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文化祭勧誘編
出汁目的①
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数日後、学校内では放課後に文化祭の準備を始めるようになっていた。
俺達はクラスの一室をカフェにするため、それぞれ飾り付けやメニューを考案していた。
「メニューは作り置きしておけるやつがいいんじゃないか?」
「家庭科室で作ることも出来るらしいよ。作ってそれを持っていくみたいな」
「机四つくっつけてテーブルクロス掛ければいいよなー?」
「窓のところに色々飾り付けしようよ」
それぞれやいのやいのと提案しつつ教室内の内装、メニュー、コスプレの種類を決めていく。
クラスで一丸となって動いている感じがしてなんとも不思議な感覚だ。
「修斗、お前は何着るんだ?」
新之助が聞いてきた。
「何って言われてもなぁ……新之助は?」
「まずコンセプトが大事だよな! コスプレと言ってもアニメのキャラなのかハロウィン系なのかとかよ!」
「アニメのキャラなんて言われても俺ほとんど知らないぞ」
「じゃあ修斗は職業系でいいんじゃね?」
「あーなるほどな」
「ミニスカポリスと執事、どっちがいい?」
「二択と見せかけた一択やめろ」
「ミニスカポリスか」
「お前は1+1のような簡単な答えも答えられないタイプ? というか執事いいな。なぜなら本物を俺達は見ている」
「だよな! ニノに言えばワンチャン牧村さんのサイズが合えば貸してもらえるかもだし、修斗はそれにしろよ」
「あれこれ考えるの面倒だし、そうするか」
あまりに奇抜なものを着るのも気が引ける。
カフェで執事の格好ならおかしくはないし、ある意味ベストな答えかもしれん。
「俺はどうしようかなー!」
「新之助はそのままで大丈夫だろ。普段からコスプレしてるし」
「俺も職業高校生だから制服はコスプレにならねーんだよ残念だったな!」
クラスから離れ、トイレに行って帰ってきたところでクラスメイトの水本と瀬古に声を掛けられた。
確か2人とも軽音学部だったはずだ。
水本はともかく、瀬古はちょっとチャラい。
「高坂、ちょっといいか?」
「いいぞ」
「この後、俺達ボウリングに行く予定なんだけど、高坂も一緒に来ないか? 予定が何もなければだけど」
予定か……。
一応自主練するつもりだったけど、それは予定に入るのだろうか。
というかまぁ、せっかく誘ってくれているんだ、サッカーを理由に断るのも申し訳ないか。
新之助達とはよく放課後帰りにどこか寄るが、他の人達と遊びに行くことは滅多にない。
せっかくの機会だ、交友関係を広げておくのも悪くないだろう。
「いいよ。でも俺、ボーリングなんてやったことないけど大丈夫か?」
「あー全然いい、いい。お前が来てくれることに意味があるから」
「なんだよそれ」
「じゃあまた後でな。出る時になったら連絡するから」
「オッケー」
2人と別れ、クラスに戻ると今度は梨音に声を掛けられた。
「修斗、この後一緒に洋服見に行かない? 最近涼しくなってきたから新しく服買いたいなって」
「タッチの差だな…………悪い、瀬古達に遊びに誘われてな。ボウリングしに行く予定なんだ」
「あっ……そ、そうなんだ」
「そうだ。梨音も来ればいいじゃん。あいつらに梨音もいいか聞いてくるよ」
「ううん大丈夫! 私、ボウリングとかも苦手だし…………」
「そ、そうか?」
「うん。じゃあまた今度行こうね。今日は先に帰ってるから」
「分かった。悪いな」
梨音には申し訳ないが、なんなら学校の日でも俺達は買い物に行けるからな。
この埋め合わせはまた今度にするとしよう。
ある程度文化祭の話が進んだところで今日は解散となったので、俺は瀬古と水本を待つために昇降口で靴に履き替えて待つことにした。
しばらくすると2人がやってきた。
「今連絡するところだったわ。場所は駅前のところにあるやつだから。行こうぜ」
「2人以外にもいるのか?」
「いるよ。遅れて来るってさ」
「誰?」
「ん? んーまぁその辺は後で分かるよ」
「なんでもったいぶるんだよ……」
駅前のボウリング場にやってきた。
いわゆるゲームセンターやカラオケ複合になっているところだ。
ボウリングどころかゲームセンターにすら来たことがないので初めて来たことになる。
ちなみにカラオケは前に梨音や新之助達と行ったことがある。
「そろそろ向こうも着くみたいだ」
少しすると瀬古に連絡が来たみたいだ。
誰が来るんだ?
意外な人物というと…………宇佐木先生か!
「ごめんお待たせ~!」
来たのは宇佐木先生じゃなかった。
女子3人。1人はクラスメイトの椚田で、2人は知らない人ときたもんだ。
「本当に高坂君来てる~!」
「ねっ、だから言ったじゃん! 高坂君も来るよって」
「瀬古~アンタやるじゃん」
この感じ…………もしかしてダシに使われた?
「瀬古ぉ……」
「いやいや違うんだって! 椚田が高坂と遊びたいって言うから俺が一肌脱いだってわけ!」
「お前のあだ名『佐川』にするぞ」
「それだけはやめてくれ!」
それだけはやめてくれか。
そうか。
新之助可哀想。
俺達はクラスの一室をカフェにするため、それぞれ飾り付けやメニューを考案していた。
「メニューは作り置きしておけるやつがいいんじゃないか?」
「家庭科室で作ることも出来るらしいよ。作ってそれを持っていくみたいな」
「机四つくっつけてテーブルクロス掛ければいいよなー?」
「窓のところに色々飾り付けしようよ」
それぞれやいのやいのと提案しつつ教室内の内装、メニュー、コスプレの種類を決めていく。
クラスで一丸となって動いている感じがしてなんとも不思議な感覚だ。
「修斗、お前は何着るんだ?」
新之助が聞いてきた。
「何って言われてもなぁ……新之助は?」
「まずコンセプトが大事だよな! コスプレと言ってもアニメのキャラなのかハロウィン系なのかとかよ!」
「アニメのキャラなんて言われても俺ほとんど知らないぞ」
「じゃあ修斗は職業系でいいんじゃね?」
「あーなるほどな」
「ミニスカポリスと執事、どっちがいい?」
「二択と見せかけた一択やめろ」
「ミニスカポリスか」
「お前は1+1のような簡単な答えも答えられないタイプ? というか執事いいな。なぜなら本物を俺達は見ている」
「だよな! ニノに言えばワンチャン牧村さんのサイズが合えば貸してもらえるかもだし、修斗はそれにしろよ」
「あれこれ考えるの面倒だし、そうするか」
あまりに奇抜なものを着るのも気が引ける。
カフェで執事の格好ならおかしくはないし、ある意味ベストな答えかもしれん。
「俺はどうしようかなー!」
「新之助はそのままで大丈夫だろ。普段からコスプレしてるし」
「俺も職業高校生だから制服はコスプレにならねーんだよ残念だったな!」
クラスから離れ、トイレに行って帰ってきたところでクラスメイトの水本と瀬古に声を掛けられた。
確か2人とも軽音学部だったはずだ。
水本はともかく、瀬古はちょっとチャラい。
「高坂、ちょっといいか?」
「いいぞ」
「この後、俺達ボウリングに行く予定なんだけど、高坂も一緒に来ないか? 予定が何もなければだけど」
予定か……。
一応自主練するつもりだったけど、それは予定に入るのだろうか。
というかまぁ、せっかく誘ってくれているんだ、サッカーを理由に断るのも申し訳ないか。
新之助達とはよく放課後帰りにどこか寄るが、他の人達と遊びに行くことは滅多にない。
せっかくの機会だ、交友関係を広げておくのも悪くないだろう。
「いいよ。でも俺、ボーリングなんてやったことないけど大丈夫か?」
「あー全然いい、いい。お前が来てくれることに意味があるから」
「なんだよそれ」
「じゃあまた後でな。出る時になったら連絡するから」
「オッケー」
2人と別れ、クラスに戻ると今度は梨音に声を掛けられた。
「修斗、この後一緒に洋服見に行かない? 最近涼しくなってきたから新しく服買いたいなって」
「タッチの差だな…………悪い、瀬古達に遊びに誘われてな。ボウリングしに行く予定なんだ」
「あっ……そ、そうなんだ」
「そうだ。梨音も来ればいいじゃん。あいつらに梨音もいいか聞いてくるよ」
「ううん大丈夫! 私、ボウリングとかも苦手だし…………」
「そ、そうか?」
「うん。じゃあまた今度行こうね。今日は先に帰ってるから」
「分かった。悪いな」
梨音には申し訳ないが、なんなら学校の日でも俺達は買い物に行けるからな。
この埋め合わせはまた今度にするとしよう。
ある程度文化祭の話が進んだところで今日は解散となったので、俺は瀬古と水本を待つために昇降口で靴に履き替えて待つことにした。
しばらくすると2人がやってきた。
「今連絡するところだったわ。場所は駅前のところにあるやつだから。行こうぜ」
「2人以外にもいるのか?」
「いるよ。遅れて来るってさ」
「誰?」
「ん? んーまぁその辺は後で分かるよ」
「なんでもったいぶるんだよ……」
駅前のボウリング場にやってきた。
いわゆるゲームセンターやカラオケ複合になっているところだ。
ボウリングどころかゲームセンターにすら来たことがないので初めて来たことになる。
ちなみにカラオケは前に梨音や新之助達と行ったことがある。
「そろそろ向こうも着くみたいだ」
少しすると瀬古に連絡が来たみたいだ。
誰が来るんだ?
意外な人物というと…………宇佐木先生か!
「ごめんお待たせ~!」
来たのは宇佐木先生じゃなかった。
女子3人。1人はクラスメイトの椚田で、2人は知らない人ときたもんだ。
「本当に高坂君来てる~!」
「ねっ、だから言ったじゃん! 高坂君も来るよって」
「瀬古~アンタやるじゃん」
この感じ…………もしかしてダシに使われた?
「瀬古ぉ……」
「いやいや違うんだって! 椚田が高坂と遊びたいって言うから俺が一肌脱いだってわけ!」
「お前のあだ名『佐川』にするぞ」
「それだけはやめてくれ!」
それだけはやめてくれか。
そうか。
新之助可哀想。
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