150 / 157
150.恩恵(2)
しおりを挟む
「陛下、発言をお許し下さい。ヴェティス様はこの世界を見守る神様です。今、陛下の事をアーヴ様とお呼びになられてしました。どこかでお会いしましたか?」
陛下はビックリして目を丸くしていた。
「その名前は…母親と限られた人にしか言われなかった名前だ。」
周囲の人たちもどよめく。
「王太子様の婚約者様は神様と通じるという事!?」
「もしそれが本当ならば前代未聞だ!」
「ヴェティス様、陛下とはお会いした事があるのですか?」
『いいえ。アーヴが産まれた時から数年までは見守っていただけなんだけど…。アーヴの母親は私の気配に気付いていたようね。いつも王宮にある礼拝堂で感謝されていたわ。』
私はそのまま陛下にお伝えすると少し笑みを浮かべため息を吐いた。
「参ったな。これは本当にこの世界の神様と会話をしているようだ。認めざるをおえない。」
陛下は椅子から立ち上がった。
「皆、よく聞け。ここにいるスレイ・ダンパーネ。ルルド王太子の婚約者は、非常に稀なこの世界の神様と会話が出来る力を持っている。これより話す言葉は神様の言葉と思え。」
貴族たちは全員膝をつき頭を下げた。
「ルルド。まだ何があるんだろう?」
「はい。これからこの国の膿を出すためにヴェティス様にもスレイ嬢にも協力して頂きます。」
「私はこれから見物だけする。後はルルド、お前に託すぞ。」
「はい。ありがとうございます。」
「サラ・レイモンド・ディナール王妃様、シリウス・レイモンド・ディナール第二王子がいらっしゃいました。」
扉が開かれ、美しいドレスを纏った王妃様とシリウス様が一緒に入ってきた。
「あら、もう先客がいたのね。どうして私は後から呼ばれたのかしら…。何も聞いておりませんけど…どういう事ですの?」
入るなり私とルル様を見て明らかに不機嫌になる王妃様。
陛下は表情を1つも変えずに王妃様を見ていた。
「陛下、お久しぶりでございます。そちらに参りますのでお待ち下さい。さぁシリウス行くわよ。」
王妃様が階段の手前まで来た時に初めて陛下は王妃に対して口を開いた。
「サラ、待て。今日お前はその場で話を聞く事になるだろう。」
少し冷たい態度で王妃様に話す陛下。
「な、何故ですの!?」
「陛下ありがとうございます。これより私がお話し致します。」
ルル様は王妃様を見ると、王妃様はルル様を睨みつけていた。
陛下はビックリして目を丸くしていた。
「その名前は…母親と限られた人にしか言われなかった名前だ。」
周囲の人たちもどよめく。
「王太子様の婚約者様は神様と通じるという事!?」
「もしそれが本当ならば前代未聞だ!」
「ヴェティス様、陛下とはお会いした事があるのですか?」
『いいえ。アーヴが産まれた時から数年までは見守っていただけなんだけど…。アーヴの母親は私の気配に気付いていたようね。いつも王宮にある礼拝堂で感謝されていたわ。』
私はそのまま陛下にお伝えすると少し笑みを浮かべため息を吐いた。
「参ったな。これは本当にこの世界の神様と会話をしているようだ。認めざるをおえない。」
陛下は椅子から立ち上がった。
「皆、よく聞け。ここにいるスレイ・ダンパーネ。ルルド王太子の婚約者は、非常に稀なこの世界の神様と会話が出来る力を持っている。これより話す言葉は神様の言葉と思え。」
貴族たちは全員膝をつき頭を下げた。
「ルルド。まだ何があるんだろう?」
「はい。これからこの国の膿を出すためにヴェティス様にもスレイ嬢にも協力して頂きます。」
「私はこれから見物だけする。後はルルド、お前に託すぞ。」
「はい。ありがとうございます。」
「サラ・レイモンド・ディナール王妃様、シリウス・レイモンド・ディナール第二王子がいらっしゃいました。」
扉が開かれ、美しいドレスを纏った王妃様とシリウス様が一緒に入ってきた。
「あら、もう先客がいたのね。どうして私は後から呼ばれたのかしら…。何も聞いておりませんけど…どういう事ですの?」
入るなり私とルル様を見て明らかに不機嫌になる王妃様。
陛下は表情を1つも変えずに王妃様を見ていた。
「陛下、お久しぶりでございます。そちらに参りますのでお待ち下さい。さぁシリウス行くわよ。」
王妃様が階段の手前まで来た時に初めて陛下は王妃に対して口を開いた。
「サラ、待て。今日お前はその場で話を聞く事になるだろう。」
少し冷たい態度で王妃様に話す陛下。
「な、何故ですの!?」
「陛下ありがとうございます。これより私がお話し致します。」
ルル様は王妃様を見ると、王妃様はルル様を睨みつけていた。
82
あなたにおすすめの小説
【完結済】私、地味モブなので。~転生したらなぜか最推し攻略対象の婚約者になってしまいました~
降魔 鬼灯
恋愛
マーガレット・モルガンは、ただの地味なモブだ。前世の最推しであるシルビア様の婚約者を選ぶパーティーに参加してシルビア様に会った事で前世の記憶を思い出す。 前世、人生の全てを捧げた最推し様は尊いけれど、現実に存在する最推しは…。 ヒロインちゃん登場まで三年。早く私を救ってください。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
転生したので推し活をしていたら、推しに溺愛されました。
ラム猫
恋愛
異世界に転生した|天音《あまね》ことアメリーは、ある日、この世界が前世で熱狂的に遊んでいた乙女ゲームの世界であることに気が付く。
『煌めく騎士と甘い夜』の攻略対象の一人、騎士団長シオン・アルカス。アメリーは、彼の大ファンだった。彼女は喜びで飛び上がり、推し活と称してこっそりと彼に贈り物をするようになる。
しかしその行為は推しの目につき、彼に興味と執着を抱かれるようになったのだった。正体がばれてからは、あろうことか美しい彼の側でお世話係のような役割を担うことになる。
彼女は推しのためならばと奮闘するが、なぜか彼は彼女に甘い言葉を囁いてくるようになり……。
※この作品は、『小説家になろう』様『カクヨム』様にも投稿しています。
「転生したら推しの悪役宰相と婚約してました!?」〜推しが今日も溺愛してきます〜 (旧題:転生したら報われない悪役夫を溺愛することになった件)
透子(とおるこ)
恋愛
読んでいた小説の中で一番好きだった“悪役宰相グラヴィス”。
有能で冷たく見えるけど、本当は一途で優しい――そんな彼が、報われずに処刑された。
「今度こそ、彼を幸せにしてあげたい」
そう願った瞬間、気づけば私は物語の姫ジェニエットに転生していて――
しかも、彼との“政略結婚”が目前!?
婚約から始まる、再構築系・年の差溺愛ラブ。
“報われない推し”が、今度こそ幸せになるお話。
子供にしかモテない私が異世界転移したら、子連れイケメンに囲まれて逆ハーレム始まりました
もちもちのごはん
恋愛
地味で恋愛経験ゼロの29歳OL・春野こはるは、なぜか子供にだけ異常に懐かれる特異体質。ある日突然異世界に転移した彼女は、育児に手を焼くイケメンシングルファザーたちと出会う。泣き虫姫や暴れん坊、野生児たちに「おねえしゃん大好き!!」とモテモテなこはるに、彼らのパパたちも次第に惹かれはじめて……!? 逆ハーレム? ざまぁ? そんなの知らない!私はただ、子供たちと平和に暮らしたいだけなのに――!
『異世界転生してカフェを開いたら、庭が王宮より人気になってしまいました』
ヤオサカ
恋愛
申し訳ありません、物語の内容を確認しているため、一部非公開にしています
この物語は完結しました。
前世では小さな庭付きカフェを営んでいた主人公。事故により命を落とし、気がつけば異世界の貧しい村に転生していた。
「何もないなら、自分で作ればいいじゃない」
そう言って始めたのは、イングリッシュガーデン風の庭とカフェづくり。花々に囲まれた癒しの空間は次第に評判を呼び、貴族や騎士まで足を運ぶように。
そんな中、無愛想な青年が何度も訪れるようになり――?
【完結】異世界転移した私、なぜか全員に溺愛されています!?
きゅちゃん
恋愛
残業続きのOL・佐藤美月(22歳)が突然異世界アルカディア王国に転移。彼女が持つ稀少な「癒しの魔力」により「聖女」として迎えられる。優しく知的な宮廷魔術師アルト、粗野だが誠実な護衛騎士カイル、クールな王子レオン、最初は敵視する女騎士エリアらが、美月の純粋さと癒しの力に次々と心を奪われていく。王国の危機を救いながら、美月は想像を絶する溺愛を受けることに。果たして美月は元の世界に帰るのか、それとも新たな愛を見つけるのか――。
辺境のスローライフを満喫したいのに、料理が絶品すぎて冷酷騎士団長に囲い込まれました
腐ったバナナ
恋愛
異世界に転移した元会社員のミサキは、現代の調味料と調理技術というチート能力を駆使し、辺境の森で誰にも邪魔されない静かなスローライフを送ることを目指していた。
しかし、彼女の作る絶品の料理の香りは、辺境を守る冷酷な「鉄血」騎士団長ガイウスを引き寄せてしまった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる