俯いてしまった。
ひょっとすると人には言えないような恥ずかしい楽しみがあるのかもしれない。
ここは深く詮索しないのが大人の男というものだろう。
コーヒーとチョコレートの香りに彩られ、のんびりとした時間が過ぎていく。
やっぱりパティーは可愛い。
いつか彼女の隣に立てる冒険者になりたい。
今日しみじみとそう思った。
パティーが帰った後、俺は迷宮ゲートへ行った。
目的はゲート前にある巨大掲示板だ。
ポーターの募集は当日に直接募集もあれば、掲示板であらかじめ募集されることもあるのだ。
ただし識字率があまり高くないので、掲示板での募集の方が少ない。
自己アピールが下手な俺としては紙に書かれた文章からゆっくり選ぶ方が性に合っていた。
相変わらずの防御力なので深い階層に潜るのは辞めておこうと考えている。
命大事に、がモットーだ。
第一階層で未だに行ったことのない4~6区の探索のポーター募集を探した。
ここで迷宮の構造について触れておきたい。
【4区 】【5区(第二階層への階段)】【6区 】
【1区(迷宮入り口)】【2区(レビの泉) 】【3区 】
大まかにいうと第一階層はこんな構造をしている。
縦と横には移動可能だが斜めには進めないと考えてほしい。
なので第二階層に向かうには1区から2区を経て5区に行くルートと、1区から4区を経て5区に向かうルートがある。
ほとんどの場合は水場のある2区を経由して5区へ行く。水場から遠い4区と6区へ行くパーティーは少ないようだ。
ただし皆無というわけではない。
狩場が込み合っている時などは4区や6区に移動する者もいるにはいるのだ。
「おっさんじゃねぇか!」
この失礼でガサツな声には聞き覚えがある。
「おやおや、おサルのジャン君じゃないかね」
振り向けば初心者講習をともに受けたジャンがそこにいた。
「なんだ、募集掲示板をみにきたのか?」
「おうよ。そういうお前もか?」
だがジャンはちょっと鼻をうごめかせて偉そうに胸を張った。
「ふっ、俺は常にお前の先をいっている。お前はポーター募集の張り紙を探しに来た。だが俺は募集の紙を張りに来たのだ!」
「なんだと?!」
「ふふふ、今度おれがポーターをするパーティーに頼まれてな」
「……偉そうに言ってるけどただのパシリじゃん」
「まあ、そうなんだけどな」
相変わらずのジャンだ。
「で、募集内容は?」
「だれも行かないせいか第一階層6区で魔物が沸いてるんだと。そんで国からの依頼で討伐隊が組まれることになった。50人以上の大規模討伐隊だってよ。ポーターも40人募集だ」
「ほう、6区なら4泊くらいか?」
「そうだ。募集要項にも4泊から5泊って書いてある。そうそうメグも参加するぜ。おっさんも行くなら口をきいてやるけど、どうだ?」
悪くない。
6区には行ってみたかったし、大規模討伐隊なら危険も少ないだろう。
ジャンに借りを作るのは癪だったが俺はこの探索に加わることにした。
今度はパティーのマミーからだ。
俺がパティーに贈ったスキンケアセットが欲しいらしい。
いくつか作ったのでまだ在庫はある。
メリッサさんに送っておいてもらう。
そういえば、オンケルさんから丁寧なお礼の手紙とチョコレートの詰め合わせが贈られてきたぞ。
なんでもネピアでも有名なショコラティエが作ったものらしく、なかなか手に入らない品だそうだ。
たしかにいい仕事をしている。
さっきからついつい手が伸びて、もう4個目だ。
今食べたやつもガナッシュにキルシュが効いていてすごく美味しい。
また食べたいので、これもメリッサさんに入手方法を相談してみるか。
オンケルさんには来月もバイアッポイを持って行ってあげることにしよう。
スキンケアセットにそえる手紙を書こうとしていたら、パティーがやってきた。
「あら、デブルのチョコレートじゃない」
「パティーも一緒にどう?」
「ありがとう。これ予約注文が殺到しててなかなか手に入らないのよ。よく買えたわね」
「オンケルさんにもらったんだよ」
「オンケルに? ……ああ! オンケルの頭の毛って、やっぱりイッペイの仕業だったのね」
「そういうこと。お礼にってくれたんだ」
俺はパティーの分のコーヒーを注文するメモを持たせて、ゴブをフロントに行かせた。
ゴブはレベルが上がるたびに【知力】があがりいろいろなことが出来るようになってきている。
ところでゴブの本名は「ゴブ1号」だ。
実をいえば、ゴブは量産して軍団を作る予定だったのだ。
1号~20号くらいのゴブを並べてクロスボウでの一斉攻撃を考えていた。
ところがその後の実験で俺が操れるゴーレムは魔石20個分だけということが判明した。
ゴブ1号はGランク魔石を10個使用して作られている。
扱えるのはあと10個だけだ。
ゴブと同じ性能をもつゴーレムだと2号までしか作れないのだ。
もっと高ランクの魔石があれば1個でGランク10個分の出力をだせそうなのだが、今のところFランク以上の魔石を入手する方法は見つかっていない。
ゴーレムの今後については模索状態だ。
もう少しポーターを続けてから方針を決めようと思う。
ゴブがコーヒーを淹れた盆を持って帰ってきた。
パティーのカップだけでなく、お代わりのポットもついていた。
「ゴブ、もってきたカップをそっとパティーの前に置くんだ」
ゴブはゆっくりとした動作でカップをパティーの前に置いた。
「すごいじゃないゴブ。ありがとう」
「うが!」
ゴブが心なしかいつもより嬉しそうに返事をしている。
だが俺のカップにお代わりのコーヒーを注ぐのには失敗して、少しこぼしてしまった。
多分練習すればすぐにうまくなるだろう。
射撃のスキルだって俺より早く上がったんだから。
「それで用件はスキンケアセットのことかい? 子爵夫人の分は用意してあるよ」
「ごめんね、わがままを言って。それがね、お姉様まで欲しがってしまって……。もう一ついいかな?」
「かまわないさ。結構たくさん作ったから大丈夫」
パティーに2セットを持たせてやる。
「そういえば昨日は迷宮だったの?」
「ああ、三区まで行ってきたよ」
俺は冒険者パーティー『星の砂』との探索の話をした。
「へぇ。ゴールド・バグをそんな風に狩る人たちがいたのね」
「ああ。おかげで危険はほとんどなかった」
「ゴールド・バグは武器が痛むから私も戦いたくない魔物ね」
言いながら、パティーが二つ目のチョコレートに手を伸ばした。
パティーは冒険者として鍛えられているので全然太っていない。
胸はかなり大きいがウェストはキュッと締まっている。
チェコレートの4個や5個食べても問題なさそうだ。
「何見てるの?」
視線に気づかれてしまったようだ。
「い、いや。パティーはスタイルがいいなと思って」
「うが」
ゴブ、そこで相槌はうたなくていい。
「何よそれ。いやらしい目で見ないでほしいわ」
世界10億人の男たちを代表して言おう。
それは無理だ。
「そんなんじゃないよ。冒険者としてよく鍛えられてるって意味だよ」
一応誤魔化しておく。
「そういえば今日は迷宮に潜らないんだね」
強引に話題を変えてやったぜ。
「ええ。明日はコーク侯爵の誕生日パーティーなのよ。お父様の顔を立てるためにも出席しないわけにはいかないのよ」
「子爵令嬢も大変だ。パティーとしては迷宮に入ってた方が気が楽かい?」
「そうね……。それもいいけど」
「それもいいけど?」
「何でもないわよ!」
「なんだよそれ」
「(それもいいけど、貴方と銀嶺草を求めてエステラ湖へ旅をしてた時が楽しかった)」
パティーは顔を赤くして俯いてしまった。
ひょっとすると人には言えないような恥ずかしい楽しみがあるのかもしれない。
ここは深く詮索しないのが大人の男というものだろう。
コーヒーとチョコレートの香りに彩られ、のんびりとした時間が過ぎていく。
やっぱりパティーは可愛い。
いつか彼女の隣に立てる冒険者になりたい。
今日しみじみとそう思った。
パティーが帰った後、俺は迷宮ゲートへ行った。
目的はゲート前にある巨大掲示板だ。
ポーターの募集は当日に直接募集もあれば、掲示板であらかじめ募集されることもあるのだ。
ただし識字率があまり高くないので、掲示板での募集の方が少ない。
自己アピールが下手な俺としては紙に書かれた文章からゆっくり選ぶ方が性に合っていた。
相変わらずの防御力なので深い階層に潜るのは辞めておこうと考えている。
命大事に、がモットーだ。
第一階層で未だに行ったことのない4~6区の探索のポーター募集を探した。
ここで迷宮の構造について触れておきたい。
【4区 】【5区(第二階層への階段)】【6区 】
【1区(迷宮入り口)】【2区(レビの泉) 】【3区 】
大まかにいうと第一階層はこんな構造をしている。
縦と横には移動可能だが斜めには進めないと考えてほしい。
なので第二階層に向かうには1区から2区を経て5区に行くルートと、1区から4区を経て5区に向かうルートがある。
ほとんどの場合は水場のある2区を経由して5区へ行く。水場から遠い4区と6区へ行くパーティーは少ないようだ。
ただし皆無というわけではない。
狩場が込み合っている時などは4区や6区に移動する者もいるにはいるのだ。
「おっさんじゃねぇか!」
この失礼でガサツな声には聞き覚えがある。
「おやおや、おサルのジャン君じゃないかね」
振り向けば初心者講習をともに受けたジャンがそこにいた。
「なんだ、募集掲示板をみにきたのか?」
「おうよ。そういうお前もか?」
だがジャンはちょっと鼻をうごめかせて偉そうに胸を張った。
「ふっ、俺は常にお前の先をいっている。お前はポーター募集の張り紙を探しに来た。だが俺は募集の紙を張りに来たのだ!」
「なんだと?!」
「ふふふ、今度おれがポーターをするパーティーに頼まれてな」
「……偉そうに言ってるけどただのパシリじゃん」
「まあ、そうなんだけどな」
相変わらずのジャンだ。
「で、募集内容は?」
「だれも行かないせいか第一階層6区で魔物が沸いてるんだと。そんで国からの依頼で討伐隊が組まれることになった。50人以上の大規模討伐隊だってよ。ポーターも40人募集だ」
「ほう、6区なら4泊くらいか?」
「そうだ。募集要項にも4泊から5泊って書いてある。そうそうメグも参加するぜ。おっさんも行くなら口をきいてやるけど、どうだ?」
悪くない。
6区には行ってみたかったし、大規模討伐隊なら危険も少ないだろう。
ジャンに借りを作るのは癪だったが俺はこの探索に加わることにした。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる