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6 出会い
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「ありがとうございました」
満面の笑みの店員に見送られたライルとシャンリリールの腕には、両手で持てる限界までの洋服が入った箱でいっぱいだった。
店員に乗せられるままに試着していったら、いつの間にか20着以上購入することになっていて、それから10着に削っていくのがとても大変だった。中には舞踏会でしか着れないような豪華な装飾が施されたドレスが何着もあって、着慣れていることもあって普通に着てしまって、危うく今回の目的とは違う服を購入してしまうところだった。
削っていく最中シンプルなものばかり選んでいたら、華美なドレスはお気に召しませんかと悲しげに問いかけられて、センスのいいドレスばかりだったから気に入らないとは言い辛く、今回は普段着を見に来たとどうにか納得してもらうのに苦労した。しかし、結局1着だけドレスを購入することになってしまって、それが嵩張る原因であった。
「ははっ……」
「フフフッ……」
ライルとシャンリリールの口から乾いた笑いが漏れる。
とても有能な店員だった。店員が持ってきた服は全てシャンリリールに似合っていて、選ぶのも試着するのも楽しかった。そして売り込む手腕も素晴らしかった。
「お客様。お忘れ物がございます」
店を出てしばらく歩いていると、後ろから聞き覚えのある声がした。
振り向くと、先ほどの服屋の店員が走って来ていた。
「忘れ物ですか?」
心当たりのないライルが疑問に思って聞き返すと、店員はスッと近寄ってライルの耳に顔を近づけ何事かを囁いた。
「そうですか。それはすみません」
何か心当たりがあったのか、シャンリリールを振り返ると少し考えるように見つめた。
「リリ、すぐに戻るから、ここで少し待っててくれるか?」
「わかったわ」
抱えている荷物の量に、シャンリリールが一緒に移動するよりもライルだけで移動した方がいいと判断したようだ。
「そこの椅子に座って待っていて」
「うん」
示された椅子は街頭に設置された休憩用の椅子だった。その椅子からは服屋の入り口がまだ見えた。
この距離ならば、本当にすぐに戻ってくるだろう。
シャンリリールが椅子に座ると、ライルは店員を急かすように走って店に向かった。
目の前には家路につく者、これから飲みにいく者、これからが本番だと言わんばかりに声を張り上げ呼び込みをしている者などで活気づいていた。
『……ケテ』
どこからともなく声が聞こえた、気がした。
小さな、雑踏にかき消されるくらいの僅かな音に、気のせいかと思った。
『タスケテ』
また聞えた。今度はしっかりと聞こえたので、動かせる頭だけを左右に振って声の主を探す。
しかし、見える範囲にはそれらしき人物が見当たらない。
やはり気のせいだったのだろうか?
『タスケテ』
先ほどよりも近く、真後ろから聞こえたので、体を捻って声のした方向に視線を向ける。
するとそこには子供くらいの大きさの人影があった。
木の影に隠れていて、表情まではわからない。
「どうすればいいの?」
『タスケ…テ』
その言葉を残してすーっと消えていく。
「えっ? あっ、待って……」
シャンリリールが声をかけた時にはもう姿形がなかった。
木の影で薄ぼんやりとした印象だったけれど、声をかけてきたのは人ではなかった。
精霊だった。
姿形は人と同じ姿だったけれど、精霊だった。
シャンリリールが精霊を見間違うはずはなかった。
「タスケテ、だけだと、どうしようもできないんだけど……」
シャンリリールに助けを求めてきたのだから、どうにかしてあげたかった。
でも消えてしまってはどうしようもなかった。
それに探していた精霊ではないようだった。
シャンリリールの体が小さくなった原因として、精霊の悪戯だろうと予想していた。
だから精霊を探していたのだけれど、今出会った精霊は関係ないように思えた。
今まで悪戯してきた精霊はシャンリリールと遊んでいる感覚だったので、いつも楽しげにしていた。
しかし今出会った精霊は辛そうな雰囲気を纏い、シャンリリールに話しかけてきた。その違いからも、シャンリリールの体を小さくしたこととは関係ないように思える。
とは言えフィナンクート国にも精霊がいることがわかって、不謹慎にも嬉しくなってしまった。
フィナンクート国に来たのでもう会えないのだと思っていたから、会えたことに思いのほか嬉しさが込み上げた。
ただ、会えて嬉しかった精霊がまさか助けを求めてくる精霊だとは思わなかったけれど。
そもそも精霊が苦しんでいるなんてあまりないことだった。だからどうにかして精霊の悩みを解決してあげたい。
シャンリリールの目の前にわざわざ現れて、シャンリリールに助けを求めてきてくれたのだから。
また会いに来てくれることを願うしかできないことに悔しく思うが、次は必ずもっと詳しく話を聞こうと決意する。
「リリ、待たせたな」
1人決意を固めていると、ライルがいつの間にか戻ってきていた。
「リリ?」
「……うん、おかえり」
「もしかして拗ねてんのか? よし、なんか甘いものでも食っていこう」
難しい顔をしているのを、なぜか見当違いの勘違いをして機嫌を取ろうとしているライルの姿に、シャンリリールの顔から力が抜けた。
「やった。果物に飴がかかったの見たんだけど、気になっていたんだ」
「わかった、わかった。じゃあ、ライラにも買って帰って一緒に食べてくれ」
お土産を買って帰り、宿に着くなり買ってきた服の試着会をすることになった。
ライラが買ってきた服を見るなり、キラキラ、いやギラギラした目で試着を勧めてきたのだ。その目に抗うこともできず、全部を試着、手直しの確認をしたら疲れ果てた。
こういう時のライラの勢いは誰にも止められないのだ。
翌日からも街に入るたびにライラに言われるまま、服を購入しては試着手直しして、ライルは情報収集に励む。
しかし、精霊についての情報は全くと言っていいほどなかった。
そして、ついに明日には王城へと入ることになる。
その間変わったことと言えば、街に寄るたびに増えるリリ用の服だけであった。
結局、救いを求めてきた精霊には一度も会えず、小さい体が元に戻ることもなく、問題が何一つ解決しないまま入城することとになってしまった。
満面の笑みの店員に見送られたライルとシャンリリールの腕には、両手で持てる限界までの洋服が入った箱でいっぱいだった。
店員に乗せられるままに試着していったら、いつの間にか20着以上購入することになっていて、それから10着に削っていくのがとても大変だった。中には舞踏会でしか着れないような豪華な装飾が施されたドレスが何着もあって、着慣れていることもあって普通に着てしまって、危うく今回の目的とは違う服を購入してしまうところだった。
削っていく最中シンプルなものばかり選んでいたら、華美なドレスはお気に召しませんかと悲しげに問いかけられて、センスのいいドレスばかりだったから気に入らないとは言い辛く、今回は普段着を見に来たとどうにか納得してもらうのに苦労した。しかし、結局1着だけドレスを購入することになってしまって、それが嵩張る原因であった。
「ははっ……」
「フフフッ……」
ライルとシャンリリールの口から乾いた笑いが漏れる。
とても有能な店員だった。店員が持ってきた服は全てシャンリリールに似合っていて、選ぶのも試着するのも楽しかった。そして売り込む手腕も素晴らしかった。
「お客様。お忘れ物がございます」
店を出てしばらく歩いていると、後ろから聞き覚えのある声がした。
振り向くと、先ほどの服屋の店員が走って来ていた。
「忘れ物ですか?」
心当たりのないライルが疑問に思って聞き返すと、店員はスッと近寄ってライルの耳に顔を近づけ何事かを囁いた。
「そうですか。それはすみません」
何か心当たりがあったのか、シャンリリールを振り返ると少し考えるように見つめた。
「リリ、すぐに戻るから、ここで少し待っててくれるか?」
「わかったわ」
抱えている荷物の量に、シャンリリールが一緒に移動するよりもライルだけで移動した方がいいと判断したようだ。
「そこの椅子に座って待っていて」
「うん」
示された椅子は街頭に設置された休憩用の椅子だった。その椅子からは服屋の入り口がまだ見えた。
この距離ならば、本当にすぐに戻ってくるだろう。
シャンリリールが椅子に座ると、ライルは店員を急かすように走って店に向かった。
目の前には家路につく者、これから飲みにいく者、これからが本番だと言わんばかりに声を張り上げ呼び込みをしている者などで活気づいていた。
『……ケテ』
どこからともなく声が聞こえた、気がした。
小さな、雑踏にかき消されるくらいの僅かな音に、気のせいかと思った。
『タスケテ』
また聞えた。今度はしっかりと聞こえたので、動かせる頭だけを左右に振って声の主を探す。
しかし、見える範囲にはそれらしき人物が見当たらない。
やはり気のせいだったのだろうか?
『タスケテ』
先ほどよりも近く、真後ろから聞こえたので、体を捻って声のした方向に視線を向ける。
するとそこには子供くらいの大きさの人影があった。
木の影に隠れていて、表情まではわからない。
「どうすればいいの?」
『タスケ…テ』
その言葉を残してすーっと消えていく。
「えっ? あっ、待って……」
シャンリリールが声をかけた時にはもう姿形がなかった。
木の影で薄ぼんやりとした印象だったけれど、声をかけてきたのは人ではなかった。
精霊だった。
姿形は人と同じ姿だったけれど、精霊だった。
シャンリリールが精霊を見間違うはずはなかった。
「タスケテ、だけだと、どうしようもできないんだけど……」
シャンリリールに助けを求めてきたのだから、どうにかしてあげたかった。
でも消えてしまってはどうしようもなかった。
それに探していた精霊ではないようだった。
シャンリリールの体が小さくなった原因として、精霊の悪戯だろうと予想していた。
だから精霊を探していたのだけれど、今出会った精霊は関係ないように思えた。
今まで悪戯してきた精霊はシャンリリールと遊んでいる感覚だったので、いつも楽しげにしていた。
しかし今出会った精霊は辛そうな雰囲気を纏い、シャンリリールに話しかけてきた。その違いからも、シャンリリールの体を小さくしたこととは関係ないように思える。
とは言えフィナンクート国にも精霊がいることがわかって、不謹慎にも嬉しくなってしまった。
フィナンクート国に来たのでもう会えないのだと思っていたから、会えたことに思いのほか嬉しさが込み上げた。
ただ、会えて嬉しかった精霊がまさか助けを求めてくる精霊だとは思わなかったけれど。
そもそも精霊が苦しんでいるなんてあまりないことだった。だからどうにかして精霊の悩みを解決してあげたい。
シャンリリールの目の前にわざわざ現れて、シャンリリールに助けを求めてきてくれたのだから。
また会いに来てくれることを願うしかできないことに悔しく思うが、次は必ずもっと詳しく話を聞こうと決意する。
「リリ、待たせたな」
1人決意を固めていると、ライルがいつの間にか戻ってきていた。
「リリ?」
「……うん、おかえり」
「もしかして拗ねてんのか? よし、なんか甘いものでも食っていこう」
難しい顔をしているのを、なぜか見当違いの勘違いをして機嫌を取ろうとしているライルの姿に、シャンリリールの顔から力が抜けた。
「やった。果物に飴がかかったの見たんだけど、気になっていたんだ」
「わかった、わかった。じゃあ、ライラにも買って帰って一緒に食べてくれ」
お土産を買って帰り、宿に着くなり買ってきた服の試着会をすることになった。
ライラが買ってきた服を見るなり、キラキラ、いやギラギラした目で試着を勧めてきたのだ。その目に抗うこともできず、全部を試着、手直しの確認をしたら疲れ果てた。
こういう時のライラの勢いは誰にも止められないのだ。
翌日からも街に入るたびにライラに言われるまま、服を購入しては試着手直しして、ライルは情報収集に励む。
しかし、精霊についての情報は全くと言っていいほどなかった。
そして、ついに明日には王城へと入ることになる。
その間変わったことと言えば、街に寄るたびに増えるリリ用の服だけであった。
結局、救いを求めてきた精霊には一度も会えず、小さい体が元に戻ることもなく、問題が何一つ解決しないまま入城することとになってしまった。
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