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Sid.150 パパと呼ぶモンスター
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巨大な岩の間に人ひとりが通れそうな隙間があり、そこから入って行くとビンゴだ。小さな魔石や徐々に肉付き始める魔石。それらは少しずつゴブリンになっている。まだまだ未完成の状態ではあるが。
「数はあるが、できるまで時間が掛かりそうだな」
「たぶんですが、魔素が薄いからだと思います」
洞窟内は魔素が異常な程に濃い。しかし、この手の場所は薄いと言えるそうだ。
それでも魔素の吹き溜まりになっていれば、そこで化け物が発生するのだろうと。
「推測ですが、魔素が薄いと弱いモンスターになるのでしょう」
クリスタはそう考えるようだ。俺もそうだと思う。
強い個体になるには大量の魔素が必要、と考えれば洞窟内の化け物が強いのも頷ける。
とは言え、外であっても強過ぎる化け物は居る。それらは魔素の濃度が高い場所で発生するのだろう。
「じゃあ、少しだけ集めておくか」
「そうですね。これなら私でもできそうですし」
転がる魔石の内、受肉し始めの奴を幾つか袋に収める。
全部で五つ集め三つはクリスタが育ててみるそうだ。二つは俺が育てることに。
余所見していて気付かなかったが、ちゃっかりゴブリンの魔石を食うハーピーが居る。嘴も手もないことで少々不便そうではあるが、転がる魔石を口で咥え、ゴリゴリ音を立て魔石を噛み砕き飲み込んでるし。
「食ってる」
「初めて見ました」
「食べるんだ」
「もっと強くなったりして」
ゴブリンの魔石程度で強くなるのかは知らんが、化け物同士でも関係なく食らうのだな。
十個くらい食っていたが、食い終えると軽くゲップを噛まし、にこにこ笑顔になってるよ。
「ご機嫌なようだ」
「モンスターは人を食べるものとばかり」
「食えるものなら何でもいいのか」
だがハーピーの様子が少しおかしい。体を震わせ目を瞑り暫し何やら悶絶する感じだったが、俺に視線を向けて言葉を発した。
「パパぁ」
「え」
「ハルピヤが喋った」
「パパって言った」
驚く面々だが、クリスタは魔石を食って知能が増した、なんて言ってる。
ゴブリンは多少でも知恵があり、その魔石を食うことで発達したと。
ハーピーの懐き方も激しくなり、体を押し付けて「パパぁ」と言ってくる。笑顔で擦り寄り「パパぁ」と何度も口にするが、語彙はまだそれだけのようだ。
「人なら一歳前後くらいですね」
この調子で育てば人には及ばずとも、かなりの知能を有することになるのではと。
五歳か六歳児くらいの知能があれば、お遣い程度はできるわけで。敵の布陣を確認し報告するくらいもできると考えるらしい。
「戦力のひとつになりますよ」
「このあどけない表情の子を?」
「見た目に騙されないでください」
「いや、分かってるんだが」
まあ偵察に使うなら悪くは無いのかもしれない。直接の戦闘だと失った時に幾らか心が痛みそうだ。
風魔法の威力は強烈だったけどな。それだけでは敵を倒しきれないし。攪乱程度だ。決め手に欠けるわけで。
町に戻ることにして歩くのだが、邪魔になるくらい張り付くハーピーだ。
「すっかりパパだね」
「トールの子ども」
「違うだろ」
「でも育ての親」
育ての親と言えるのかどうか。単に魔力を供給しただけだ。人として強くイメージしてはいるが、どう見ても風魔法に長けた鳥人間。人ではない。
可愛らしいからペットになるかもな。新たな市場を開拓できたりして。人道を深く考慮せずに済むだろうからなあ。人を奴隷にするのはさすがに、人道に反してると思うし。
町に戻ると門衛が「討伐完了したのか?」なんて聞いてくる。
「居なかった」
「だろうなあ。あと三日くらいすれば、また湧いてくるだろうよ」
門衛に見送られ町に入りギルドに向かうことにした。
暫し歩いてギルドに着くと、受付嬢三人が雁首揃えているのと、リッカルドも居て「指名依頼だ」とか言ってる。
「何の?」
「魔石」
「またか?」
「失敗したらしい」
ダンジョンに潜り魔石を確保したいらしい。ただ今回は俺のパーティーだけで、取りに行って欲しいそうだ。
魔法学院に付属する研究所があり、そこで設備やら体制を整える準備があるとか。
「必要数はメモしてある」
リッカルドから渡されメモを見ると、各モンスターの魔石を二十個用意しろとある。
こんなの幾らあっても失敗を繰り返すだけだろうな。そもそも力も知識もない魔法使いではな。自身の内にある力だけに頼れば、何度でも失敗するだろうよ。
その度に駆り出されるのも面倒だな。
「頭の固い連中に直言できるか?」
「内容によるぞ」
「周囲に漂う魔素を使え、と」
「分からんが、そう言えば通じるのか?」
通じるかどうかは分からん。だがヒントとしては充分だ。何を言っても理解ができなければ同じだからな。いちいち指導するのも面倒だし。本音では兵器製造に加担したくない。ただ、化け物を兵器として利用できなければ、冒険者が駆り出されるし。
全く、いつの時代も為政者ってのは、庶民に無理を押し付けて来る。為政者同士自らが殴り合いに行けばいいんだよ。そうすれば国力を疲弊せずに済むぞ。人の命も奪われずに済む。
欲が争いを生むのだから、強欲な連中同士で殴り合っていればいい。
いちいち庶民を巻き込むなっての。
互いに殴り合うことになれば、自らをせっせと鍛えるだろうよ。贅沢三昧でぶくぶく太って弱い状態だと、国が乗っ取られるからな。楽ばかりしていれば戦闘も困難だろうし、鍛え上げられた為政者同士で戦えっての。
もし弱いだけの代表者であれば、国民も目が覚めるかもしれないし。
民主主義の第一歩になるかもな。
「依頼は受けてくれよ」
「各二十個だよな」
「頼んだぞ。期限は二日後までだ」
「ベルマンに帰るから明日中に済ませる」
俺の言葉で寂しそうな表情を見せる受付嬢だ。
いつまでも居られないし。ベルマンにはアニタとマルギットが待ってる。それにダンサンデトラーナにも行きたい。テレーサに菌を理解してもらいたいからな。
やることが多いんだよ。あれの相手もしなければならないみたいだし。
リッカルドがカウンターに身を乗り出し、こそこそと聞いてくる。
「そのハルピヤはどうするんだ?」
「放置できないし連れ帰る」
「学者連中に渡せばいいんじゃないのか」
それは無理だ。懐き方が半端無い。奴らの手に渡れば実験材料にしかならん。さすがに可哀想だ。
「モンスターにも優しいんだな」
「敵対しないなら排除する理由もない」
なんで、こんなものが居るのかは知らない。生物とは明らかに異なる存在。生きているとも言い切れない、実に不安定な存在だろう。
だからと言ってなあ、懐いてるものを実験材料ってのも、夢見が悪くなりそうだし。
「じゃあ、魔石の件は頼んだぞ」
リッカルドが話を打ち切りギルドをあとにする。
「トールさん。連れ帰るのですか?」
「置いておけないだろ」
「そうですけど、騒ぎになったら」
「その時はその時だ」
化け物程度を制御できずに、スーペラティブなんて名乗れるか、と言って開き直る。
「人が従えることのできないものを、戦争で使えるのかってな」
「確かにそうですね」
最終的には貴族の手柄にすればいい。
「数はあるが、できるまで時間が掛かりそうだな」
「たぶんですが、魔素が薄いからだと思います」
洞窟内は魔素が異常な程に濃い。しかし、この手の場所は薄いと言えるそうだ。
それでも魔素の吹き溜まりになっていれば、そこで化け物が発生するのだろうと。
「推測ですが、魔素が薄いと弱いモンスターになるのでしょう」
クリスタはそう考えるようだ。俺もそうだと思う。
強い個体になるには大量の魔素が必要、と考えれば洞窟内の化け物が強いのも頷ける。
とは言え、外であっても強過ぎる化け物は居る。それらは魔素の濃度が高い場所で発生するのだろう。
「じゃあ、少しだけ集めておくか」
「そうですね。これなら私でもできそうですし」
転がる魔石の内、受肉し始めの奴を幾つか袋に収める。
全部で五つ集め三つはクリスタが育ててみるそうだ。二つは俺が育てることに。
余所見していて気付かなかったが、ちゃっかりゴブリンの魔石を食うハーピーが居る。嘴も手もないことで少々不便そうではあるが、転がる魔石を口で咥え、ゴリゴリ音を立て魔石を噛み砕き飲み込んでるし。
「食ってる」
「初めて見ました」
「食べるんだ」
「もっと強くなったりして」
ゴブリンの魔石程度で強くなるのかは知らんが、化け物同士でも関係なく食らうのだな。
十個くらい食っていたが、食い終えると軽くゲップを噛まし、にこにこ笑顔になってるよ。
「ご機嫌なようだ」
「モンスターは人を食べるものとばかり」
「食えるものなら何でもいいのか」
だがハーピーの様子が少しおかしい。体を震わせ目を瞑り暫し何やら悶絶する感じだったが、俺に視線を向けて言葉を発した。
「パパぁ」
「え」
「ハルピヤが喋った」
「パパって言った」
驚く面々だが、クリスタは魔石を食って知能が増した、なんて言ってる。
ゴブリンは多少でも知恵があり、その魔石を食うことで発達したと。
ハーピーの懐き方も激しくなり、体を押し付けて「パパぁ」と言ってくる。笑顔で擦り寄り「パパぁ」と何度も口にするが、語彙はまだそれだけのようだ。
「人なら一歳前後くらいですね」
この調子で育てば人には及ばずとも、かなりの知能を有することになるのではと。
五歳か六歳児くらいの知能があれば、お遣い程度はできるわけで。敵の布陣を確認し報告するくらいもできると考えるらしい。
「戦力のひとつになりますよ」
「このあどけない表情の子を?」
「見た目に騙されないでください」
「いや、分かってるんだが」
まあ偵察に使うなら悪くは無いのかもしれない。直接の戦闘だと失った時に幾らか心が痛みそうだ。
風魔法の威力は強烈だったけどな。それだけでは敵を倒しきれないし。攪乱程度だ。決め手に欠けるわけで。
町に戻ることにして歩くのだが、邪魔になるくらい張り付くハーピーだ。
「すっかりパパだね」
「トールの子ども」
「違うだろ」
「でも育ての親」
育ての親と言えるのかどうか。単に魔力を供給しただけだ。人として強くイメージしてはいるが、どう見ても風魔法に長けた鳥人間。人ではない。
可愛らしいからペットになるかもな。新たな市場を開拓できたりして。人道を深く考慮せずに済むだろうからなあ。人を奴隷にするのはさすがに、人道に反してると思うし。
町に戻ると門衛が「討伐完了したのか?」なんて聞いてくる。
「居なかった」
「だろうなあ。あと三日くらいすれば、また湧いてくるだろうよ」
門衛に見送られ町に入りギルドに向かうことにした。
暫し歩いてギルドに着くと、受付嬢三人が雁首揃えているのと、リッカルドも居て「指名依頼だ」とか言ってる。
「何の?」
「魔石」
「またか?」
「失敗したらしい」
ダンジョンに潜り魔石を確保したいらしい。ただ今回は俺のパーティーだけで、取りに行って欲しいそうだ。
魔法学院に付属する研究所があり、そこで設備やら体制を整える準備があるとか。
「必要数はメモしてある」
リッカルドから渡されメモを見ると、各モンスターの魔石を二十個用意しろとある。
こんなの幾らあっても失敗を繰り返すだけだろうな。そもそも力も知識もない魔法使いではな。自身の内にある力だけに頼れば、何度でも失敗するだろうよ。
その度に駆り出されるのも面倒だな。
「頭の固い連中に直言できるか?」
「内容によるぞ」
「周囲に漂う魔素を使え、と」
「分からんが、そう言えば通じるのか?」
通じるかどうかは分からん。だがヒントとしては充分だ。何を言っても理解ができなければ同じだからな。いちいち指導するのも面倒だし。本音では兵器製造に加担したくない。ただ、化け物を兵器として利用できなければ、冒険者が駆り出されるし。
全く、いつの時代も為政者ってのは、庶民に無理を押し付けて来る。為政者同士自らが殴り合いに行けばいいんだよ。そうすれば国力を疲弊せずに済むぞ。人の命も奪われずに済む。
欲が争いを生むのだから、強欲な連中同士で殴り合っていればいい。
いちいち庶民を巻き込むなっての。
互いに殴り合うことになれば、自らをせっせと鍛えるだろうよ。贅沢三昧でぶくぶく太って弱い状態だと、国が乗っ取られるからな。楽ばかりしていれば戦闘も困難だろうし、鍛え上げられた為政者同士で戦えっての。
もし弱いだけの代表者であれば、国民も目が覚めるかもしれないし。
民主主義の第一歩になるかもな。
「依頼は受けてくれよ」
「各二十個だよな」
「頼んだぞ。期限は二日後までだ」
「ベルマンに帰るから明日中に済ませる」
俺の言葉で寂しそうな表情を見せる受付嬢だ。
いつまでも居られないし。ベルマンにはアニタとマルギットが待ってる。それにダンサンデトラーナにも行きたい。テレーサに菌を理解してもらいたいからな。
やることが多いんだよ。あれの相手もしなければならないみたいだし。
リッカルドがカウンターに身を乗り出し、こそこそと聞いてくる。
「そのハルピヤはどうするんだ?」
「放置できないし連れ帰る」
「学者連中に渡せばいいんじゃないのか」
それは無理だ。懐き方が半端無い。奴らの手に渡れば実験材料にしかならん。さすがに可哀想だ。
「モンスターにも優しいんだな」
「敵対しないなら排除する理由もない」
なんで、こんなものが居るのかは知らない。生物とは明らかに異なる存在。生きているとも言い切れない、実に不安定な存在だろう。
だからと言ってなあ、懐いてるものを実験材料ってのも、夢見が悪くなりそうだし。
「じゃあ、魔石の件は頼んだぞ」
リッカルドが話を打ち切りギルドをあとにする。
「トールさん。連れ帰るのですか?」
「置いておけないだろ」
「そうですけど、騒ぎになったら」
「その時はその時だ」
化け物程度を制御できずに、スーペラティブなんて名乗れるか、と言って開き直る。
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「確かにそうですね」
最終的には貴族の手柄にすればいい。
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