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しおりを挟む私は皆に気づかれないように、お尻を少し浮かし、足を軽く曲げたりしながら話した。
「私は、御巫・巫杜です。違う世界から来ました」
「ふむ、巫杜の世界の話に、興味はあるのじゃが、まずわ、礼を言わねばな。
巫杜よ、我が国民を救ってくれたこと感謝しておるぞ。
更には、ルーインズフィールの町までも、取り返してもらい、感謝の言葉もないぞ」
「いえ、私は、その、何もしてないので」
「マリアとリザの言うとおり、謙虚じゃな。この町は、わらわの、お気に入りでの。
取り返したと聞いて、居ても立っても居られんでのぉ。
わらわの隣におる、ミリティリアには、まだ危険じゃと反対されたがの、
無理を言ってきたのじゃ!」
(羊耳の女性ミリティリアさんって言うんだ。
はひゃ! ははぁ、足のしびれが結構きてるぅ! 早く何か言わないとぉ、怪しまれる)
「私もルーインズフィール好きですよ」
「そうじゃろ! 町の水路をウォーターポートで滑るのが、最高なんじゃ! あ!」
(あれ? フィオナ話し方変だったような。
それに、マリアとミリティリアさんが、俯いて困ったような表情してる)
「やってしもうたぁ! もう少しは、いける思うたんじゃが。
まぁ、わしにしては上出来じゃったな。なぁミリティリアもうよいじゃろ」
(え! なに? フィオナが変な話し方になった!)
「はぁ、ダメか聞く前に、話し方変えないでください」
「すまんのじゃ。もう限界での、巫杜には、聞かれたんじゃし、もうよかろう?」
「聞かれたんじゃなく、聞かせたんでしょ! 違う世界の方には、
姫様らしい振る舞いをすると言うから、巫杜さんに会うのを許したんですよ!」
「まったく、ミリティリアはうるさいのう。巫杜は気にせんじゃろ」
「そう言う、問題じゃありません!」
私が、キョトンとしていると。マリアが二人を止めた。
「ミリティリア、もういいでしょ。巫杜が困ってるわ」
「そうですね。巫杜さん、すみませんでした。
説明は不要でしょう。これが普段の姫様です」
「マリアは優しいのぉ、それに比べミリティリアは、いつもガミガミとうるさいのじゃ」
「姫様! その話は後です。巫杜さんがお待ちです」
「そうじゃった。またせたのじゃ巫杜。その、巫杜は、こんな、わしと話のはいやかの?」
フィオナは、私を見ながら不安そうに言った。
「驚いたけど、私は気にしないから大丈夫だよ」
「よかったのじゃ。やはり巫杜は優しいのじゃ」
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