136 / 157
136.決断(2)
「最後に、貴方の決断はもう迷いはない?ここに来ることはもう無いからこれで私の姿を見るのも最後になるわ。」
「はい。迷いはありません!ヴェティス様に会えないのは少し寂しいですけど、またお話は出来ますものね!」
「ええ!いつでも呼んでくれたら話せるわ。」
「あ…ヴェティス様…1つだけ聞きたい事があるんですけど。私とシリウス様と過去に戻った事があるんです。それはヴェティス様の力ですか?」
「過去に戻る…。そう…私は愛される加護と、魔獣と話せる力しか与えていなかったけれど。それは時空の力は別の力だわ。」
「別の…?」
「ええ、貴方は神にも愛されているわね。」
「どういう事…?」
「それは私の知ってる仲間、つまり別の神様の力だわ。やたらと私に噛みついてくるから喧嘩ばかりしてしまうんだけど、その神様も貴方を気に入ったみたいね。私の世界を覗き見てたのは嫌だけど、感謝しなくちゃ。」
(神様でも喧嘩しあったりするのね…意外だわ。)
私はなんだか神様が遠い存在に思えていたけど親近感が湧いてしまって少し笑ってしまう。
「ふふっ。ヴェティス様、前世でも、今回も私を見つけてくれてありがとうございます。ヴェティス様大好きです。」
私はヴェティス様に抱きついた。
「あらあら、本当に可愛い子ね。さぁ、もう時間がないわ。スレイ帰るわよ。貴方のいるべき場所へ!」
「はい!!あの、時空の力を分けてくれた神様にお礼を伝えて頂けますか?」
「そうね。お礼はちゃんと言わなきゃよね。分かったわ!」
ヴェティス様に「目を瞑って」と言われ私は目を瞑る。ヴェティス様の手を握ると暖かい空気が体を包み込む。
ヴェティスが私の手を離しもう一度抱きしめられたのが分かった。
『スレイ、この世界を、王太子を愛してくれてありがとう。これからも貴方達が幸せでいられるようずっと見守っているわ。またお話しましょうね。』
ヴェティス様の声が頭の中で聞こえた。
抱きしめてくれえいるヴェティス様を私も抱きしめる。
次第にヴェティス様の体が消えていく。私も眠くなり、そのまま落ちるように体が沈み、記憶も途切れた。
「はい。迷いはありません!ヴェティス様に会えないのは少し寂しいですけど、またお話は出来ますものね!」
「ええ!いつでも呼んでくれたら話せるわ。」
「あ…ヴェティス様…1つだけ聞きたい事があるんですけど。私とシリウス様と過去に戻った事があるんです。それはヴェティス様の力ですか?」
「過去に戻る…。そう…私は愛される加護と、魔獣と話せる力しか与えていなかったけれど。それは時空の力は別の力だわ。」
「別の…?」
「ええ、貴方は神にも愛されているわね。」
「どういう事…?」
「それは私の知ってる仲間、つまり別の神様の力だわ。やたらと私に噛みついてくるから喧嘩ばかりしてしまうんだけど、その神様も貴方を気に入ったみたいね。私の世界を覗き見てたのは嫌だけど、感謝しなくちゃ。」
(神様でも喧嘩しあったりするのね…意外だわ。)
私はなんだか神様が遠い存在に思えていたけど親近感が湧いてしまって少し笑ってしまう。
「ふふっ。ヴェティス様、前世でも、今回も私を見つけてくれてありがとうございます。ヴェティス様大好きです。」
私はヴェティス様に抱きついた。
「あらあら、本当に可愛い子ね。さぁ、もう時間がないわ。スレイ帰るわよ。貴方のいるべき場所へ!」
「はい!!あの、時空の力を分けてくれた神様にお礼を伝えて頂けますか?」
「そうね。お礼はちゃんと言わなきゃよね。分かったわ!」
ヴェティス様に「目を瞑って」と言われ私は目を瞑る。ヴェティス様の手を握ると暖かい空気が体を包み込む。
ヴェティスが私の手を離しもう一度抱きしめられたのが分かった。
『スレイ、この世界を、王太子を愛してくれてありがとう。これからも貴方達が幸せでいられるようずっと見守っているわ。またお話しましょうね。』
ヴェティス様の声が頭の中で聞こえた。
抱きしめてくれえいるヴェティス様を私も抱きしめる。
次第にヴェティス様の体が消えていく。私も眠くなり、そのまま落ちるように体が沈み、記憶も途切れた。
あなたにおすすめの小説
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
【完結済】私、地味モブなので。~転生したらなぜか最推し攻略対象の婚約者になってしまいました~
降魔 鬼灯
恋愛
マーガレット・モルガンは、ただの地味なモブだ。前世の最推しであるシルビア様の婚約者を選ぶパーティーに参加してシルビア様に会った事で前世の記憶を思い出す。 前世、人生の全てを捧げた最推し様は尊いけれど、現実に存在する最推しは…。 ヒロインちゃん登場まで三年。早く私を救ってください。
転生したので推し活をしていたら、推しに溺愛されました。
ラム猫
恋愛
異世界に転生した|天音《あまね》ことアメリーは、ある日、この世界が前世で熱狂的に遊んでいた乙女ゲームの世界であることに気が付く。
『煌めく騎士と甘い夜』の攻略対象の一人、騎士団長シオン・アルカス。アメリーは、彼の大ファンだった。彼女は喜びで飛び上がり、推し活と称してこっそりと彼に贈り物をするようになる。
しかしその行為は推しの目につき、彼に興味と執着を抱かれるようになったのだった。正体がばれてからは、あろうことか美しい彼の側でお世話係のような役割を担うことになる。
彼女は推しのためならばと奮闘するが、なぜか彼は彼女に甘い言葉を囁いてくるようになり……。
※この作品は、『小説家になろう』様『カクヨム』様にも投稿しています。
子供が可愛いすぎて伯爵様の溺愛に気づきません!
屋月 トム伽
恋愛
私と婚約をすれば、真実の愛に出会える。
そのせいで、私はラッキージンクスの令嬢だと呼ばれていた。そんな噂のせいで、何度も婚約破棄をされた。
そして、9回目の婚約中に、私は夜会で襲われてふしだらな令嬢という二つ名までついてしまった。
ふしだらな令嬢に、もう婚約の申し込みなど来ないだろうと思っていれば、お父様が氷の伯爵様と有名なリクハルド・マクシミリアン伯爵様に婚約を申し込み、邸を売って海外に行ってしまう。
突然の婚約の申し込みに断られるかと思えば、リクハルド様は婚約を受け入れてくれた。婚約初日から、マクシミリアン伯爵邸で住み始めることになるが、彼は未婚のままで子供がいた。
リクハルド様に似ても似つかない子供。
そうして、マクリミリアン伯爵家での生活が幕を開けた。
なりゆきで妻になった割に大事にされている……と思ったら溺愛されてた
たぬきち25番
恋愛
男爵家の三女イリスに転生した七海は、貴族の夜会で相手を見つけることができずに女官になった。
女官として認められ、夜会を仕切る部署に配属された。
そして今回、既婚者しか入れない夜会の責任者を任せられた。
夜会当日、伯爵家のリカルドがどうしても公爵に会う必要があるので夜会会場に入れてほしいと懇願された。
だが、会場に入るためには結婚をしている必要があり……?
※本当に申し訳ないです、感想の返信できないかもしれません……
※他サイト様にも掲載始めました!
王宮の万能メイド、偏屈魔術師を餌付けする
葉山あおい
恋愛
王宮で働く勤続八年のメイド、エレナ・フォスター。仕事は完璧だが愛想がない彼女は、いつしか「鉄の女」と呼ばれ恐れられていた。
そんな彼女に下された辞令は、王宮の敷地内にありながら「魔窟」と呼ばれる『北の塔』の専属メイドになること。そこの主である宮廷魔術師団長・シルヴィス・クローデルは、稀代の天才ながら極度の人嫌い&生活能力ゼロの偏屈男だった!
ゴミ屋敷と化した塔をピカピカに掃除し、栄養失調寸前の彼に絶品の手料理を振る舞うエレナ。黄金色のオムレツ、とろける煮込みハンバーグ、特製カツサンド……。美味しいご飯で餌付けされた魔術師様は、次第にエレナへの独占欲を露わにし始めて――?
意地悪な聖女や侯爵夫人のいびりも、完璧なスキルで華麗に返り討ち。平民出身のメイドが、身分差を乗り越えて幸せな花嫁になるまでの、美味しくて甘いシンデレラストーリー。
せっかく転生したのにモブにすらなれない……はずが溺愛ルートなんて信じられません
嘉月
恋愛
隣国の貴族令嬢である主人公は交換留学生としてやってきた学園でイケメン達と恋に落ちていく。
人気の乙女ゲーム「秘密のエルドラド」のメイン攻略キャラは王立学園の生徒会長にして王弟、氷の殿下こと、クライブ・フォン・ガウンデール。
転生したのはそのゲームの世界なのに……私はモブですらないらしい。
せめて学園の生徒1くらいにはなりたかったけど、どうしようもないので地に足つけてしっかり生きていくつもりです。
少しだけ改題しました。ご迷惑をお掛けしますがよろしくお願いします。
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。