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最初のダンジョン
レベルアップ②
しおりを挟む(人型の生き物を殺すのにあんまり躊躇しなかったな…)
ゴブリン三体を倒した後の感想だった。
人間ではなくとも人型の生き物を殺すのにはもっと抵抗があると思っていたが、インターネットやパソコン、スマートフォンが普及した現代、画面上でだが、人を殺すゲームなどは無数に存在する。
それによって感覚がおかしくなっているのかもしれない。
と言っても、そういうゲームが普及していない時代に人型の生き物を殺したことなんてないので比べようがないのだけれども。
そして
(やっとか)
ステータスの画面にレベルアップという6文字が映し出されている。
たった今ゴブリンBが死んだことによってレベルが上がったみたいだ。
――――――――――――――――――――――――――――――
暁月 海斗 レベル: 3
17歳
MP 7/10
STR(攻撃力) : 10
VIT (防御力): 11
DEX (命中率): 9
AGI (俊敏性): 20
INT (魔法攻撃力): 10
LUC(運): 9
スキルポイント: 2
<取得剣技>
バッシュ
<取得魔法>
エレキボール
―――
―――――――――――――――――――――――――――
ステータスはこんな感じになっていた。ほとんどのステータスの値は+4だったが、例外もあった。
スキルポイントは前回と同じく+2だったので迷わず「索敵」を取ることにする。
――――――――――――――――――――――――――――――
暁月 海斗 レベル: 3
17歳
MP 7/10
STR(攻撃力) : 10
VIT (防御力): 11
DEX (命中率): 9
AGI (俊敏性): 20
INT (魔法攻撃力): 10
LUC(運): 9
スキルポイント: 0
<取得剣技>
バッシュ
<取得魔法>
エレキボール
<取得スキル>
索敵
―――
―――――――――――――――――――――――――――
MPが+4されている。これであともう一度エレキボールを使うことができる。
さらになんといっても、これでやっと寝ることができる。寝ている間、知らず知らずのうちに死んでいたなんてことが避けられるようになった。
そして初めてモンスターの肉を食べた。
味はご想像にお任せするが、決して美味しくはない。が、我慢すれば食べることができないわけではないとだけ言っておこう。
応援ありがとうございます!
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