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152.断罪(2)
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「ヴェティス様、今から魔獣を介してではなく神としてここに姿を現して欲しいのです。ヴェティス様は見たものをお話しするだけでいい。この提案どうですか?」
『そうね…本当は干渉してはいけないんだけど今回は私の力を半分も渡してしまっている事だし…もうスレイと私は同じ存在になってしまったし…スレイ、貴方の体少しお借りできるかしら?』
「え?ま、待って下さいヴェティス様!私とヴェティス様は同じ存在…って?」
『貴方は私の分身のような存在でもあり、私の力を与えた事で貴方は神に近い存在でもあるわ。』
「私が…神に近い?!」
『そうよ、でも心配する事ないわ。スレイはスレイのまま心のままに生きられる。じゃぁ!今から私は貴方の中に入らせてもらうわね。少し眠ってて可愛い私の子。』
その瞬間ヴェティス様が魔獣から抜け出しフワッと私の中に入っていく。
ーーー私の意識はそこから途絶えた。ーーー
その瞬間を見た貴族たちはスレイから目が離せなくなっていた。
スレイの顔や体が全てヴェティスに変化していくのを見てしまったからだ。
体の周りがキラキラと光り、神々しく見える。中には眩しすぎて光で見えないと言う人もいた。
「な、何!?あの光…あそこにいるのは…誰?」
王妃は目が離せずにヴェティスを凝視する。
「母上、あれはこの世界の神、ヴェティス様です。母上は今からヴェティス様に嘘はつかないで心のままにお話しして下さい。」
「な、何で私が!?」
王妃はシリウスを並んだがシリウスは真剣な表情でヴェティスを見ていた。
「おお!この国の守護神であるヴェティス様が降臨なされた!!皆頭を下げろ!」
陛下をはじめ、ルルドやシリウス、王妃に続いて貴族達も皆頭を下げる。
「よい。皆顔を上げなさい。」
「ヴェティス様の仰せのままに」
陛下が顔を上げた後、全員が顔を上げる。
「ヴェティス様協力して下さりありがとうございます。」
「いいえ?この国をハッピーエンドにしてくれるんだもの!これくらい構わないわ。スレイにもお礼を伝えておいて。」
「仰せのままに。」
「じゃあ、始めましょうか!」
ヴェティスは下にいる王妃に視線を向けた。
「さぁ、この国を歪ませた張本人、サラ・レイモンド・ディナール。貴方には自分の罪を償ってもらうわ。」
王座の間にいる貴族達はどよめく。
「まさか…。あんなに優しくて綺麗な王妃様は何をしてしまったんだ!?」
「王太子の話と何か関係でもあるのか?」
そんな声が聞こえる中、王妃は否定をした。
「いいえ!ヴェティス様!私は何もしておりません!」
『そうね…本当は干渉してはいけないんだけど今回は私の力を半分も渡してしまっている事だし…もうスレイと私は同じ存在になってしまったし…スレイ、貴方の体少しお借りできるかしら?』
「え?ま、待って下さいヴェティス様!私とヴェティス様は同じ存在…って?」
『貴方は私の分身のような存在でもあり、私の力を与えた事で貴方は神に近い存在でもあるわ。』
「私が…神に近い?!」
『そうよ、でも心配する事ないわ。スレイはスレイのまま心のままに生きられる。じゃぁ!今から私は貴方の中に入らせてもらうわね。少し眠ってて可愛い私の子。』
その瞬間ヴェティス様が魔獣から抜け出しフワッと私の中に入っていく。
ーーー私の意識はそこから途絶えた。ーーー
その瞬間を見た貴族たちはスレイから目が離せなくなっていた。
スレイの顔や体が全てヴェティスに変化していくのを見てしまったからだ。
体の周りがキラキラと光り、神々しく見える。中には眩しすぎて光で見えないと言う人もいた。
「な、何!?あの光…あそこにいるのは…誰?」
王妃は目が離せずにヴェティスを凝視する。
「母上、あれはこの世界の神、ヴェティス様です。母上は今からヴェティス様に嘘はつかないで心のままにお話しして下さい。」
「な、何で私が!?」
王妃はシリウスを並んだがシリウスは真剣な表情でヴェティスを見ていた。
「おお!この国の守護神であるヴェティス様が降臨なされた!!皆頭を下げろ!」
陛下をはじめ、ルルドやシリウス、王妃に続いて貴族達も皆頭を下げる。
「よい。皆顔を上げなさい。」
「ヴェティス様の仰せのままに」
陛下が顔を上げた後、全員が顔を上げる。
「ヴェティス様協力して下さりありがとうございます。」
「いいえ?この国をハッピーエンドにしてくれるんだもの!これくらい構わないわ。スレイにもお礼を伝えておいて。」
「仰せのままに。」
「じゃあ、始めましょうか!」
ヴェティスは下にいる王妃に視線を向けた。
「さぁ、この国を歪ませた張本人、サラ・レイモンド・ディナール。貴方には自分の罪を償ってもらうわ。」
王座の間にいる貴族達はどよめく。
「まさか…。あんなに優しくて綺麗な王妃様は何をしてしまったんだ!?」
「王太子の話と何か関係でもあるのか?」
そんな声が聞こえる中、王妃は否定をした。
「いいえ!ヴェティス様!私は何もしておりません!」
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