149 / 157
149.恩恵(1)
「本題に入るが、今日はルルドとシリウスから報告があると聞いたが…こんなに大勢を集めて一体何をしようとしているのか。もしこの規模に見合わないような話なら…分かるな?」
陛下の表情は威圧感のある怖い表情へと変わりルル様に問い詰めた。
「承知しております。本日は2つ重大な報告がございまして陛下にも皆様にも聞いて頂きたく集まっていただきました。」
「重大な報告…?」
「はい。この国の安寧が約束される程の重大な報告です。」
「それはどんな内容だ?」
ルル様は陛下にだけ聞こえるような小さな声で話す。
「ここにいる私の婚約者、スレイ・ダンパーネ嬢は『神様の贈り物』であると私は陛下にお話ししました。しかし今まで記されていた方達よりはるかに与えられた力が多いのです。」
「なに…?それは本当か。」
「その力を使ってこれからこの国の全てを皆様にお見せしましょう。」
「そういう事か…それは歴史に残る出来事になるだろう。続けろ。」
「ありがとうございます。」
ルル様は私の所へ近づいた。
「スー。これから皆の前でスーの力を見てもらう事になる。どうか緊張し過ぎずにいつも通りにやって欲しい。」
「こ、この場でですか?!」
私は周囲を見渡す。沢山の目線が集まっていてどんどん緊張してしまう。それでも深呼吸をして落ち着かせる。
「分かりましたわ。私はヴェティス様を呼べばよいのですか?」
「ああ。お願いするよ。」
私は目を閉じてヴェティス様を心の中で呼んだ。
暫く沈黙が続く。
すると、扉が開きテニーが入ってくる。
「うわぁ!魔獣だ!」
「どう言う事!?魔獣を招き入れたの!?門番はどうなっている!」
貴族たちがザワザワと騒ぎ立てる。
「静かに!この魔獣が来たら扉を開けてくれた頼んだのは私だ。魔獣は元々瘴気が溜まっていなければ動物と同じ生き物だ。騒ぐ必要はない。」
ルル様は貴族たちを落ち着かせていた。
その間テニーは真っ直ぐ私の元へとやってきて肩に乗った。
「ヴェティス様ですか?」
私が話しかけると『ええ、そうよ。』と返事が返ってきた。
「ルル様、テニーを通じてヴェティスと会話が出来ております。私は次に何をしたら良いのでしょうか?」
「ヴェティス様とは一体誰なんだ?」
陛下が怪訝そうな表情をしている。
『あら!アーヴ。私の事もう忘れたのかしら?まぁ小さい頃だったから忘れてしまってもしょうがないのかしら?』
「陛下、発言をお許し下さい。ヴェティス様はこの世界を見守る神様です。今、陛下の事をアーヴ様とお呼びになられてしました。どこかでお会いしましたか?」
陛下はビックリして目を丸くしていた。
陛下の表情は威圧感のある怖い表情へと変わりルル様に問い詰めた。
「承知しております。本日は2つ重大な報告がございまして陛下にも皆様にも聞いて頂きたく集まっていただきました。」
「重大な報告…?」
「はい。この国の安寧が約束される程の重大な報告です。」
「それはどんな内容だ?」
ルル様は陛下にだけ聞こえるような小さな声で話す。
「ここにいる私の婚約者、スレイ・ダンパーネ嬢は『神様の贈り物』であると私は陛下にお話ししました。しかし今まで記されていた方達よりはるかに与えられた力が多いのです。」
「なに…?それは本当か。」
「その力を使ってこれからこの国の全てを皆様にお見せしましょう。」
「そういう事か…それは歴史に残る出来事になるだろう。続けろ。」
「ありがとうございます。」
ルル様は私の所へ近づいた。
「スー。これから皆の前でスーの力を見てもらう事になる。どうか緊張し過ぎずにいつも通りにやって欲しい。」
「こ、この場でですか?!」
私は周囲を見渡す。沢山の目線が集まっていてどんどん緊張してしまう。それでも深呼吸をして落ち着かせる。
「分かりましたわ。私はヴェティス様を呼べばよいのですか?」
「ああ。お願いするよ。」
私は目を閉じてヴェティス様を心の中で呼んだ。
暫く沈黙が続く。
すると、扉が開きテニーが入ってくる。
「うわぁ!魔獣だ!」
「どう言う事!?魔獣を招き入れたの!?門番はどうなっている!」
貴族たちがザワザワと騒ぎ立てる。
「静かに!この魔獣が来たら扉を開けてくれた頼んだのは私だ。魔獣は元々瘴気が溜まっていなければ動物と同じ生き物だ。騒ぐ必要はない。」
ルル様は貴族たちを落ち着かせていた。
その間テニーは真っ直ぐ私の元へとやってきて肩に乗った。
「ヴェティス様ですか?」
私が話しかけると『ええ、そうよ。』と返事が返ってきた。
「ルル様、テニーを通じてヴェティスと会話が出来ております。私は次に何をしたら良いのでしょうか?」
「ヴェティス様とは一体誰なんだ?」
陛下が怪訝そうな表情をしている。
『あら!アーヴ。私の事もう忘れたのかしら?まぁ小さい頃だったから忘れてしまってもしょうがないのかしら?』
「陛下、発言をお許し下さい。ヴェティス様はこの世界を見守る神様です。今、陛下の事をアーヴ様とお呼びになられてしました。どこかでお会いしましたか?」
陛下はビックリして目を丸くしていた。
あなたにおすすめの小説
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
【完結済】私、地味モブなので。~転生したらなぜか最推し攻略対象の婚約者になってしまいました~
降魔 鬼灯
恋愛
マーガレット・モルガンは、ただの地味なモブだ。前世の最推しであるシルビア様の婚約者を選ぶパーティーに参加してシルビア様に会った事で前世の記憶を思い出す。 前世、人生の全てを捧げた最推し様は尊いけれど、現実に存在する最推しは…。 ヒロインちゃん登場まで三年。早く私を救ってください。
転生したので推し活をしていたら、推しに溺愛されました。
ラム猫
恋愛
異世界に転生した|天音《あまね》ことアメリーは、ある日、この世界が前世で熱狂的に遊んでいた乙女ゲームの世界であることに気が付く。
『煌めく騎士と甘い夜』の攻略対象の一人、騎士団長シオン・アルカス。アメリーは、彼の大ファンだった。彼女は喜びで飛び上がり、推し活と称してこっそりと彼に贈り物をするようになる。
しかしその行為は推しの目につき、彼に興味と執着を抱かれるようになったのだった。正体がばれてからは、あろうことか美しい彼の側でお世話係のような役割を担うことになる。
彼女は推しのためならばと奮闘するが、なぜか彼は彼女に甘い言葉を囁いてくるようになり……。
※この作品は、『小説家になろう』様『カクヨム』様にも投稿しています。
子供が可愛いすぎて伯爵様の溺愛に気づきません!
屋月 トム伽
恋愛
私と婚約をすれば、真実の愛に出会える。
そのせいで、私はラッキージンクスの令嬢だと呼ばれていた。そんな噂のせいで、何度も婚約破棄をされた。
そして、9回目の婚約中に、私は夜会で襲われてふしだらな令嬢という二つ名までついてしまった。
ふしだらな令嬢に、もう婚約の申し込みなど来ないだろうと思っていれば、お父様が氷の伯爵様と有名なリクハルド・マクシミリアン伯爵様に婚約を申し込み、邸を売って海外に行ってしまう。
突然の婚約の申し込みに断られるかと思えば、リクハルド様は婚約を受け入れてくれた。婚約初日から、マクシミリアン伯爵邸で住み始めることになるが、彼は未婚のままで子供がいた。
リクハルド様に似ても似つかない子供。
そうして、マクリミリアン伯爵家での生活が幕を開けた。
なりゆきで妻になった割に大事にされている……と思ったら溺愛されてた
たぬきち25番
恋愛
男爵家の三女イリスに転生した七海は、貴族の夜会で相手を見つけることができずに女官になった。
女官として認められ、夜会を仕切る部署に配属された。
そして今回、既婚者しか入れない夜会の責任者を任せられた。
夜会当日、伯爵家のリカルドがどうしても公爵に会う必要があるので夜会会場に入れてほしいと懇願された。
だが、会場に入るためには結婚をしている必要があり……?
※本当に申し訳ないです、感想の返信できないかもしれません……
※他サイト様にも掲載始めました!
王宮の万能メイド、偏屈魔術師を餌付けする
葉山あおい
恋愛
王宮で働く勤続八年のメイド、エレナ・フォスター。仕事は完璧だが愛想がない彼女は、いつしか「鉄の女」と呼ばれ恐れられていた。
そんな彼女に下された辞令は、王宮の敷地内にありながら「魔窟」と呼ばれる『北の塔』の専属メイドになること。そこの主である宮廷魔術師団長・シルヴィス・クローデルは、稀代の天才ながら極度の人嫌い&生活能力ゼロの偏屈男だった!
ゴミ屋敷と化した塔をピカピカに掃除し、栄養失調寸前の彼に絶品の手料理を振る舞うエレナ。黄金色のオムレツ、とろける煮込みハンバーグ、特製カツサンド……。美味しいご飯で餌付けされた魔術師様は、次第にエレナへの独占欲を露わにし始めて――?
意地悪な聖女や侯爵夫人のいびりも、完璧なスキルで華麗に返り討ち。平民出身のメイドが、身分差を乗り越えて幸せな花嫁になるまでの、美味しくて甘いシンデレラストーリー。
せっかく転生したのにモブにすらなれない……はずが溺愛ルートなんて信じられません
嘉月
恋愛
隣国の貴族令嬢である主人公は交換留学生としてやってきた学園でイケメン達と恋に落ちていく。
人気の乙女ゲーム「秘密のエルドラド」のメイン攻略キャラは王立学園の生徒会長にして王弟、氷の殿下こと、クライブ・フォン・ガウンデール。
転生したのはそのゲームの世界なのに……私はモブですらないらしい。
せめて学園の生徒1くらいにはなりたかったけど、どうしようもないので地に足つけてしっかり生きていくつもりです。
少しだけ改題しました。ご迷惑をお掛けしますがよろしくお願いします。
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。