海賊令嬢はリスベット号の完成と告白の瞬間を待ち焦がれる

紅葉

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第16話 リスベット号争奪戦の行方

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 リスベット号には三本のマストがある。

 敵は船尾に一番近いマストのあたりで横に並んでいる。
 ランプを持っている者もいた。
 だが、まだ薄暗い程度で照明は必要なさそうだ。

 リスベットは中央のマストの少し手前で足を止めた。
 トルモッドはまだ来ていない。

 船尾の端にいるのを見つけた。
 五人ほどの手下に何かを言っているようだ。
 何となく胸騒ぎがした。

 深呼吸して精神を集中させる。
 これまでで一番の強敵だろう。
 それでも負ける訳にはいかない。
 部下たちの思いを背負っている。
 そして、ラーシュが待ってくれている。

 やってきたトルモッドと向かい合う形になった。
 中央のマストが二人の中間地点の右手にある。
 お互いの背後のマストの位置で、それぞれの味方が見守っている。

「待たせたな」

 トルモッドがニヤリと笑った。
 全てを見下したような嫌な顔をしている。

「手下たちと何を話していたの?」

 その五人は船尾に待機したままだ。

「ああ。あれは気にしなくていい」

 トルモッドが後ろに視線を向けながらこちらに歩いて来る。

「喰らえ!」

 突然加速して、抜き様に細剣レイピアで突き掛かってきた。

 速い。
 顔に風圧を感じた。

「くうっ!」

 寸前で何とかかわして距離を取った。

「ふん。惜しかったな」

 トルモッドの細剣の先には、貫かれたリスベットの三角帽子トリコーンが掛かっている。

 後ろから「卑怯だ」という部下たちの声が聞こえた。

「不意打ちとは無粋ですわね」

「婚約破棄の直後に突然蹴り飛ばしてくれた時の礼だ」

 トルモッドが帽子を宙へと放って十字に切り裂いた。

「あの恨みも、これから返してやる」

 トルモッドの目から鋭い敵意を感じた。
 放り出した海から見つめていたときと同じ目だ。

 あの時に感じた不安は現実になってしまった。
 だが、跳ねのけてみせる。

「あらあら。過去の恨みに凝り固まっているだけの殿方って、本当に魅力がありませんわね。しかも逆恨み。救いようがありませんわ」

「ほざいていろ。俺の恨みを買ったせいでお前は死ぬ。勝てると思うなよ! 訓練の手合わせで手も足も出なかったことを忘れたか!」

 細剣の切っ先がこちらに向けられた。

「それは剣での話ですわ。わたくしの得物えものは、鎖鎌!」

 軍服の裾から鎖鎌を取り出した。

「あなたを倒して、リスベット号を取り返しますわ! 覚悟なさい!」

 体の左右で鎌と分銅の両方を回転させ始めた。

 旋回音。
 部下や敵たちの声。
 それに混じって、波の音が小さく聞こえている。

「行きますわよ!」

 突進した。
 トルモッドは横に避けたが、それを追った。

 残念ながら地力はトルモッドの方が上だろう。
 出し惜しみは無用だ。

 鎌と分銅の両方の攻撃を繰り出した。
 腕の交差や体の回転を交えて軌道を変化させながら徹底的に攻め立てる。

 ときに細剣で弾かれたが、鎌か分銅の片方のみだ。
 両方は弾けずに、トルモッドは下がり続けている。

「ちいっ」

 トルモッドが動きを変えた。
 これまでは反撃の機を窺って必要以上に下がらなかったのに、一気に後退して間合いを外した。

「ここなら振り回せないだろう」

 トルモッドは中央のマストの横まで行って止まった。

 マストを巻き込まない位置に移動するたびに、トルモッドが回るように動く。

「隠れて、逃げ惑う、だけですの?」

「ふん。息切れしているぞ」

 確かにだいぶ息が上がってしまっている。

 回転させるのを分銅だけに絞って鎌の柄を握った。

「さて。反撃と行くか!」

 分銅の回転を頭上に移したが、トルモッドが弾いて侵入してきた。

 立て続けの斬撃。
 リスベットの軍服を切っ先が掠める。
 辛うじて鎌で防ぐたびに火花が散る。
 だが、あと少し凌げば───。

 波で船がわずかに揺れて、トルモッドの動きが一瞬止まった。

「シャ!」

 後ろに飛び退きながら、鎖分銅を低く放つ。
 トルモッドの右足首に巻き付けることに成功した。

「それがどうした!」

 トルモッドは構うことなく追って来た。
 引き倒す余裕もない。
 背を向けて船縁へと走った。

「動きを止めてやる!」

 足への鋭い突き。
 跳んで避けた。

 船縁を蹴ってシュラウズの上に着地する。
 上に向かって張られた網のようなロープを這うように登った。
 鎌は刃を口に咥えている。

「良い格好だな! リスベット!」

 トルモッドはわらいながら、船縁に刺さった細剣を引き抜いた。

 罵声に構うことなく、一番低い横棒に飛び移った。
 帆の下側を結び付けるためのものだ。
 今は張られていない。

 落ちないよう注意しながらマストの柱側に移動する。
 真ん中あたりで止まると、鎌を手に移した。
 鎌の柄を左手で、刃の付け根の後ろを右手できつく握る。

 下のトルモッドがリスベットのいるあたりに歩いてきた。
 少し後ろに下がってこちらを見上げている。
 右足首には分銅の鎖が巻き付いたままだ。
 リスベットの持つ鎌の鎖と繋がっている。

「それで逃げたつもりか? 引きずり降ろしてやる」

 トルモッドが鎖に手を伸ばした。
 だが、もう遅い。

「トルモッド! あなたの負けですわ!」

 そう言い放つと、横棒から思い切り跳んだ。
 後ろ方向に、宙返りをしながら。
 足が上で頭が下になった。

「リスベット様!」

 離れた場所でラーシュが叫んでいるのが見えた。
 微笑もうとした。
 笑えたかどうかは分からなかった。

「何!? うおおっ!?」

「やああっ!」

 トルモッドが叫び声を上げた直後、甲板に鎌を突き立てた。

 ガツリ。

 手に伝わる鎌の衝撃。
 さらに体が甲板に叩きつけられた衝撃。
 すぐには立ち上がれそうにない。
 それでも身長の三倍近い距離を落下した割には小さな衝撃だ。
 なぜならトルモッドが引き上げられた分、落下の勢いが弱まったからだ。

 甲板に倒れたまま成否を確かめた。

 トルモッドは狙い通り宙吊りになっていた。
 右足首に巻き付けられた分銅の鎖は、マストの横棒で折り返して甲板へと伸びている。
 その先の鎌は深々と甲板に突き刺さっていた。
 ジタバタとトルモッドが身をよじってもびくともしない。

 ゆっくりと立ち上がって後ろからトルモッドに近づいた。
 右手に握っている細剣はあっさりと奪うことができた。
 そのまま正面へと回る。

 リスベットの顔と同じぐらいの高さにトルモッドの顔があった。
 ただしトルモッドは逆さだ。
 長い金髪は頭頂から下へと垂れている。
 赤いジュストコールは肩の後ろで捲れている。

「先ほどのあなたの台詞ではないですけれど、良い格好ですわね」

「まさか、こんな」

 トルモッドの歪めたられた逆さの顔の前に、細剣を突き付けた。

「ひいっ」

 トルモッドの表情が恐怖に引きつったものに変わった。

「さあ。手を上げなさい。あら? この場合は手を下げろというのかしら?」

 トルモッドはうろたえながらも、腕を頭の先、下方向に伸ばした。

「アラッカ島やラーシュ君にしたことについて、何か言うことは?」

「わ、悪かった! 謝る! だから、どうか助けてくれ!」

「助かりたかったら、今度は『気を付けの姿勢』になって下さる?」

「は、はい」

 トルモッドが両腕を体の横にぴったりとつけた。

 ニコリと笑って細剣を甲板に置くと、トルモッドが大きく息を吐いた。

「わたくし、決めていたことがありますの」

「決めていた? 一体何を───」

 体を勢いよく回転させる。
 逆さのトルモッドの側頭部に、思い切りブーツの踵を叩き込んだ。

 ドゴッ!

「もしあなたが仕掛けてくるようなことがあれば、また蹴り飛ばして差し上げると決めていましたのよ!」

 後ろ回し蹴りの手ごたえは完璧だった。
 トルモッドの体が振り子のように左右に揺れている。
 完全に失神しており、両腕はだらりと垂れていた。
 しかも左足を支える力がなくなったことで、股を開いたような姿勢になっている。

「不様ですわね。あなたの性根と同じように」

 首に巻き付いていた三つ編みを背中に戻しながら言い放った。

 不意に拍手の音が鳴り響いた。

 ビィゴが手を叩きながら近づいて来る。

「やりましたね。お嬢」

「ええ」

 他の部下たちも嬉しそうにこちらに向かって来た。

「お見事です」

「さすが船長」

 部下たちは短く言うと、リスベットの横を通り過ぎてさらに進んだ。

 その先、船尾側のマスト付近の敵たちが、後ろに下がり始めている。

「やりたければやってやってもいいが、大将を欠いたお前らじゃ数が多かろうと勝ち目はねえぜ。こいつみたいに宙吊りにでもされてえか?」

 ビィゴが叫ぶと、敵は武器を捨てた。

「片付いたな。ラーシュ! 来ていいぜ!」

 ビィゴは船主側に呼びかけると、反対の船尾側の部下たちの方に歩いて行った。

「良かった。リスベット様が無事で」

 やってきた途端、ラーシュが泣きそうな顔で言った。

「ふふ。リスベット号、取り戻しましたわ。早速傷つけてしまったのは申し訳ありませんけど」

「これくらい」

 甲板に突き立っている鎌を見て、二人で笑った。

「さてと。ラーシュ君のわたくしへの気持ち、約束通り聞かせて頂戴。自分の造った船に乗っているのだし、言えるはずですわね?」

「は、はい」

 ラーシュが赤面した。
 リスベットにも照れが込み上げてきた。

「け、景観を損ねている、この男を下ろしてからにしましょうか」

「そう、ですね」

「向こうの敵も縛るなりしないと───」

 突然ざわめきが聞こえた。
 敵がいる船尾側からだ。
 やけに明るい。

「火だ!」

 叫び声のとおり、火の手が上がっている。

 部下の四人が剣を構えて敵を船尾側に追いやっているが、その後ろが赤々と燃えている。

「おい、何がどうなってやがる?」

 ビィゴが敵の一人を掴んで問い詰めている。

「良く分からないけど、船尾の端にいた五人くらいが突然油を撒いて火をつけて、後ろに繋いである船に飛び乗って逃げたみたいだった!」

 問い詰められた敵が叫ぶように言った。

「くっ」

 ビィゴが敵を離すと右側の船縁に走り出した。
 ラーシュと一緒にそこに向かう。

 ビィゴが船縁から身を乗り出した。
 同じようにすると、小型船が遠ざかって行くのが見えた。

「油を撒いて火を放っていったのは追って来れないようにするためか。トルモッドの放火の手口を見て覚えやがったな」

「でも船尾にいた五人に、トルモッドの方からこっそりと何かを言っているように見えたわ」

 リスベットが言うと、ビィゴが船縁を叩いた。

「だとしたら、元々はトルモッドも一緒に逃げるつもりだったんでしょう。一騎打ちで劣勢になったり、勝ったにしても俺らが報復に出た場合に備えて準備を───」

「あの小型船、十人くらいしか乗れないじゃない! 他の手下がいる船に火をつけて逃げるつもりだったなんて! どこまで性根が腐っているの! 見捨てられるのも当然だわ!」

 宙吊りになって失神したままのトルモッドを睨んだ。
 だが今はそれどころではない。
 こうしている今も、船は燃えている。

「この火の勢いでは、消化は不可能でしょうね。登り口からも火が上がっています。下の船室には甲板に撒かれた以上の大量の油が置いてあったんでしょう」

 ラーシュがどこか虚無感の漂う声で言った。
 寂しそうな目で炎を見つめている。

「リスベット号は、このまま燃えてしまうの? 嫌よ!」

 ラーシュが何ヶ月も掛けて造ってくれた船だ。
 きっと、リスベットに自分の思いを伝えることを願いながら───。
 諦めきれない。

「船よりも人命尊重です。諦めて脱出しましょう」

 ラーシュが毅然と言った。
 気持ちを切り替えたようだ。
 自分よりもっと無念のはずのラーシュが、その思いを飲み込んでいる。

「そう、ね。でも他に小船は」

「ありません。アラッカ島まで泳ぐしかなさそうです」

「だな」

 ビィゴもうなずいている。

「泳げねえ距離じゃねえ。だけど負傷した奴らには、ちと厳しいな」

「そうでした」

 ラーシュがしまったという顔をした。

「もう。あの船さえ使えたら」

 遠ざかってく小型船を、恨めしい思いで見つめた。

「あら?」

 それより先に、別の船がいることに気付いた。
 距離が遠い割にはしっかりと見える。
 大型船ということだ。

「こっちに向かってきます。煙で遠くからでも見えたんでしょう。助かりましたね。味方の船にちがいねえ」

 はっとした。

「もしかして、後続の戦闘艦?」
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