アニマルそれとも人?御巫《かんなぎ》巫杜《みこと》は異世界で何をし何を得るのか。何もできないのか。

シャル

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「あ! そうだマリア聞きたいことあるんだけど」


「なにかしら?」
マリアは両手の指を胸元で合わせながら
巫杜を見た。


「皆裸足なんだけど、まさかとは思うけど。
サンダルとか靴って、ないのかなぁ?」


マリアは首を傾げながら話した。
「サンダルゥ? クツゥ? 何かしらそれは、詳しく説明してくれれば探させるわよ?」


巫杜は右手を開き手前に突き出すと左右にブンブンと振りながら話した。


「いいのよ無いならないで!!! マリア予想はしてたから気にしないで」


「そう?ならいいけど。
何でもとはいかないけど、欲しいものがあったら言ってね」

「ありがとう。マリア」


(噴水や建物は立派なのに、衣服の文明は、かなり低いみたいね)


巫杜は傷だらけの足を見て考えていた。


(はぁ、足痛いなぁ。イツツ!!!
うわぁこんなに血が出てるじゃない!!!


はぁ森を歩いてた時に痛みが弱くなったから慣れたのかと思ってたけど、
痛みで感覚が麻痺してたのかもしれないわねぇ。


なんだか落ち着いたからか段々と痛みが増してきちゃったし。
サンダルもないなら何か対策考えないと体がもたないわ)




マリアと巫杜が話していると兵士がリザに話しかけて兵士は立ち去った。


「マリア 巫杜 お風呂が入れるようになったと連絡がありましたよ」


 気絶していたイリスが、マリアお風呂の言葉と共に目を覚まし飛び起きマリアの前で膝まづきブォンブォン!と千切れる勢いで尻尾を左右に振っていた。

シュパァーン!タン!!!タタタタ!シュタ

「マリアお姉さま!!!お風呂でしたら私もご一緒いたしますわ!!!」


マリアは胸元で手を合わせて言った。

「あら! イリス丁度いいところに起きたわね。でわ皆でお風呂に行きましょう!」



私は、えぇぇぇ!!!お風呂あるのぉぉぉ!!!と言いたかったが。

イリスの反応が早すぎて、言うタイミングを逃してしまった。


巫杜はお風呂は嬉しいが不安に思う事があった。


(はぁお風呂かぁ。
足の傷に沁みるだろうけど、汗を流せるならぜいたくは言ってられないわよねぇ。はぁ)


お風呂に行くため、巫杜 マリア イリス リザは
 広場を抜け、坂道を上りきると、大きな家が見えてきた。


巫杜は両手の指を胸元で絡めながら話した。


「へぇ大きい家ねぇ。こんな家に1日でいいから、住んでみたいわねぇ」



マリアは微笑みながら話した。

「そう、なら1日と言わず永住してくれてもいいのよ。私のお家だからね」


巫杜は右手を右の頬に当て首を傾げながら話した。



「嬉しいんだけどぉ。永住はちょっとねぇぇぇ。でもありがとうマリア」

(隊長ってやっぱり儲かるのね)


「まぁここにいる間は、ずっと暮らす家だから永住と同じよ。


ほら遠慮しないで、巫杜のおかげで取り返せたんだから。
自分の家だと思っていいのよ」



巫杜は右手を開き手前に突き出し左右にブンブンと振りながら話した。


「へ?!!私のおかげって門をぶっ飛ばしただけで私何もしてないわよ!!!」



マリアは自分の両腰に手を置くとムスッとした表情で話した。

「何を言ってるのよ! 巫杜がいなかったら怪我人がいたかも知れないのよ!!
充分!巫杜のおかげよ!」



「そっか! そうよね!!」
(どの道住むんだし言い合っても仕方ないわよね)


「そうそう。ほらわかったら家に入りましょう」


「うん、わかったわ」


巫杜は家の中に入った。
「こ!!これは!!広い! 広すぎでしょ!!私の部屋!玄関に入るわよ!これ!!!」


「喜んでくれてよかったわ」



巫杜は右手の人差し指を口元に当て考えていた。

(うーーーん。
それにしてもこの世界、建築技術は凄いのに、どうして衣服は発展しなかったのかしら???

変な世界ねぇ。まぁぁそれを言ったらまず動物が変なんだけどねぇ。はぁ)


 廊下を歩いていると、後ろからマリアを呼ぶ声がした。


「マリア様それにリザ様。
姫様がお呼びです」


「そう、すぐに行くわ。下がっていいわよ」
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