103 / 157
Sid.102 空を飛ぶモンスター
しおりを挟む
総数二十八羽。羽と言えばいいのか匹と言えばいいのか。とにかく少々数が多いのと、上から滑空して攻撃してこようとするわけで。
顔が残念なことで遠慮なく叩けそうな雰囲気ではあるが。胸さえ見なければな。羽ばたくと胸がプルンプルンとよく揺れるんだよ。人間と同じなのは人魚もそうだったな。
奇声を発し攻撃態勢を取るハーピーだが、少々警戒しているのか、鋭い鉤爪を備えた足を持ちながらも近寄って来ない。顔が人間のような感じだから、嘴は無いんだよな。
どうにも飛んでいることで攻撃し辛い。
「フランマ!」
クリスタが痺れを切らしたのか、炎の魔法を放つが距離があると避けられる。
ハーピーの飛行速度は速い。対して炎の魔法は打ち上げる必要があるからな。どうしても速度が落ちてくるわけだ。
こういう時は。
「ヴィルヴェルヴィンド!」
俺が使おうと思った魔法をクリスタが先に発動させてる。風の魔法は以前に原理を教えたからか、相当強力な風を巻き起こし、巻き込まれたハーピーが煽られて姿勢を崩してるようだ。
もうひとつ工夫が必要かもしれない。
クリスタにアドバイスをすることに。
「急激な下降気流を発生させれば、あいつらを落とすこともできるかも」
「なんですか、それ」
「冷たい空気は下に降りてくる」
その逆が上昇気流。冷えれば勝手に落ちてくるもので。冷える、温まるってのは分子の動きだから止めれば冷えた、となる。原理的には。
と、説明しても無理だった。そりゃそうだ。俺だって理解して無いのだから。それでも使えるんだよ。どうなってるのか?
そう言えば元の世界ではレーザー冷却、なんてのができたとか話があったな。
「ニエドラグ」
手を上にかざし唱えると、強烈なダウンバースト現象が発生し、飛び回るハーピーが次々巻き込まれ地面に落ちてくる。当然だが地面付近は猛烈な荒れ模様になるが。
それでも踏ん張って耐えるソーニャとミリヤムが居て、テレーサとクリスタは壁を背に、辛うじて暴風に耐えているようだ。
さて、落ちて来ればこっちのもので。叩きつけられて、フラフラになってるハーピーが居る。
暴風が収まり始めると片っ端からソーニャが斬りつけ、剣が駄目になると予備をミリヤムが渡し、また攻撃を繰り返す。
落ちて来ればフランマも有効で、クリスタも魔法で対処してる。まあ、羽は良く燃える。火達磨になるハーピーが居るわけで。
暫くすると全て退治し終えたようだ。
「トールさん。あとで分かるように説明してください」
クリスタはそう言いながら魔石を取りに向かう。テレーサもミリヤムもせっせと、ハーピーの胸元を切り開き、魔石を取り出してるようだ。数が多いからな。
ハーピーは見た目とは裏腹に、体重が軽く骨は鳥と同じようだ。骨端はトラス構造を持つ繊維質なのだな。結果、骨は軽く大胸筋が良く発達しているようだ。道理で胸が大きく見えるわけで。
せっせと魔石を取り出す三人だが、俺はと言えば見てるだけ。ソーニャは刃毀れした剣の手入れ中。
作業を終えたら再び潜るのだが、どうやら深部に到達したようだ。
ぽっかり空いた穴。その縁に立ち見下ろす。立っている場所は断崖絶壁。深さは不明で途中までは仄かに光があるが、底は見ることができず。
「飛べればなあ」
「飛ばないのですか?」
「飛べないなあ」
飛ぶ、という動作は推進器を用いるか、グライダーの如く揚力を得るか。背中に羽を付けたところで飛行など不可能だし。勿論、人間が羽ばたいた程度で、飛べるわけもなく。
この巨大な穴に上昇気流でもあれば、ああ、自分で発生させればいいのか。
ただ、翼のサイズもまた無駄にでかくなるし。滑空するだけならハンググライダー程度でもなあ。底に辿り着いても上昇できないし。
「引き返すか」
「降りるのって無理?」
「無理だな。底が見えん」
もしかしたら、常識に囚われているせいで飛べないだけかもしれないが、ここで試す勇気は無いな。平坦な場所で浮上テストでもして、飛べると判断してからだ。
ただ、どう飛ぶのかのイメージは必須だろう。
あ、気球に錘を付けて下降し、上昇時に外せば戻ることも可能か。熱気球程度なら製造もできそうだし。元の世界では十八世紀になってからだったが。
深さが分かればリフトを作って、降りることもできそうだな。
まあ、今は何も無いから今後の課題にしておこう。
已む無く引き返すことにして地上を目指す。
来た道をひたすら戻り、途中の広間で何度か化け物に遭遇し、その度に倒して魔石を回収しながら、地上へと帰還することができた。
すっかり日が傾いて、そろそろ扉を閉じる頃だったようだな。
「遅かったな。戻らないのかと思ったぞ」
守衛にそう言われたが、ミリヤムが自慢げに魔石を見せると、少し驚いた感じだ。
「狩り場としては都合がいいのか」
「そこまで強いモンスターは居ないから」
ソーニャたちが口を揃えてそう言う。
移動に手間取っただけだからな。
「また来るのか?」
「最深部が未確認だからな。いずれ」
「そうか。まあ頑張ってくれ」
守衛に見送られレッティアをあとにした。
ギルドに寄って報告と、リスベツとの約束があるんだよなあ。断れば良かったと今は思う。
冒険者ギルドに着き中へ入ると、リスベツがすぐ気づいたようで、期待するような目付きで見てるし。
傍に行き「報告と魔石の買い取りを」と言うと、リスベツが「今夜」と口にする。潤んだ目付きに頬を赤く染め、これはまじで期待してるな。もう已む無しだ。後ろに控える四人も今夜は貸すとしてるわけで。
一旦カウンターを離れリッカルドを呼びに行くリスベツだ。
「ねえトール」
「なんだ?」
テレーサが話し掛けてくるが、どうやら滾ってるようで「抱いて欲しいなあ」と抜かす。今夜はリスベツを相手にしなければならん。それで納得したはずと言うと。
「疼いてる」
「知らんぞ」
「ケチ」
「ケチじゃない」
二人も三人も一緒だとか抜かすし、いつもやってるとも言う。けどな、それは馴染んだ仲間同士だからで、急に三人四人とかリスベツがびっくりするぞ。
とにかく明日以降相手すると言っておいた。ソーニャやミリヤムが「毎日やると倦怠期が来るよ」と言ってるが「あたしには来ない」と。倦怠期か。来る可能性はあるよなあ。毎日だもの。
少ししてリッカルドとリスベツが揃って出てきて、レッティアの状況をリッカルドに報告し、その間リスベツが魔石の査定を済ませる。
「鉱物鉱石資源は無しか」
ただ、化け物が強過ぎないのであれば、中級二等以上で途中まで開放してもいいか、と。
「検討してみる」
「頭数は揃えた方がいい。化け物どもの数が多い」
「ならば六人以上とかで限定するか」
ダンジョンを利用できれば、町がさらに潤うわけで、遊ばせておくのは勿体無いと思っていたそうだ。領主からも開放しろと圧があったらしい。人命が掛かっているから、そう簡単に開放できないと食い下がったそうだが。しかし、領主にとって冒険者なんてのは、勝手に湧いてくる程度の存在。死のうが生きようが関係無いわけで。
「開放するしか無さそうだけどな」
顔が残念なことで遠慮なく叩けそうな雰囲気ではあるが。胸さえ見なければな。羽ばたくと胸がプルンプルンとよく揺れるんだよ。人間と同じなのは人魚もそうだったな。
奇声を発し攻撃態勢を取るハーピーだが、少々警戒しているのか、鋭い鉤爪を備えた足を持ちながらも近寄って来ない。顔が人間のような感じだから、嘴は無いんだよな。
どうにも飛んでいることで攻撃し辛い。
「フランマ!」
クリスタが痺れを切らしたのか、炎の魔法を放つが距離があると避けられる。
ハーピーの飛行速度は速い。対して炎の魔法は打ち上げる必要があるからな。どうしても速度が落ちてくるわけだ。
こういう時は。
「ヴィルヴェルヴィンド!」
俺が使おうと思った魔法をクリスタが先に発動させてる。風の魔法は以前に原理を教えたからか、相当強力な風を巻き起こし、巻き込まれたハーピーが煽られて姿勢を崩してるようだ。
もうひとつ工夫が必要かもしれない。
クリスタにアドバイスをすることに。
「急激な下降気流を発生させれば、あいつらを落とすこともできるかも」
「なんですか、それ」
「冷たい空気は下に降りてくる」
その逆が上昇気流。冷えれば勝手に落ちてくるもので。冷える、温まるってのは分子の動きだから止めれば冷えた、となる。原理的には。
と、説明しても無理だった。そりゃそうだ。俺だって理解して無いのだから。それでも使えるんだよ。どうなってるのか?
そう言えば元の世界ではレーザー冷却、なんてのができたとか話があったな。
「ニエドラグ」
手を上にかざし唱えると、強烈なダウンバースト現象が発生し、飛び回るハーピーが次々巻き込まれ地面に落ちてくる。当然だが地面付近は猛烈な荒れ模様になるが。
それでも踏ん張って耐えるソーニャとミリヤムが居て、テレーサとクリスタは壁を背に、辛うじて暴風に耐えているようだ。
さて、落ちて来ればこっちのもので。叩きつけられて、フラフラになってるハーピーが居る。
暴風が収まり始めると片っ端からソーニャが斬りつけ、剣が駄目になると予備をミリヤムが渡し、また攻撃を繰り返す。
落ちて来ればフランマも有効で、クリスタも魔法で対処してる。まあ、羽は良く燃える。火達磨になるハーピーが居るわけで。
暫くすると全て退治し終えたようだ。
「トールさん。あとで分かるように説明してください」
クリスタはそう言いながら魔石を取りに向かう。テレーサもミリヤムもせっせと、ハーピーの胸元を切り開き、魔石を取り出してるようだ。数が多いからな。
ハーピーは見た目とは裏腹に、体重が軽く骨は鳥と同じようだ。骨端はトラス構造を持つ繊維質なのだな。結果、骨は軽く大胸筋が良く発達しているようだ。道理で胸が大きく見えるわけで。
せっせと魔石を取り出す三人だが、俺はと言えば見てるだけ。ソーニャは刃毀れした剣の手入れ中。
作業を終えたら再び潜るのだが、どうやら深部に到達したようだ。
ぽっかり空いた穴。その縁に立ち見下ろす。立っている場所は断崖絶壁。深さは不明で途中までは仄かに光があるが、底は見ることができず。
「飛べればなあ」
「飛ばないのですか?」
「飛べないなあ」
飛ぶ、という動作は推進器を用いるか、グライダーの如く揚力を得るか。背中に羽を付けたところで飛行など不可能だし。勿論、人間が羽ばたいた程度で、飛べるわけもなく。
この巨大な穴に上昇気流でもあれば、ああ、自分で発生させればいいのか。
ただ、翼のサイズもまた無駄にでかくなるし。滑空するだけならハンググライダー程度でもなあ。底に辿り着いても上昇できないし。
「引き返すか」
「降りるのって無理?」
「無理だな。底が見えん」
もしかしたら、常識に囚われているせいで飛べないだけかもしれないが、ここで試す勇気は無いな。平坦な場所で浮上テストでもして、飛べると判断してからだ。
ただ、どう飛ぶのかのイメージは必須だろう。
あ、気球に錘を付けて下降し、上昇時に外せば戻ることも可能か。熱気球程度なら製造もできそうだし。元の世界では十八世紀になってからだったが。
深さが分かればリフトを作って、降りることもできそうだな。
まあ、今は何も無いから今後の課題にしておこう。
已む無く引き返すことにして地上を目指す。
来た道をひたすら戻り、途中の広間で何度か化け物に遭遇し、その度に倒して魔石を回収しながら、地上へと帰還することができた。
すっかり日が傾いて、そろそろ扉を閉じる頃だったようだな。
「遅かったな。戻らないのかと思ったぞ」
守衛にそう言われたが、ミリヤムが自慢げに魔石を見せると、少し驚いた感じだ。
「狩り場としては都合がいいのか」
「そこまで強いモンスターは居ないから」
ソーニャたちが口を揃えてそう言う。
移動に手間取っただけだからな。
「また来るのか?」
「最深部が未確認だからな。いずれ」
「そうか。まあ頑張ってくれ」
守衛に見送られレッティアをあとにした。
ギルドに寄って報告と、リスベツとの約束があるんだよなあ。断れば良かったと今は思う。
冒険者ギルドに着き中へ入ると、リスベツがすぐ気づいたようで、期待するような目付きで見てるし。
傍に行き「報告と魔石の買い取りを」と言うと、リスベツが「今夜」と口にする。潤んだ目付きに頬を赤く染め、これはまじで期待してるな。もう已む無しだ。後ろに控える四人も今夜は貸すとしてるわけで。
一旦カウンターを離れリッカルドを呼びに行くリスベツだ。
「ねえトール」
「なんだ?」
テレーサが話し掛けてくるが、どうやら滾ってるようで「抱いて欲しいなあ」と抜かす。今夜はリスベツを相手にしなければならん。それで納得したはずと言うと。
「疼いてる」
「知らんぞ」
「ケチ」
「ケチじゃない」
二人も三人も一緒だとか抜かすし、いつもやってるとも言う。けどな、それは馴染んだ仲間同士だからで、急に三人四人とかリスベツがびっくりするぞ。
とにかく明日以降相手すると言っておいた。ソーニャやミリヤムが「毎日やると倦怠期が来るよ」と言ってるが「あたしには来ない」と。倦怠期か。来る可能性はあるよなあ。毎日だもの。
少ししてリッカルドとリスベツが揃って出てきて、レッティアの状況をリッカルドに報告し、その間リスベツが魔石の査定を済ませる。
「鉱物鉱石資源は無しか」
ただ、化け物が強過ぎないのであれば、中級二等以上で途中まで開放してもいいか、と。
「検討してみる」
「頭数は揃えた方がいい。化け物どもの数が多い」
「ならば六人以上とかで限定するか」
ダンジョンを利用できれば、町がさらに潤うわけで、遊ばせておくのは勿体無いと思っていたそうだ。領主からも開放しろと圧があったらしい。人命が掛かっているから、そう簡単に開放できないと食い下がったそうだが。しかし、領主にとって冒険者なんてのは、勝手に湧いてくる程度の存在。死のうが生きようが関係無いわけで。
「開放するしか無さそうだけどな」
2
あなたにおすすめの小説
異世界翻訳者の想定外な日々 ~静かに読書生活を送る筈が何故か家がハーレム化し金持ちになったあげく黒覆面の最強怪傑となってしまった~
於田縫紀
ファンタジー
図書館の奥である本に出合った時、俺は思い出す。『そうだ、俺はかつて日本人だった』と。
その本をつい翻訳してしまった事がきっかけで俺の人生設計は狂い始める。気がつけば美少女3人に囲まれつつ仕事に追われる毎日。そして時々俺は悩む。本当に俺はこんな暮らしをしてていいのだろうかと。ハーレム状態なのだろうか。単に便利に使われているだけなのだろうかと。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
文字変換の勇者 ~ステータス改竄して生き残ります~
カタナヅキ
ファンタジー
高校の受験を間近に迫った少年「霧崎レア」彼は学校の帰宅の最中、車の衝突事故に巻き込まれそうになる。そんな彼を救い出そうと通りがかった4人の高校生が駆けつけるが、唐突に彼等の足元に「魔法陣」が誕生し、謎の光に飲み込まれてしまう。
気付いたときには5人は見知らぬ中世風の城の中に存在し、彼等の目の前には老人の集団が居た。老人達の話によると現在の彼等が存在する場所は「異世界」であり、元の世界に戻るためには自分達に協力し、世界征服を狙う「魔人族」と呼ばれる存在を倒すように協力を願われる。
だが、世界を救う勇者として召喚されたはずの人間には特別な能力が授かっているはずなのだが、伝承では勇者の人数は「4人」のはずであり、1人だけ他の人間と比べると能力が低かったレアは召喚に巻き込まれた一般人だと判断されて城から追放されてしまう――
――しかし、追い出されたレアの持っていた能力こそが彼等を上回る性能を誇り、彼は自分の力を利用してステータスを改竄し、名前を変化させる事で物体を変化させ、空想上の武器や物語のキャラクターを作り出せる事に気付く。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる