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145.王座の間(1)
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ーーーーー数日後ーーーーー
私の体調も回復し、復学が出来る程になった。
学園に戻ろうと思っていたけれど、休んでいる間の勉強をルル様とカイお兄様が先生になり教えてくれていたので結局まだ王宮でお世話になっていた。
その間に王子妃教育も一緒にする事となり、私は毎日忙しくも穏やかな日々を過ごしていた。
ただ気がかりなのは王妃様とは未だにお会いしていないという事。
挨拶をしなければならない筈だけど、陛下に挨拶をした時に王妃は体調が悪く暫くはお会いできないという話だったけれど…こんなに長く体調が悪いなんて気になってしまう。
王妃様は何を考えているか分からない不適な笑みが怖くて苦手だから正直少しホッとしてるけど。
今日もいつもと変わらず妃教育とルル様とカイお兄から勉強を教わる日だった。
この日も正午まで私は妃教育を受けていた。
午後のカイお兄様との勉強まで時間があったので昼食をお兄様とルル様ととる事にした。
「スー!妃教育お疲れ様!疲れてないか?」
「カイお兄様!!いつもお気遣いありがとうございます。私今やる気でいっぱいなんです。」
「そうか。本音は寂しいけどスーの幸せのために応援してる。」
「ふふっ。お兄様のそういう優しい所本当に大好きですわ。」
「スー!!兄さんもだよ!」
カイお兄様は私をギュッと抱きしめた。背中をポンポンと優しく叩いていると私達の前が影で覆われた。
「おい…いくら兄だからってベタベタしすぎるのはどうなのか?」
そこには不機嫌そうにルル様が立っていた。
「はいはい。」と呆れたような返答で離れるカイお兄様。そのまま3人で昼食の場所へと移動した。
「スー。カイに優しくしすぎるな。あいつは腹黒だから優しさにつけ込まれるのが落ちだ。」
「カイお兄様が腹黒…?」
私達の前を歩いていたカイお兄様は笑顔で私達の方を向いた。
「何か言ったか?ルル。」
(笑顔が怖い…)
「カイお兄様、さぁ一緒に昼食食べましょう?」
「ん?そうだな隣の席で食べようか!」
(気を逸らすために言ってみたけど上手くいったみたい)
カイお兄様は上機嫌で部屋へと入った。
私の体調も回復し、復学が出来る程になった。
学園に戻ろうと思っていたけれど、休んでいる間の勉強をルル様とカイお兄様が先生になり教えてくれていたので結局まだ王宮でお世話になっていた。
その間に王子妃教育も一緒にする事となり、私は毎日忙しくも穏やかな日々を過ごしていた。
ただ気がかりなのは王妃様とは未だにお会いしていないという事。
挨拶をしなければならない筈だけど、陛下に挨拶をした時に王妃は体調が悪く暫くはお会いできないという話だったけれど…こんなに長く体調が悪いなんて気になってしまう。
王妃様は何を考えているか分からない不適な笑みが怖くて苦手だから正直少しホッとしてるけど。
今日もいつもと変わらず妃教育とルル様とカイお兄から勉強を教わる日だった。
この日も正午まで私は妃教育を受けていた。
午後のカイお兄様との勉強まで時間があったので昼食をお兄様とルル様ととる事にした。
「スー!妃教育お疲れ様!疲れてないか?」
「カイお兄様!!いつもお気遣いありがとうございます。私今やる気でいっぱいなんです。」
「そうか。本音は寂しいけどスーの幸せのために応援してる。」
「ふふっ。お兄様のそういう優しい所本当に大好きですわ。」
「スー!!兄さんもだよ!」
カイお兄様は私をギュッと抱きしめた。背中をポンポンと優しく叩いていると私達の前が影で覆われた。
「おい…いくら兄だからってベタベタしすぎるのはどうなのか?」
そこには不機嫌そうにルル様が立っていた。
「はいはい。」と呆れたような返答で離れるカイお兄様。そのまま3人で昼食の場所へと移動した。
「スー。カイに優しくしすぎるな。あいつは腹黒だから優しさにつけ込まれるのが落ちだ。」
「カイお兄様が腹黒…?」
私達の前を歩いていたカイお兄様は笑顔で私達の方を向いた。
「何か言ったか?ルル。」
(笑顔が怖い…)
「カイお兄様、さぁ一緒に昼食食べましょう?」
「ん?そうだな隣の席で食べようか!」
(気を逸らすために言ってみたけど上手くいったみたい)
カイお兄様は上機嫌で部屋へと入った。
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