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87.離宮からの脱出(3)
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「じゃあ僕が母上のところへ行って時間を稼ぐからその間にここから出て。」
シリウス様はニコッと笑いながら言った。
「でも…王妃様に怒られたりしないんですか?私が外に出てしまったとバレてしまったら…酷い目にあったりとかしませんか…?」
「ああ、大丈夫だよ。母上も長くここにスレイちゃんを軟禁できると思っていないからね。数日だけ楽しめたら後は殺すも生かすも俺次第って思ってたんだじゃないかな?だから、まぁそんなに心配せずにスレイちゃんは怪我を治す事だけ考えて?」
「シリウス様…ありがとうございます。」
「いいよ。さぁ、先に皆で出て!裏口は兄さんが分かるよね?」
「ああ…すまない。ありがとうシリウス。」
「その変わり、怪我が治ったら僕とデートしてね。スレイちゃん。」
「デ、デート!?」
カイお兄様とルル様2人はシリウス様が私に触れられないように固くガードをしていた。
「ハハハッ!凄いガードっぷりだ。冗談だよ。」
「お前の冗談は冗談じゃない。信用できん。」
「はいはい。さぁ、もう早く行きなよ!」
シリウス様は私達に手を振りながら見送ってくれた。
歩こうとしても火傷や傷が痛くて上手く歩けない。
「ごめんなさい。少しゆっくり歩いても良いですか?」
「いや、その必要はない。」
ルル様は私を軽々と持ち上げる。
(お姫様抱っこ!?恥ずかしい…!)
「ルル様…恥ずかしいです…。お兄様も何とか言って…」
「ごめんね。スー、今はルルに大人しく抱っこされてて?」
カイお兄様は優しくニコッと笑う。
「本当は僕がスーをお姫様抱っこしてあげたいんだけどね。これから風魔法で3人を飛ばさなきゃいけないから。」
「飛ばす…?お兄様もしかして爆風で空飛んじゃうやつですか!?」
「そうだよ。スーは小さい頃風魔法の移動で気絶しちゃったから使わなかったけど、これが1番早く着く方法だからしっかりルルにつかまっておいてね!」
合図もなくカイお兄様は風魔法で風を起こしあっという間に私達は宙に浮いていた。
「じゃあ行くよ!」
「ま、待って心の準備が…」
3人の周りにだけ風が物凄い勢いで吹き始め、私達は学園へと高速で向かった。
もうこれ絶叫アトラクションより怖い!!落ちたらどうするのカイお兄様~!!
私は強い力でルル様にしがみつく。
ルル様もカイお兄様も顔色ひとつ変えずに飛んでいる。
「無、無理…。」
私は震えながら目を閉じていた。
「大丈夫。落としたりしないから。」
「は、はい…!」
私は更にルル様にしがみつくと、ルル様は力強く抱きしめた。
私は片目だけ開けてルル様の顔をチラッと見るとルル様はニコニコと嬉しそうな表情をしている。
ついつい凝視しているとルル様と目が合った。
ルル様はニコッと笑みを返してくれた。
「スーが俺にそんなにしがみついてくれるの…頼られてるみたいで嬉しい。」
(喜んでる場合じゃないのよルル様…!!早く着いて~!!)
「ルル、スー、もう着くからスピード緩めるよ!」
(王城から学園が近くて本当に良かった…。)
私達は無事、学園まで帰ってきた。
シリウス様はニコッと笑いながら言った。
「でも…王妃様に怒られたりしないんですか?私が外に出てしまったとバレてしまったら…酷い目にあったりとかしませんか…?」
「ああ、大丈夫だよ。母上も長くここにスレイちゃんを軟禁できると思っていないからね。数日だけ楽しめたら後は殺すも生かすも俺次第って思ってたんだじゃないかな?だから、まぁそんなに心配せずにスレイちゃんは怪我を治す事だけ考えて?」
「シリウス様…ありがとうございます。」
「いいよ。さぁ、先に皆で出て!裏口は兄さんが分かるよね?」
「ああ…すまない。ありがとうシリウス。」
「その変わり、怪我が治ったら僕とデートしてね。スレイちゃん。」
「デ、デート!?」
カイお兄様とルル様2人はシリウス様が私に触れられないように固くガードをしていた。
「ハハハッ!凄いガードっぷりだ。冗談だよ。」
「お前の冗談は冗談じゃない。信用できん。」
「はいはい。さぁ、もう早く行きなよ!」
シリウス様は私達に手を振りながら見送ってくれた。
歩こうとしても火傷や傷が痛くて上手く歩けない。
「ごめんなさい。少しゆっくり歩いても良いですか?」
「いや、その必要はない。」
ルル様は私を軽々と持ち上げる。
(お姫様抱っこ!?恥ずかしい…!)
「ルル様…恥ずかしいです…。お兄様も何とか言って…」
「ごめんね。スー、今はルルに大人しく抱っこされてて?」
カイお兄様は優しくニコッと笑う。
「本当は僕がスーをお姫様抱っこしてあげたいんだけどね。これから風魔法で3人を飛ばさなきゃいけないから。」
「飛ばす…?お兄様もしかして爆風で空飛んじゃうやつですか!?」
「そうだよ。スーは小さい頃風魔法の移動で気絶しちゃったから使わなかったけど、これが1番早く着く方法だからしっかりルルにつかまっておいてね!」
合図もなくカイお兄様は風魔法で風を起こしあっという間に私達は宙に浮いていた。
「じゃあ行くよ!」
「ま、待って心の準備が…」
3人の周りにだけ風が物凄い勢いで吹き始め、私達は学園へと高速で向かった。
もうこれ絶叫アトラクションより怖い!!落ちたらどうするのカイお兄様~!!
私は強い力でルル様にしがみつく。
ルル様もカイお兄様も顔色ひとつ変えずに飛んでいる。
「無、無理…。」
私は震えながら目を閉じていた。
「大丈夫。落としたりしないから。」
「は、はい…!」
私は更にルル様にしがみつくと、ルル様は力強く抱きしめた。
私は片目だけ開けてルル様の顔をチラッと見るとルル様はニコニコと嬉しそうな表情をしている。
ついつい凝視しているとルル様と目が合った。
ルル様はニコッと笑みを返してくれた。
「スーが俺にそんなにしがみついてくれるの…頼られてるみたいで嬉しい。」
(喜んでる場合じゃないのよルル様…!!早く着いて~!!)
「ルル、スー、もう着くからスピード緩めるよ!」
(王城から学園が近くて本当に良かった…。)
私達は無事、学園まで帰ってきた。
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